砦本館 1階 廊下 1st Day 14:50- |
フェリオは、セレンの姿を探して 1階に下りる。
1階の厨房を覗くと、トーラが盆に茶器を並べていた。
セレンやティアードは居ない。
■ フェリオ To:トーラ |
あ、どうもこんにちは。 少しお城の中を見学させてもらっています。 お城なんて滅多に入る機会などないもので。 |
■ トーラ To:フェリオ |
そうですね。 第3ロスフェル城にようこそ。 |
お湯を沸かしながら、挨拶に応えるトーラ。
■ フェリオ To:トーラ |
ご招待ありがとです。 ・・・あれ? 第3? ここ以外にもロスフェル城というお城があるんすか? |
■ トーラ To:フェリオ |
知りませんでしたか? 地震で無くなった城のお話。 |
手を止めて、質問に答えてくれる。
■ フェリオ To:トーラ |
あぁ、そう言えばそんな事を聞いたっすね。 それでですか、いや、納得したっす。 |
■ トーラ To:フェリオ |
納得して頂けましたか。 |
それ以上は何も言わない。
フェリオは、他の所を探す事にした。
1st Day 14:55- |
扉が開いていた食堂や控え室を見て回るフェリオ。
閉め切られた部屋は、中に人が居ないか探りながら歩く。
庶務室の前で様子を伺おうとした時、突然その扉が開いた。
ガンッ
■ フェリオ To:ティアード |
ぶっ! いてててて・・・(>_<) |
■ ティアード To:フェリオ |
あ…、何してるんですか? |
扉の角がフェリオの頭を直撃したのだが…、
■ ティアード To:フェリオ |
あら、これが当りましたか。 |
ガシッ
扉を動かして、同じ所に当ててくれるティアード。
■ フェリオ To:ティアード |
そう、その扉がガツンって、あぃたぁっ!(>_<) き、君ね・・・。 |
■ ティアード To:フェリオ |
すみません。 |
ぺこっ。
素直に謝るティアード。
■ フェリオ To:ティアード |
う、う〜ん・・・ま、いいけどさ。 (なんか遊ばれたような・・・) |
部屋から出て来たのはティアードただ1人。別の者…セレンは一緒に居なかった。
庶務室の扉に鍵を掛ける彼女。片手に何やら小包を抱え、少し急ぎの様子である。
気を取り直して、話し掛けるフェリオ。
■ フェリオ To:ティアード |
ティアードちゃん、お仕事御苦労様。 そうそう、さっき言ってた"届け物兼道案内"の事だけど、俺の代わりにジークっていう・・・さっきいたもう一人の人間の男が行く事になったからさ、よろしくね。 |
■ ティアード To:フェリオ |
そう…なんですか。分かりました。 |
何故か、少し残念そうであった。
■ フェリオ To:ティアード |
あ、それからさ、また面倒かけちゃって悪いんだけどこの城を色々と見て回りたいんだ。 でもよそ者ばっかで色々とうろつくのもなんだから、可愛いガイドさんでもいないかな? ――と思ってるんだけど、誰かいない? |
■ ティアード To:フェリオ |
私では駄目でしょうか? 仕事の合間を見て、お付き合い致しますが。 |
■ フェリオ To:ティアード |
あれ? でも君は街へ届け物に行くんじゃ・・・。 |
と、用事を思い出したのか、2階に急ぐティアード。
■ フェリオ To:ティアード |
あ、えと、よくわかんないけどとりあえずここで待ってるからさ! 用事が終わったら来てくれよ! |
呼び掛けると、ティアードは少し足を止め、
■ ティアード To:フェリオ |
はい、フェリオ様。 |
楽しそうな声で返事してくれる。
■ フェリオ |
うん、なかなか素直で可愛い娘じゃないか(^-^) 〜〜〜♪ |
気分が浮かれるフェリオ。
口笛を吹きながら、ティアードを待つ事にした。
1st Day 14:57- |
廊下で立ち待ちしていると、玄関ホールの方向から「チリチリチリーン」というベルの鳴る音が聞こえた。
見ると、エデンが地下階に通じる扉の前に立っている。
フェリオは、関わらない事にする。
1st Day 14:59- |
厨房から出て来たトーラが、話し掛けてくる。
■ トーラ To:フェリオ |
お茶を用意しました。 2階の談話室で、御一緒にどうですか? |
■ フェリオ To:トーラ |
あ、ありがとうございます。 でも、もう少し見学させていただきますね。 なかなか趣き深い建物っすから。 |
■ トーラ To:フェリオ |
では、失礼します。 |
誘いを断られたトーラは、その後エデンを誘って上がって行った。
――1階に誰も居なくなる。
フェリオは、ティアードが戻ってくるのを玄関ホールで待ち続けた。
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