遺跡の中 |
階段を降り初めて‥‥もぉ15分はたっただろうか。
階段はまだ下へと続いている。
‥‥‥
下へと降りて行くたびに、「違和感」はますます強く、重く、冒険者達に圧し掛かってくる‥‥‥
扉 | |||||||||
扉 | |||||||||
扉 | |||||||||
階 | 段 |
降り初めて30分ぐらい経過したところ。
やっと階段の終わりが見えてきた。
来た道も、これから行く道も。光が届くところまではぼんやりと視界に入ってくるが、それ以外はすべて闇に包まれている。
■ ノエル |
ふぅ。どれぐらい降りたのかな。 帰るとき大変そう。 |
■ アフル |
やっと着いた…と思ったのに(^^;; |
階段の一番下に降り立つ冒険者達。
階段とほぼ同じ幅の廊下の先‥‥20mぐらい先が、ほぼ直角に曲がっている。
それ以外は扉などは一切ないようだ。
■ ノエル To:ALL |
先が見えないってほんと不安よね。 まだエーギルさんの姿が見えないってことは、この変な感じもっと強くなって行くんでしょ・・・ |
■ アフル To:ノエル |
うん、でも行ってみるしかないし… |
■ ソフィティア To:ノエル |
しかし……こうもスゴイ瘴気(?)を発するなんて、どんな状態なんだろう。見るなり襲ってくるかもしれないから気をつけましょうね。 |
曲がり道に差し掛かると、通路はあいかわらず一本道だった。
突き当たりを見ると‥‥かなり意匠をこらした扉があった。
■ オジイ To:ALL |
怪しい扉ですね……。しかし行くしかないでしょう。 中の物音だけ確認してから突っ込みましょう。 |
■ アフル To:オジイ |
物音の確認ってそんな事する必要無いんじゃないの? エーギルさんが居たならいたでそれでいいし、居なくて、奥があるようだったらどんどん進んで行けば… |
■ アトール To:ALL |
ま、聞き耳はそんなに時間喰う事でもないし、中の情報を多少でも知った上で戦闘に入れた方がいいかもしれないな。 それより、なんか、変わった扉だけど大丈夫かな? 魔法が絡むと、俺はからきしだぜ(^^; |
■ ヘルムンス To:アトール |
もし魔法で錠がかけてあるようでしたら、私がなんとかしますよ。 でも、魔法の罠をかけられるような実力と周到さを兼ね備えた相手なら、ちょっとばかりてこずるでしょうね。 |
■ ノエル To:ヘルムンス |
そうよね。ここに罠があるとしたら、エーギルさんかその仲間の人がしかけたものに違いないってことだから。狂気の神様に魅入られているというだけでもやっかいなのに。 |
ア・トールは慎重に扉に近づき、聞き耳をしようとした。
‥‥どうやら扉はだいぶ厚く、あまり中の様子は聞き取れなかった。
扉の中からは、物音とかは聞き取れませんでしたが、今まで以上に「違和感」が感じられます。
ア・トールは慎重に扉に近づき、罠などがないかをチェックした。
‥‥特にめぼしい罠などはないように思えた。
そして、扉の鍵を調べたが、どうやら鍵はかかってないようだ。
■ アトール To:ALL |
「違和感」は中からビンビンに感じるけど、特に物音らしいものは聞こえないな。 たぶん、かなり扉が分厚いんだろう。 罠とかもなさそうだし、鍵もかかっていないと思う。 問題なく入れそうだぜ。 |
■ オジイ To:ALL |
さあ、行きましょう。みなさん。 |
といってから、オジイはメイスを小脇に抱えて、扉を開けた。
扉はだいぶ重く‥‥オジイの力を持ってもだいぶ開くのに苦労した。