食後、執務室に戻ったルドラを尋ねるジーク、エレボスの2人。
砦本館 2階 執務室前 1st Day 19:40- |
執務室のドアをノックする。
■ ジーク To:ルドラ |
すみません、逗留させていただいているジークです。 お手透きなら、少しロスフェルの街のお話をお聞かせ願えませんか? |
■ ルドラ To:ジーク |
入ってくれ。 |
■ ジーク、エレボス To:ルドラ |
失礼します。 |
扉を開けると、ルドラは部屋の書類の山を片付けていた。
しかし、状態は昼間見た時と大して変わっていない。
■ ジーク To:ルドラ |
さきほどは美味しい夕食をありがとうございました(^^) |
■ エレボス To:ルドラ |
夕食時は年甲斐も無くガツガツ食べてしまって失礼しました。 |
■ ルドラ To:ジーク |
ああ。今日の夕食は美味しかったね。 いい時に来たよ、君達は。 |
■ ジーク To:ルドラ |
はい(^^) 中でもビーフシチューと、鶏肉の白ワイン蒸しは特に(^^) 実は大好物でして(^^ゞ |
■ エレボス To:ルドラ |
そうですね、シチューは絶品でした。 とても美味しかったのでついつい夢中になって食べてしまいました。 |
■ ルドラ To:ジーク |
自分もシチューは好きなんだ(^^) |
そういえば、と話題を変える。
■ ジーク To:ルドラ |
先ほど街へと行きまして、お城にあった街の模型を拝見させていただいたのですが・・・・・。 精密さに、そして美しさに驚きました。 あれは何方が作られたのでしょうか? |
■ エレボス To:ジーク、ルドラ |
そのような物かあるんですか? 私も1度拝見したいですね。 |
■ ルドラ To:ジーク |
名のあるドワーフの手による物だそうだが、詳しい事は不勉強でね(^^; 確か箱庭とか呼ばれている物だよ。 このロスフェルの発展した姿を考えて作られたという。 と、独りで見学に行ったのかな? |
■ ジーク To:ルドラ |
"箱庭"ですか・・・・。 あ、申し訳ありません。 昼間こちらのお城の方が届け物に街まで行かれるとのことでしたので、無理を言って少し私用に付き合わせてしまいました。 |
■ ルドラ To:ジーク |
ルエナ家へ届ける時にか。 そんなに気にしなくてもいいよ。案内が居た方が楽しめただろう。 |
■ ジーク To:ルドラ |
ありがとうございます。 ええ、とても楽しめました(^^) |
■ ジーク To:ルドラ |
ところで、箱庭にあった白い尖塔は今は無いようですが・・・・どうなったのですか? |
■ ルドラ To:ジーク |
前の城と一緒に、地震で崩れてね。 神殿の上に倒れて大惨事に、っと……、 |
ルドラの机の上でも、書類の山が一つ崩れる。
■ ジーク To:ルドラ |
あっと・・・・・(・・; |
反射的に手が出るが、間に合わない。
■ ルドラ To:ジーク |
封じていたという物が悪かったんだろうなぁ。 |
やれやれ、といった声。
■ ジーク To:ルドラ |
封じた物? なにかを封じていたという話があるんですか? |
崩れた山の片付けは、後回しにするルドラ。
■ ルドラ To:ジーク |
100年程前に街を襲った怪物が、塔の下に封じてあると聞かされていたけれどね。 ……詳しい事を書いた本が、書庫にあったかな? |
■ エレボス To:ルドラ |
"闇"事件ってヤツですか? 夕食前トーラさんに断ってから書庫で色々拝見せて頂いた時に、ロスフェルの年表にそのような事が書いてあった気が・・・・・・。 |
■ ルドラ To:エレボス |
そんな名前が付いていたかな(^^; |
■ エレボス To:ルドラ |
あれ? 違ったかな。 もっとちゃんと読んでおけば良かったな・・・・・・。 |
■ ジーク To:ルドラ |
怪物・・・・・ですか(”; あ、書庫に本があるのですか? 後で拝見させてもらってもよろしいですか?(^^) |
■ ルドラ To:ジーク |
ああ。明日でもゆっくり見てくれ。 |
■ ジーク To:ルドラ |
ありがとうございます(^^) |
アルスの事に話題を移す。
■ ジーク To:ルドラ |
アルスさんとルドラさんはご兄弟だそうで(^^) 私にも双子の妹がいるんですが、歳が離れているせいかついつい甘やかしてしまって父母によく怒られてまして(^^; あ、アルスさんもこちらの砦に住まわれておられるんですか? |
■ ルドラ To:ジーク |
いや……。兄弟なんだがちょっと事情があってね。 いつもは留守にして、たまに帰って来る程度かな。 |
■ ジーク To:ルドラ |
そうなんですか・・・・。 立ち入ったことをお聞きしてしまったようですみません。 |
それ位構わない、とルドラ。
■ ジーク To:ルドラ |
そういえば、このお城にはメイドさんは先ほどの3人だけなのですか? |
■ ルドラ To:ジーク |
今は、ティアードも加えて3人か。 実はもう1人居るはずなんだが。 夕食の時に話しの出ていた、コレットという娘が。 |
片付けの手を止め、悩む様に手を額に当てる。
■ ルドラ To:ジーク |
――また、居なくなってね。 |
■ ジーク To:ルドラ |
また・・・・ですか? ・・・・・・私でよろしければお話をお聞きしますが? |
ここ1年の間に、雇った使用人が突然居なくなる事がある事。
中には砦の仕事に嫌気が差し、より待遇の良い場所に行った者も居るが、行方不明の娘もいる事を話す。
■ ルドラ To:ジーク |
トーラにも頼んで、行方を捜して貰っているんだが。 |
■ ジーク To:ルドラ |
そのようなことが・・・・心中お察しします。 |
■ ルドラ To:ジーク |
はは。つまらない話をしてしまったな。 聞かなかった事にしてくれ。 |
困ったようにエレボスを見るジーク。
エレボスは軽く頷き返した。
■ ジーク To:ルドラ |
・・・・・・・・・・。 メイドさん達が行方不明になったという件、私たちでよろしければお力になれればと思います。 ただ、どのようなことがあるか分かりませんので、申し訳ないんですがあくまで"仕事の依頼"という形にして頂きたいんですが・・ ・・。 |
■ エレボス To:ルドラ、ジーク |
そうですね、私達でお手伝いできる事があれば手伝います。 ここに居ない仲間も同じ事を言うでしょう。 |
■ ルドラ To:ジーク |
そうだな。 だが、君達に頼むとなると、こちらから色々と伝えなければいけない事もあるだろう。 明日の朝まで待ってくれないか? 気持ちや情報の整理も必要だし、依頼するかどうかも落ち着いて考えたい。 ふぅ……。何より、冒険者を雇い慣れてはいなくてね(^^; |
■ ジーク To:ルドラ |
はい、分かりました(^^) それでは今日はこれで失礼いたします。 お騒がせしました。 |
■ エレボス To:ルドラ |
では、私も失礼します |
部屋を出る瞬間、もう一つ用件を思い出すエレボス。
■ エレボス To:ルドラ |
あ!! そうだ。 もう一つ良いですか? 宜しければ「ロスフェル砦の設計図」とかありましたら拝見させて頂けませんか? 私はちょっと建築物に興味がありまして。 っあ、ご迷惑でしたら結構ですので・・・・・・。 |
執務室内を見渡すルドラ。
■ ルドラ To:エレボス |
ここにあったかな? それも、書庫にあるかも知れないよ。 |
ジークとエレボスは、礼を改めて退室した。
砦本館 1階 厨房前 1st Day 20:00- |
ヴェアは、トーラの所にランタンを借りに行った。
■ トーラ To:ヴェアリアス |
何処かお出かけですか? |
■ ヴェアリアス To:トーラ |
ちょっと風にあたりに外に出る程度です。 それにほら、今夜は綺麗な月が出てますから彼女も外で踊りたがっています。 ――と、普通の人には見えないんでしたね、彼女は。 彼女、エリザのことは気にしないでください。 |
精霊を封じたフルートを見せながら答える。
■ トーラ To:ヴェアリアス |
月を眺めるなら、屋上が良いですよ。 |
ランタンを手渡して、そう一言。
■ ヴェアリアス To:トーラ |
ありがとうございます♪ |
トーラに背を向け、ヴェアは舌を出した。
砦 中庭 1st Day 20:05- |
独りで月を眺めつつ、ジークとエレボスを待つヴェア。
3分程待った時、声が掛かる。
■ ジーク To:ヴェアリアス |
お待たせしました(^^) もう疲れは大丈夫ですか? |
合流した3人は、ロスフェル市街に向け出発した。
Game Master | 神楽kagra@na.rim.or.jp |