砦本館 2階 廊下 1st Day 14:50- |
エデンは廊下の端、階段の上から玄関ホールを見下ろす。
■ エデン |
(……此処が玄関ホール………随分と見通しの利く場所で首を絞めていらしたのね……。) |
玄関ホールに降り、玄関扉前から現場の捜索を開始した。
■ エデン |
(現場は此の辺りかしらね…… 死体ないし、気絶した方をどのように移動させたのかしら? 玄関から外かしら? 階段を上がって上の階? 近くの部屋……。 それか……地下かしらね……。) |
何か手掛かりがないかと調べるが、床は綺麗に掃除されており、解決に繋がる物証は何も残されていなかった。
妙な仕掛けの類や、最近付いた傷なども見つからない。
砦本館 1階 地下階への扉前 1st Day 14:57- |
フォンから聞いた、地下階への扉の前に立つ。
扉の脇には呼び鈴――ベルに紐が付いている物、が付けてあった。
■ エデン |
(これが地階への扉かしら……? 呼び鈴がついていますのね……。) |
手を伸ばし、呼び鈴を鳴らす。
チリチリチリーン、という澄んだ音色が響いた。
…そのエデンの後ろを通り、ティアードが 2階へと上がって行く。
1st Day 14:58- |
少し待っていると、扉の向こうから足音が聞こえてきた。
続けて、鍵を開ける鈍い音。
扉が僅かに開けられ、その向こうからウォルクライと思われる男がエデンを見た。
■ ウォルクライ? To:エデン |
……。 何だお前は。 …ルドラが呼んでるのか? |
用が無いなら立ち去れ、という視線。
■ エデン To:ウォルクライ? |
……いいえ……。 私、エデン=フォレスターと申します。 今日から此処にご厄介になりますのでご挨拶に伺っただけ……。 ……お忙しい様ですから、また改めて伺いますわ……。 ではね、ご機嫌よう……。 |
ぺこり、と一礼。
恐いので、ひとまず退散する事にした。
1st Day 14:59- |
扉が再び閉まった時、トーラから声を掛けられる。
■ トーラ To:エデン |
お茶を用意しました。 2階の談話室で、御一緒にどうですか? |
■ エデン To:トーラ |
あら、トーラ様……わざわざ有り難う御座います。 遠慮なくご相伴に与りますわ……。 |
エデンはトーラに付いて、2階へと上がった。
砦本館 2階 書庫 1st Day 14:50- |
砦の書庫を訪れるエレボス。
扉と窓を除いた壁に書架が設けられ、床は絨毯敷きという部屋。
机や椅子といった物はなく、踏み台だけが置かれていた。
1st Day 15:00- |
書庫の戸口から、トーラに声を掛けられる。
■ トーラ To:エレボス |
何か興味のある本はありますか? 今から隣の談話室でお茶にしたいのですが、御一緒にどうでしょう。 |
■ エレボス To:トーラ |
沢山在って目移りしてしまいます。 ありがとうございます。 でも、読みたい本が沢山あるのでまたの機会に・・・・・・。 |
■ トーラ To:エレボス |
そうですか。古い本しかありませんがごゆっくりどうぞ。 |
この書庫に収められている本は、確かに古い物ばかりであった。
ここ数年に書かれた本は極めて少ない。
■ エレボス To:トーラ |
古い本だから価値があるんですよ。 あぁ〜、トーラさん。紙と書く物を貸して頂けませんか? |
返事を聞き、立ち去ろうとするトーラを呼び止める。
■ トーラ To:エレボス |
お急ぎですか? |
■ エレボス To:トーラ |
いいえ、休憩が終わってからで結構です。 |
■ トーラ To:エレボス |
はい、それでは後で。 |
軽く礼をして、トーラは戸口から去った。
Game Master | 神楽kagra@na.rim.or.jp |