SW-PBeM Scenario #27
twilight garden.
黄昏の箱庭
13: 事件現場
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砦本館 2階 廊下
1st Day 14:50-

エデンは廊下の端、階段の上から玄関ホールを見下ろす。
■ エデン
(……此処が玄関ホール………随分と見通しの利く場所で首を絞めていらしたのね……。)

玄関ホールに降り、玄関扉前から現場の捜索を開始した。
■ エデン
(現場は此の辺りかしらね……
 死体ないし、気絶した方をどのように移動させたのかしら?
 玄関から外かしら? 階段を上がって上の階? 近くの部屋……。
 それか……地下かしらね……。)

何か手掛かりがないかと調べるが、床は綺麗に掃除されており、解決に繋がる物証は何も残されていなかった。
妙な仕掛けの類や、最近付いた傷なども見つからない。

砦本館 1階 地下階への扉前
1st Day 14:57-

フォンから聞いた、地下階への扉の前に立つ。
扉の脇には呼び鈴――ベルに紐が付いている物、が付けてあった。
■ エデン
(これが地階への扉かしら……? 呼び鈴がついていますのね……。)

手を伸ばし、呼び鈴を鳴らす。
チリチリチリーン、という澄んだ音色が響いた。


…そのエデンの後ろを通り、ティアードが 2階へと上がって行く。

1st Day 14:58-

少し待っていると、扉の向こうから足音が聞こえてきた。
続けて、鍵を開ける鈍い音。

扉が僅かに開けられ、その向こうからウォルクライと思われる男がエデンを見た。
■ ウォルクライ? To:エデン
……。

何だお前は。
…ルドラが呼んでるのか?

用が無いなら立ち去れ、という視線。
■ エデン To:ウォルクライ?
……いいえ……。
私、エデン=フォレスターと申します。
今日から此処にご厄介になりますのでご挨拶に伺っただけ……。

……お忙しい様ですから、また改めて伺いますわ……。
ではね、ご機嫌よう……。

ぺこり、と一礼。
恐いので、ひとまず退散する事にした。

1st Day 14:59-

扉が再び閉まった時、トーラから声を掛けられる。
■ トーラ To:エデン
お茶を用意しました。
2階の談話室で、御一緒にどうですか?

■ エデン To:トーラ
あら、トーラ様……わざわざ有り難う御座います。
遠慮なくご相伴に与りますわ……。

エデンはトーラに付いて、2階へと上がった。

砦本館 2階 書庫
1st Day 14:50-

砦の書庫を訪れるエレボス。

扉と窓を除いた壁に書架が設けられ、床は絨毯敷きという部屋。
机や椅子といった物はなく、踏み台だけが置かれていた。

1st Day 15:00-

書庫の戸口から、トーラに声を掛けられる。
■ トーラ To:エレボス
何か興味のある本はありますか?
今から隣の談話室でお茶にしたいのですが、御一緒にどうでしょう。

■ エレボス To:トーラ
沢山在って目移りしてしまいます。

ありがとうございます。
でも、読みたい本が沢山あるのでまたの機会に・・・・・・。

■ トーラ To:エレボス
そうですか。古い本しかありませんがごゆっくりどうぞ。

この書庫に収められている本は、確かに古い物ばかりであった。
ここ数年に書かれた本は極めて少ない。
■ エレボス To:トーラ
古い本だから価値があるんですよ。

あぁ〜、トーラさん。紙と書く物を貸して頂けませんか?

返事を聞き、立ち去ろうとするトーラを呼び止める。
■ トーラ To:エレボス
お急ぎですか?

■ エレボス To:トーラ
いいえ、休憩が終わってからで結構です。

■ トーラ To:エレボス
はい、それでは後で。

軽く礼をして、トーラは戸口から去った。

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Game Master 神楽kagra@na.rim.or.jp