Sword World PBM #29 |
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銀の網亭・個室 |
自己紹介が終わり、少し酒が進んだ頃───
■ドリス To:ALL |
ねぇねぇ。ところでさ、今のうちに依頼書を見て来た方がいいんじゃないかな? 後でってことにするといい依頼取られちゃうかもしれないし、お酒で頭がまわらなくなっちゃうかもしれないしぃ(^-^;) で、どの依頼を受けるのか決めて、それから宴会の続きやることにしたらどうかな? |
■クレフ To:ドリス |
う〜ん、あせらなくてもいいような気もしますし、前回は出遅れて大変な仕事だったからそのほうがいいような気もしますし・・・(^_^;) どうしたもんれ(で)しょうかね・・・?<ちょっとロレツが怪しくなってきた(笑) |
その手には、メンバー募集の掲示板を見に行った時についでにピックアップしておいた依頼書の写しが握られている(が、本人は忘れている)
───幸いというか、その紙切れにカルソニックが気づいた。
■カルソニック TO:クレフ |
何だ?その手に握っているのは?自分の勘定書か?そーんなセコい事しなくても割り勘でOKだろ? (クレフが持っている紙をふんだくる) ・・・・?!やるじゃねぇか・・・・・。 (テーブルに開き場所を無理矢理作って、紙を広げる) ・・・・これが今この店にある依頼だ。俺ぁ泳げねぇから、この依頼はパスだな。 |
■クレフ To:カルソニック |
ありゃ、それは・・・なんれしたっけ?(笑) あ、そうそう、いくつか依頼書もあったので写しておきまひたが、よさそうなのありまふか? |
ややはしゃぎすぎにつき、クレフの酔いの回り具合は当社比1.5倍。
■アーギー To:ALL |
依頼か・・・・。 んーと、オレはとりあえず・・・・前みたいに町の中うろつくだけのような依頼は今回は出来れば避けたいんだけどな・・・・。 わがまま言ってるみたいですまないけど・・・その辺り、考慮できるかな・・・? |
■イルミナ To:ALL |
あ、あの....私もできるだけ足手まといにはなりたくないので出きれば屋外の方が...弓以外使えないんで... |
彼女は、少し申し訳なさそうに俯く。イルミナの技能は、基本的に屋外でなければ役に立たないものばかりだ。
■アスタルテ To:ALL |
私も前回が街ん中だったから今回は屋外の方がいいな。 依頼も屋外が多そうだったから前もって着替えてきたんだしね。 |
アスタルテも実は前もって依頼には目を通していたらしい。
■ドリス To:ALL |
そうだね。このパーティーには専業シーフさんがいないし…。 せっかく野外活動の専門家なイルミナちゃん(←もうちゃん付け)もいるんだし街中じゃなく森とか山とか野外活動中心の依頼がいいよね(ニコニコ)。 ……カルちゃん。ちょっとそのメモ見せて♪ |
■カルソニック To:ドリス |
か、カル『ちゃん』・・・・?おぃおぃ・・そんな歳ぢゃねぇんだから勘弁してくれよ。 |
自分ではそれなりに色々と経験を積んでいるつもりのカルソニックは、不満の声を上げた。
■ドリス To:カルソニック |
あ、ごめん。『カルちゃん』はやだった? じゃあ『カルくん』…これでいい? |
■カルソニック TO:ドリス |
言いにくいだろ?余計・・呼び捨てでイイんだよ、呼び捨てで。 俺は他人行儀ってのが嫌いなんだ。 |
■ドリス To:カルソニック |
カ、『カル』………………。え〜ん、こっちの方が言いにくいよ〜(T_T)。 それに『ちゃん付け』って全然他人行儀な感じしないんだけど……(ボソ) |
そんなやりとりの横で、イルミナはドリスの言葉に安心したのか軽く会釈する。とりあえず、イルミナの希望通り、屋外の線で選ぶことになりそうだ。
イルミナは、少し落ち着くと、ふと酔った様子のクレフに気づいた。
■イルミナ To:クレフ |
クレフさん、大丈夫ですか?ちょっと飲みすぎちゃいましたか? あっ、私もちょっと飲みすぎちゃったかなって思ってたんでマスターにお水か何か頼もうかと思っていたんですがクレフさんもお水いります? |
■クレフ To:イルミナ |
えぇ?あぁ、だいじょうぶれすよ。 |
といいながら、おぼつかない足取りで部屋の隅まで移動し椅子に座り込む。全然大丈夫ではない。
■イルミナ To:クレフ |
えっ、あっ....もう...全然大丈夫に見えませんよ(^^ そこでちょっと休んでいてください(^^ |
■アスタルテ To:クレフ |
なっさけないわねぇ。 酒に飲まれるなんて冒険者失格よ。 (と、全く飲めないアスタが言います) 御覧なさいよ、アーギーなんて水みたいに飲んでるわよ。 (う、うらやましい……) |
■アーギー To:アスタルテ |
(少し困ったような表情をして) んー、そんな言いかたしないでくれよ・・・・・・・アスタ・・・・・・・。 第一、お酒に強いか弱いかなんて、自慢したり責めたりするようなことじゃないし、しちゃいけないだろう・・・・? ・・・もちろんオレ自身も自慢するようなことはしたくないし、あと、逆に君がお酒飲めないとしても、馬鹿にしたりするようなことは絶対にしないよ・・・。 もちろん、自分でお酒に弱いと分かっていながら無理して飲んで迷惑かけたのなら話は別だけどね・・・。 (問い掛けるような目でアスタルテを見ながら) ・・・・・違うかなぁ・・・・・? |
アーギーの相変わらずのお説教………だが、アスタルテは聞き流している。
■クレフ To:イルミナ&アスタルテ |
いや〜、面目ない(と、ぽりぽりと頭を掻く) でもこればっかりは体質れすからねぇ・・・アーギーさんのような人がうらやましいです・・・よ・・・ |
などと言いつつ、クレフはいつの間にか静かな寝息を立て始めた………。
■カルソニック To:クレフ&アーギ&アスタルテ |
酒が飲める、飲めないはやっぱり体質的なものもある。歴戦の戦士が酒が飲めなかったりしたというサーガも聞いた事もある・・情けない話だがな。 だが、そんな英雄の方が民に受け入れられ、その英雄は幸せに暮らしたという・・。 それは何故かわかるか? ・・・完璧な存在ほど、疎まれ、妬まれるんだ。だからこそ自分の『弱み』を晒して皆に受け入れて貰う。 そういった仲間や知人に『弱み』を互いに教え信頼できる関係にこそなりたいモノだな・・・。 さて、依頼のメモだが・・何かいいのがあるか? |
カルソニックも一人で教訓めいたこと(?)を言っているが、誰も聞いていない。
■ドリス To:ALL |
(メモを確認したあと) 島での動物生態調査とかもあるけど…これはカルちゃ…じゃないカルく…でもないカルが嫌なのね?(^^;) じゃ、この「植物採取」って依頼とか、「ゴブリン退治」の依頼とかがいいんじゃないかな? いくら野外の冒険がいいといってもこの「ドラゴン退治」ってのは、さすがに無理だと思うし(^-^;) |
■アスタルテ To:心の声 |
(ちびちびとオレンジジュース飲みながら) ん、ドラゴン? それって勇者っぽくていいわね。 はあ、早くドラゴン倒せるようになりたいなあ。 |
その日はかなり遠そうだが………
■アーギー |
植物・・・・・。 ・・・・薬草なら少しは知ってるものがあるかもしれないな・・・・。 |
───などと言っていると、おやじが料理を持って戻ってきた。
■おやじ To:ALL |
おーい、料理持ってきたぞー。 |
■ドリス To:おやじ |
あっ、は〜い。 |
でも普通のチーズだ。しかも安物。
本人が満足しているのでそれ以上は言わない。
■カルソニック TO:おやじ |
おっ、さんくす♪これとコレとコレだなー♪(何故か他人の注文したものまで食べる(笑)) |
■ドリス To:イルミナ |
そうだマスター。あのね、イルミナちゃんがお冷や欲しがってたから……、と思ったら水割り用の水が来てるね。これでいいか。 |
■イルミナ To:ドリス |
ありがとう(^^ |
礼を言い、受け取った水を一口飲む。
■イルミナ |
ふぅ〜...あんまり飲みすぎるもんじゃないわね(^^今度から気をつけなくっちゃ(^^ |
■ドリス To:クレフ |
クレフちゃ〜ん。お冷やだよ〜。 |
クレフを放置したままテーブルに戻り、さっきのチーズをパクパクと口に放り込む。
■ドリス To:ALL |
ひょいパクひょいパクもぐもぐもぐもぐ……。ほへへ、ひはひはんはへほ。ひんははほれがひひほほほふ?(モグモグ) |
■アスタルテ To:ドリス |
じぃぃぃぃぃ。 (う〜、あれってそんなにおいしいのかなあ。いいなあ、一つほしいなあ。) |
安物チーズ、大人気。
■ドリス(心の声) |
(アスタの視線に気付き) あれ? アスタちゃんに見つめられてる……。 |
■ドリス |
(心の声のつもりが…ここからは口に出して) ああっいけないわいけないわっ! あ、あたしそっちの方の趣味はっ!!!(ブンブンブンと首を左右に振る) |
何やら勘違いしているが、別に困らないので誰も止めない。というか口に出さないとただの妄想である。
■アーギー |
(アスタルテとドリスの様子を見ながら) ・・・・・・・・? |
■イルミナ To:ドリス |
あっ、ちょっとそのメモいいかしら...(^^(首をぶんぶん振っているドリスから依頼の書いてあるメモをもらいます(笑)).....ん〜私はこの植物採取の依頼がいいかなぁって思います。....自然のかなにあるものって結構食べられたりするのよね(^^ちゃんとした知識があれば森の中でしばらく生活だってしていけるくらいよ(^^山菜、キノコ、木のみだけでもかなりの種類があるのよ(^^(植物採取の依頼を指しながらドリスにメモを見せます)この依頼で見つけたものをその美味しいチーズといっしょに焼いたりしたらとてもおいしいかもね(^^ |
■ドリス To:イルミナ |
(想像してみる)それっいいかもっ(ニコニコ)。 サ・ン・サ〜イ キ〜ノコのチーズ焼き〜♪(いきなり歌い出す) |
■クレフ To:??? |
(植物採集の依頼の話に反応して、恐怖に凍りついた表情で飛び起きる(笑)) ・・・ぅわぁ!キノコっっ・・・!!襲って来・・・て・・・あれ? ?? (まわりをきょろきょろして)? あれ?・・・今私を取り囲んでいたキノコは? ?(腕を組んで、腑に落ちないと言う顔つき(笑)) |
■ドリス To:ALL |
それじゃ、この依頼受けるってことでいいね? 反対する人いない? いないね? それじゃ、これ受けるってマスターに言ってくるっ♪ |
とメモをふんだくると、ドリスはどたどたと部屋を出ていった。
■アーギー |
・・・・・・・・・。 |
ドリスが走り去った後、アーギーはふとチーズの方に手を伸ばした。
■アーギー |
・・・・・・・・・。 |
皿を手に持ったままアスタルテの方をちらりと見て、すぐに視線を戻す。
■アーギー(心の声) |
んー・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・。 ・・・・やっぱり、余計なこと言わない方がいいかな・・・・・。 ・・・・・・・・・・・・・。 |
そして何事も無かったかのように、チーズを食べ始めた。意味深に無意味である、いつものことだが。
銀の網亭・カウンター |
その頃、部屋を出ていったドリスは───
■ドリス To:マスター |
マァスターーっ! この『チーズ』の依頼受けるね〜〜っ! |
■マスター To:ドリス |
チーズ………? ………ああ、その植物採取のやつか。チーズは関係ないと思うんだが……… |
マスターは少し悩むように首を傾げた。しかし、すぐに気を取り直したように続ける。
■マスター To:ドリス |
まあいい、引き受け手が決まったと依頼人に伝えておこう。 |