砦本館 1階 食堂 1st Day 18:10- |
トーラに呼ばれ、食堂に集まる冒険者達。
室内には、角形のテーブルが3つ置かれていた。
今はそのうちの2つが寄せ合って並べられ、12席分の用意がされている。
向かって一番奥の席は領主の席という事なのか、椅子が少しだけ豪華なものであった。
皆に遅れて、屋上に居たヴェアがやってくる。
■ ヴェアリアス To:全員 |
遅れてごめんなさーい へへっ(^^;; |
隣の厨房からはセレンとティアードの声が聞こえ、食欲を誘う香りが漂ってきた。
■ アルト |
ん……いい匂いだねぇ。 こりゃ、味の方もかなり期待できそうだよ♪ |
厨房の方を眺めつつ、何気に一番奥の席に座るアルト。
■ トーラ To:アルト |
すみません。 その席はルドラ様の席です。 |
落ち着いた声で指摘される。
そう言われると、置いてある食器もそこだけ他と違う気が。
■ アルト To:トーラ |
(びくうっっ) だ、大蛇!? ――――――じゃなくて、え〜と…その、トーラさん。 わ、悪かったね……ついうっかりと…………(^^;;; |
■ トーラ To:アルト |
いえ。お分かりにならなくても、仕方なかったと思います。 |
慌てて席を立ち、ヴェアの隣に移るアルト。
■ アルト To:ヴェアリアス |
ヴェア〜〜………。 大蛇が苛めるよぅ(;_;) |
怯えながら座り直す。
■ ヴェアリアス To:アルト |
へ、へび!!? ど、どこにえ、やだ、どこどこ? い、いやぁぁぁ(T_T) |
椅子を倒して、勢いよく立ち上がるヴェア。
■ ヴェアリアス To:アルト |
アルトさ、助けて!! わ、わ、わたし蛇だけはだめなの〜(T_T) |
身体を震わせて、アルトに抱きつく。
■ アルト To:ヴェアリアス |
ヴェア……。 ……わかる、わかるよその気持ち……! ……あの、怪光線の出そうな鋭い目で射竦められたときの恐怖と、一度獲物として捕まったら逃亡はほぼ不可能だと思われる、百戦錬磨の捕獲力の恐ろしさ………………。 この思いを分かってくれるなんて…流石はヴェアだね(TT) |
席を立ち、ひし、とヴェアと抱き合う。
■ ヴェアリアス To:アルト |
そうなの、いくら逃げても逃げられないの。 あの目・・・あの目でにらまれたらわたし・・・・。 ・・・・・・・。 ・・・・・・・・・・・。(←こみ上げてきたらしい) アルトさぁん!!(T_T)食べられるときは一緒だよ!! |
ヴェアは腕に力を込めた。
アルトも抱き返す。
■ アルト To:ヴェアリアス |
ヴェアぁぁ〜!!(T_T) ………………………でも、食われるのはや…………。 |
■ トーラ To:ヴェアリアス、アルト |
蛇の姿は見えませんが……。 |
倒れた椅子を起こし、トーラは2人に向かって首を傾げた。
1st Day 18:15- |
ルドラが来室して席に着く。
同時に、食事が運ばれ始めた。
■ ルドラ To:全員 |
待たせてすまない。 他に、4人程来る予定なのだが、そちらも遅刻しているみたいだな(^^; |
食事のメニューは、以上に、エールやワイン、水である。
- ビーフシチュー
- 鶏肉の白ワイン蒸し
- スープ(鶏がら。味を整えて冷ましたもの)
- パン。
- 根菜類のサラダ(少し辛味のあるドレッシングで味付け)
- 切り分けた果物(主に柑橘系)
■ ジーク To:ティアード |
♪ しちぅ、美味しそうですね(*^^*) 大好きなんですよ(^^) |
料理が運ばれて来た際、満面の笑みを浮かべて声を掛けるジーク。
■ ティアード To:ジーク |
……そ、そうですか。 |
妙にそわそわして、他の人の所へと移っていくティアード。
その姿を目で追っていると、鶏肉の白ワイン蒸しをセレンが持って来た。
■ ジーク To:セレン |
あ、ありがとうです(^^) とっても美味しそうですね(^^) |
■ セレン To:ジーク |
見た目だけでなければ良いんですが(^^; |
フェリオの席に来た時は、セレンから声を掛けて来た。
■ セレン To:フェリオ |
あの…先程は…。 えと、洗濯物の取り込み手伝って頂いたそうで…すみません。 |
申し訳なさそうに料理を置く。
■ フェリオ To:セレン |
え?・・・あぁ・・・ま、こっちが勝手に荷物開けたのが悪いんだからね。 別に良いよ。 |
■ セレン To:フェリオ |
よかった(^^) |
トレイを抱え、セレンは仕事に戻った。
──配膳が済むまでの、しばしのお預け状態。
■ えでん |
にゃ〜。(←飛びかかりそうだけど我慢している) カリカリカリ……。(←テーブルクロスを引っ掻いてる) |
気のせいか、ジークのシチューと鶏肉は他の者より量が多く見えた。
■ えでん To:ジークの皿 |
(にゃんだかズルイにゃぁ〜。) |
■ ヴェアリアス To:ジークの皿 |
??? なんだか・・・? |
■ アルト To:ジーク |
お、ジーク……どうやら上手いことやったみたいだね? |
ジークを、暖かい眼差しで眺めるアルト。
■ ジーク To:アルト |
(ふと視線に気づいて) ? どうしました? 私の顔に何かついてます? |
■ アルト To:ジーク |
ん?……そうだね、 「果報者」って顔に書いてあるよ(^^) |
■ ジーク To:アルト |
「果報者」ですか・・・?(^^; 誰かに落書きされましたかねぇ |
顔を服の袖でごしごしと拭くジークであった。
料理が運ばれてくる間に、遅れて来た者が食堂に入ってきた。
人数は4人。
先頭はアルス。
その後ろに、少女が1人と見知らぬ娘が2人、付いて来ていた。
少女は12歳かそれより上。
150cmに満たない身長、伸ばした金髪に若草色の瞳。
白の半袖シャツに、紺色のプリーツスカートと短いネクタイ。
見た目や身のこなしは、良家のお嬢様である。
平然と、空いてる席に座り、同席の冒険者達の顔を見る。
2人の娘は、共に年の頃18〜20。
1人は、身長165cm程度。髪は短かめに切った濃い茶色。
肌はよく日焼けした感じの小麦色。
服装は、濃い茶色を基調にして原色(赤、黄)の柄が入った物。
気が強そうな感じである。
もう1人は、身長160ちょっと。ちゃちな服を着ていて、露出度高め。
少しくせ毛になってる黒髪をバンダナや髪飾りでまとめている。
服装は濃い茶色を基調にして原色(青、緑)の柄が入った物。
ほえほえしていた。
――ジークが街でランヤンパを貰った娘である。
■ ジーク |
・・・・・おや? あの娘(”) |
2人の娘は、席に座ると食事の並ぶ食卓に目を輝かせた。
居合わせる人間には余り興味が無い様子である。
アルスも席に着く。
■ 少女 To:ルドラ > 全員 |
ルドラ。家の客4人が呼ばれてたけど、事情で2人来れなくなったんだ。 せっかくの機会だから来てあげたよ。 紹介とかは食事しながらでも出来るね。 歩いて来たらお腹も空いたし。遅れたのは謝るから、早く始めよ。 |
■ ルドラ To:少女 > 全員 |
そ、そうか…残念だな。 遅れた事を責めるつもりはないよ。さ、食事を始めようか。 |
そして、晩餐会が始まった。
エデン×ルドラ |
■ えでん To:ルドラ |
いただ(ぱく←フライング)きますにゃん♪ (しばし、一心不乱に食べる) ………にゃ〜………? ウォルクライにゃんは御飯を食べにゃいにゃん? |
食事に気を取られ、口調にぼろが出るエデン。
■ ルドラ To:えでん |
にゃん? 彼は、こういう席に呼ばれるのが嫌いみたいでね(^^; 多分、今もパンと水で研究中だよ。 |
ゆっくり食べながら答えるルドラ。
■ えでん To:ルドラ |
にゃ〜。頑張ってるのにゃぁ……。 ……そういえばさっき外で花壇を見たにゃん。 あれが改良された作物にゃん? |
■ ルドラ To:えでん |
そうだ…にゃん…。 こほん。そこは、彼が実験畑と呼んでいる場所だな。 |
■ えでん To:ルドラ |
スゴイにゃ〜。もういっぱい生えてたにゃん。 新種はいつ頃完成したにゃん? ひょっとして今食べてるのも新種かにゃ? |
■ ルドラ To:えでん |
新種と言っても、良くも悪くも味に違いは無いな……。 今の物には、まだ改良の余地が幾つもあるそうだから、完成はまだ先だろう。 とりあえず育つだけでもありがたいよ。 |
■ えでん To:ルドラ |
ふむふむ……。 はやくたくさん生えてくるといいにゃ〜。 |
ヴェアリアス×ロード×ティアード |
■ ヴェアリアス To:ティアード |
いただきます♪ あ、あの、この子にもとり皿をもらえるかな? |
肩のロードをテーブルに乗せる。
■ ティアード To:ヴェアリアス |
鳥の取り皿、ですね。 |
浅くて小さな皿が用意されて来る。
■ ヴェアリアス To:ティアード > ロード |
ありがとう♪ ロード、ティアードさんにお礼言うのよ。 |
ヴェアはロードの頭を撫で、語りかけた。
ジーク×ティアード |
■ ジーク To:全員 |
では、頂きます(^^) |
初めは、シチューから。
口にしたそれは、何処かで食べた様な味がした。
■ ジーク To:ティアード |
ふむ・・・・ふむふむふむ・・・・・・。 この味♪(*^^*) あ、すみません。しちぅおかわりもらえますか(^^) |
■ ティアード To:ジーク |
はい、どうぞ。 ……。(← 皿を替える時、ジークの顔を見つめる) ……果報者。 |
■ ジーク To:ティアード |
あ、ありがとうございます♪ って、えっ?!(^^; (ごしごしごし) |
顔をいくら拭いても取れるものでは無い。
×ミディ達 |
■ ヴェアリアス To:ミディ、リュイ、ティニャ |
はじめまして♪ 少しの間このお城にお世話になっている者です。 失礼ですが見たところ、わたしたちと同じ冒険者の方々ですよね? |
食事をしながらの紹介や話で、
少女が「ミディ=ルエナ」という名前で、水路工事現場の"掃除"に冒険者を雇っているという事。
娘2人は「リュイ」と「ティニャ」という名前で、冒険者。
リュイがリーダーで、欠席しているがあと2人仲間が居る事。
それらの事がまず分かった。
■ フェリオ To:ミディ |
(この娘が噂のルエナ家の人間か・・・) えっと・・・君が彼女等を雇ったという事は、君がルエナ家の当主なのかな? 失礼な言い方だけど大分若そうに見えたものでね。 |
■ ミディ To:フェリオ |
歳は13と2ヶ月。言い方はともかく、目は悪くないと思う。 まだ当主なんて名乗れないけど、家には他にボケた爺さんくらいしか居ないよ。 |
■ アルト To:リュイ、ティニャ |
へぇ…てことは、そっちのお二人さんは同業者ってわけだね。 さっき2人欠席とか言ってたけど、仕事の方は忙しいのかい? |
■ リュイ To:アルト |
トカゲ退治くらい、楽勝や。 それに、忙しくても食事に呼ばれたんやったら来るもんや。 |
■ ティニャ To:アルト |
来なかったのは、「趣味じゃない」のと「もう食べられない」からなのら。 ティニャは来て良かったのら♪ |
2人共、おかわりを頼む。
■ フェリオ To:リュイ、ティニャ |
と、いう事は君達を食事に招待すれば必ず来てくれるって事かな? もし機会があればよろしく。 |
■ リュイ To:フェリオ |
食事は好き嫌いないんや。 |
■ ティニャ To:フェリオ |
何時なのら? 喜んで行くのら(^-~) |
フェリオの台詞を、最初しか聞いていない(^^;
■ フェリオ To:リュイ、ティニャ |
そうだな・・・君達さえ良かったらあし・・・い、いや今度オランで・・・。 それにしても・・・トカゲ退治か・・・ただのトカゲじゃないんだろう? それが噂の水路に出る化け物の事かな? |
■ リュイ To:フェリオ |
リザードマン トカゲ野郎や。 |
■ ティニャ To:フェリオ |
結構可愛いのら。 |
■ えでん |
りざぁどにゃんなら見たことあるにゃ〜。 実家の近所に住んでたにゃん。 |
■ ティニャ To:えでん |
ティニャ達の村でも、お隣さんだったのら。 |
■ ヴェアリアス |
リザードマンって・・・もしかして・・・。 ううっ、お友達になれないタイプ・・・近くにいるのかな・・・。(T_T) |
■ ジーク To:エレボス |
りざあどまんってなんですか? |
■ エレボス To:ジーク |
申し訳無い、恥かしながら知らないです・・・・・・。 |
■ アルト To:リュイ、ティニャ |
リザードマン、ねぇ…。 ……でも記憶では、そんなに凶暴極まる奴らじゃ無かったと思うんだけど……? 退治って事は、何か悪さでもしてんのかい? |
■ リュイ To:アルト |
水路の工事やっとる場所やけど、奴等の縄張りみたいやな。 |
■ アルト To:リュイ |
あー、そりゃまた…揉めそうだねぇ(^^; 大変だろうけど、仕事が上手くいくよう祈ってるよ。 |
■ リュイ To:アルト |
そっちは何の仕事なんや? |
■ アルト To:リュイ |
私たちは、仕事なんて大層なもんじゃないよ。 ここの、フォンっていう義理堅い旦那を旅の道中にちょいと助けたら、こんな立派な所に招待してもらえてね。 まぁ、日頃の行いの良さが実を結んだってとこかな(^^) |
「ふんふん」と感心して、
■ リュイ To:アルト |
そや。日頃の行いは大切や。 人助けでこんな飯食えるんは、滅多に無い事やけど。 |
■ ティニャ To:アルト |
仕事無いなら、ミディに頼むといいのら♪ |
■ アルト To:ティニャ |
そりゃ有り難いお言葉だけど……リュイやティニャ達がいたら、私たちの出番は無いんじゃないかい?(^^) |
■ ティニャ To:アルト |
ん――…。 それもそうなのら。 リュイとティニャ達が居れば出番は無くなるのら(^^) |
あっさりと認められてしまう。
■ ルドラ To:アルト、他 |
残念だな。ルエナ家に仕事を紹介して貰うのはいい考えだと自分も思ったんだが(^^; えーと……。この砦を出た後は、何か仕事の当てはあるのかな? |
■ アルト To:ルドラ |
いや…特に予定はないねぇ。 何なら、領主さんが雇ってくれるかい? 砦内で困り事があれば、相談に乗るよ(^^) |
■ ルドラ To:アルト、他 |
領主としての執務では、困り事が多いんだけれどね(^^; 砦内で君達の仕事になりそうな事は、今の所無いかな。 |
■ アルト To:ルドラ |
そりゃあ残念。 ……ま、でも私たちの力が必要な仕事っていうと、"怪物退治"だの"殺人事件の捜査"だの、いつも物騒な内容ばかりだからねぇ。 この砦の中じゃ、そんな事件もそうそう起こるわけないか。 冒険者は暇が一番、ってやつだね。 |
ティアード×エレボス |
■ ティアード To:エレボス |
飲み物、どうですか? 大したものは揃ってないんですけど……。 |
酒の入ったポットを手に持って、聞いて来る。
■ エレボス To:ティアード |
ありがとうございます そんな事は、思っていても言ってはいけませんよ。 |
■ ティアード To:エレボス |
いいんです。本当の事ですから。 |
苦笑いするティアード。
■ エレボス To:ティアード |
本当の事って……(^^;;; とりあえずエールでも頂きます。 |
エレボスは、注がれた酒を一気に飲み干した。
■ エレボス To:ティアード |
美味しいですよ、おかわりを頂けますか? |
■ ティアード To:エレボス |
どうぞ。まだありますから。 |
更に、綺麗に平らげた皿を示すエレボス。
■ エレボス To:ティアード |
あの、こちらもおかわり宜しいですか? |
■ ティアード To:エレボス |
ええ。少しお待ち下さい(^_^; |
ティアードと入れ替わり、セレンが料理を持って来る。
■ セレン To:エレボス |
はい、お待たせしましたっ。 |
料理を運んでくるセレン。
気忙しく働く彼女の姿は、少し疲れている様に見えた。
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