砦内 中庭 2nd Day 10:00- |
試合開始直前、他の者の隙を見てアルトがフェリオへと近寄った。
■ アルト To:フェリオ |
そろそろ時間だね。 あ、そうだ……。 フェリオ、これ貸してあげるよ。 |
そう言ってごそごそと懐からイビーエーターを取り出して、フェリオへと渡す。
■ フェリオ To:アルト |
ん? これは・・・。 |
■ アルト To:フェリオ |
勝負は時の運……ってね? ポケットの中にでも入れてれば、少しは御利益あるかもしれないよ(^^) ま、チャ・ザの幸運の加護には負けるけどね。 ―――んじゃ、がんばんなよ。あんま無茶しないようにね。 |
そう言ってかるくフェリオの背中を叩いて送り出した。
■ フェリオ To:アルト |
・・・サンキュな(^-^) アルトのくれたお守りならチャザをも凌ぐ御利益がありそうだよ。 |
アルスは、摸擬刀の中からバスタードソードを選択します。
■ アルス To:フェリオ |
俺はこれでいくぜ。 |
■ フェリオ To:アルス |
じゃあ、お手柔らによろしく。 |
フェリオも同じバスタードソードを選ぶ。
■ ジーク To:フェリオ |
頑張ってください〜。 |
■ えでん |
ぱくぱく。(←持参のランヤンパを食べながら観戦) |
■ アルト To:フェリオ&アルス |
さて、準備はいいかい? 正式な試合じゃないし、細かいルールは互いの良心次第ってことで構わないね。 良い勝負を期待してるよ(^^) それじゃ………………………………………試合開始! |
アルトの号令にあわせ、軽く鍔を合わせてから試合は始まった。
◆ 第1R
■ フェリオ攻撃(バスタードソード1HSシールド)
■ アルス攻撃(バスタードソード2H)
■ アルス To:フェリオ |
へへっ。 |
どうやらアルスは今日は絶好調のようだ。
■ フェリオ To:アルス |
くぅっ!! |
■ フェリオ回避(Sシールド)
フェリオ、回避失敗。
フェリオ、ダメージ 6点。
■ アルス回避
フェリオの攻撃は回避されました。
■ アルス To:フェリオ |
どうした? もう少し頑張ってくれよ。 |
■ フェリオ To:アルス |
ちっ・・・まだ始まったばっかだよ。 |
■ ジーク To:仲間 |
ふ〜む、アルスさん、かなり腕が立ちますねぇ。 フェリオさん、大丈夫ですかねぇ? |
■ エデン To:ジーク |
多分、ダメですわね……何事も最初が肝心と申しますわ。 保ってあと三撃……といったところかしら……。 |
■ フェリオ To:ジーク、エデン(猫) |
そこぉ、五月蝿いぞ、黙って見てろ!! |
■ ジーク To:フェリオ > エデン |
ははははは、すみません(^^; 頑張ってください。 フェリオさん、だいぶ気が立ってますねぇ(^^;;; 大丈夫ですかね? |
◆ 第2R
フェリオ、回避成功。
フェリオの攻撃は回避されました。
■ アルス To:フェリオ |
ふん。なかなかやるじゃねぇか。 |
■ フェリオ To:アルス |
最初は油断しただけだよ、お楽しみはこれからだ。 |
アルスの攻撃をかわしたぐらいで大口叩くフェリオ。
◆ 第3R
■ フェリオ回避(Sシールド)
フェリオ、回避成功。
■ アルス To:フェリオ |
この…。 |
連続空振りは本調子から外れてるのか。
■ フェリオ To:アルス |
へへっ、次はこっちの番だよ。 |
■ アルス回避
フェリオの攻撃、命中。
■ フェリオ打撃(バスタードソード1H)
少しダメージ通りました。
■ フェリオ To:アルス |
どうだい?少しは楽しくなってきたか? |
■ アルス To:フェリオ |
準備運動はここまでだな。 |
■ フェリオ To:アルス |
へっ、早く本気を出さないと準備運動で終わっちまうぜ? |
■ アルト To:フェリオ |
お、フェリオの奴、調子出てきたみたいだね(^^) |
■ エデン To:どちらともなく |
そこで含み針ですわっ!! |
■ アルス To:フェリオ |
なにっ?! |
外野の野次に動揺したのか、思わず馬鹿な反応をしてしまうアルスと 思わず突っ込んでしまうフェリオ。
■ フェリオ To:エデン(猫) |
おぅっ!! ・・・って、ねぇよ、そんなもん!! |
■ アルト To:エデン |
こらこら……。 エデン、二人の気を散らす様なこと言うんじゃないよ(^^; |
一応まじめに審判の務めを果たすアルトはエデンに教育的指導を与えた。
◆ 第4R
フェリオ、回避失敗。
フェリオ、ダメージ 7点。
残り生命点 4点。
フェリオの攻撃、命中。
また少しダメージ通りました。
■ アルト To:フェリオ |
――――っっ! ………今のは、かなり効いたねぇ……。 |
アルトはメイジスタッフを手に持ち、フェリオの状況を見てもう止めようかどうしようかと悩んでいた。
■ ジーク |
今のは・・・・・・。 だ、大丈夫ですかね? |
◆ 第5R
フェリオの攻撃は回避されました。
■ フェリオ回避(Sシールド)
フェリオ、回避失敗。
フェリオ、ダメージ 6点。
残り生命点 0(-1)点。
フェリオは力なく地面に倒れ伏した。
フェリオが倒れたのを見て、
■ ヴェアリアス To:フェリオ |
!・・・ぁっ・・・ |
タオルに無意識に力をこめてます。
■ ヴェアリアス To:フェリオ |
ぇっと・・・ |
うろたえるヴェア。
アルトはフェリオが倒れたのを見て、すぐに駆け寄ろうとします。
■ アルト To:フェリオ |
――フェリオ!!? ま、待った!試合そこま――― |
アルスが攻撃を止めないのを見たエデンはすぐさま試合に乱入し、彼の得物を狙って当てる。
■ アルト To:エデン |
―――――エデン!? |
■ ジーク To:エデン |
えっ・・・・・エデンさん? |
ジークも剣を手に取り、何時でも飛び出せる体勢に。
エデンの武器狙い攻撃に耐えるアルス。
■ アルト To:ALL |
す…ストーップっっ!そこまで!! 試合中断だよ!! |
■ アルス To:アルト |
邪魔が入ったしな。 |
フェリオが起き上がって来ないのを見ながら。
■ エデン To:アルス |
あら……噂通り、止めも刺すおつもりでしたの? |
アルスはエデンを睨みつけただけ、無言のまま。
手も出そうとはしなかった。
■ ジーク To:フェリオ |
大丈夫ですか???? |
アルトの宣言を聞いて、フェリオに駆け寄るジーク。
アルトは側で、その様子を心配そうに見守った。
■ アルト To:フェリオ |
………………………。 良かった……息はあるね。 |
ほっと、安堵の溜息。
■ エデン To:アルト |
アルト様……ご覧の通りフェリオ様の負けですわ。 これくらいで止めておかれた方がよろしいのではなくて? |
■ アルト To:エデン |
………分かってるよ。 |
かるく息をつくと、アルスの方に向き直ります。
■ アルト To:アルス |
……悪かったね。 みんな仲間想いな奴らでさ、悪気はないんだけど…。 果たし合いをやってるわけでなし、試合の方はもうこれで 終わりにさせてもらうよ。 腕前の方も、しっかり見させてもらったしね? 流石に言うだけあって、見事な腕だよ。 |
機嫌悪そうにアルトの言葉を聞き流すアルス。
エデンが居た木陰の辺りに行き、しゃがみ込んで休みます。
アルトも再びフェリオの側へ向き直る。
■ ヴェアリアス To:駆け寄ってる人 |
ちょ、ちょっとごめん。通してくれる? |
駆け寄ってる人をかき分けて、ヴェアもフェリオに近付く。
■ ヴェアリアス To:フェリオ |
フェリオさん? フェリオさん? 返事できる? |
顔をぺちぺち叩く。
エレボスが地下水路から戻って来た時、試合は片付いていた。
木陰に移動したアルスと、倒れてアルトやヴェアに囲まれているフェリオが見える。
フェリオに駆け寄るエレボス。
■ エレボス To:みんな |
どうしてこんなになるまで止めなかったんですか? 模擬刀でも打ち所が悪いと死んでしまう事だってあるんですよ。 |
■ アルト To:エレボス |
………………………その通りだね…。 私の責任だよ。 ごめん……。 |
■ エレボス To:アルト |
あ、いや……………スミマセン私も言いすぎました。 ……………。 でも気を付けてください、フェリオさんも大切な仲間なんですから。 |
■ アルト To:エレボス |
……………………うん……………。 |
■ エデン To:エレボス |
……私……少し街を回って参りますわ。 フェリオ様はお任せしてよろしいですわね? |
エデンはその場を去っていった。
フェリオの手を誰かが握ってくれていた。
生きていると実感できるような暖かい血の通った手の感触。
ぼやけた視界がだんだん鮮明になる。
■ フェリオ |
(うーん・・・だれ・・・だ・・・) |
倒れたままで目線を向けると…、エレボスの顔が見えた。
神の力を借りて、傷を癒してくれている。
■ フェリオ To:エレボス |
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・。 ・・・・・・・・・・・。 ・・・・・・・。 どわぁぁ〜〜〜っふ!! |
■ ヴェアリアス |
ひゃ! |
■ フェリオ To:エレボス |
・・・・・・あぁ、びっくりした・・・。 むぅ・・・・体が痛いし・・・。 |
■ エレボス To:フェリオ |
な・何だよ・・・・・・。 そんなにビックリする事かよ。 |
■ ヴェアリアス To:フェリオ |
わ、わたしも・・・ |
エレボスに続いてつられるように呪文を唱えようとします。
だが、フェリオの顔色が元に戻ったのを見て、
■ ヴェアリアス |
・・・・・・・・・大丈夫みたいね・・ |
■ ジーク To:フェリオ |
あ、よかった。気がつきましたか(^^ |
■ フェリオ To:ジーク |
あ? あぁ・・・。 あんましいい目覚めじゃなかったけどな・・・。 そっか・・・負けたんだよなぁ・・・。 |
■ ジーク To:フェリオ |
・・・・・・・・(^^; ともかくも無事でなによりです(^^) |
■ エレボス To:フェリオ |
まだ完全に回復はしてないようだな もう1度魔法をかけるから抵抗はするなよ(笑) |
■ フェリオ To:エレボス |
う゛ー・・・うん。 |
少し不満気。
■ エレボス To:フェリオ |
どうだ? まだ痛い所はあるか? |
アルトの肩を叩くヴェア。
■ ヴェアリアス To:アルト |
そんなに悩まないほうがいいよ。 試合なんだし、フェリオさんも戦士なんだからこれも訓練のひとつだと思うよ。 それよりもはい、これ。フェリオさん、喜ぶよ。 |
タオルを渡します。
■ アルト To:ヴェアリアス |
ん……ありがと、ヴェア。 …………え…と…フェリオの怪我、もう少し診てやってもらえるかい? まだ辛そうだからさ…。 |
ちょっと安心したらしく、目元をごしごしとこすります。
■ ヴェアリアス To:アルト |
う、うん。 わたしにはアルトさんのほうが気になるんだけど・・・ |
ヴェアはちょっと複雑な表情で愛しのお姉さまを見ていた。
フェリオの傷を癒し終えたエレボス。
あちこち歩き回った事もあって、腹が空く。
だがさすがに今からここで食事を用意してもらうのも気が引けた。
■ エレボス To:仲間 |
これから町に用事があるので少し出掛けてきます。 |
そう告げて、街に向かう。目的は間食であった。
木陰で休むアルスに、ジークは近寄った。
アルスの傍には、セレンの姿がある。
■ ジーク To:アルス |
先程は試合を中断してしまい、失礼しました。 しかし噂どうりの腕なんですね・・・・。 正直・・・・・私は貴方とは1対1では戦いたくありませんね(^^; |
■ アルス To:ジーク |
…ああ、噂通りだ。 分かったならいいだろ。 |
■ ジーク To:アルス |
ええ(^^; |
ジークはその場を離れ、仲間の所に戻った。
フェリオの回復が終わったのを見届けるアルト。
■ アルト |
ふぅ………。 |
一度大きく息を付いた後、気を取り直してフェリオに話し掛けた。
■ アルト To:フェリオ |
……大丈夫かい?フェリオ。 お疲れさん。 今日は、しばらく砦で休んでなよ。外の聞き込みは私たちが行って来るからさ。 |
ぽん、とフェリオの頭の上にタオルを乗せた。
■ フェリオ To:アルト |
ん?あぁ・・・。 大丈夫さ・・・。 |
■ アルト To:フェリオ |
………なかなか格好良かったよ(^^) |
■ フェリオ To:アルト |
・・・あっさり負けちまったけどな。 ま、何か賭けるものがある時は死んでも負けないけつもりだよ。 |
■ アルト To:フェリオ |
期待してるよ(^^) ……でも…何百回負けてもいいから、死んじゃダメだよ? フェリオ。 |
少し真剣な表情で言った後、軽く微笑んでフェリオの側を離れた。
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