遺跡の中 |
階 | 段 | ||||||||||||||||||||||||
C | D | ||||||||||||||||||||||||
C | D | ||||||||||||||||||||||||
A | B | ||||||||||||||||||||||||
A | B | ||||||||||||||||||||||||
P | C | 達 | |||||||||||||||||||||||
入 | り | 口 |
■ オジイ To:ALL |
じゃあ、入りますか……。 |
意を決した冒険者達は遺跡のなかへと入って行った。
その遺跡は外から見たとおりに半ば壊れかけており‥‥ところどころ天井から空を見上げることができた。
廊下とおぼしき通路の両端には、等間隔で扉とおぼしきものがあった。
そして正面には‥‥地下へと続く黒い階段があった。
入り口に立つ冒険者達。
その足元‥‥いや、地下のほうから強烈な「違和感」が。
アフル、ヘルムンスには強烈な精神の精霊の力を感じた。
■ ヘルムンス To:ALL |
これはまた・・・結構な精神の力を感じますね。 これが、あのお父さんの念なんでしょうか? |
■ アフル To:ALL |
下…だよね? どうする?一応、扉の向こうも確かめる? それとも、急いで下におりる? |
■ ノエル To:アフル |
念のためってこともあるし、聞き耳だけはしておいた方がいいんじゃない? 階段の上で後ろから不意打ちくらいたくはないでしょ? |
■ アフル To:ノエル |
まあね(^^;; こんな遺跡の中じゃなかったらどうとでもやりようがあるんだけど。 階段に足を踏み入れた所でノームにこかしてもらうとか…。 こう言う建物の中って精霊が少ないからやりにくいんだよね(^^;; |
■ オジイ To:ALL |
よし、じゃあ、アトールと自分が先頭でいきましょう。 アトールの腕がここからは頼りですしね。 |
■ アトール To:ALL |
了解。 でも、俺の結果をあんまり過信されると困るから、一応、背後は注意しておいてくれよ(^^;; |
冒険者達は、「音」に注意して歩いていった。
最初のAの扉。ア・トールは聞き耳をしてみた。
‥‥何も聞こえないようだ。
扉は半分ほど壊れており、開けるのも困難なようだ。
Bの扉。ア・トールは聞き耳をしてみた。
特に何も聞こえないようだ。
扉は一見壊れているようにも見えるが、良くみると開閉には問題がないようだ。
A,B地点からC,D地点へと行こうとした瞬間、ア・トールは危険を察知した。
オジイが踏み出そうとした床が周囲と違うようだ。
落とし穴だ!!
■ アトール To:オジイ |
おっと、そこは落とし穴の罠があるぞ! |
■ オジイ To:アトール |
えっ! 危ない危ない。 危うく落ちるところでしたよ。 |
ア・トールが察知したので、オジイや他の者は落とし穴にかかることなく進んだ。
Cの扉。ア・トールは聞き耳をしてみた。
‥‥‥何も聞こえないように思えた。
扉もわりかししっかりとしており、破損個所は特に見られないようだ。
Dの扉。ア・トールは聞き耳をしてみた。
‥‥‥何も聞こえないように思えた。
C同様、どこも破損していないようだ。
途中の扉の中からは特に音は聞こえないようだった。
注意深く廊下を歩いて来た冒険者の目の前に、真っ暗に口をあけた階段が見える。
だいぶ深い階段らしく、オジイの持つランタンの光も、アフルのウィル・オー・ウィプスの光でも底を見ることはできなかった。
冒険者達は‥‥特に後ろに注意しながら、ゆっくりと階段を降りて行った‥‥‥