SW-PBM Scenario #28

帽子を取って

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朝餉の時間

朝も暗いうちから、村の中では漁に出る気配があった。
日が昇り、漁に出ていた男達が戻ってくる頃、普通の生活の人間にはまだ十分早朝の部類に入る頃、一行が泊った小屋を訪ねる人影が 2 つ。
小さな手で扉を軽くノック・ノックする音が聞こえる。
■ ベッキー To:ALL
おはよーございまぁす。
リグ姉ちゃーん、ティトル姉ちゃーん、おじさーん、 朝ですよ〜ぉ

早くに目が覚めたスレイが真っ先に反応する。ベッキーの挨拶が東方語だったため、「おじさーん」には気づかなかったのは幸せだった。
■ スレイ To:おおる
おっ、来られたみたいですね(^^)

小屋の中ではマントや毛布のかたまりがもぞもぞと動いた。
扉に近い所で寝たオヤジチームは、誰が出るかで押しつけ合い開始。
■ ジャン=バッティスタ To:ALL
おじさんを呼びに来たのか。
それじゃ、俺様とカナルは関係ないな。
もう少し、寝させてもらおう。

■ カナル To:ジル
ジル、呼ばれてるぞ。

■ ジル To:寝言
ゴォォォォ....Zzzz

ジルはやっぱりどこでも熟睡。
一応女の子ということで小屋の奥で寝たティトルやリグも目を覚ました。
■ ティトル To:ベッキー
うやぁ……。
おはようです〜(^-^)早いですねぇ〜

■ リグ
う〜ん・・・・・。
漁師の人達って早起きだねぇ。

■ カナル To:おおる
……田舎は朝が早いな。

スレイが行ってかんぬきを外した。扉を開けると、そこにはベッキーが立っていた。 その後ろに、うっそりと鍋を持ったベッキーの父親が立っている。
■ スレイ To:ベッキー & ベッキーパパ
おはようございます(^^)

■ ベッキー To:ALL
えっとぉ…、おはようございまぁす。(^^;

■ カナル To:ベッキー&父
お早いですな。こちらはまだ、朝餉もとっていない状態でして。
一緒に如何です?

澄まして言うカナルに、わざわざくるまっていたマントから半身を起してツッコミを入れるバティ。
■ ジャン=バッティスタ To:カナル
朝餉って……
保存食のことか?

■ カナル To:バティ
詫びしさが増すような事言うなよ……。

ベッキーは嬉しそうだ。
■ ベッキー To:カナル
ご飯まだなの?よかったぁ。 これ、お母さんが持っていきなさいって…

ベッキーの父が持ってきたなべのなかは暖かい魚のスープだった。 朝獲ったばかりの魚や海草が入っている。冒険に来る前に、バティとティトルが市場で見たのと似たような魚が美味しそうに炊かれている。
■ カナル To:ベッキー
それは有り難い。
お母さんにも、お礼を言っておいてくれないかな?

■ ジャン=バッティスタ
ああ、今日は朝から人間の食べ物にありつけるのか。
久しぶりだぜ。

■ リグ
ずっと、保存食だったもんね。
ほんと美味しそう、いい香りお腹が鳴っちゃいそうだよ。

喜ぶ一同を背に、ぼそりとスレイが一言。
■ スレイ
わたしが手を加えた料理は、美味しくなかったんですかねぇ…

旅に出るというのに、調理道具を持っていたのはスレイだけだった。
この旅の間中、なんとかして保存食を美味しく食べるために努力してきたのに…
なんとなくスネてしまうスレイであった。
とかなんとか朝食が済んで、いよいよ崖の上に出発だ。
■ カナル To:ベッキー父
それでは、案内の方、よろしくお願いします。

■ ベッキー父 To:カナル
…ああ。

ベッキーの父親は短く東方語で答えると、もっさりと立ち上がった。後続がついて来ようが来るまいがすたすたと小屋を出て行く。ベッキーはすっかり空になったなべを持ってお見送り。
■ ベッキー To:ALL
行ってらっしゃーい!

■ ティトル To:ベッキー
いってきますね〜(^-^)

■ リグ To:ベッキー
帰ってきたら面白い冒険談してあげるからね〜

崖の上へ

下草を払い、森を抜け、休みなく歩いて約 5 時間。
バティ「うげ〜」
ジル 「バティ、二日酔いか?」
仲良く(?)励まし合いながら、一行はようやく崖の上に到着した。日は南中にあってジリジリ暑い。
バティ「げふぅ」
ジル 「吐いたら負けじゃぞ」
森を抜けた崖の頂上には、岩と瓦礫の空間が広がっていた。 「城」という言葉から想像するより、かなり狭い土地に、昔は建物の一部であったような石が一面に転がっている。石の表面には装飾の一部のようなものも見られるが、おおむね雨風の侵食が進んで、ただの石ころと変わらないようだ。
崖の上は子供たちの言うとおり、村のある方から反対側の海から湿った強い風が吹き上げて来ている。リグの長い銀髪が天を指して流れるほどだ。風の来る側の崖の突端に、大岩が立っている。その岩陰ならば風を遮り、少し休めそうだ。
■ ベッキー父 To:ALL
……

■ カナル To:ベッキーパパ
なるほど、ここですか……。

■ ジャン=バッティスタ To:ベッキーパパ
みごとな壊れ具合ですなぁ……。

■ ジル To:ALL
ぱっと見た感じでは、特にめぼしいものはなさそうじゃな。

■ ベッキー父 To:ALL
こんなとこ、何もねぇぞ……。

■ スレイ To:おおる
とりあえず探索してみましょうか♪(^^)

■ ジル To:おおる
うむ。手分けしてさがしてみるとしよう

■ リグ To:おおる
わたしも手伝うね〜♪

ベッキーの父親は、黙って岩陰に座り持ってきた弁当を広げた。
他は全員手分けして、遺跡の調査を開始する。
スレイは周囲の足跡を見て回った。続いて遺跡に近づき、転がっている岩に注目する。
■ スレイ
あぁ、これが例の模様ですか…

転がっている岩に、模様を彫って装飾を施したものが見られる。レナちゃんが言った「もようのある石」とはこれのことだろう。 カナルとスレイが模様を調べてみるが、見覚えのある物ではなかった。 ジルがその手元を覗き込んでくる。
■ ジル To:スレイ
これだけ見ても、なんのことか見当がつかんのぉ。 他には何もないかの?

■ スレイ To:ジル
そうですね(^^;
辺りの足跡なども調べてみましたが、風の精霊が活発すぎて消えてしまっていました。
だけど、下にある建物の規模などは推察することができますね。

ジルにざっと把握した間取りの説明をする。
遺構から推測するに、母屋 1 棟、別棟に小さな建物 1 棟程度で、母屋の大きさは 15m × 10m 程度、部屋数は多くても3、4 個位。しかし建物の高さについては判断できない。
バティは間取りから入り口付近を類推し隠し床のたぐいを探すが、こう荒れていては床の調査もままならない。アシスタントのリグも一緒になって岩をどかしたりなんだりしてみるが、それらしいものは見つからなかった。
カナルは遺跡全体に魔力感知を行うが、何も感じられなかった。
全員が協力してそれぞれ一通り全体の調査を行ったが、特に何も見つからないようだ。
ティトルなどは先程から崖っぷちに寝転がって下を見て遊んでいる。 眼下はるか下には波が岩を洗い岩に当たり、千変万化する光景が展開している。 前髪や服が強い風に舞いティトルの体すらさらおうとするが、彼女はその危険を楽しんでいるようだ。
カナルが崖の方へ歩み寄って来た。食事を終えて休憩中のベッキーの父親がいる。
■ カナル To:ベッキーパパ
上から見ると、更に凄い崖ですね。
こちらの崖を登られた方はおられるのですか?

■ ベッキー父 To:カナル
…あんた、あたま確かか?(汗)

「そんな物好きな奴はいない」という意味らしい。
■ カナル To:ベッキーパパ
……なるほど、確かにそうですね。
(それなら頷けるな。一つ、確認してみるか)

カナルは後方の森へと視線を送った。どこかで大型の鳥がはばたく音が聞こえたような気がする。
遺跡の調査を終えたスレイが、カナルのそばに歩み寄って来る。
■ スレイ To:カナル
カナル、その辺りに何かあるんですか〜?

■ カナル To:スレイ
ちょっと、な。
賭博師の勘て奴さ。
数え歌にあるように、四棟や五層もの建物があったとしたら、 ここじゃ狭すぎると思わないか?
と言うことは……。

どこからともなく一羽の猛禽類がやってきて上空で風に乗っている。 強風に逆らって降下し、苦労しながら崖の壁面を 2 度 3 度横切った。
■ ティトル
うやぁ〜、じょうぶい鳥さんですねぇ……

スレイが崖に近づいてその鳥を観察する。
■ スレイ To:ティトル
あれはミミズクですね。こんな強風の中を物好きな…(苦笑)

■ ジャン=バッティスタ To:ティト
あれは捕まえてもうまそうじゃないな。

■ カナル
(よし、ドンピシャだな!)

眼を細めて集中していたカナルが顔を上げた。
■ カナル To:おおる
俺の勘が正しければ、恐らくこの崖に入り口があるんじゃないか?

■ ジャン=バッティスタ To:カナル
おいおい、また適当なことを言って……
なんか、いやな予感がするな

■ カナル To:おおる
『また』とは何だ、またとは?

■ ジャン=バッティスタ To:カナル
んじゃ、「またまた」いやな予感がするよ。

■ ジル To:カナル
こんな絶壁にか?
調べるにしても、命がけじゃぞい。
こういう仕事は、、、、バティかの?

■ ジャン=バッティスタ To:ジル
……やっぱり、俺様か?

おじさんチームがボソボソと相談する横で、スレイとリグは学院の図書館で見つけた詩文との不思議な一致を話し合っていた。
■ スレイ To:ALL
へぇ、崖下にね……。
確かに例の詩文の「帽子をとってご挨拶〜」のくだりは、それを匂わせてくれますね(^^)

■ リグ To:おおる
そうか、帽子を取って挨拶する時って下を向くもんね。
でも、下に入り口があっても降りるのが大変そうだな〜_(._.)_

と言ってリグは崖下を覗き込む。目が眩みそうな高さである。
■ カナル To:バティ
ほら、お仕事だぞ。頑張っていってこい。

■ スレイ To:カナル、バティ
えっ、バティが行くんですか!? こんな崖を降りることができるんですかっ!?

■ リグ To:バティ
バティ兄ちゃん、そんな事も出来るの!?
スゴイ!スゴイ!

■ ジャン=バッティスタ To:スレイ&リグ
知らなかったのか? バードの必須技能なんだぜ。
しのび足とか、お宝捜索とかもな。

■ リグ To:バティ
え〜、そうなの!?
必須技能なのに知らないなんてまだまだ勉強不足だなぁ。
バティ兄ちゃん・・・、ううん、お師匠様この冒険が終わったら教えてね。

教えてもらうと、もれなく帰れない道(盗賊ギルド)に入ってしまうよ?
■ ジャン=バッティスタ To:ALL
へいへい、その時まで生きていられたらな。
んじゃ、ちっくら逝ってくるわ

ロープを準備するバティにカナルが話しかける。
■ カナル To:バティ
どうする? 魔法でも掛けて助けてやろうか?

■ ジャン=バッティスタ To:カナル
ん、まかせる。

■ スレイ To:バティ
バティ、ちょっと待ってください。
少しなら風を穏やかにすることが出来るかもしれないので試してみます。

■ ジャン=バッティスタ To:スレイ
サンキューな。
カナルの魔法より、アテにしてるよ(エルフ語)

■ カナル
聞こえてんだよ。(エルフ語)

■ ジャン=バッティスタ To:カナル
あっらー、聞こえてんの(エルフ語)
まったく地獄耳なんだから、どっかの姑か?(ドワーフ語)

バティとカナルのエルフ語でのやりとりを聞いて、思わず苦笑するスレイ。 そしておもむろに腰の銀製の笛を取り出し、その中のシルフを呼び出す。
■ スレイ To:シルフ
…契約を結びし、風の乙女よ…
……荒ぶる同胞を静め、我らに穏やかなる風を運びたまへ……


大変でしょうが、お願いしますね

■ カナル
スレイの奴、いつの間に……。
考えてみれば、スレイとのつきあいも長くなったもんだな……。

スレイが放ったシルフの呼びかけに答えて、強風は徐々に収まっていった。 完全な無風とまでは行かないが、垂らしたロープが揺れない程度まで静かになった。
大岩にくさびでロープを固定し、バティが身軽に崖を降りはじめる。 眼下では波が岩に当たって砕けている。かぼそいたった一本のロープに身を預け、着々と降りていく。20m も降りたところで、バティが止まった。上から心配げにスレイが声をかける。
■ スレイ To:バティ
どうです、バティ。横穴は見つかりましたかぁ〜〜?

■ ジャン=バッティスタ To:スレイ
ああ、あるぜ。人ひとりくらいは入れそうな感じだな

■ スレイ To:おおる
はぁ、カナルの予想通りでしたね。では、わたし達も降りるとしましょうかね。

■ カナル To:おおる
ほらな、言ったとおりだろ。
さて、都市型の俺にはこう言うのは不得手なんでね。ちょっと安全策を とらせて貰うよ。
他にも、落ちても死なないように保険を掛けて欲しい奴はいるか?

■ ティトル To:カナル
保険??
良くわかんないですけど、とりあえずコレ脱いで頑張ってみますね

ティトルは邪魔な鎧を脱いで荷物と一緒にまとめた。身軽な方が崖は降りやすい。
■ スレイ To:カナル
落下制御の魔法ですか?わたしもいいです。
風の精霊が護ってくれますからね。

でも、いざという時はお願いしますね(笑)

■ リグ To:カナル
わたしはちょっと自信がないから掛けて欲しい。 落ちたら痛いじゃすまないもんね。

落ちたらまちがいなく海の藻屑だろう。
■ ジル To:カナル
ほ、本当に、この崖を降りるのか??
ワシ、生きて帰れる気がせんのじゃが(^^;)

ドワーフのジルはティトルにならって鎧を脱ぎながら冷汗をたらしている。
大岩にくさびで止めたロープに荷物を結び付け、先に降ろす。 荷物が終わったら、今度は自分たちがこれにしがみついて崖を降りることにした。
カナルが最後に落下制御の魔法をジルとリグと自分に使って、これで準備万端だ。
遺跡の入口?

一足先に横穴にたどり着いたバティは、穴のようすを観察している。
横穴の縦は 2m 位。幅は、1m 位。1 人が通れるくらいの幅がある。 2 人並んでも通れないことはなさそうだが、そうするとかなり狭く、自由に身動きできない。 今は昼時で日が高いので、横穴の奥までは日が通らない。奥は深いらしく、入り口から 2、3m 先は真っ暗で何も見えなかった。しかし、見える範囲では、穴はほぼ水平に先へ伸びている。
■ ジャン=バッティスタ
やれやれ、狭いし、暗いし、埃っぽいし。
あー、やだやだ……

壁や天井部分は自然にできた横穴のように見るが、バティの鍛えられたシーフの目が床の状態に止まった。
■ ジャン=バッティスタ
そんでもって、きっちり人工物ぢゃねーか。
根性なしのグラスランナーにゃできねぇ仕事だな。

横穴に人の手が入っていることは間違い無い。
■ ジャン=バッティスタ
おーい、誰かいるかーー?
久しぶりの客だぞーーー
……って、誰も出てくるわけないね。
仕方がないからカナルが下に落ちていくところでも見に行くとすっか。

バティが上を見上げると、ちょうど準備を終えた仲間がそろそろとロープを伝って降りてくるところだった。
最初に降りはじめたのはカナルだ。落下制御の魔法を使い、ゆっくりと降りて来る。風で流される事への警戒のためロープをつかんでいるが、入口に降り立とうとした瞬間にその手がふと外れた。とたんに風の影響を受けて体が流されそうになる。
■ ジャン=バッティスタ To:カナル
おっ! 流されてやがる……
おーい、助けてやろうか〜

バティはしかたがなさそうに、手を伸ばすが、もちろん顔はにやついている。 カナルは、バティに支えられて無事に入口に着いた。無理して無表情にしているが、焦って頬がひくつく。
■ カナル
(……や、やばかったな(汗)
先に魔法掛け解いて正解だった。さすがに落ちながら魔法が使えるほど 器用じゃないからな……)

■ ジャン=バッティスタ To:カナル
俺様ってなんてイイヤツなんだろうな?
殺されかかった相手を助けてやるんだモンな。
んで、カナル、何か言うことはないのかね、んふふ〜ん♪

■ カナル To:バティ
助かった。ありがとうな。

■ ジャン=バッティスタ To:カナル
あ〜ん? よく聞こえンなぁ?

■ カナル To:バティ
助かった。ありがとうな!

■ ジャン=バッティスタ To:カナル
はい、よくできました〜♪(にやりん)

そんな漫才をしていると、早くも次のジルがやって来た。魔法の助けを借りて、こちらは無事にふわりと着地した。
続いたスレイは、魔法の助けはなかったが無事にクリアした。
■ ティトル
んしょ…っと、到着ですぅ(^-^)

ティトルも同じく軽く横穴の入り口に降り立つ。さすが自然児。
最後のリグが降りはじめた。楽に(?)降りていくみんなを見て、油断したか?
■ ジャン=バッティスタ To:リグ
あっ、またひとり、飛ばされてる。
仕方がねぇなぁ。

降りはじめてすぐの所でロープから手が滑ったが、落下制御の魔法のおかげで落ちるには至らなかった。20m も上空なので、下から見ている仲間が手を貸すことはできない。が、なんとか自力でロープをつかみ直して最後は無事に到着した。
■ リグ To:みんな
あ〜、ビックリした(・o・) みんな簡単に降りていくから油断しちゃった。

■ スレイ To:おおる
みんな無事に降りられてよかったですよ。
ネットでぶら下げて降りることも可能だったんですけどねぇ…(笑)

捕まえられた動物みたいな状態で降りていくのは誰でもいやだろう。第一、カッコ悪い。
■ ジル To:おおる
無事だと言ってもワシは生きた心地がせんかったぞ。
大丈夫とわかっていても、もう2度とごめんじゃな。
帰りは、なんとしても他の出口を探さねば。

他の出口、見つかるといいね…。
さて、やることの無くなったベッキーの父親は村へ戻ることにした。弁当の殻を拾って、さっさと戻る。
■ ベッキー父 To:ALL
…俺は村に帰ってるぞ。

■ カナル To:ベッキーパパ
いろいろとお世話になりました。
私達のことは、ご心配なく。

横穴の中からは、何の音も聞こえてこない。ただ闇があるだけ。
■ カナル To:おおる
さてさて、漸くラングドーフの家にたどり着けたか?
取り敢えず奧へ向かうか。

スレイは荷物からたいまつを取り出し、火をつけた。一列で歩くには前と後ろにたいまつがあった方がいいだろうと、ティトルもたいまつに火をつける。再び鎧を着て荷物を背負い、準備は整った。
■ リグ To:みんな
なんか、ドキドキするね〜♪

■ スレイ To:おおる
そうですね。わたしは遺跡に潜るのは初めてですからとっても楽しみです(^^)

■ カナル To:おおる
そう言えば、俺も初めてだな。

■ ティトル To:おおる
なんだか面白そうですね〜ふふふ〜

■ ジル To:おおる
ワシは毎回もぐっておる気がするがな(^^;)
中は狭そうじゃ。暗いから足元に気をつけろよ。
さて、何が出るやら。入ってみるとしよう。

■ ジャン=バッティスタ To:ALL
ラングドーフとやらが出てくることだけはごめんだぜ(笑)

さて、鬼が出るか蛇が出るか。

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