SW-PBeM Scenario #31
かなしみのおやこ
第12章 戦いも終わり‥‥

目覚め

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遺跡の中


 一晩、不安な夜を過ごした冒険者達は、眠い朝を迎えた。
■ オジイ To:ノエルandアトール
 おはようございます。何にもなかったようですね?

■ ノエル To:オジイ&ALL
 大丈夫よ。

■ アトール To:オジイ&ALL
 とりあえず、今のところはね。
 このまま、マーシィの場所まで何事もなければ良いけどな。

■ ヘルムンス To:ノエルandアトール
 彼は・・・エーギルはどうなりました?

 その問いに対し、ノエルは黙ってエーギルの方を指さした。

 指さされた方向を見れば、きのう横になった場所とおなじ場所に、エーギルが丸くなって寝ている。
 不穏な動作はしていないようだ。
■ アトール To:ALL
 見たところ昨日と変わりないと思うが・・・。

 ただ、こんこんと眠っている。
■ オジイ To:エーギル
 朝ですよ〜。起きてください〜。

 エーギルを起こそうと体を揺らすと、表情のない顔でおきたようだ。
 ‥‥依然、発言はない。

 と、横を見ると…アフルがまだ寝ている。
■ オジイ To:アフル
 アフル、起きましょう。朝ですよ。

■ アフル To:オジイ
 え…、う、うん…
 おはよ…

 いつもは目覚めの悪いアフルも、場所が場所なためか‥‥それとも、冒険者の血がそうさせるのか。
 「寝室」以外での目覚めは、だいぶよかった。
■ アフル 
 さてと…、疲れも取れたし…っと

 いたずら好きな困惑の精霊よ…、ソフィから眠りの精霊を追い出して…

 アフルはずっと眠っているソフィティアに対し目覚めのキ‥‥じゃない、呪文を唱えた。
 アフルの願いが通じたのか、それともレプラコーンの気まぐれか。
 ソフィーは長い眠りから醒めた。


 目を「パチッ」っと開けるなやいなや、ガバット起きるソフィティア。周りの景色があまりにも突拍子もないので混乱しているようだ。
■ソフィティア To:ALL
 あ、あれ!?なにが起こったの!!?ここは?敵は?

 そう。戦闘中に眠りについたソフィティアにとって、「今」はまだ戦闘中なのであった。
 きょろきょろきょろきょろ、と、周囲を見渡す。
■アフル To:ソフィティア
 ソフィはあいつらの魔法で眠らされてたんだよ。
 その後、なんとかあいつらを倒して、今、その次の日の朝。
 で、今になってやっと眠りの精霊を追い出せたって訳なんだ。

 昨日からチャレンジしつつけてきた「眠り解除」がやっとかなって、ほっと一息のアフル。
 にっこりと、笑いながらの状況説明。
■ ソフィティア To:アフル
 たしか、なんたらっていうエルフに魔法かけられて……。じゃぁ、半日以上眠ってたんだ。上から落ちてきた魔物は落っこちたら起きたのに……。

 精霊魔法だとそのままずっと寝ちゃうの……か。

 少しは状況が把握できたのか、抜いた剣を鞘にもどした。
■ ソフィティア To:仲間
 みんなが守ってくれたのね。でなかったら今ごろ……死んでたもの(ドキドキ)
 ありがとう♪

 と、仲間に極上の笑みをぷれぜんつ。
 その顔が、またいいよな‥‥と思う、アフル青春真っ直中であった‥‥
■ アトール To:ソフィー
 特にアフルはすごい心配していたからな(^^;
 眠り姫へのキスが無かったら目覚めていなかったかもしれないぞ(笑)

 と、ちょっとからかうア・トール。
 あぁ、あわれアフル。恋の先輩より、根も葉もない事を恋人に向かって言われるのであった‥‥
■ ソフィティア To:ALL
 え?え?アフルが?わたしに?(*^^*)

 突然の暴露に顔がみるみるまっかっかになっていく。
 嬉しい反面。皆の前での事なのか‥‥と、ちょっと複雑。
■ ソフィティア To:独り言
 そう……アフルが……。

 どうやら周りは全然みえてないようだ(^^;
■ アフル To:ソフィティア
 えっ、あっ、そっ、そんなことしてないって。

 突然の展開に、ひどく慌てるアフル。当然顔は真っ赤っか。
■ アフル To:独り言
 そりゃあ、ちょっとは思ったけどさ…

■ アフル To:アトール
 まったく、でたらめな事言わないでよ。

 ちょっと本心を言いそうになったが、それでも、自分の身の潔白をアピールするアフル。
 がんばれ☆
■ソフィティア To:ALL
 そ、そうだよね(^^;;;;;
 うん、うん

 と、真っ赤になりながらうなずく。そして、
■ソフィティア To:アトール
 もぉ、からかわないでよォ。

 アトールの背中をバンバン叩く。テレてるせいか、なんだか加減があやふやだ(^^;
 ‥‥‥あ、ちょっと痛そうなところに‥‥‥(^-^;;;
 口は災いの元である(笑)。

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