白ユリ亭 2nd Day 12:50- |
ジークらを見送った後、エデンはテレサを席へと呼んだ。
■ エデン To:エリィ、テレサ |
ちょっと来ていただけませんこと……? ……お話が御座いますわ……。 |
■ テレサ To:エデン |
追加の注文かい? |
テレサが1人で来た。
来る途中、側のテーブル席から「エールもう1杯〜」と声が掛かってたりする。
■ エデン To:テレサ |
ええ。ミルクのおかわりをいただけるかしら? それと…エリィ様に言伝を御願い致しますわ……。 私は現在ロスフェル砦に御厄介になっている者ですけれど……、 「アルス様の事でお話が御座いますので、10分ほどお時間を戴けませんでしょうか?」 と……。 ……お忙しいようでしたら無理にとは申しませんけれど……、アルス様の為にも、是非とも御願申し上げますわ……。 ………私、暫くして御返事がなければ引き上げますけれど……、余りトーラ様にご迷惑かけられませんものね。 ……できればそれ迄に御返事下さると嬉しいですわ。 |
■ テレサ To:エデン |
…ミルクのおかわりだね。 言伝も伝えておくよ。 |
他の客にエールを出し、エリィと話をし、そしてミルクを持ってテレサは戻って来た。
■ テレサ To:エデン |
はい、お待たせ。 エレイラは、仕事が落ち着いてからなら良いってさ。 20分くらい後になるけど? |
■ エデン To:テレサ |
構いませんわ。それ迄お待ちしておりますわね……。 あと、度々で申し訳在りませんけれど、鳥肉を戴けますかしら? (昨晩は食べ損ないましたものね……。) |
■ テレサ To:エデン |
鶏肉ね。今は少し時間掛かるよ。 |
10分程待たされた後、ローストチキンが出てきた。
2nd Day 13:05- |
混雑時間を過ぎ、店内のテーブル席からほとんどの客が去る。
■ エレイラ To:エデン |
お待たせしました(^^) アルスさんの事で、何かお話があるとか? |
エレイラが来た。
■ エデン To:エレイラ |
貴女がアルス様とどういった御関係か詳しくは存じませんけれど……。 親しいとお聞きしましたから……お話ししておきますわね。 現在、アルス様はある事件の容疑者にされておりますわ……。 そして私達はその事件を調査しているのですけれど…… アルス様の知人である貴女に幾つか伺いたいことが御座いますの……ご協力いただけまして? |
内緒の話として、こそこそと話す。
■ エレイラ To:エデン |
ああ、そうだったんですか…。 はい、私で話せる事があるなら(^^) |
協力的であった。
アルスが容疑者とか聞いても、動じていない様子。
■ エデン To:エレイラ |
まず、シェラ様って何方かしら? |
■ エレイラ To:エデン |
え。事件ってシェラの墓が荒らされた…って事はないですよね(^^; |
1人ボケ突っ込み。
■ エデン To:エレイラ |
いいえ。事件は殺人ですわ……。 |
■ エレイラ To:エデン |
ええっ。アルスが殺された…ら、容疑者じゃないですよね…。 また、濡れ衣かぁ。 |
気を取りなおして会話を続ける。
■ エレイラ To:エデン |
先程、テーブルで一緒に居た人にも聞いたんですよね、シェラの事は。 私は知らない人でしたけど、墓参りしてましたから(^^) 彼女、私やアルスさんとは幼馴染で。病気で亡くなる前は、とても良い仲でした(^^) |
■ エデン To:エレイラ |
……そう……幼馴染み……。 コレット、セレン、セラ、アナトリア、ルーファ、バスク、ウォルクライ……。 この中にご存知の方はいらっしゃるかしら? |
バスクとウォルクライについては、容姿の説明も交えて尋ねる。
■ エレイラ To:エデン |
名前だけなら、皆。別人かも知れませんけど。 バスクさんは衛視の方ですよね。 セレンは、シェラの妹ですから特によく知ってます(^^) …真犯人はその中ですか? |
■ エデン To:エレイラ |
…………。 内四名は被害者ですわ…。 そして、セレン様は被害者の皆と同じ環境で唯一残っていらっしゃる方……。 ……今のところそれだけですわね。 シェラ様とセレン様についてもう少し詳しく教えていただけませんこと? 先程シェラ様は病気で亡くなられたと伺いましたけれどいつ頃の事かしら? |
思い出すのをためらうような、少しの沈黙。
■ エレイラ To:エデン |
4年…ううん、5年程前ね。 色々な事は知ってるけど、友達としての事だから。貴方にはちょっと(^^) |
■ エデン To:エレイラ |
そう……別に無理に伺うつもりも御座いませんわ……。 話せることだけで構わなくてよ……。 あと……墓地で何か御座いまして? |
質問を変える。
■ エレイラ To:エデン |
その、シェラの埋められている墓地の事ですか? そう言えば、ゾンビが出るとかいう噂が…。 デマに決まってますけど(^^) |
■ エデン To:エレイラ |
……ゾンビ……。 貴女は直接御覧になったわけでは御座いませんのね? 何方からお聞きいたしまして? |
■ エレイラ To:エデン |
そこのテス、じゃなくて、テレサから(^^; |
カウンターに寄り掛かってこちらの方を見ているテレサを示した。
■ エデン To:エレイラ |
最後に……。 朝日の塔とその下の怪物についてお詳しいと伺ったのですけれど……。 |
■ エレイラ To:エデン |
それも、事件と関係あるんですか?(^^) |
エレイラは疑問を挟んだ。
■ エデン To:エレイラ |
………事件を調べているうちに出てきた話ですわ。 関係のない事かも知れませんけれど参考までに………。 |
■ エレイラ To:エデン |
職業柄、そういう類の話には詳しいんだけれど…。 それについての詩とかは知らなくて(^^) 参考までに…、誰から伺ったんですか? 私が詳しいって。 |
■ エデン To:エレイラ |
さあ? 私が直接伺った訳ではなく、人伝のお話でしたから詳しくは存じませんけれど……。 アルス様か……何処かの酒場の給仕の女性からだったかしらね? とにかく、"闇"事件の話は、学院の老婦人か白ユリ亭の歌姫が詳しいと伺いましたわ。 |
■ エレイラ To:エデン |
そうだったんですか(^^) お役に立てなくてすみません。 |
ぺこりとエレイラは頭を下げた。
■ エデン To:エレイラ |
お忙しいところ御無理を言って御免なさいましね……。 ご協力感謝致しますわ。 それでは私はこれで失礼いたしますわね……御会計を御願いできますかしら? |
■ エレイラ To:エデン |
鳥とミルクに耳で…、5ガメルですね(^^) |
ミルクの追加を勘定していないらしい…。
それでも、エデンはちゃんと 6ガメル支払った。
■ エレイラ To:エデン |
はい、丁度頂きました(^^) |
代金を受け取って、にこにこ笑うエレイラ。
エデンは、白ユリ亭を出てルエナ家に向かった。
ロスフェル市街 中央通り 2nd Day 12:50- |
白ユリ亭を出て、砦に戻るアルト。
市街地を抜けるその足が、突然ピタリと止まった。
■ アルト |
この匂いは……………。 |
甘い匂いが誘うように漂っていた。
そのまま、道端の屋台へと、ふらふらと吸い寄せられていく。
屋台では、ランヤンパが焼かれていた。
■ アルト |
をを、やっぱり♪ ちょうど良かった。 食事もし損ねてたことだし、昼食代わりにちょいと買って行こうかな? |
店(屋台)の主は、たくましい身体のお姉さんであった。
■ 店主 To:アルト |
そこのあなた、買っていく? さぁ、どれがいい?(^-~) |
ランヤンパ (1個×0.5ガメル。最低2個から) 大判ランヤンパ (1個×1ガメル) チーズ・ランヤンパ (1個×1ガメル)
■ アルト To:店主 |
へぇ、何だか色々種類があるんだねぇ。 ん〜………………………… ……………(悩)…………… ………………………………っと。 よし、 こっち(普通の)を 2個に、これ(大判)とこれ(チーズ)を一つずつ頼むよ(^^) |
全部で 4個、3ガメルを支払う。
■ 店主 To:アルト |
はい、おいしかったらまた買ってね☆ |
大判とチーズのランヤンパを食べながら砦に戻る。
■ アルト |
ぱくぱくぱく……………………(*^-^*)んまぃ♪ |
この店のランヤンパは、表面がカリッと焼き上げられていた。
口に入れた後、柔らかな甘味を残して溶けるのは昨晩食べた物と一緒である。
(ただ、昨日のものの方が溶け方が絶妙だった気がする)
チーズは焼きたてがとても美味しかった。
冷めるとここまでおいしくなかったかも知れない。
どっぷりと幸せな気分に浸るアルトであった。
ひな鳥亭 2nd Day 12:55- |
ひな鳥亭入り口に、ヴェアを抱えて立つジーク。
食事を済ませ、出てゆく人と擦れ違って店に入る。
店内は賑わっており、忙しそうに働くエストの姿があった。
■ ジーク To:エスト |
こんにちわ(^^) |
■ エスト To:ジーク |
いらっしゃい♪ 空いてる好きな席に座って待ってて。 |
飲み物を運ぶエストにそう言われる。
■ ジーク To:エスト |
あ、はい(^^; |
空いていたテーブルに向かい、まずヴェアを椅子に座らせる。
■ ヴェアリアス |
う、うん・・・・・・・・ |
声を漏らすヴェア。目は閉じたまま。
■ ジーク To:ヴェアリアス |
おっと・・・・・起きてませんね(^^) |
座って待っていると、エストがやって来る。
■ エスト To:ジーク、ヴェア |
はーい、お待たせ。 注文は? 名物料理は、"ガルカ"しかもう残ってないんだけど(^^; あれ…。その人、さっきの人と違うね。 |
最後の一言は、ヴェアを見ながら。
■ ジーク To:エスト |
ええ、さっきの人と同じ旅の仲間なんですが・・・・ どうやら白ユリ亭で"虎の舞い"というお酒を飲みすぎたみたいでして(^^;; |
■ エスト To:ジーク |
(^^;;; |
■ ジーク To:エスト |
で、申し訳ないんですが、こんな様子なので一旦お城の方に戻ろうかと(^^ゞ お店、明日もやってますか?(^^) |
■ エスト To:ジーク |
遠慮しなくてもいいって。 酔いが覚めるまで、ここで休んでてもらっていいし。うん、そうしよ。 用事があるなら、ジークさんだけ先に戻ってもらっても構わないから。 それに、この炎天下で酔ったままだと、余計悪くするよぉ? |
連れていくと言ったら、力ずく(?)で止めそうなエストであった。
■ ジーク To:エスト |
さすがに置いてくわけには行きませんけど・・・・・う〜ん(^^;; |
ヴェアの方をちらりと見て悩む。
■ エスト To:ジーク |
…それとも、白ユリ亭で何か食べてお腹空いてないの? |
エストが、物凄く悲しそうな目をして聞く。
…その目にジークは弱かった。
■ ジーク To:エスト |
エストさんとの約束がありましたから、食べてないですよ(^^) 白ユリ亭ではエールを一杯飲んだだけです(^^ゞ ・・・・・・そうですね、では"ガルカ"を頂いてから帰りますね(^^) |
ぱっ、と明るい表情に戻る。
■ エスト To:ジーク |
うん。すぐ持ってくるから。 エールも一緒でいいかな? |
■ ジーク To:エスト |
ええ、エールをお願いします(^^) |
ジークは食事を取ってから砦に戻る事になった。
2nd Day 13:05- |
大きな丼容器に入った料理とエールが運ばれて来る。
酔って寝ているヴェアには水だけ。
■ エスト To:ジーク |
じゃーん。 当店自慢、ロスフェル名物の"ガルカ"だよ。 |
丼に溢れそうに入っているのは、少し水分多めのカレーといった感じの代物。
野菜や肉、チップ状のパスタが入っていて、それらを一緒に口に運んで味わうらしい。
■ ジーク To:エスト |
おお、美味しそうですねぇ(^^) |
まず、一口食べてみる。
しっかり煮出しされた鶏ガラをベースに、各種スパイスが混ざって食欲を刺激した。
■ ジーク To:エスト |
う〜ん、美味しい(*^^*) |
ジークは次々とガルカを口に運んで片付けていった。
2nd Day 13:15- |
満腹。
席に寄ったエストに、料理の代金を聞くジークだったが…、
■ エスト To:ジーク |
お代は無料(ただ)でいいよ。 1曲、聞かせてもらえる約束だもんね(^-~) ちょうど店も落ち付いたし、今からでもいいよ。 うん、今から聞かせて♪ |
笑顔でお願いしてくるエスト。
■ ジーク To:エスト |
食事の代金分になるかどうかは分かりませんが(^^; ・・・・・そうですね、まだ作りかけで申し訳ありませんが、新しい詩を。 |
ジークは、その気になって立ち上がる。
店内を見渡すと、何人か若い女性の姿もあった。
■ ジーク To:観客 |
さてさて、お店にお集まりの皆様。 お食事中とは思いますが、しばし御静聴をお願いいたします。 私の名はジーク。遥か西方、テン・チルドレンはベルダインより旅を続けてきた吟遊詩人です。 本日、ロスフェル一の酒場、このひな鳥亭へと寄らさせていただいたのも何かのご縁。 拙い詩など一曲披露などさせていただきたいと思います。 |
芝居がかった挨拶と共に深々と頭を下げる。
そして、店内が静まった所で歌い始めた。
■ ジーク |
我は詠う。これは愛しき者へと捧げる恋情歌 我は詠う。これは一人の乙女へと捧げる名も無き詩 汝は美しき半妖精の乙女。気高き森の妖精の血を引きしもの。 我は思う、汝は悪戯好きな小妖精の化身かと。 その戸惑いは、何故か心地よく我の胸に届く。 汝は目に見えぬ力で我を抱擁し、束縛する。 其は魔術ではあらん、誰しもが捕らわるる恋の呪縛。 墜ちた者のみがその辛さと嬉しさとに身を震わせるもの。 汝はそのものうげな表情で、我を無限の迷宮へと落とす。 幾百幾千もの思考によって形作られる心の牢獄。 捕らわれ人は我自身。我は迷い、汝の姿を求めて彷徨する。 我は想う、汝は名も無き女神の化身 汝を愛す不遜なる想いに、この身を聖火で焼かれようとも決して後悔などしないと。 我は詠う。これは愛しき者へと捧げる恋情歌 我は詠う。これは一人の乙女へと捧げる名も無き詩・・・・・ |
歌い終え、再度頭を垂れる。
■ ジーク To:観客 |
お耳汚し、失礼しました。 |
■ エスト To:ジーク |
ジークさん(の詩)、素敵〜(^^) |
この詩を、エストは気に入ってくれた様子である。
■ ジーク To:エスト |
ありがとうございます(^^) |
店内には喧騒が戻ったが、その中で、
「あの人、席に呼んでみようか?」
と他の客が言っているのがジークの耳に聞こえて来た。
■ ジーク To:エスト |
さて、そろそろ砦へともどります。 美味しいご飯をありがとうございました(^^) |
■ エスト To:ジーク |
明日もやってるから来てね♪ |
■ ジーク To:エスト |
ええ、時間がありましたら是非(^^) |
テーブルの上に、食事代としてそっと 6ガメルを置いておくジーク。
ヴェアを抱き抱えると、砦に戻るべく急いで店を後にした。
ルエナ家 2nd Day 13:30- |
エデンは、道ゆく人に場所を聞きながらルエナ家に向かった。
そして、目的の屋敷(塀付き、庭付き、2階建て。規模は全10部屋程度)の前に着く。
丁度、屋敷の前から商人風の若い男が帰るのが見えた。
屋敷の門や扉の前に番人は居ない。
閉まった扉には、"本日はお休みです" と書かれた札が掛けられていた。
ドンドン。
扉を叩いて人を呼ぶ。
■ エデン To:扉 |
何方かいらっしゃりませんこと? |
少し待つと扉が開いて、この屋敷の使用人らしい女性が顔を出す。
長い金髪に、茶の瞳の人間女性。年齢は20代くらいか。
手にはホウキを持っていた。
■ 女性 To:エデン |
はい、どちら様…。 (視線を下げる) あら、可愛らしいお客様で(^^) 今日は館の者は皆出払っているんだけれど、何のご用かしら? |
■ エデン To:女性 |
あの…私はエデン=フォレスターと申しますわ…。 遣いの方に此方に伺うよう言われて来たのですけれど…、 ミディ様はご在宅かしら? |
■ 女性 To:エデン |
私はケイト。使用人よ(^^) ミディちゃんなら、今日は友達と遊ぶからって、出掛けてて。 夕方までには帰ると思うんだけど。 |
■ エデン To:ケイト |
……夕方……そう、でしたら暫く此処で待たせていただきますわ。 |
エデンは、玄関の前で体育座りをする。
■ エデン To:ケイト |
暫くしてお戻りになられなければ帰りますので、その時はミディ様に言伝を御願いできますかしら? 「件のお話を伺いに参りましたが、御不在のようでしたので誠に勝手ながら改めて出直します」と……。 |
■ ケイト To:エデン |
それはいいけど…。 少し待ってて。今、椅子を持ってくるから。 |
ケイトが、庭に回って木製の腰掛けを持って来る。
背もたれや肘掛けの無い簡素な物である。
■ ケイト To:エデン |
待つなら、これに座って(^^) |
エデンは 30分程、待つ事にした。
2nd Day 14:00- |
時折、休みと知らない行商が来たり、ケイトが前を通ったりした程度で、ミディは戻って来なかった。
■ えでん |
………………。 ミディにゃん来ないにゃ〜。 一旦砦に帰るにゃん……。 |
諦めて、砦に戻る事にした。
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