|
Sword World PBM #25
「天使のつるぎ」 | ||
| 幸せの木 |
| |
|
| ||
■ Index | ▲ Previous Page | ▼ Next page |
|
「銀の網」亭・7番テーブル |
場面は再び七番テーブル。
おやじに聞いて、オジイがテーブルに近づいてきた。
■オジイ To:ALL |
あのー、すみません。カウンターでおやじさんに聞いたんですけど、前線で戦える戦士を捜されているそうで。 |
■ノエル To:オジイ |
えっ?あぁ、そうです。 |
■オジイ To:ノエル |
一応ついこの間まで、この市の傭兵隊にいましたし、この愛剣を使えば少しはお役に立てるかと思うんですが如何でしょう。 |
■ノエル To:オジイ |
早速来て下さったのですね。ありがとうございます。 |
希望にかなった冒険者がすぐに見つかったことに、ノエルは心の中でマイリーに感謝を捧げた。
■オジイ To:ALL |
あ、遅れましたが僕オジイっていいます。よくそそっかしいっていわれるんですよねー。 |
■ノエル To:オジイ |
私がノエルです。力を貸していただけるのならとてもありがたいのですけれど。 |
■オジイ To:ノエル |
あ、そうそう忘れてたんですけど僕人並みはずれて足が遅いんでそれでもよろしければということなんですけど。 よく隊長に鈍足ってどやされてましたんで。 |
■ノエル To:オジイ |
そんなこと気にして下さらなくてもかまいません。問題なのはあなたの気持ちなのです。 |
■オジイ To:ノエル |
そういってくれるとありがたいですう。 うちの隊長なんてね、うちの隊長なんてね、「おれはでぶと足の遅いやつは嫌いだ!」ってね。その日のうちに首でしゅ。 ひどいでしょ。僕だってがんばってましゅのに・・・。 |
オジイはちょっと涙声(しかもちょっと幼児語)になっている。
■ノエル To:オジイ |
ひどい隊長さんね。 私も非力で足が遅くて結構いじめられたから気持ちわかるわ。 |
ノエルの言葉に、オジイはすぐに我に返って話を続けた。
■オジイ To:ノエル |
あっ、話が脱線しちゃいましたね。 まあ、そういうわけなんで剣の方は少しだけ使えるんですよ。これが僕の愛剣キラービーです。(高品質エストック+2) 結構良い剣でしょう。この剣、けっこうたけーんだぞーー。 こんな僕でよろしいんだったら、よろしくお願いいたします。 あ、あと、ノエルさんは覚えたんですが、ほかのみなさんもよろしければお名前を教えてください。 |
そこにちょうどソフィが戻ってきた。
■ソフィティア To:オジイ |
オジイさんね。わたしはソフィティア・オールド。 あなたの張り紙を見たから、どうしようかと思って戻ってきたけど、ちょうど良かったわ。 |
■ソフィティア To:ノエル |
ノエル。ところで例の事はもう話してるの?今ここで話しておかないと、マズイと思うけど……。 |
■ノエル To:ソフィティア&オジイ |
これから話すところよ。 オジイさん。大事な話だから、じっくり聞いてくださいね。 |
と、ノエルは、かいつまんでミシャルカの一件(#17参照)を話した。
■ノエル To:オジイ |
で。やっぱり後味悪くてね。だからみんなで相談して、これからも一緒に冒険して、その一方で本当にミシャルカちゃんを元に戻すような手がかりを探しだすって決めたの。 もちろん、受ける依頼はきっちりこなすけれど、そのことでいろいろとご迷惑かけるかもしれないんです。 依頼も手がかりを発見できそうなものや、各方面にコネの出来そうなものを優先的に受けるつもりだし。 だから、そのことも含めて協力していただけるなら、と思うのですけれど。 |
■オジイ To:ノエル |
うるるるるう・・・。 |
オジイは、ノエルの話に共感したのか、涙ぐんでいる。
■オジイ To:ノエル |
しょんなことがあったなんてかわいそうでしゅ。まだ、ちいしゃな子供でしゅのにい。 こんなオジイでも力になれるんだったら、是非是非協力させてほしいでしゅ。僕でも僕でも力になれるんでしゅかぁ。 |
と、ノエルを涙で濡れた目で見つめるオジイ。
■ノエル To:オジイ |
あ、そんな急に泣き出さないで下さい。こっちまで、また・・・(ぐずっ) |
つられて涙目になりながら、ノエルはハンカチを取り出し―――
■ノエル To:オジイ |
はい、これ。 |
それをオジイに手渡した。
「銀の網」亭・7番テーブル |
しばらくして、アフル・アトール・ウィードの三人もテーブルに現れた。
■アフル To:ALL |
みんな早いなぁ。 俺もさっき来たんだけど、開店前だったから、しばらく広場で歌ってたら遅れちゃった(^^;; |
そして、テーブルに近づきながらさっきの話を聞いていたらしく、オジイの方に向く。
■アフル To:オジイ |
で、俺達のパーティに入ってくれるの? 俺も、それなりに槍は使えるけど、ちょっと思うところがあって精霊魔法のほうを鍛えたいから、ファイターの人が入ってくれるのなら嬉しいな。 |
■アトール To:ALL |
おまたせ。 お、みんな集まるのがはやいな。 そちらの人は、パーティーに入ってくれそうな人なのかな?もし、OKならこんなテーブルで話すのも何だから、さっさと個室に移ろうぜ。この季節はいつも、あっという間にこの人だかりだからなぁ。 |
アトールが、店の奥を指しながらいう。
さっきの話でまだ少し気が高ぶっているノエルは、少し気を落ち着けてからオジイの方に再び向いた。
■ノエル To:オジイ |
ありがとうございます。オジイさんが加わって下さるというだけで、力が倍にも3倍にもなった気分です。 後の話は個室を借りてからにしましょう。親父さんに頼んできますから、それまで少しゆっくりして下さい。まだ自己紹介の済んでいないメンバーもいるようですから。 |
■オジイ To:all |
あ、初めまして、今ノエルさんから紹介のあったオジイです。 是非オジイって呼んでください。よろしくお願いします。 |
■ウィード To:オジイ |
俺は魔術師のウィードバルだ。 ウィードって呼んでくれ。 (^-^)ニコ よろしくな。 俺は、魔法だけじゃなく剣も多少は扱える。 一応、魔法剣士ってとこかな。(^^ゞ |
■アトール To:オジイ |
俺はアトール。見ての通りの盗賊だ。 マイリー様に仕える修行も始めたところだけど、こちらはまだまだだな。 よろしく頼む。 |
■アフル To:オジイ |
俺はアフルって言うんだ。 さっきもちょっと言ったように、この槍と精霊魔法が使えるんだよ。 精霊戦士って事になるのかな。 よろしく。 |
「銀の網」亭・7番テーブル |
と、各自自己紹介していると、別のテーブルから魔術師風の男がアフルに声をかけてきた。以前(#05)、アフルと一緒に冒険したカナルだ。
■カナル To:アフル |
久しぶりだな、アフル。 |
■アフル To:カナル |
あ、久しぶり。 |
■カナル To:アフル |
あの時のやんちゃ坊主が、いつの間にかいっぱしの冒険者か。 お兄さんは嬉しいぞ(笑) |
■アフル To:カナル |
やんちゃ坊主って…(^^;;自分でも、性格が丸くなったかなぁとは思うけど(^^;; それに、俺は、カナルみたいな兄ちゃんがいた覚えはないんだけどなぁ(笑)。 |
■カナル To:アフル |
全く、ローンドファルを怒らせてた頃からは見違えるようだな(笑) 新しい仲間も見つかったようだし、頑張れよ。 |
■アフル To:カナル |
うん、ありがとう。そっちこそ頑張ってよ。 |
■カナル To:アフル |
ああ、じゃあな。 |
アフルとカナルが話しているのを見て、オジイが声をかけてきた。
■オジイ To:カナル |
あ、はじめまして。 オジイっていいますう。 |
■カナル To:オジイ |
お、よろしく。 |
■オジイ To:カナル |
カナルさんとは前一緒に冒険してたんですか。 オジイは新米冒険者なんでいろいろ教えてくださいですねー。 |
と、オジイはぺこりと頭を下げた。
■カナル To:オジイ |
なるほど、見た事無いなと思ったら、やっぱり初顔だったか。 駆け出し冒険者なんて、死んでもなにものこりゃしないぞ。 次の機会にも、ここで会えると良いな。互いの仕事の成功をいのっとくよ。 |
カナルはいっぱしの熟練冒険者気取りである。
■オジイ To:カナル |
はい、ありがとうございますう。 風邪や腹痛に気をつけて死なないようにします。また、幸せの木であえることを祈っています。 |
しかも、オジイは忠告をどうも勘違いをしている。
席を外そうとしたノエルはカナルを見て立ち止まり、以前仲間だったリグをナンパしていた男だと思い出した。………が、何も言わないでおく。
■ノエル To:ALL |
盛り上がってるとこ悪いけど、続きは個室でしましょう。 お酒飲み足りない人は自分で持って行ってよ。 ただし、これからの仕事に差し支えない程度にね(^_-☆ |
と、ようやく席を外して、ノエルはカウンターに向かった。
■オジイ To:ノエル |
すぐいきまーす。あ、お酒と料理頼んできますねー。 |
■ソフィティア To:ノエル |
ノエルごくろうさま。じゃ、あとは 個室で受ける依頼とか話合わなくちゃね |
「銀の網」亭・カウンター |
■ノエル To:おやじ |
おやじさん。 言われたとおり張り紙したら、さっそくいい人が来てくれたわ。 メンバーそろったし個室に移動したいのだけど、いいかしら? |
ノエルの言葉に、おやじはパーティの面々を見回しながら答える。
■おやじ To:ノエル |
ふむ………なかなかバランスがとれているパーティーだな。強いて言えばレン
ジャーがちょっと心もとないが………まぁなんとか なるだろう。 じゃぁ、個室の用意をするよ。 |
■ノエル To:おやじ |
ありがとうございます。 ここもだいぶん混んでいるようですし、早く個室に行きますね。 |
そこに、オジイがノエルの後ろからどたどたと歩いてきた。
■オジイ To:おやじ |
あ、おやじさん料理6人分お願いしますね。 あ、あと、みんなの分の飲み物もお願いしますね。 個室の方で待ってますんでよろしくお願いします。 |
■ノエル To:おやじ&オジイ |
私は飲まないから飲み物は一人分少なくていいわ それより、来たときに頼んでいたもの、お願いしますね。 |
■ウィード To:おやじ&オジイ |
あ、俺は水にしておいてくれ。 仕事が成功するまで酒は飲まない事にしたんだ。 |
彼の言うところの「仕事」とは、ミシャルカの一件を指しているらしい。彼の中では、まだあの仕事は終わっていないのだ。
■おやじ To:オジイ |
あぁ、じゃぁ料理持っていくからまって待っていてくれ。 |
■ Index | ▲ Previous Page | ▼ Next page |