Sword World PBM #29 |
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ラコダ村の宿・カウンター |
■ドリス To:カルソニック |
(カルの隣に座り) ねぇねぇ何話してるの? 何か情報あった? |
■ドリス To:マスター |
(カルが何か飲んでるのを見て) あ、あたしにはワインちょうだい(ニコニコ) |
■マスター To:ドリス |
ほい、ワインでいいかな、お嬢ちゃん。 |
あまり高価とは言えなさそうだが、不味そうでもない。
■ドリス To:マスター |
わ〜いありがとっ♪ ごきゅごきゅ… (一気に飲み干すが顔色も変えずに) あっそれで訊きたいことがあるんだけど……あたしたちね…… |
■カルソニック TO:マスター |
(ドリスの喋りを遮る様に)俺達はまだパーティを組んで間もないから遺跡荒らしでもして稼ごうと思って居た所なんだ。どんなキノコなんだい?それが金になるんだったらその情報も聞きたいなぁ。あ、まだヤルと決めた訳じゃないから、安心してくれ。他の仲間と相談して決めたいからな。 |
ちょっと…というか、かなりごまかし方に無理がある………。逆に、自分達はバリバリにキノコ探しに来たぜと言いふれているようなものである。
■カルソニック TO:ドリス |
(頼むからいらんことしゃべらんといてくれよ、と目配せで合図をする) |
■ドリス(心の声) |
どしたんだろ? しかめっ面になって目をしぱしぱさせて…目にゴミでも入ったのかな??? |
通じていない。
■マスター To:カルソニック |
そういわれてもなぁ。なにやら高級らしいって話以外はよく知らないんだ。 とりあえず、あんたら以外の客はみんなキノコ目当てみたいだよ。どうしても興味あるなら連中に聞いてみな。 |
くいくいと、親指で他の冒険者をさす。
■カルソニック TO:マスター |
(小声で) じゃあ、この街でその件に詳しい奴を教えてくれないか? 実は仕事が無くって困ってるんだよ |
さらに強引な演技は続くらしい………
■マスター To:カルソニック |
と言われてもなぁ、町はずれのグレイさんちのピートってガキが森の中でなんか珍しいキノコ見かけたとかなんとかで、評判になってはいるんだがな。詳しいことは話しちゃくれないんだ。 あんたら仕事なくて困ってるならさ、こんなところで名前も分からんキノコ探すより、オランにでも行った方がいいと思うよ。 |
■カルソニック TO:ドリス |
ほらほら、昼間から飲んだくれしてんぢゃねーよ!! |
■ドリス To:カルソニック |
え? の、飲んだくれって… ほ…ほんのちょっと喉湿らしただけでそんな言い方ないと思うな…ぶつぶつ(--;) |
突然からまれて、ドリスが不満そうに小声で反論した。
■カルソニック TO:ドリス |
アホ言うなぃ。これから色々な事、下手すりゃ荒事やらなきゃいけないのに酒飲んでいてどうするんだ? 肝心な時に酔っぱらって他の仲間の足を引っ張って『すみませんでした』で済まない時もあるんだぞ。 まぁ、俺も酒は好きだから人のことは言えないが、もうちょっと考えて行動をして欲しいな。 |
カルソニックが持論めいたことを胸を張って言う。
もちろん、いつも通り、話はまっすぐ通じたりしない。
■ドリス To:カルソニック |
あ、荒事ぉ? 今から? ま、まさかこれから森に行こうとか考えてたりしないよね…まさか(^-^;)。今から森行ったらきっと夜の森探索になっちゃうよ。それはちょっと無謀だと思うけど……。 それとも………… (はっ。ま、まさかカルってば、先越されないように、これから他の冒険者たちを闇討ちしようとか考えてるとか……) だっ、駄目だよ〜っ! そんなの冒険者の信義にもとるよ〜っ(T_T) |
■カルソニック TO:ドリス |
おまぃはどんな想像しとんぢゃい? |
何やらもめているのを聞いて、クレフが立ち上がり、カウンターへ向かった。
■イルミナ To:アーギー |
あっ、クレフさんもあちらに行かれてしまったわ... っと、それで、どう思います?なんだかややこしい感じになってるんですけど... |
■アーギー To:イルミナ |
(イルミナの方を向いて、小声で) ・・・・・・・(クスッ) さっきも言った通りだよ。あせらなくてもいいんじゃないかな・・・・。 話ぐらい聞く時間は、まだたくさんあるだろうし・・・・・ ・・・・・・・・・ね? |
アーギーは、なにやらややこしいことに巻き込まれないよう、シカト体勢に入ったようだ。
■カルソニック TO:マスター |
その評判とやらはどうなってるんだい?この酒場の主がその噂を聞き漏らす訳が無いもんなぁ |
酒場と情報屋の区別がついていない、実は冒険は初めてのカルソニック18歳の初夏である。
■マスター To:カルソニック |
評判も何もなにやら高価なシロモノだってことしか知らないよ。客の話を盗み聞きするのはあまり趣味じゃないからね。 |
言外には「聞いちゃったとしても、客の話はあまりおおっぴらには話さない」という含みが感じられる。
そこへ、クレフが横からひょいと顔を出した。
■クレフ To:マスター |
そうですねぇ、ご忠告は一応聞いておきましょう(^_^;) ところで、あのかた達(冒険者風の人)もこの宿にお泊りなんでしょう?それから、そのグレイさんと言う方の家も教えていただけませんか? |
オランから来たということは、なにげに伏せている。
■マスター To:クレフ |
ああ、もう一人、上で休んでる人がいるが多分冒険者だと思うよ。 グレイさんの家は……… |
と、マスターは、村はずれの家まで行く道順を教えてくれた。
■クレフ To:マスター |
ありがとうございます。 |
■マスター To:ALL |
ところで、あんたたちここに立ち寄ったってことは、飯を食うか宿に泊るか、その両方かしにきたんだろ? 料理ならすぐ用意できるよ。あと、時間も時間だし、雲行きもあまり良くないし、今日はここで泊っていったらどうだね。 |
■ドリス To:マスター |
あ、うん。6人なんだけど泊まれるかな? 男3人女3人だから出来れば3人部屋2つがいいんだけど。 |
■マスター To:ドリス |
ああ、部屋なら空いてるよ。3人部屋が1部屋60ガメルで、2部屋1日120ガメルだけどいいかい? |
いつも「常連価格」で滞在している銀の網亭と比べるとずいぶん高いが、これでも良心的な方だろう。
■ドリス To:ALL |
えっと、どうする? 今のうちにそのグレイさんのとこに話訊きに行ってみよっか? |
■クレフ To:ドリス |
そうですね、宿とって、早々に話だけは聞いてきたほうがいいと思います。 |
■クレフ To:マスター&カル |
あ、そういえば、キノコの評判ってどんなものなんですか?話の腰折っちゃってすいませんねぇ・・・(^_^;) |
■マスター To:クレフ |
評判って言われても、なにやら冒険者が集まってるってだけでねえ、まあうちは繁盛してうれしいんだが。 詳しいことは他の連中に直接聞いたらどうだい? |
■カルソニック TO:マスター |
ふーん、って事ぁ噂について何も知らない、という訳じゃあないんだな。 同じように他の連中が聞いても教えてないって事だろう。 それとも何か切羽詰まった事をその客が抱えているのか? 確かに他の客の情報を漏らすのは良い趣味だとは思えないが、そんなにも重要な問題じゃなかったら話しても良いだろう。 宿はさっき言った通り、男と女で分けた部屋割で問題ないはずだから宜しく頼む。 |
■マスター To:カルソニック |
悪いね。本人に聞いても答えてくれないようなことを、俺が勝手に盗み聞きして話すってのもな。 |
まだ不満げなカルソニックをなだめるように、マスターが言う。
■マスター To:ALL |
で、三人部屋二つだね。 一晩120ガメルになるが、うちは前払いが基本なんだ。それでいいかい。 |
■ドリス To:マスター |
うん、それじゃお部屋お願いねっ と銀貨を取り出し数えはじめる。 |
■カルソニック TO:マスター |
・・・ま、気が向いたら話してくれや。俺達はこれからそのさっき聞いたグレイ、とか言う奴の家へ行く。 クレフ、ドリス、イルミナ、アーギ、アスタルテ、行くぞ。 (自分のお茶の代金2ガメル(あからさまに多い(笑))ぶんをテーブルへ置き、アーギ達の居る所へ行く) |
カルソニック、何かと仕切りたい年頃なのだろうか。
■ドリス To:カルソニック |
あっ待ってよっ |
■ドリス To:マスター |
(宿代+ワイン代分のガメル銀貨を置いて) はい、これ宿代、それからこっちはさっきのワイン代ねっ。 それじゃ、あたしたち出掛けるから部屋は取っといてね。食事は戻ってからまたお願いするねっ。 (そう言い残すとカルを追いかけて、すたたたたっ) |
ラコダ村の宿・テーブル |
■アーギー To:カルソニック |
・・・・・・・・・・・・。 (ため息にも似た大きな一息をついてから、少し呆れたような口調で) 待てよ、カル・・・・・・・・・・・・・。 ・・・・・・そんなに焦らなくてもいいだろう・・・・・・? ・・・・マスターが言ってた通り、時間も時間だし、雲行きも怪しいし、今日は焦らずにゆっくり休んだらどうなんだよ・・・。 (ふうっ) ・・・・まあ、どっちにしろオレは今日は宿に残ってるつもりだけどな・・・・。 |
■ドリス To:おおる |
(カウンターの方からとててっと走って来て) もうカルったらせっかちなんだから……。 あ、みんな、とりあえず今夜はここで泊まりってことで、3人部屋2つとっておいたからね〜(ニコニコ) |
■カルソニック TO:アーギ(近づいて小声で喋る) |
こんだけ冒険者が狙っていて、しかも貴重なキノコだ。そんなにゆっくりしていて他の冒険者に取られたりしたら、どうするつもりなんだい? |
■アーギー To:カルソニック |
・・・・・それは最初から分かってるさ。 だからこそ他の冒険者・・・特にグレッグソンの様子を宿に残って見る必要があるだろ・・・ それに、その人の家に行くにしても大人数でいく必要はないし・・・ |
■ドリス To:アーギー、カル |
ふに? どうするの? それじゃ二手に別れる? |
………結局、カルソニックとドリスの二人でグレイ家に向かうことに決まった。
早速聞き込みに飛び出して行く二人を、クレフがぼんやりは見送っている………
そのまましばらく微笑んでいたが、突然はっと我に返る。
■クレフ |
・・・!って、あれ、待ってくださいよう! |
既に遅い。
■クレフ To:残ったALL |
・・・置いてかれちゃいました(^_^;) ぽりぽり |