地下水路から上がったアルトとフェリオの二人は、砦の書庫に来ていた。
砦本館 2階 書庫 1st Day 21:00- |
■ アルト To:フェリオ |
へぇ、なかなか立派な書庫だね。てっきり、もっと簡素なのかと思ってたよ。 さぁて……。 じゃ、情報探し頑張ろっか、フェリオ(^^) |
■ フェリオ To:アルト |
ま、一応貴族様の書庫だからな、それなりのもんではあるだろ。 それじゃ探すか・・・。俺、こういうの苦手なんだけどなぁ・・・。 |
>アルト[文献調査/白い尖塔]
文献によると、今から100年程昔にロスフェル城の改修と合わせて進められた神殿の改修計画の産物。
外形図も載っていた。
■ アルト |
…これがジークの言ってた尖塔ってやつだね。 肝心の、怪物についての話は書かれていないみたいだけど……。 ……こっちの本かな……? |
アルトとは別の本を調べるフォリオ。
■ フェリオ |
…これがジークの言ってた尖塔ってやつか。 なになに・・・お金を払って入る行水の事か・・・ってなんか違うな・・・。 ・・・本が悪いんだろう、きっと・・・。 |
>アルト[文献調査/封じられていたという怪物]
■ アルト |
…んー……見つからないねぇ………。 ………それにしても、本の山ってのはどうしてこう、見てると眠気に誘われるんだろうね……。 あふ………(+o+)。o |
欠伸を噛み殺しつつ、調査続行。
その隣では、
■ フェリオ |
よっと・・・・・・ほっ・・・っととと・・・。 ふふ・・・なかなか高くなってきたな・・・目指せ100段だぜ。 |
サイズの異なる様々な本が積み上げられていた。
>アルト[文献調査/地下水路図]
■ アルト |
ふぅ……眠ひ………。 …………………………………(_ _)。zzz‥ |
うとうとし始める。
■ フェリオ |
うーん・・・ないな、これは(きっぱり) |
山と積まれた地図を見て、フェリオを速効探すのを諦める。
■ フェリオ To:アルト |
おい、アルト、こっちにはなかった・・・。 ぉーぃ・・・寝てるのか〜・・・? ったく、しょうがねぇな・・・風邪ひいたらどうすんだよ。 |
などといいつつ寝ているアルトのほっぺたを、突付いて遊ぶフェリオ。
■ アルト To:睡眠妨害者 |
………うーん…………(- _~-) |
フェリオはアルトの身体に虹色マントを掛けておき、一度部屋に。
戻ってから、取って来たシルクハットを頭に被せる。
■ フェリオ To:アルト |
ぷっ・・・くっくくく・・・くははっ。 しばらくこのままにしとこっと(^-^) |
■ アルト |
スヤスヤ…♪ |
何も知らず幸せそうに、深い眠りの底へ落ちていくアルトであった。
1st Day 21:55- |
街に行っていたエデンが戻って来た。
■ フェリオ To:エデン |
よぅ、エデン。 なんか分かったか?こっちはさっぱりだ(^-^;; |
■ エデン To:フェリオ |
では、簡単に報告致しますわ……。 ……まず、セラ様、アナトリア様、ルーファ様、コレット様ですけれど……。 現在のところ目撃されたという情報は御座いませんわ。 その日を境に消息不明と言うことになりますわね……。 次に、ウォルクライ様ですけれど……、街での評判は悪くないようですわ……。 尤も実際に会われた方はまずいらっしゃらないでしょうから、実験結果だけの評価ですわね。 ただ……、ロスフェルに来る以前の経歴が不明ですわ。 ウォルクライというお名前も偽名のようですし……。 最後に、バスク様ですけれど……。 取り敢えず、事件の日の行動を調べて貰っておりますわ。 けれど……結果は明日の夜になるそうです……。 ………こんなところですわ。 |
■ フェリオ To:エデン |
ふぅん・・・分かってきたようで何も分かってないような・・・。 バスクの調査は間に合うかなぁ・・・コレットが生きてたとするともう時間が・・・。 ま、とにかくご苦労さん。 |
アルトは眠ったままである。
1st Day 22:10- |
アルスが戻って来た。
■ アルス To:フェリオ |
なんだ。誰かと思えばお前か。 |
■ フェリオ To:アルス |
あ、アルスさん、どうもこんちわ。 っと、こんばんわかな? ま、いいか・・・。 そうそう、アルスさん・・・。 何でも数日前に居なくなったコレットって女の子の事、探してるそうっすけど、見つかったすか? |
■ アルス To:フェリオ |
いいや。 消えたまんまだ。 |
そう答え、自分の部屋(客間)に向かう。
■ フェリオ To:アルス |
そっすか・・・。 あ、明日はお手柔らかによろしく(^-^) |
去り際に、そう付け加えた。
その一方でいまだアルトは深い眠りに落ちている。
1st Day 22:25- |
ヴェア、ジーク、エレボスの3人が戻って来た。
■ ヴェアリアス To:フェリオ |
ただいま。 ごめん、アルスさん見つからなかったわ(^^;; もしかしてアルスさん帰ってきてる? |
■ フェリオ To:ヴェア |
さっき帰ってきたぜ?(笑) 三人して無駄足かよ・・・まぁこっちも人の事は言えないけどな。 |
■ ジーク To:フェリオ |
ただいまです。 やっぱりすれ違っちゃってましたか(^^ゞ |
アルトの格好を見て吹き出すヴェア。
■ ヴェアリアス To:フェリオ |
ぷっ・・・・なんでアルトさんがそんな格好してるのよ(^^;; |
■ ジーク |
(くっくくくっくくくくぅ) |
笑いをこらえるジーク。
■ ヴェアリアス To:フェリオ |
まさか、アルトさんが寝てる間におかしなことしたんじゃないでしょうね?(--;; |
■ フェリオ To:ヴェアリアス |
え・・・いや・・・変な事って言われても・・・。 寝ちゃったから俺の標準装備を被せてやっただけなんだけど・・・。 |
それでもアルトはぐっすり眠っていた。
1st Day 22:40- |
約一名寝ているものの全員が集まった所で、今までの情報交換を済ませる。
■ ヴェアリアス To:仲間 |
そういえば、わたしウォルクライっていう人と直接会ったことがないわね。 エデンさんの話しだと結構評判がいいみたいだけど・・・。 寝る前にちょっと行ってみるわ。 みんなは先に休んでていいよ。わたしもすぐに帰ってくるから(^-^) |
■ エデン To:ヴェアリアス |
けれど……もうかなり遅いですわ。 このような刻限に伺うのは不自然ではなくて? ……それと……扉には鍵がかかっておりますわ……。 どうしても行かれるのでしたら扉まで御一緒いたしますけれど……。 |
■ ヴェアリアス To:エデン |
うん、失礼かなーとは思うけどね・・・(^^;; まだ寝るには早いかなと思ってね。 だって明日にはもう期限だし、時間もあまりないからね。 |
■ フェリオ To:ヴェアリアス |
あっと・・・行くんなら俺も行くぜ。 ヴェアとエデン(猫)だけ働かせる訳にもいかないしな。 |
■ ジーク To:ヴェアリアス |
あんまりぞろぞろ行ってもしょうがないですね(^^; 私は部屋に戻ってますよ。 |
フェリオは、眠ったアルトを起こす事にした。
身体を揺すって声を掛ける。
■ フェリオ To:アルト |
おい、アルト・・・アルト。 |
■ アルト To:夢の中のヴェア |
…………う…ん………ヴェア…私のことは見捨てて、早くにげ………むにゃむにゃ… |
■ ヴェアリアス |
わたし?(^^; どんな夢見てるんだろ? |
■ ジーク To:フェリオ |
無理に起こさない方が(^^; |
■ フェリオ To:アルト |
・・・・・・起きやしねぇ・・・こうなったら・・・。 アルト、早く起きないとトーラさんに怒られるぞ? |
その一言で、がばっと身を起こす。
■ ねぼけアルト To:大蛇トーラ |
(はっっ!)Σ(+o+) ――だ、大蛇め、よくもヴェアをっっ〜!! |
■ 大蛇フェリオ To:ねぼすけアルト |
え? 大蛇? 何処? |
後ろを向いてキョロキョロ探す──。
■ ねぼけアルト To:大蛇トーラ(?) |
アルト、怒りの必殺ぱーんち!! |
寝ぼけたまま攻撃。
余所見をしつつも、気配を感じて避けるフェリオ。
勢いが乗っていたアルトは、そのままフェリオの後ろに居たジークに突撃していった。
■ ジーク To:アルト |
うわっ(@@; ・・・・・・。いたたた(++; |
アルトを抱き抱える形で倒れるジーク。
■ アルト To:仲間 |
っつ〜…あいたた…………あ、あれ…? お帰りみんな。いつの間に??(^^;; |
混乱中。
■ ジーク To:アルト |
今さっきですよ(^^; |
答えて身体を離す。
状況確認後。
■ アルト To:仲間 |
……へぇ、ウォルクライの所にこれから? んー…それじゃあ私もいっ…しょ……に……‥‥・ ・ ・(--)。o |
再びうとうと。
■ アルト To:仲間 |
!! …………っと、ごめん…やっぱり今日は先に休ませてもらうよ(^^;; 悪いね。 じゃ、みんな気を付けて…。 |
ふらふらと、いかにも眠そうな足取りで自室に向かいます。
■ ジーク To:ヴェア、フェリオ、エデン |
気をつけてくださいね。 |
3人を見送った後、ジークも部屋を出ていった。
砦本館 2階 廊下 1st Day 22:47- |
みんなと別れた後。 ふらふらと自室に退却ちう。
■ アルト |
うー……眠たひ………。 |
意識はすでに、かなり夢の中。
なんとか客間までたどり着いたものの、間違えて隣の部屋の扉を開けます
砦本館 2階 客間(アルス部屋) 1st Day 22:48- |
まっしぐらにベットへと向かう。
しかし、明るいライトの杖持って来たならすぐ相手に気付かれちゃいます。
え?相手?
■ 男の声 |
んん〜。 誰だ…? |
ベッドの中には既に誰か居たりしました。
■ アルト To:ベッド占居者 |
ぅん? 誰って…このベッドの主だよ。 |
■ 男の声 To:アルト |
は? |
■ アルト To:ベッド占居者 |
……そっちこそ誰だい?……エデン? ヴェア? もう帰ってきたのかい? |
■ 男の声 To:アルト |
おい。 |
■ アルト To:ベッド占居者 |
…そこ、私のベッドなん…だけ…ど……………ふぁぁぁぁ…… ……ったく……仕方がないねぇ………(--;; |
■ 男の声 To:アルト |
なぁ。 |
アルトは気にせず、そのままベッドに潜り込もうとします。
が……。
この後、1階から鈴の音が聞こえて来ます。
この鈴の音を聞いて、
■ アルト To:アルス |
鈴の音? こんな夜中に一体何だろうね………………ん…? |
■ 男の声 To:アルト |
だから… |
ベッドの先住者は半身起こして、アルトの肩に手を…
■ アルト To:アルス |
!!!!! |
状況に気が付き、アルスをベッドから突き飛ばすアルト。
アルスは何とか受身を取って床に。
■ アルス To:アルト |
だあぁ。 何なんだよ、お前は。 |
■ アルト To:アルス |
お、驚いた……。 思いっきり目が覚めたよ…。 |
アルトはかるく息を吐いて、鼓動を落ち着かせる。
トーラが廊下を歩いていくのが視界の隅に見えます。
怒り続ける気力がないアルスも、立ち上がって鈴の音を気にします。
つられてアルトも廊下の方を見ます。
■ アルス To:アルト |
あれ、お前の仲間が鳴らしてるのか? |
■ アルト To:アルス |
あちゃ…。 ん……たぶん。騒がせて悪いね。 ……………ところで。 何であんたが私たちの部屋に居るんだい? |
疑惑の眼差し。
■ アルス To:アルト |
それは、俺の台詞だ(--; …まぁいい、鍵も掛けなかったしな。 何かあったのかも知れないから見に行ってみるか。 |
■ アルト To:アルス |
見に行くって…… |
アルス、部屋を出て行きます。
彼が出ていったのを見送って、アルトは溜息をひとつ。
■ アルト |
……はぁ…こりゃあヴェア達、今日は聞き込み出来そうにないね……。 ――――――――――――あれ? |
この部屋、昼に運んだはずの追加ベッドが無かったりします。
アルトはようやく周りの状況に気が付いた。
■ アルト |
あれ?(@@; あれれ?;@@) ………………………(思考中) ……………………………………やばひ。 |
ようやく完全に状況把握。
直ちに、そそくさと部屋を出て行ことしますが、途中でふと足を止めて、
■ アルト |
ん…いや、待ちなよ? これは案外チャンスなのかもしれないね……? 「魔術師たる者、転んでもタダじゃ起きるな」と、かのマナ・ライも言って……なかったような、気のせいのような…。 ………………。 よし。 ………あらざりし力、我が目に映れ……… |
この機に乗じて魔力感知の魔法を唱え、アルスの部屋の中の物をチェックするアルトであった。
砦本館 1階 地下階への扉前 1st Day 22:50- |
ヴェア達は呼び鈴をが鳴らしたが、 しばらく(約2分)待っても、出て来る気配はなかった。
それでも諦めないヴェアは何度か呼び鈴を鳴らしつづけましたが、一向に出てくる気配はありません。
■ ヴェアリアス To:フェリオ、エデン |
出かけてるのかな・・・・ もう寝てるってことは無いよね・・・ |
それでも鳴らしてると、2階からトーラとアルスが眠そうな顔をして下りて来ました。
この時分に呼び鈴は迷惑だったかもしれません。
■ トーラ To:全員 |
どうかしたんですか…? |
■ ヴェアリアス To:トーラ |
え? ……あの、えっと……ウォルクライさんに…。 |
仲間を困ったように見る。
■ エデン To:トーラ |
…そ…その、地下に大きな虫がっ……お昼方に潰したミミズの亡霊かしら……それともカブトムシの幼虫が……と、とにかくウォルクライ様にお知らせしないと……!! |
■ トーラ To:エデン |
はぁ…。 |
エデンが訳の分からない言い訳を言い訳がましく答えていると、扉の向こうから足音が聞こえてきて、扉が開かれます。
■ ウォルクライ To:全員 |
……。 |
扉の前に居る彼らを悪質な悪戯か? という目で見つめるウォルクライ。
彼も眠たそうな顔です。
■ ヴェアリアス To:ウォルクライ |
(「うわぁ…不機嫌そう……」(^^;;) も、もう、おやす… |
■ エデン To:ウォルクライ |
あっ! あの……こんな夜中に失礼とは思ったのですけれど……。 …そ、そのっ…先刻、地下の水路で巨大な生物を見ましたの……。 体長3m以上はある、虫のような生き物でしたわ。 ……ウォルクライ様のお部屋のすぐ裏側辺りでしたので、お知らせした方がよろしいかと思いまして……。 あの……お気をつけて下さいましね……? |
■ ウォルクライ To:エデン |
……そうか。 |
不機嫌にそれだけ答えると、扉閉めて施錠し、その向こうで去っていくのが気配で分かりました。
トーラとアルスも、やれやれといった感じでそのまま部屋に引き返していった。
■ エデン To:全員 |
……ちょ……ちょっと……巨大な虫でしてよ!問題御座いませんの!? 蛇も食べられておりましたし…… 壁に粘液が…‥・ |
エデンが必死の言い訳を次第にフェードアウトさせていく。
■ えでん |
……なんとか取り繕ったにゃ〜。 今日はもう寝るにゃん。 |
■ ヴェアリアス To:エデン |
ありがとう。助かったわ(^-^; 今日はあきらめるしかないわね。部屋に戻りましょ。 |
そして部屋に戻る、ヴェアとエデン。
砦 中庭 1st Day 22:50- |
一度外へと出たもののいったん男部屋に戻り、フルートを持って階下に降りるジーク。
仲間達がいる地下への扉の前を抜け、中庭へでて辺りを見て回ることに。
見回っていると、同じく見回っていたバスクと会います。
顔を合わせたのは、馬車到着時と砦を出入りした時だけですがどうやら覚えていてくれた模様。
いきなり不信人物扱いはされなかった。
■ ジーク To:バスク |
こんばんわ。ごくろーさまです(^^) |
■ バスク To:ジーク |
お客さんか。 |
しかしそっけない返事。
そのまま通り過ぎていってしまいます。
■ ジーク |
ちょうど今時分だったのですかねぇ? |
辺りには何も無く、フルート片手にホールの辺りで腰を下ろすジーク。
ぼんやりとコレットが殺害されたというときのことをぼんやりと考えていた。
砦本館 2階 客間(アルス部屋) 1st Day 22:55- |
魔法感知の魔法で非合法にアルスの部屋の中の物をチェックしていたアルト。
反応があったのはベッドの脇。
立て掛けてあったのが先程のどたばたで倒れたらしい。
だが魔力感知に反応するのはそれだけであった。
■ アルト |
んー……見たとこ、魔法がかかってんのはこの剣だけ…かな? それにしても、剣も持たずに出ていくとは意外とうっかり者だねぇ。 |
さて、その他のアルスの荷物だが、背負い袋にマントといった旅の装備品が部屋の隅においてあった。
部屋の調度品や備品はアルト達が遣わせてもらっている部屋と同一で見て違和感を感じる物はなく、 彼の私物が飾ってあるという事もなかった。
2つあるベッドの内、1つはシーツも外されており使っている形跡はなく、ベッドの下やクローゼットの中も、異常は見当たらなかった。
と、ここまで調べていると、廊下の方から足音が聞こえてきます。
どうやら階下の騒ぎが終わりアルスが戻って来ているらしい。
■ アルト |
っと、まずい(^^;; ひとまず、退散!! |
慌ててアルスの部屋から、隣の部屋へと移動するアルト。
速攻で自分のベッドに潜り込むと、布団をかぶって寝たフリをするのが彼女らしい。
砦本館 1st Day 23:00- |
一応てけてけと砦を一周するフェリオ。
一階はホールから庶務室側を見渡し、不審もなさそうなのでそのまま浴室前へ。
途中真っ暗な厨房の中から、「ひゅ――…ひゅ――…」という音がした。
隙間風か窓の閉め忘れなのか。
そしてそのまま二階に昇り、執務室前まで行ってから屋上へ行って、屋上を見る。
二階にも特に以上はなく、もちろん屋上には誰も居なかった。
夕方きた時は前は洗濯物の取り込みに追われてゆっくり見る暇が無かったが、結構良い見晴らしのようだ。
もっともこんな時間では何も見えなかったが。
一通り砦内を回って安心したのかフェリオはそのまま自室へと戻った。
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