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序章「実入りのいい依頼」 |
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「銀の網」亭・個室 |
相談用(兼宴会用)の個室に案内される。
壁は比較的分厚く、多少騒いでも周囲に迷惑はかかりそうにない部屋だ。
案内された個室には、既に乾杯できる程度の酒は用意されている。一行に酒好きが多いことは、お見通しらしい。
■ おやじ |
ほらよ。残りの酒や食い物は後で持ってくるからな。何か希望があれば今のうちに言
っておいてくれ。 ああ、それから。ダーツをやるのはいいが壁に穴をあけるのは勘弁してくれよ(^^; 必要ならダーツの的くらい貸すから。 |
■ ドリス |
まずは乾杯だよね。 みんなー飲み物がない人いるー? いるなら注文してねー。 |
■ ジョージ To:ドリス |
ドリスさん。私にも水割りを1杯、頼めませんか? 私は依頼書を書き写してきます。飲みながらでいいですから話し合いましょう。 |
自分の席だけ確保し、ジョージは部屋を出た。
■ ドリス To:ラクル & パオル |
ラクルちゃんとパオルくんは飲めないんだよね。オレンジジュースでいい? それとも他のもの頼む? |
■ アーギー To:ドリス |
あ、オレにはスクリュードライバーを・・。 (って、またオレンジジュースと間違えられたりしないだろうな・・) |
■パオル To:ドリス |
あ、はい。 オレンジジュースでお願します。 |
■ ラクル To:ドリス |
えと…あ、うん、オレンジジュースでいいよ(^^) (だいぶ冷静になってきたようだ(^^;) |
■ヴァーン To:ラクル & おやじ |
そんなこといわずによ、スクリュードライバー頼んじゃえばいいだろ? (おいおい、せっかく酔っ払ったのに、もうさめてきたのかい。ちっ、残念。) おやじ、俺には火酒をもう1杯! いや、面倒だ、瓶ごと持ってきてくれ! |
■ おやじ |
ん?あぁ、飲めない奴がいるのか。酒は少な目にした方がいいか? オレンジジュースならそっちの瓶だ。火酒?瓶ごと?よく飲むやつだな………。 っと、誰か呼んでやがる。注文はかみさんの方に頼むわ。 おーい |
と、おやじは奥さんを呼びに行き、ちょうどおやじと入れ替わりで、依頼の確認に行っていたジョージが帰ってきた。
■ ジョージ To:おおる |
だいたい簡単そうな依頼ばかり、3つほど書き写してきたのだが。 飲みながら依頼について話し合おう。 (個室のテーブルに依頼書の写しを広げる。#14、#16、#18) |
■ヴァーン To:ジョージ & ドリス |
おいおい、アンタ、まずは乾杯に決まってんだろ! (と、ジョージをさえぎり、) なあ! (と、ドリスのほうを向いて、杯をつきだす。) |
■ ドリス To:ジョージ |
(みんなに飲み物が行き渡ったのを見て) それじゃ今度こそ本当に乾杯だね。 (キョロキョロあたりを見回したあと) えっと、この中で一番年上なのって多分ジョージさんだよね。 それじゃジョージさん、乾杯の音頭をとってくれるかな(ニコニコ) |
■ヴァーン To:ドリス |
(おいおい、俺は、アンタに音頭とってもらおうと思ったのによ、なんで? でもまあ、このおっさんも、気の利いたことのひとつも言えるかも知れねえな) |
■ ジョージ To:ドリスandおおる |
乾杯の音頭ですか?分かりました。 それでは、仕事の成功を祈って・・・乾杯!! (とりあえず水割りのグラスを軽く持ち上げる |
■ヴァーン To:ジョージ |
(だめだ、こりゃあ。) |
■ ラクル To:おーる |
(ラクルは乾杯に軽く応じて)
………えっとぉ…… ごめんなさいっ(>_<) 僕、なんだか迷惑かけたみたいで…… …あのジュース、お酒だったんだよね? 父さんにも『ラクルはお酒が弱いから飲んじゃだめだよ』っ て、あれほど言われてたのにっ(;; |
■ アーギー To:ラクル |
フフッ、もういいんだよラクル、仕方ないことなんだから・・。 それより、オレまたスクリュードライバー頼んじゃったから、今度こそ間違えないようにね・・。 |
■ラクル To:アーギー |
うん、じゃあ、僕これを離さない様にしとくねっ。 (ぎゅうっと自分のオレンジジュースを掴んでいる) |
■ヴァーン To:ラクル |
いやいや、お酒ってのはな、飲めば飲むほどつよくなるってもんだ。 どうだい? この火酒,ちょっとだけ、舐めてみねえか? |
■ラクル To:ヴァーン |
ええっ(^^; う、う〜〜ん…… (恐る恐る匂いだけ嗅いで) うわっ、すごいお酒だねこれ… 僕は駄目だよ、こんなの(^^; |
などと、しばらく酒宴は続く―――。
「銀の網」亭・個室 |
■ ジョージ To:おおる |
それでは仕事の方を選びませんか? それとも、酔いが回らないうちに、先ほどのダーツの件を終わらせることにします かね? |
■ ラクル To:ジョージ |
先にお仕事決めてからにした方がいいんじゃないかな? |
■ ドリス |
(火酒をコクコクっと2口程、飲んで) プヮーーーッ! 効っく〜〜〜っ……!! これ、すっごく強い……。 …………でも、おいっし〜〜〜〜い★ ヴァーンくんが我を忘れて飲みいっちゃう気持ち、判るな〜。 (火酒に夢中で、今はジョージの話は聞こえてないようだ) |
■ヴァーン To:ドリス |
だろ〜! いや、見かけによらずいい飲みっぷりだ。ますます気に入った! もう1杯いっとこう! (と、どんどん酒を注ぐ。もちろん自分も飲んでいる。) |
■ ドリス To:ヴァーン |
あっ。ありがとっ(ニコニコ) こくこくこく…ぷわっ。は〜〜っ……(と、あっさりグラスを空ける) あ、グラス空いてるじゃない。はいっ(こぽこぽこぽ) (と、こちらもヴァーンにどんどん酒を注ぐ) |
■アーギー To:ドリス&ヴァーン |
すごい飲みっぷりだこと・・。・・ま、オレも人の事は言えないけどね (スクリュードライバー1杯目はもう空になっている) (グラスを持ち上げて) あ、おやじさんこれ2杯目お願い・・! 2人とも、飲むのは勝手だけど、まじめに話しような・・。 |
■ パオル To:独り言 |
ふう・・・・。 だいじょうぶかなぁ・・・・。 |
不安げにつぶやくパオル。
確かにこの状況では行く末に不安を感じずにはいられないかもしれない。
■ヴァーン To:パオル |
何ぶつぶつ言ってんだ。そろそろ的になる決心はついたのかい? ええ? 〈と素で言ったあと、大笑いしてパオルの肩をどやしつけながら、〉 そう困りなさんな、冗談だよ、決まってるだろ! |
■パオル To:ヴァーン |
・・・・・・・・・・。(ヴァーンの方をじっと見ながら) ・・・信じていいのかなぁ・・・・。 |
■ヴァーン To:アーギー |
ま、こいつ(と、パオルのほうを顎でしゃくり)の頭を的にするってのは冗談にしても、ダーツの勝負,どうなんだ、やるのかい? (と,ニヤニヤしながら挑発する。) |
■アーギー To:ヴァーン |
・・んー、まあいいけど・・。そんなに酔っててまともに投げれるのか・・? あと言わせてもらうけど、絡んだりからかったりするようなことは止めとこう・・。 あんまりひどいとオレ、君に何やらかすかわからないから・・。 とりあえず勝負は先に依頼の話を済ませてから。わかった・・? |
■ヴァーン To:アーギー |
お,おう。(なんでい,こいつも案外とカタイ奴だな、、、。) |
■ラクル To:おーる |
……………みんな……(^^; え、えーと(^^; (依頼書のメモを見ながら) …これなんかどうかなぁ? 一番依頼料高いよ? (と#18の写しを指差す) |
■ ジョージ To:ラクル |
この護衛募集というやつですね。(#18を見ながら) 確かに、依頼内容はこちらの依頼(#14を指さす)とほぼ同じで、 報酬は倍額ですからね。 しかし、こちらの依頼(#14)は日帰りですね。 |
■ ドリス To:ジョージ&ラクル |
(ジョージとラクルが何か話し込んでるのに気付いて、ジョージたちの方へ
やって来て) 何々? 何の話? (依頼書のメモを見つけ) あ、これが依頼? ふんふん? (#14を見て) 護衛の仕事で、日帰り礼儀作法問わず、直接的な戦闘力求む、騎乗できれば なおよし……報酬が1500ガメル…と |
■ ドリス |
(次に#16を見て) こっちは、荷物運搬+護衛、日数は14日、報酬は1200ガメル+ 能力給…ねえ。期間長い割に報酬少ないような……。能力給ってどのくらい 出るのかな? でも新米のあたしたちじゃあまり期待できないよね。 |
■ ドリス To:ジョージ |
(最後に#18を見て) これも護衛ぃ? なんか護衛の仕事ばっかだね。(同じような依頼ばかり なのでちょっとうんざりした顔) 契約期間は書いてなかったの? なんか情報が少ないね? 1人あたり500ガメルか…他の依頼はまさか1人当たりじゃないんだよね (とジョージに確認) だったらこれが一番割りがいいのかぁ……なんか情報が少ないのが気になる といえば気になるけど……。 (報酬が高いということで、ドリスはこれに惹かれているようだ) |
■ジョージ To:ドリス |
(ドリスの確認を聞いて) そうですね。他(#14、#16)は全員でその額だと思います。 我々としましては、依頼人と会うまではこの依頼書を信用するしかありません ので。 能力給というのは依頼人によって左右されるので、報酬としてはあまり堅実と は言えませんし、 我々は6人でやるわけですから、一人頭500の方がよろしいかもしれません。 私としましても、この依頼(#18)がよろしいと思われますが。 |
■ラクル To:ジョージ、ドリス |
じゃあ、これで決まりかな。 やっぱり、同じようなお仕事なら待遇がいい方がいいもんね(^^) 旨すぎる話…って、疑う程でもないと思うし… |
■ラクル To:アーギー、ヴァーン、パオル |
(#18のメモを差出し) ねぇねぇ、みんなはこれでいいと思う?(^^) |
■アーギー To:ラクル、他 |
オレはそれでいいよ(^^)。まだ未熟者で体もそんなに強くないし、一目できつ そうと分かるものでなければね・・。 |
■ヴァーン To:ラクル、ALL |
ほ〜、いいんじゃねえか。え〜,報酬はと,一人500G! いいねえ〜。 (俺の腕前からするとちぃ〜と少ねえが、それだけありゃ,ギルドにも借金返せ るってモンだ、、、。) ま、なんだ、どの話を取るかは,俺もちゃ〜んと考えてけどよ、この面子も、み んな初顔だしよ、その辺がイイところじゃねかって思ってたんだ。きまりだな! |
■パオル To:ALL |
あの〜・・・スミマセン、ボク・・字が読めないんですけど・・・・。 その依頼・・(#18を指差して)ボク達の手におえる依頼なんですか? 報酬が一人500Gってのは、普通なんでしょうかね〜。 |
■ドリス To:パオル、他 |
あ、ごめんねパオルくん。じゃ読んであげるね。 依頼人の護衛。5人ないし6人程度で、1人あたり500G、危険手当込み、 契約期間及び帰路の食費を支給、詳しくは「銀の網」亭主人まで……これで 全部よ。 う〜〜〜ん。契約期間とか帰路とかあるから日数は判らないけど、ある程度 離れたところまで、旅をすることになるのは間違いないかな? 危険手当込み っていうのが気になるよね。依頼人には、何か狙われる心当たりでもあるのか …… (しばらく、うんうんうなって考え込んだあげくに) あーもーっ! とにかく、これを受けようと思うってマスターに言って みようよ。どのみちもっと詳しい話を聞かなきゃならないんだし。 あたしたちで大丈夫かどうかも、マスターならきっと判るでしょ多分。 それで、無理そうだったら他のにする。やれそうならそのまま受ける。 これでどう? みんな? |
■ジョージ To:ドリス&おおる |
そうですね、確かに依頼書に書いてある以上の情報は直接依頼人に
聞くしか無いですね。 依頼書を見る限りでは、この依頼(#18)が一番良いように思えます ので、異論がないようでしたら暫定的に、この依頼に決めましょう。 よろしければ、私がマスターに話を聞いてみますがどうですかね? |
■ヴァーン To:ジョージ&ALL |
いいんじゃねえか? さっさと決めちまおうぜ! でないとこの話、他の連中に 持ってかれちまうぜ。決まりだ、決まり! ジョージさんよ、済まんが頼むぜ、聞い てきてくれ。 |
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