SW-PBeM Scenario #27
twilight garden.
黄昏の箱庭
11: ここがお部屋です
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砦本館 2階 使用人室前廊下

冒険者達の宿泊用に割り当てられた部屋は 2部屋。
2階客間の奥(左側)と、空いている使用人室(3部屋の一番右)である。

客間は広かったが、置いてあるベッドは 2つ。
使用人室には、狭いながら 4つの寝床が備えられていた。
■ ジーク To:ヴェアリアス、アルト、エデン
あ、女性の方が客間の方を使ってください。
寝床を一つ用意してもらいましょう。

■ アルト To:ジーク > ティアード
悪いね。んじゃ早速、客間の方に荷物を置きに行ってくるよ。
寝床だけど……どうせなら、こっちの部屋のベッドをひとつ向こうに持って行っちゃダメなのかい?

使用人室のベッドを指差して聞く。
■ ティアード To:アルト
構いませんよ(^_^;

■ ジーク To:アルト、フェリオ
この簡易ベッドなら持ってけそうですね。
あ、フェリオさん、そっち側を持ってください。

■ フェリオ To:ジーク
オッケーオッケー。
よぃしょっと・・・結構重いなぁ・・・客間はどっちだっけか?

■ アルト To:フェリオ、ジーク
確か、このすぐ右斜め前の部屋だよ。

それにしても……流石は常日頃から鍛えてるだけあって、大したもんだねぇ。

ベッドを持ち上げる二人を見て感心。
■ アルト To:フェリオ、ジーク
じゃあ、悪いけど運搬よろしく頼むよ(^^)

■ フェリオ To:アルト
おお、任しときな、ちゃっちゃと運んどくぜ(^-^)

客間にベッドを移し終える。

客間には部分的に絨毯が敷かれ、絵画も飾られていた。
扉にはちゃんと鍵も掛かるという事で、アルトは部屋の鍵をティアードから手渡された。

砦本館 2階 使用人室(冒険者・男性部屋)
1st Day 14:05-

客間に比べ、使用人室は物置か牢獄かという殺風景さである。
こちらの扉には鍵も無い。
■ ジーク To:フェリオ、エレボス
こちらの部屋はなんだか殺風景ですねぇ(^^;;

■ フェリオ To:ジーク、エレボス
はん・・・なんか気にいらねぇな・・・。
さっきの女の子の格好といい、この使用人部屋の酷さといい・・・あんまし良い環境とは思えないね。
案外、本当に逃げ出しただけなのかもな。

■ ジーク To:フェリオ、エレボス
とりあえず荷物だけ置いていけば良いかな?

さて、とりあえず向こうを誘って領主さんのところに行きませんか?

■ フェリオ To:ジーク、エレボス
あ、マント取り替えるからちょっと待っててくれや。

フェリオはマントを黒地の物に取り替えた。
■ フェリオ To:ジーク、エレボス
お待たせ、さて、行こうか。
どんな領主なんだろうな・・・。

廊下に出て、客間から女性陣が出て来るのを待つ。

砦本館 2階 客間(冒険者・女性部屋)

エデンは客間に荷物を置くと、身支度を始めた。

まず服を着替えて、猫耳を外す。
ブラシで髪を丁寧に梳かしてから口紅をひき直し、また猫耳を乗せ直して完了。
■ エデン
(まずは何処から始めようかしら……?)
(……挨拶を兼ねて、砦の中を少しお散歩かしらね……。)

準備を整え、アルトやヴェアと共に部屋を出た。

砦本館 2階 廊下

■ ヴェアリアス To:仲間
あっちね、領主様の部屋って。

廊下に出て執務室の方へと向かっていると、赤毛の女性が執務室の扉前に立っていた。
彼女がトーラという女性らしい。
手に羊皮紙の束を持ち、執務室の中の誰かと話している。
■ トーラ To:執務室内
今度から、こういった書類には良く注意して下さい。
9,870と9,780。この90ガメルの違いは、後で「間違えた」では済みません。

言い訳も駄目です。そんな事考えている暇があればちゃんと仕事をこなして下さい、ルドラ様。
…では。

扉を閉め、きびすを返して冒険者達の方を向く。
■ ヴェアリアス To:トーラ
え、と・・こんにちは・・・・。

■ トーラ To:冒険者達
こんにちは。

フォンを助けて頂けた、お客人方ですね。
私は、ここで使用人長をして居りますトーラです。

角度30度の礼。
■ ヴェアリアス To:トーラ
あ、はい。はじめまして、少しの間お世話になります(^^;; ヴェアリアス・ファレリーです。

つられて30度(^^;;
■ ジーク To:トーラ
お世話になります、ジークといいます(^^)
よろしくです。

少し甘めに25度。
■ エデン To:トーラ
エデンですわ……。ご機嫌よう、トーラ様。

会釈で済ませる。
■ アルト To:トーラ
(うわ……私の苦手なタイプ……(^^;;)
えーと、私はアルト。よろしく………。

挨拶しながら、エデンの後ろに逃げる。
■ トーラ To:冒険者達
宜しければ、後でお茶をお入れ致します。
今は少し急いでいますので、それでは。

早口の、それでいてはっきりとした口調で告げ、足早に1階へと降りて行く。
■ エデン To:トーラ
(あらあら……忙しそうですのね。)
あの……お構いなく……。

■ ヴェアリアス To:仲間
厳しそうな人・・・フォンさんが言ってた通りね(^^;;

■ アルト To:仲間
少し領主に同情するよ………。

一行は執務室に向かった。

砦本館 2階 執務室前

ヴェアが、執務室の扉をノックする。
■ 執務室内
誰だい?

少し疲れた感じの男の声が返ってきた。
■ ヴェアリアス To:ルドラ
わたしたち、フォンさんに招待していただいた、冒険者です。
滞在のご挨拶とお礼に参りました。

■ ルドラ
ああ、どうぞ。
扉は開いているよ。

一行は、執務室の扉を開けた。

砦本館 2階 執務室

部屋内は、商業ギルドの事務室の様であった。
小さな机に載せ切れなかった書類が床のあちらこちらで山を築いている。
壁には地図や予定表、何かの名簿が所狭しと貼られ、申し訳程度に、窓際の花瓶に花が生けられていた。

机の向こうで、ルドラが腰を上げて来客を迎える。
アルスと比べて線の細い、優男であった。
■ ルドラ To:冒険者達
ようこそ。
挨拶に来たという事は、自分が誰かは知っているのでしょうが、改めて。

ルドラ=ネヴィルです。

■ アルト To:ルドラ
仕事の邪魔して、すまないね。
私の名前はアルト。少しの間だけど、世話になるよ。

■ エデン To:ルドラ
エデン=フォレスターですわ……初めまして、ルドラ御領主様。

ルドラはエデンを珍しそうに見つつ、先頭に居たヴェアと握手を交わす。
■ ヴェアリアス To:ルドラ
はじめまして、ヴェアリアス・ファレリーです。
突然の訪問で失礼しました。

■ ルドラ To:冒険者達
家のフォンを助けてくれたそうで。
礼の代わりで良ければ、泊まっていって下さい。彼の恩人なら歓迎しますよ。
豪華な持て成しは出来ませんが…。

■ エデン To:ルドラ
それほど……大したことをした訳では御座いませんのよ……。
(……それどころか何も致しておりませんわ……)
その御礼として、お泊めいただけるとは誠に恐縮ですけれど……
……御好意に甘えて幾日かご厄介になりますわね……。

■ ルドラ To:エデン
何も無い所で、すぐに飽きてしまうかも知れないが…。
居る間は堅苦しくしないでいいよ。

■ ヴェアリアス To:ルドラ
ありがとうございます(^-^)
心の広い領主さまで安心しました。

私達冒険者には、ここのような環境は普段触れることができませんので見学させていただきたいと思っています。
少々お気に障ることもあるかもしれませんが、世間知らずなものですのでお許しくださいね(^^;;

■ ルドラ To:ヴェアリアス
君達と比べると、世間知らずなのは自分の方かも知れない。
もし良ければ、夕食の時にでも何か旅の話を聞かせてもらえると嬉しいです(^_^)

挨拶が一段落した時、一人の男が部屋の戸口に現れた。

無精髭を生やした人間の男で、汚れた顔や服が場違いな人物である。
身長は180を少し越える程。肌はよく日焼けしている。
■ 男 To:ルドラ
領主殿。ジェニス、今週も作業報告に参りました。
今回は良い報告です。

ルドラに向けて、ジェニスと名乗る男はそう告げる。
■ ルドラ To:冒険者達
おや、仕事だ。
話の途中ですまないが、また後で。

退室を勧められる。
■ ヴェアリアス To:ルドラ > 仲間
そうですか。それではわたしたちはこれで。
みんな行こう(^-^)

ジェニスに会釈しながら部屋を出る。
■ ジーク To:ルドラ
夕食時にお話できることを楽しみにしております。
では(^^)

冒険者達は、全員退室した。

砦本館 2階 執務室前

ジェニスは入室して扉を閉めたが、
■ ジェニス To:ルドラ
今週は天気にも恵まれまして、工事は順調。
そして、あの沼地の奴等なのですが、先日雇いました4人組の冒険者が、期待以上の働きを見せまして…。

扉越しに、会話が筒抜けで聞こえてくる。
大声なのは、地声らしい。
■ ジーク
工事?
沼地の奴?
そして・・・・・・冒険者?

■ ヴェアリアス

(冒険者・・・ねぇ・・・)

■ フェリオ
(工事? 沼地? 奴等?)

会話は続いたが、聞いていても話が見えない。
■ ジェニス To:ルドラ
そうです。
水源の問題もこれで目処が付きました。

え?
はい、彼女達には、もうしばらく手を貸してもらうという事で。

おお。それではそう伝えます。

■ ジーク
ふぅむ???????

さっぱり分からない。
これ以上話を聞くのは止める事にした。

執務室の前から離れた後。
■ アルト To:ヴェアリアス
ところで、ヴェアはこれからどうするんだい?

一見平和そうだけど、何せ人が殺されるような物騒な場所だからねぇ。
気を付けて行動しないと……。

ヴェアは唇に指を当て、考える仕草を取った。
■ ヴェアリアス To:アルト
そうね、わたしたち事件があったから来てるんだよね。
でも、せっかくだからこの建物を見学したいなーと思ってるの。

■ アルト To:ヴェアリアス
そういえば、まだゆっくり中は見てなかったっけ…。
一人で歩き回るのも何だし、もし良かったら私も一緒に同行させてもらっても良いかい?

■ ヴェアリアス To:アルト
え、一緒に来てくれるの?(^-^)
いいよ、一緒に行こうよ。一人より絶対その方が楽しいもの♪

■ アルト To:ヴェアリアス
私も、ヴェアが一緒だと嬉しいよ(^^)
何と言っても…ヴェアはすごく頼りになるからねぇ。
もし何かあった時は、宿で見せてくれたあの腕前に期待してるよ?(笑)

悪戯っぽく笑うアルト。
■ ヴェアリアス To:アルト
や、やだなぁ、もぅ・・・からかわないでよ(_ _;;
忘れてほしいのに・・・・

それぞれ、これからの行動を簡単に打ち合わせる。
ヴェアリアス
砦本館内を散策。
アルト
ヴェアと同行。
フェリオ
セレンに聞き込み。
エレボス
書庫で文献調査。
エデン
玄関ホールを調査後、本館内を遊覧。
ジーク
部屋で待機。ティアードに呼ばれたら届け物に乗じて中央街へ。
――という分担になった。
■ アルト To:フェリオ
そういえばフェリオ…マント替えたんだねぇ。
何だかそんなまともな格好してると、フェリオじゃないみたいだよ。

……ま、でもいつもの派手なやつの方が、フェリオらしくて私は好きだけどね(^^)

フェリオの黒マントを見つめ、アルトは言った。
■ アルト To:仲間
さて、それじゃそろそろ行動開始といこうか。

各々、動き始める。
アルトは部屋に戻るジークに近付くと、声を掛けた。
■ アルト To:ジーク
ジーク、こっちの事はあまり気にしなくても良いから……頑張んなよ♪

■ ジーク To:アルト > 仲間
はぁ・・・・・・(^^ゞ

では、私は部屋に戻ってますね。みなさんも・・・・頑張ってください。

砦での潜入調査が始まった。

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