Sword World PBM #29 |
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その頃、グレイ家に向かったカルソニックとドリス───
グレイ家の前 |
酒場のマスターに言われた通りに行くと、町はずれに小さな家が見えて来た。
窓から明かりが漏れているところを見ると、人はいるようだ。
■ドリス To:カルソニック |
あっ、あそこかな? いってみよっ(すたたたっ) |
■カルソニック TO:ドリス |
・・・そんなに急がなくても家は逃げていかないぞ(笑) |
家に近づき、ドリスはドアをノックした。
■ドリス To:家の中へ |
こんばんわ〜。グレイさんいらっしゃいますか〜? |
すぐにドアが開く。30歳前後の男が顔だけ出し、じっとこっちを物色するような目で見た後………
■グレイ To:ALL |
………なんだ。あんたたちもキノコを探しに来た冒険者かい? |
■ドリス To:グレイ |
あ、判っちゃいました? あなたがグレイさんですか? |
警戒心を持たれないよう、ドリスはニコニコと笑顔を絶やさないままグレイを見つめている。
■カルソニック TO:グレイ |
・・(ここはドリスに任せようと、黙っている)・・・同じく、キノコ目当ての冒険者のカルソニックです。 |
■グレイ To:ALL |
こりゃ、ご丁寧に。 |
グレイは、しばらくにやにやとこちらの方を見つめたあと、不意に手のひらを上にした───
■グレイ To:ALL |
とりあえず500ガメルってとこかな。 |
■ドリス To:グレイ |
ごっ、500〜〜!? ……(しばし絶句) |
■ドリス(心の声) |
ううっ…いくらなんでもボり過ぎだよ〜〜 ライバルもいるし、確実に成功報酬手に入るかもわからないし、その情報がどれだけ信頼できるかもわらんないのにそんなに出せる訳ないじゃないっ。 そんなことしてたらたちまち赤字になっちゃうよぉ……。 こ、こうなったら泣き落としだっ!! (アスタの真似して) ファイトよドリスっ!!(とガッツポーズ) |
■ドリス To:グレイ |
うるうる…あたしたち超ビンボーなのぉ(T_T) そんなに出せるくらい余裕があったらキノコ探しなんかしません〜〜 (うるうる瞳で)あのぉ…なんとかその…50くらいで教えていただけません? |
■グレイ To:ドリス |
ははは、キノコが手に入ればかなりの金が入るんだろう? 500くらいぽんと払いな。安いもんだぜ。なんなら、半分を今もらって、残りはキノコを手に入れてからでもいいぜ。 |
グレイはにやにや。
ドリスはニコニコ
………ニコニコ
………………ニコニコ
■グレイ To:ドリス&カルソニック |
ははは……… で、いくらなら出せるんだ? |
■ドリス To:グレイ |
う〜〜っ。それじゃ100。これでなんとか?(うるうる) (内心「この欲ボケ親父いいぃぃぃ」とムカムカ) |
■カルソニック TO:グレイ |
・・・・・(内心暴れる寸前だが押さえている。が、頭に青筋入りまくり) (超ドスの効いた声で) それで・・その情報がデマだったら、『何らか』のお返しをさせて貰うからな。 傭兵仕込みの『アレ』の恐ろしさが火を吹く前にきちんと喋っておいた方が身のためだとは思わないかね?ん? |
………と、その脅しに………
■グレイ To:ドリス |
ははは……… |
■グレイ To:カルソニック |
ははは……… |
グレイは引きつり笑いを浮かべながら一歩下がった。
………かなりヤバいモノを見るような目つきである………っつーか、ヤバいモノそのものだが………
■グレイ To:ALL |
………悪いが、お巡りを呼ばれる前に他を当ってくれ………10000もらっても、うちの子を無用な危険にさらしたくないよ……… |
扉を閉めようとするグレイ。
と、ドリスはすかさず閉められようとする扉に割り込んだ。
■グレイ |
………!?!?!?!?!? |
半狂乱。
■ドリス To:グレイ |
わ〜っ! ちょ、ちょっと待ってぇっ (カルのお尻をギュッとつねって) もうっ、カルってば、すぐそういう冗談ばっかりいうんだからぁ。ほら、この人本気で怯えてるじゃない。 あの…その…危険な目になんか合わせませんからぁ…… なんとか100くらいで情報教えてもらえませんかぁ?(ニコニコ) |
ドリスは、そう言いつつ話を合わせろとカルに目配せ………
■グレイ To:ドリス |
と、とととととと、ととと、とりあえず、だ。そ、そっちのなんかヤバい男を五歩下がらせてくれ!!それから、妻と子供には危害を加えないと誓ってくれ!! 話はそれからだ!!! |
なんか逃げたくて仕方ないって顔である。
■ドリス To:カルソニック |
もちろん危害を加えたりなんかしませんよぉ。狂犬じゃないんだから……(^-^;) ごめんねカル。ちょっとだけ下がっててくれる? |
ドリスは、カルに下がるよう促す。しかも、逃げられないようにグレイの服の端を掴んでいたりする。
■グレイ To:ドリス&カルソニック |
よ、よし、金は100だ。それから、嬢ちゃん一人で、武器を置いてが条件だ。 |
■ドリス To:カルソニック |
だって、カル? それでいい? |
■カルソニック To:ドリス |
(ぶすっとした顔で) 仕方ないな、いいぜ。(出て行く) |
■ドリス To:カルソニック |
それじゃこれ預かっててね。 (と云って、メイジスタッフと腰のショートソードを外して、カルに渡す) |
■ドリス To:グレイ |
これでいい? それじゃ、お話教えてもらえる? |
グレイは、ドリスが武器をカルソニックに渡したのを確認し───
■グレイ To:ドリス |
よ、よよ、よし、入れ。 |
■ドリス To:グレイ |
は〜い(^^) おじゃましま〜す♪ |
グレイ家 |
───ドリスが中に入ったのを確認し、グレイは内側から「がこん」と鍵をかけた。
■ドリス To:グレイ |
あやや、用心深いなぁ……。 それじゃあ100ねっ |
ベルトポーチから、銀貨の包みを取り出して見せる。だが、まだ渡さない。
■ドリス To:グレイ |
それじゃ今度こそ話を聞かせてくださ〜い。 キノコをどこで見たのかとか、どんな大きさの奴だったとかぁ……。 え〜と発見した子……ピート君でしたっけ。できればその子に直接話を訊きたいなぁ(ニコニコ) |
■グレイ To:ドリス |
奥の部屋だ。 |