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Sword World PBM #25
「天使のつるぎ」 | ||
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時忘れの店 |
看板に『時忘れの店』と書かれた道具屋。銀の網亭に出入りしている冒険者がよく利用している店だ。
店に入ると、なにやら瓶のようなものを磨いていた店の主人がこちらに気づき、声をかけてきた。
■道具屋の主人 To:ALL |
いらっしゃい。何が入りようかね。 |
■ソフィティア To:道具屋の主人 |
こんにちは。旅で使うから毛布を見に来たんだけど、どんなのがあるかしら? |
■道具屋の主人 To:ソフィティア |
ふむふむ。毛布かね――― |
なにやら値踏みするようにソフィティアを見て、アフルの方に視線を移動させ、再びソフィティアの方に戻す。
■道具屋の主人 To:ソフィティア&アフル |
毛布は二枚かね?揃いの柄のものもあるよ。 |
何が楽しいのか、道具屋の主人はにこにこしている。
■アフル To:道具屋の主人 |
あ、いや、俺はもう持ってるから… ついて来ただけなんだ(^^;; |
■ソフィティア To:道具屋の主人 |
山に行くことになったから、さすがにマントじゃ寒そうだからね(^^) アフルは持ってるから私のだけでいいんですけど。 |
ソフィティアは、にこにこされている意味が分かっていない。
■道具屋の主人 To:ソフィティア&アフル |
おお、そうか。ふむふむ、まあそういうものじゃな 毛布はあっちの棚に並べてあるから、仲良くじっくり選びなさい。 |
「仲良く」のあたりの一抹の含みに、二人は気づかない。それはそれで特に不幸だというわけでもないのでとやかく言わないことにする。
■アフル To:道具屋の主人 |
ありがと。 |
二人は言われた棚の方へ移動した。
■アフル To:ソフィティア |
ソフィー、どんな毛布がいい? 俺のは、これみたいに茶色で無地のなんだけど… |
アフルが棚にあった毛布を一枚手に取った。癖のない無地の毛布だ。
■ソフィティア To:アフル |
う〜ん、旅行に行くんじゃないんだからあまり目立つのは止めとこ。そうね、じゃぁアフルが選んでくれたこれにしよ。ちょっとかしてみて♪ |
と、洋服のように、毛布を羽織ってみせるソフィティア
■ソフィティア To:アフル |
こんな感じだけど、どう?(^^; |
どう、と言われても………
■アフル To:ソフィティア |
うん… |
返答に困る。
■アフル(心の中) |
どう言おう…(汗) 「似合ってるね」じゃおかしいかな… |
とりあえず、無難な返答をすることにする。
■アフル To:ソフィティア |
うん、それでいいんじゃない? あ、そうだ、やっぱり寝る時は毛布の他にマントも無いと寒いかな? |
アフルはそれとなく話を変えようとしている。
■ソフィティア To:アフル |
う〜ん。毛布に包まるのも良いけど、下に毛布を敷いて上にマントをかけた方が寝心地が良いみたいよ。マントなら普段も使えるし何かと便利じゃないかな?最悪マントだけでもねれるしね(^^) 青っぽいのは見た目が寒そうだし……、私と似た色だけどこれなんかどうかしら? |
ソフィティアは、自分が買う毛布と同じ色のマントを手に取り、アフルに見せた。
■アフル To:ソフィティア |
そっか、それじゃあ、俺もマント買っとこうかな… ちょっと貸して。 |
ソフィティアが手に取ったマントを受け取り、彼女がさっき毛布でしたように羽織ってみる。
■アフル To:ソフィティア |
どう?似合ってるかな…? |
さらに同じようなことを言ってみる。
■ソフィティア To:アフル |
うん、いいよ。似合ってる似合ってる。おそろいだね(^^) |
■アフル To:ソフィティア |
ありがと、なんだか照れくさいな…(^^;; |
■ソフィティア To:アフル |
それじゃ、買うものも決まったし、そろそろお勘定して宿にもどりましょ。 |
■アフル To:ソフィティア |
そ、そうだね。 |
■ソフィティア To:道具屋の主人 |
ご主人、お勘定おねがいしますね(^^) |
■道具屋の主人 To:ソフィティア |
お、おお。もういいのか。もっとゆっくりしていっていいのじゃがな。 |
邪魔にならないようにと気遣ってか、主人は少し離れたところで見守っていたようだ。
ソフィティアの毛布とアフルのマントを見ながら近づいてくる。
■道具屋の主人 To:アフル&ソフィティア |
毛布が50ガメル、マントが40ガメルじゃよ。 |
アフルとソフィティアは代金を支払い、道具屋を出た。
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