SW-PBeM Scenario #31
かなしみのおやこ
第4章 二日目

いつまでどこまで上るやら?

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山道


 野営後からしばらくは、街道沿いに進み‥‥‥半時ぐらいたったころに、ふいにミトラが立ち止まり、
■ ミトラ To:ALL
 ここから、街道からそれて‥‥こっちの山道に入るんだ。
 しばらく山道だけど‥‥おにぃちゃん達だもん大丈夫だよね?

 山道とはいっても、だいぶ踏み固められた道に見えた。
 ぬかるんでいない限り、歩くのには支障ないだろう。
■ ノエル To:ミトラ
 それは大丈夫。前回も山道歩いてるし。

■ アフル To:ミトラ
 それぐらいでへばってたら、冒険者なんてできないって(^^) 

■ ミトラ To:ALL
 さっすがぁ〜♪勇者様だもんねっ♪

 心強い言葉をもらい、さらににこにこ顔のミトラ。
 山道だというのに、先ほどの街道とさして変わらぬスピードで歩き出した。



 だんだんゆるやかだった山道も多少きつい斜度となり‥‥道幅も狭く、ちょっと歩くのが困難になってきた。
 しかし、いつも歩きなれているのだろうか。ミトラの足取りは、軽い。
■ ミトラ To:ALL
 おにぃちゃん達ぃ♪早く早くぅ♪

 歩きなれているのではなく、本当に昨日の疲れを今日に残していないだけのようである。
 子供は、元気である(^^;
■ ノエル To:ミトラ
 (最初は楽勝だと思ったんだけどなぁ・・・)
 ミトラく〜ん。まだずっとこんな調子なの〜?

■ ミトラ To:ノエル
 もうちょっと上ったら‥‥あと下りで、上りで、でまた下りで‥‥上りだよぉ。
 ノエルおねぇちゃん、疲れたぁ?

 そう、下からのぞき込みながら聞く。
 ミトラの話しぶりからすると、あと村まではず〜っとこの調子の道が続くらしぃ。
■ ノエル To:ミトラ
 まぁ、まだ大丈夫だけどね。
 できればずっと上りかずっと下りの方がよかったけど(--;

■ ヘルムンス
 ・・・まだけっこうありそうだな・・・

 オランでの歩きには慣れていても、この高低差はパーティ最年長には少々堪えているようだ。
 すっかり無口になっている。(笑)
■ ミトラ To:ヘルムンス
 うん、まだ続くよぉ〜耳長のおにぃちゃん♪
 ‥‥あれれ?耳長にしては‥‥ほんとぉに長いねぇ?もしかして‥‥おにぃちゃん「えるふ」さんなの?
 なら、なら、「おにぃちゃん」ぢゃなくって「おじちゃん」?「おじぃちゃん」?
 う〜〜〜ん??

 ミトラは、ヘルムンスのことをどのように呼べばいいのか?と深く悩んでいる‥‥
■ アトール To:ミトラ
 ヘスはミトラや俺が生まれる何百倍も前から生きているから、どちらかというと「おじぃちゃん」だな(笑)

■ ヘルムンス To:アトール&ミトラ
 いくら私でもそんなに昔から生きてるわけじゃないですよ。(苦笑)
 エルフの村に戻れば、私もまだまだ若輩者ですしね。
 でも、多分ミトラ君の「じっちゃ」よりは年上だと思いますよ。

■ ミトラ To:ヘルムンス
 (@@
 うちのじぃちゃよりも年上なのぉ(@@
 ‥‥‥
 なら、やっぱり『ヘスおじぃちゃん』なのかなぁ‥‥?でも、外見そう見えないしぃ‥‥‥‥
 ‥‥村では『じゃくはいもの』なんだよね?なら、おにぃちゃんでいいや♪

 どうやら、ヘルムンスのことは「おにぃちゃん」と呼ぶことに決めたらしい。
■ アフル To:ミトラ
 そんなに急いでたらすぐにばてるよ(^^;; 疲れて動けなくなってもおぶってなんかあげないからな(笑)

 さすがにパーティ最年少、アフルもまだまだ軽口を叩く余裕があるようだ(笑)
■ ミトラ To:アフル
 だいじょぉぶだもん♪ボクまだ元気だもん♪

 子供なりの強がりか、それとも本当に大丈夫なのか。
 ミトラは元気よくそう言い返した。
■ソフィティア To:ミトラ
 ミトラ君。あんまり急ぐと村についてから動けなくなっちゃうぞ(^^;

■ ミトラ To:ソフィティア
 だって‥‥ボク早くつきたいもん‥‥
 ムリなんかしてないもん!

 ムリはしていないといっているが、どう見ても「がんばりすぎ」のように見えた(^^;



■ ノエル(ひとりごと)
 そういえば、そろそろお昼ご飯の時間かな?
 でも、ミトラ君に負けてられないや。
 も少し歩こう。

 ノエルのつぶやきが聞こえたのか聞こえないのか……
■ オジイ To:ALL
 ん、そろそろ昼ですかね。
 昼食にしますか。

■ ノエル To:オジイ
 そうね。みんなで一休みできそうな場所にでたらそうしましょう♪

 心からうれしそうに言うあたり・・・やはり疲れていたらしい。
■ ミトラ To:ノエル&オジイ
 え?もぉご飯の時間なの?
 ボクまだおなか減ってないや(^^;

 ???
 朝ちゃんと食べたにしても、これまでの行動から察するに「お腹が減っていない」というのはだいぶおかしく感じられた。
 そういえば、ミトラは水分をちゃんと飲んでいるのか?
■ オジイ To:ALL 
 昼食の後はだいぶ山の中に入ってきていますし、しっかり隊列を組んでから動いた方がいいでしょうね。
 自分とソフィが先頭で、その後ろにヘルムンスとミトラ君とノエル、でもって、一番後ろはアトールとアフルの2人に警戒して貰っては如何でしょう。

■ ノエル To:オジイ
 あら、そんなこと言わないでアフルとソフィーに先頭歩いてもらったら?

■ ヘルムンス To:ノエル
 そうですね。それなら後ろはアトールさんとノエルさんにおまかせしましょうか?

 ちょっと意地悪っぽく笑いながら答えるヘルムンス。
 そんなヘスに対し、ノエルはそれに、ちょっとふくれてみせた。
■ ノエル To:ヘルムンス
 そうじゃなくて(^^;
 一応山道だから、レンジャーの経験あるアフルが先頭にいた方が、危険に気がつくのも早いんじゃないかと思ってね。
 それに、ミトラ君、そういうのにはぜんぜん気がついてないんだから・・・

 とはいうものの、どこまで本気で言っているのかは不明である。第一、ほほをうっすらと染めていたのでは真実みのかけらもない。
■ソフィティア To:ALL
 君たちぃ、なんか最近変なことに「気」まわしてないかねぇぇ?(^^#;;;

 とはいえ、目は笑っている。
■ オジイ To:ALL 
 じゃあ、野営した順に前から列を組みますか。
 その方が罠とかも見つけやすいですしね。

■ソフィティア To:ALL
 アフルはレンジャーでもあるし、そうよね(^^)
 それで、わたしなんだけど真中に下がったほうが良くないかしら?ほら、オジイの方が何かあった時腕っ節、つよいじゃない(^^;
 あぁ、わたしも良い武器ほしいなぁ(走馬灯の様に武器屋:笑)

 アフルの様子も少しは気に掛かってるらしい。ちょっと素直になれないお年頃なのだろうか?(笑)
■ オジイ To:ソフィティア 
 いや、やっぱりソフィの方が前にでるのは向いていると思いますよ。
 ねえ、アフル。

■ アフル To:ALL 
 うん、まあ、それで良いんじゃないかな。 

 と、一見「皆の意見に従わなきゃね、うんうん」というそぶりをしつつも、うれしそうな顔が隠しきれないアフル16歳。
 がんばれ♪
■ アトール To:ALL 
 こんなところに罠はないだろ?(^^;
 そんなの警戒して歩いていたら今日中に村に着かないぞ。
 狼もおそらく日中は襲ってこないと思うし、無警戒で歩けとは言わないけど先を急ぐ事を優先した方が良いと思うけど?
 まあ、ノエルと隊列組むことにはなんら異存は無いけどな(笑)

 あたりに、ちょっと甘い雰囲気が流れた。
■ オジイ To:ヘルムンス 
 暑いなあ……。ねえ、ヘルムンスさん。

 といいながら、オジイは背負い袋から団扇を取り出して扇ぎはじめた。
■ヘルムンス To:オジィ 
 まったくですね・・・。暑くてかないませんよ。

 そういって相づちを打つヘルムンスの手にも、何故かオジイと同じ柄の団扇が・・・(^^;
 らぶらぶ二組に対抗すべく購入した団扇であるが、早速効果を発揮している‥‥

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