SW-PBM Scenario #28

旅立ちの朝 !

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銀の網亭

翌日…

ミイラ取りもミイラにならずに済んだらしい。
ゆうべ楽しく別れの杯(!?) を酌み交わした一行は、今度は全員寝過ぎることなく、銀の網亭の朝に間に合った。 旅支度を整えて 1 階に降りると、おやじがちゃっかり待っている。宿代を清算しながら、しみじみと一行を送り出すためだ。
■ おやじ To:ALL
いよいよだな。
がんばって来いよ。

■ スレイ To:おやじ
はい、がんばってきます♪
おやじさんも期待して待っててくださいね。
沢山の宝物を見つけてきますよ。

スレイが「こーのぐらい」と大きく手を広げてたくさん加減を表現してみる。 おやじが「期待してるぜ」という感じに大きくスレイの肩を叩く。
カナルが軽く肩をすくめながら、荷物を持って外の扉へ向かう。
■ カナル To:おやじ
土産話ぐらいは持ち帰れるだろうさ。

■ ジャン=バッティスタ To:おやじ
宿代も稼げなきゃ、また歌うからステージ空けとけよぉ

最後に出ていったバティの言葉に、心から DreamWeaver の成功を祈るおやじであった。
楽しい旅路

DreamWeaver はオランを出ると一路ヤッファーに向かった。
途中街道を外れて 1 日は森の中を歩くことになった。森の中では狼の襲撃をうけたが、そんなものは既に彼らの敵ではなかったのだ。えい!やぁ!とティトル&リグコンビの一閃で蹴散らされていく。
そして、旅も 3 日目の昼下がり。今日もよい天気。
森の中を歩いていた一行は、しばらく前から潮のかおりを感じていた。期待に胸を躍らせながら、森の中の細い道をしばらく下る。すると、突然目の前に青い海が開けた。
DreamWeaver 一行はとりあえずの目的地、漁村ヤッファーに到着した。
山から続く森が、そこで急に海に向かって開けて、比較的広い入り江を形作っている。両側を崖に挟まれ、そこにこじんまりと出来た村があった。
村人の生活はあまり裕福ではなく、森から採れる木の実や茸、食草類と漁で自給自足の生活を送っているようだ。建物も板葺きの質素なものばかり。
ちらほら村人が歩いているのも見える。生活は慎ましいようだ。しかし、人々に暗いようすはない。
風に乗って、かわいらしい歌声が聞こえてきた。

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