砦内 本館裏 井戸 2nd Day 12:10- |
■ ティアード To:フェリオ |
フェリオ様〜。 水汲みはそのへんで、食事にしませんか〜? |
呼び声が掛かる。
■ フェリオ To:ティアード |
あれ? もうそんな時間? わかったー、すぐ行くー。 |
フェリオは水汲みを中断して、食堂へと向かった。
砦本館 1階 食堂 |
メニューはミルク粥と芋粥(塩味)であった。
トーラも同席して、3人で食卓を囲む。
■ トーラ |
では、いただきましょう。 |
■ フェリオ To:トーラ、ティアード |
いただきまーっす。 |
■ ティアード To:トーラ > フェリオ |
いただきます(^^) …あの、他の皆さんは街に出掛けられたんですか? |
芋粥はあっさりして美味しかった。
しかし、すぐに腹が減りそうである。
■ フェリオ To:ティアード |
んー・・・何でもみんな用があるって言ってさ・・・。 俺はこの砦をもう少し見てみたかったんで残ったけどな。 明日でお別れだしさ。 |
■ ティアード |
そっか。もう明日はお別れか…。 |
スプーンを咥えたまま考え事をする。
■ フェリオ To:ティアード |
そういえば・・・セレンちゃんは? 具合が良くなったんなら見舞いにでも行きたいんだけど・・・。 |
■ ティアード To:フェリオ |
食事を運んだ時は、起きてましたよ。 まだ熱は引いてなかったですけど。 でも、よかった。フェリオさんが居てくれて(^^) |
■ フェリオ To:ティアード |
そっか・・・じゃあ食事終わったら顔出してみるかな。 か弱い女の子一人に働かせるのも悪いしね。 ま、これもこの砦の良い思い出になれば良いかな、ってね。 |
■ ティアード To:フェリオ |
優しいんですね(^^) |
■ フェリオ To:ティアード |
あはは。 |
笑っていると、トーラがフェリオの手元を見て、聞いて来る。
■ トーラ To:フェリオ |
おかわりは要りますか? |
■ フェリオ To:トーラ |
あ、どうもすいません。 |
粥、2杯目には芋が少し多めに入っていた。
砦本館 2階 使用人室(セレン・ティアード部屋) 2nd Day 12:30- |
食事後、使用人室を訪れるフェリオ。
レイアが看病していたが、フェリオを見て立ち上がる。
■ レイア To:フェリオ |
ああ、すまないけど看病を替わってくれないかい? 旦那の面倒も見てやらないといけないからねぇ(^^; |
■ フェリオ To:レイア |
あ、ご苦労様です(^-^;; 後は引きうけます。 |
レイアはフェリオに任せて部屋を出ていった。
セレンは食事を平らげ、目を閉じて休んでいる。
■ フェリオ To:セレン |
・・・セレンちゃん? 起きてる? |
声を掛けると、セレンは目を開けてフェリオを見た。
■ セレン To:フェリオ |
……フェリオ、さん? |
彼女の額に手をやって、熱を測る。
まだ熱は下がりきっていなかった。
■ フェリオ To:セレン |
まだ大丈夫じゃなさそうだな・・・。 そのままで良いからちょっと聞いててな・・・。 アルスさんの事だけど・・・彼は君を本気で大事にしてると思う・・・。 だからこそ話せなかったんだよ・・・それを信じてやりなよ。 |
■ セレン To:フェリオ |
違うんです…。それが分かってるから、自分、辛くて…。 |
フェリオの顔を、薄く開けた目で見ながら話す。
■ フェリオ To:セレン |
そっか・・・だったら信じて待ってれば良いんだよ。 病に心配事は良くないぜ?ぐっすり寝ときな。 俺が・・・全部終わらせてやるからさ(^-^) |
■ セレン To:フェリオ |
はい…。 |
■ フェリオ To:セレン |
あ、そだ・・・コレットの荷物・・・もう一度見せてもらって良いかな? 少し調べたい事があってさ・・・。 |
■ セレン To:フェリオ |
いいですよ。今度はもう怒らないです(^^; |
■ フェリオ To:セレン |
あん時はちょっと強引だったな(^-^; |
コレットの荷物は、前と同じ場所に、(またしても)固い結び方で袋を閉じられて収められていた。
荷物の中を徹底的に漁ると、手紙らしき文面の中古の羊皮紙が数枚出て来る。
しかしその文面は、
"おかあさんへ これっとは――"
という母親に宛てた内容で、書き損じたものばかりであった。
あの晩、コレットを呼び出したと思われる手紙は見つからない。
■ フェリオ |
(駄目か・・・何処いったんだ・・・?) |
セレンを見ると、目は閉じて浅い眠りに落ちていた。
2nd Day 12:50- |
セレンの看病を続けるフェリオ。
桶の水を汲み替え、額の手拭いを新しい水で絞って置く。
■ セレン |
あ…。 冷たくて気持ちいい…。 |
そんな反応が返る。
■ フェリオ |
うーん・・・あんまし他人に見られたくない光景だ・・・。 |
ティアードが、そーっと部屋に入って来た。
セレンを起こさないようにという気遣いであったが、まるで本職の盗賊である。
フェリオの背後から、突然声が掛かる。
■ ティアード To:フェリオ |
何、セレンの顔見てるのかな〜。 |
■ フェリオ To:ティアード |
どわぁっ ・・・ってびっくりさせないでくれよ(^-^; |
■ ティアード To:フェリオ |
ごめんごめん(^^; |
何しに来たかと思えば、…特に用事はなさそうである。
■ ティアード To:フェリオ |
女の子の部屋には色々秘密があるんだから(^^; |
いそいそとベッドの周りを片付け始める。
■ フェリオ To:ティアード |
・・・・・・? |
意味がよく分からず、その様子をじぃ〜と見つめるフェリオ。
■ ティアード To:フェリオ |
えっち。 |
■ フェリオ To:ティアード |
え? あ、ごめん(^-^;; |
でも、じぃ〜〜〜っと見つめ続ける。
■ ティアード To:フェリオ |
もう、セレンの方見てなさいよ(^^; |
頭を軽く小突かれる。
セレンが食べ終えた器、ベッドの上にあったゴミ、持ち込んだままになっていた皿、洗濯物、etc.
それらを両腕に抱えると、ティアードは愛想笑いをして退室していった。
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