砦本館 2階 使用人室(男性部屋) 2nd Day 7:00- |
■ ジーク To:フェリオ、エレボス |
ふわぁぁぁ・・・・・。 あ、おはようございます〜・・・・ |
ジークは同室の二人を起こし、手早く身支度を整えた。
砦本館 2階 客間(女性部屋) 2nd Day 7:00- |
■ アルト |
んん〜…よく寝た……。いい朝だねぇ♪ ――あれ? ………何で私、フェリオのマントを着てんだろうね??(^^;; |
今になってようやく気が付きます。
とりあえずベッドの上で、しわくちゃになったマントの皺をせっせと伸ばす。
砦本館 2階 廊下 |
2日目の天気は快晴。今日も暑くなりそうです。
■ ジーク |
やれやれ、今日も暑くなりそうですね(^^; |
そんな事を一人ごちながら、フェリオ、エレボスと共に部屋の外へと出たジーク。
まだ、隣の女性達は起きていなさそうなので扉をノックすることに。
こんこんこん・・・・
■ ジーク To:扉 |
朝食に行きませんか? |
■ エデン To:ジーク |
すぐ参りますわ……。 それと……今は開けない方がよろしくてよ。 |
■ フェリオ |
ふぁひゅひゅひゅ・・・(-。-) まったく・・・誰だよ・・・こんな朝っぱらから起こしたのは・・・。 さっさと出てこぉい・・・御飯食べに行くぞぉ〜。 |
ちょっと強引なお約束で開けようとするフェリオ。
■ ジーク To:フェリオ |
あ、フェリオさん駄目ですよ!! 魔法が飛んできたらどうするつもりですか?! |
といって、背中からがしっと捕まえるジーク。
■ フェリオ To:ジーク |
ほぇ?(-。-) |
ジークに中釣りにされたままポカーンとしているフェリオ。
と、突然勢い良く(&力一杯)扉が開いた。
ごんっ!!
と、フェリオに当たる扉。
■ フェリオ |
ふぎゃっ!!(>_<) |
■ ジーク |
おわっ? |
突然開いた扉にジークもびっくり。
■ アルト To:全員 |
おはよ♪ みんな。 フェリオはいるかい? |
手にフェリオのマントとシルクハットを持って聞く。
■ ジーク To:アルト |
お、おはようございます(^^; ・・・・・あれ?そういえばフェリオさんはいずこに? |
つい先程までフェリオを掴んでいた両手をまじまじと見つめる。
■ フェリオ To:アルト |
・・・いるよ・・・ここに・・・(; _ ;) |
アルトが豪快に開けた扉の裏から返事をする。
■ アルト To:フェリオ |
あれ? ………………フェリオ、何でそんな所に隠れてんだい?(^^; |
首を傾げつつ、フェリオにマントとシルクハットを返す。
■ フェリオ To:アルト |
いや、隠れてるんじゃなくて・・・ガチャッといこうとしたらバーンと開いてビターンと当たってベシャーっと・・・。 ま、良いけどな・・・おかげで目も覚めたし・・・。 |
■ アルト To:フェリオ |
これ、どうもありがとう。 昨日は調べ物の途中で寝ちゃって、悪かったね。 一人で調べるのは大変だっただろう? |
■ フェリオ To:アルト |
・・・え?調べ物・・・? あ、あぁ・・・ま、良いって事よ、はははは・・・ (・・・俺ってば何か調べてたっけか?) |
実は遊んでいただけとは言えず、冷や汗を垂らしながらそう答えるフェリオであった。
砦本館 1階 食堂 2nd Day 7:20- |
朝食のメニューは、焼き締めたパンと飲み物(種類は各自注文)。 ゆで卵/ポテトスープ。果物少々。
尚、食堂で世話をするのは、ティアードだけであった。
■ ジーク To:ティアード |
おはようございます(^^) あ、ジュースを頂けますか? |
ティアードが持って来たのは、僅かに白濁しているものの透明な飲み物。
カップの底に、直径2cm程の白い葡萄の実みたいな物が2つ沈んでいた。
今まで一度も飲んだことがないような飲み物だ。
■ ジーク To:ティアード |
あ、ありがとうございます(^^) |
ジークはそう礼を言って一口飲む。
甘酸っぱい味ですがそれほどきつくなく、味の付いた水という感じで軽くて飲みやすかった。
どうやら沈んでる実から風味が出ているらしい。
■ ジーク |
(この果実、なんなんでしょう・・・・?) ぱくっ。(←食べたらしい) |
…梅干しみたいな味がした。
■ ジーク |
・・・・・・・・・・・すっぱ(;x;) |
その様子を見て、
■ ティアード To:ジーク |
キトの実は、食べない方がいいですよ。 |
■ ジーク To:ティアード |
・・・・・・そのようですね(;;) |
ジークは涙目になりながらそう答えた。
2nd Day 7:50- |
■ ジーク To:エデン |
さて、ルドラさんのところに行きますか? |
■ エデン To:ジーク |
朝食は御一緒ではなかったようですけれど……。 執務室にいらっしゃるかしら……? |
■ ジーク To:エデン |
ですかねぇ? とりあえず行ってみますか? |
食べ終わった後も食堂に残っていると、ティアードとアルト、エレボスだけになります。
彼女1人で片付けをするみたいですが、
■ ティアード To:アルト、エレボス |
あの…。何か?(^^; |
2人の視線を少し気にして聞きます。
もちろん手を止めて。
働き詰めも何なので、自主的に休憩のようです。
■ アルト To:ティアード |
あ、いや…よく働くなぁと思ってさ。 食事も美味しかったし、ティアードってホントに家庭的だよねぇ。 |
■ ティアード To:アルト |
仕事ですから。 |
ティアードは笑いながら答えた。
■ アルト To:ティアード |
きっと、良い奥さんになれるよ(^^) |
■ ティアード To:アルト |
相手が居ないと、なれませんよ(^-^; |
■ アルト To:ティアード |
相手なら…………… |
ジークが……と言いかけてアルトは口を閉じた。
ティアードの方も言いかけた先が気になったようだが、聞かないことにしたらしい。
■ アルト To:ティアード |
まぁ、幸い今日は口うるさい大御所殿もいないみたいだし…良かったら少し休憩しないかい? |
アルトは辺りを見回してトーラが居ないのを確認してからそうティアードを誘ってみた。
■ ティアード To:アルト |
あは、今丁度同じ事考えてました(^^; |
■ アルト To:ティアード |
はは、鬼の居ぬ間に………ってやつだね? |
こっそりそう言うと、アルトは悪戯っぽく笑った。
■ ティアード To:アルト |
皿洗い、ですね(^^) |
■ アルト To:ティアード |
そう言えば、フェリオから聞いたんだけど、ティアードはこの街のマーファ神殿で育ったんだって? |
■ ティアード To:アルト |
はい。 |
■ アルト To:ティアード |
何でも、神殿には以前に大きい塔が激突したらしいね…。 その時は大変だっただろう。 |
■ ティアード To:アルト |
その頃はこの街で働いてなかったので、詳しい事は知らないんです。 |
■ アルト To:ティアード |
そっか…。 かなりの惨事だったらしいし、運が良かったのかもしれないね。 |
■ アルト To:ティアード |
その塔の下に怪物が封印されてたって話、知ってるかな? |
首を傾げて、
■ ティアード To:アルト |
怪物…ですか? 地下が墓所になってる、という話は聞きましたけど…。 |
■ アルト To:ティアード |
墓所? へぇ……じゃあ、今はその場所ってどうなってるんだい? もう塔自体は無くなったって聞いたけど…。 |
■ ティアード To:アルト |
そのまま…、じゃないでしょうね。 ちゃんと移されたと思いますよ(^^; |
■ アルト To:ティアード |
なら安心だね…。 いや、そういうのは放っておくと大変なことになったりするからさ。 えーと……実は、午後からちょいとそっちの方に行ってみようかと思ってるんだけど…。 簡単でいいから、神殿と尖塔跡の場所を教えて貰えないかい? |
アルトはそう言いつつ荷物から羊皮紙と羽ペン/インクを取り出してティアードの前に置きます。
ティアードは神殿の場所を描いて教えてくれます。
■ ティアード To:アルト |
中央通りに出て、左に。少し進むと角に鍛冶屋があるので、そこを右に…。 |
■ アルト To:ティアード |
ふんふん……………なるほどね…………。 ……よし。 どうもありがとう、助かったよ(^^) |
ティアードから、地図を受け取ります。
エレボスもまた"闇"事件の事を聞いてみたが、
■ ティアード To:エレボス |
"闇"事件、ですか? 聞いた事ないです。 |
と、にべもなく言われてしまった。
砦本館 2階 廊下 2nd Day 7:55- |
2階に上がり、執務室に向かっていると、空の食器を持ったトーラと擦れ違います。
■ ジーク To:トーラ |
おはようございます(^^) |
執務室の方に向かう2人に、
■ トーラ To:ジーク、エデン |
ルドラ様に用事ですか? 今は、朝一番の来訪者と大事な話をしていますので、邪魔をなさらない様お願いします。 |
口調はいつもと同じく堅いもの…でも、少し不機嫌そうです。
■ ジーク To:トーラ |
あ、そうなんですか・・・・? 今日一日お暇にはならないですかねぇ? |
■ トーラ To:ジーク |
何とも申せません。 長引く事はあっても短く済ませるのは難しい、お金の絡んだ話をしに来た者が相手ですから。 |
■ ジーク To:トーラ |
そうですか・・・・・(^^; |
■ エデン To:トーラ |
では暫くの間……、此処で待たせていただきますわ。 |
■ トーラ To:エデン |
早く話が終わるといいですね。 |
■ トーラ To:ジーク、エデン |
ところで、今日のご予定は? |
■ ジーク To:トーラ |
アルスさんと仲間の試合までは・・・・特に予定はないです。 その後はまた街に出てみようと思ってますけど(^^) |
■ エデン To:トーラ |
……私は、旧ロスフェル城跡地を見に行こうと思いますわ。 |
■ トーラ To:エデン、ジーク |
では、昼食は街で取られますか? |
■ エデン To:トーラ |
ええ、そうね……。 折角ロスフェルに来たのですし、街の食事もいいかしらね……。 |
■ トーラ To:エデン、ジーク |
もし良ければ、"白ユリ亭"という店が大通りにあるので寄ってみて下さい。 親類がやっている店なので、私の名前を出せば安くしてくれると思います。 |
■ ジーク To:トーラ |
あ、ありがとうございます。 白ユリ亭ですか?是非、寄ってみますね |
ジークは彼女が食器を食堂に持って帰るのに付き合って、1階へと下りていった。
2階の廊下に残るエデン。
■ エデン |
(さて……このまま待つのも退屈ですわね……。) |
執務室の扉に、聞き耳を立てようとするエデン。
しかし、誰か2階に来たので一時中断。
確かめるとフェリオである。
再開しようとすると、今度も誰が来てまた中断。
確かめると、ヴェアである。
なかなか集中できない。
■ えでん |
(イライライラ#………何で邪魔するにゃ〜) |
食堂に向かうトーラに付き添うジーク。
■ ジーク To:トーラ |
あ、少しお話をさせてもらってもよろしいですか? |
■ トーラ To:ジーク |
ええ。歩きながらで宜しければ。 |
■ ジーク To:トーラ |
ええ、それでかまいません(^^) |
■ ジーク To:トーラ |
トーラさんはこのお城で仕事するようになってから長いのですか? |
■ トーラ To:ジーク |
この城では、2年程前から。 |
■ ジーク To:トーラ |
このお城? 以前はロスフェル以外におられたんですか? |
■ トーラ To:ジーク |
ええ。レーベという街で、同じような仕事をしておりました。 |
■ ジーク To:トーラ |
レーベですか? そちらの街の出身なんですか? |
■ トーラ To:ジーク |
いいえ。 |
■ ジーク To:トーラ |
そういえば、度々メイドさんがいなくなるというお話を聞きましたが・・・ |
■ トーラ To:ジーク |
長続きしない娘は確かに多いですね。 |
■ ジーク To:トーラ |
お仕事辛いんですかねぇ(^^; でも辛くない仕事なんかないというのに・・・・・。 |
■ トーラ To:ジーク |
その通りです。 |
話を合わせます。
■ ジーク To:トーラ |
私も・・・・趣味だけで歌を歌えたら、きっと楽しいんですけどね(^^; みなさん、お仕事が辛くて辞めていかれたのですか? |
■ トーラ To:ジーク |
そういう事にしておきましょう。 |
■ ジーク To:トーラ |
立ち入ったことをお聞きしてしまったようで(^^ゞ |
■ トーラ To:ジーク |
いえ。妙な噂が立つ状況にも非はありますから。 |
気になさらずに、とトーラは付け加えた。
砦本館 1階 食堂 2nd Day 8:05- |
■ ティアード To:アルト |
アルトさんは、あのフェリオって人と恋仲なんですよね? |
■ アルト To:ティアード |
え………フェリオと…? …………う……ん……………………そう、見えるかい? |
いきなりそんな事を言われて微妙に照れているアルト。
ティアードは頷いて、
■ ティアード To:アルト |
セレンとも話してたんですけど(^^;;; …違いましたか? |
■ アルト To:ティアード |
そうだね………。 ご想像にお任せするよ(^^) |
そういってアルトはにっこり笑う。
■ アルト To:ティアード |
そういうティアードは、どんな男が好みなんだい? ………………たとえば、お人好しの吟遊詩人とか…?(^^) |
■ ティアード To:アルト |
浮気しなくて、正直な人がいいですね(笑) |
■ アルト To:ティアード |
浮気しなくて……なるほど、それは重要な点だね。 |
誰かのことを思い出し、何故か妙に納得しているアルト。
■ ティアード To:アルト、エレボス |
何でも、セレンに頼まれ事されたとか。 コレットの行方捜しの件で。 彼女妙に期待してましたけど、安請け合い…じゃないですよね。 |
■ アルト To:ティアード |
もちろん。 引き受けた以上は、全力で力にならせてもらうよ。 |
■ ティアード To:アルト |
それなら、セレンも喜ぶと思います。 |
■ アルト To:ティアード |
…でも、実を言うと、未だに手掛かりの方はさっぱりでねぇ(^^; ……ひょっとして、ティアードもコレット捜しに協力してるのかい? |
■ ティアード To:アルト、エレボス |
いえ、あまり…。 まだ、ここの仕事に慣れるのに精一杯で。 |
■ アルト To:ティアード |
そういえば、まだ来て数日だったっけね。 いきなり妙な事件が起こってて、驚いただろう? |
■ ティアード To:アルト |
それは――、あっ。 |
休憩を止め、そそくさと片付けを再会するティアード。
アルトが視線を向けると、食堂の戸口に、トーラ立っていました。
砦本館 1階 食堂前 2nd Day 8:10- |
話にも一段落付いた頃、食堂の前でトーラが足を止めます。
中にはアルトとエレボス、そしてティアードの姿が。
トーラの姿に気づいたティアードが片付けを慌てて再開していました。
■ ジーク To:アルト、エレボス |
おや? おそろいで(^^) |
■ アルト To:ジーク、トーラ |
あ、あれ? やぁ、ジーク……………に、トーラさん(^^;; |
何となく、焦るアルト。
■ トーラ To:ジーク、アルト |
それでは。 |
トーラは食器を持って厨房に向かいます。
■ ジーク To:トーラ |
あ、お忙しいところありがとうございました。 |
トーラが去った後。
■ ジーク To:アルト、エレボス |
さてこの後どうします? |
■ アルト To:ジーク |
んー…まだフェリオの試合までにはちょいと時間があるねぇ……。 ここは大人しく、書庫で調べ物でもしてようか? 昨日は、私も途中で寝ちゃったみたいだからさ(^^; |
■ ジーク To:アルト |
そうしましょう(^^) ど〜も、尖塔に封じていたとか言うものが気になるんですよねぇ(^^; |
ジークとアルトは書庫へと足を向けた。
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