依頼人に指定された場所への道すがら、アフルはシュウに先程のカヴァレスの反応について聞いてみることにした。
■道 |
☆From:アフル To:シュウ |
さっきカヴァレスが学院のそばって聞いた時に嫌な顔をしたんだけど、なんでだか知っ
てる? カヴァレスってここの学院に所属してるんじゃなかったのかい? シュウなら前の仕事も一緒だったし知ってるんじゃないかなって思ってさ。 |
■道 |
☆From:シュウ To:アフル |
にゅにゅ?カヴァが嫌そ〜な顔をしたって? (けらけらと笑いながら) きっとお師匠さんに会うのが苦手だからじゃない?なんか、前会った時も「びくぅーん!」 って固まってたし(くすっ☆) あたしは、カヴァのお師匠さん好きだけどね♪やさしそーなおじいちゃんだもん♪ |
ギャレット師 in 賢者の学院 「へーっくしぃ!… 風邪かのぉ。寒気がするわい…」
おやじからもらった地図を頼りに指定の場所までやってきた。ここはやはり学院の近く、銀の網亭からは、オラン市街の中央を流れる川を渡った場所になる。
地図上の印のついている場所には、一軒の家がある。こじんまりとした普通の一軒家だった。周辺は住宅街で、時折住民と思われる人が、冒険者を胡散臭げにあるいは珍しいものでも見るように眺めながら通り過ぎて行く。
アフルは、とりあえず道路に面した正面の玄関に向かって呼び鈴を鳴らしてみた。
… 反応はない。ノックもしてみたが、誰も顔を出す様子はない。家の中は静まり返っている。
中に入ったら死体が転がってたりして…と、前の仕事での留置場暮らしが一瞬頭をかすめたが、アフルは気を取り直して中に入ってみることにした。
■玄関前 |
☆From:アフル To: |
俺達は銀の網亭で依頼を受けて来た冒険者です。 中に入らせて貰いますよ。 |
そしてドアに手を掛けるが、開かない。
■玄関前 |
☆From:ユリ To:アフル |
待って。 鍵を渡されていること自体、全然おかしいのに不用意にドアに触っちゃダメ。 ここはもっと慎重に行きましょう。 |
■玄関前 |
☆From:アフル To:ユリ |
そうだね、今度からは気を付けるよ。 |
アフルは扉からパッと手を放したが、特に異常はないようだ。
ユリはおもむろにぶつぶつ、つぶやき出す。
■玄関前 |
☆From:ユリ |
【上位古代語】 「万能なるマナよ・・・・・・・・。」 |
古代語魔法「センス・マジック」が発動した。ユリの目には玄関の扉全体がふわっと光るのが感じられた。 どうやら、扉に魔法がかかっているらしい。
■玄関前 |
☆From:ユリ To:アフル&ガヴァレス |
やっぱりこの扉・・・何らかの魔法が掛かっています。 ガヴァレスさんはこの魔法をどう思われます? この場合何らかの意味があって掛けてあると思うのですが....。 例えば、冒険者で変な魔法の実験とか。 |
■玄関前 |
☆From:カヴァレス To:ユリ |
ククク,嬢ちゃんは自分の玄関に物騒な罠を仕掛けるかぃ?
増してや誰が来るともわからねぇこんな街中でよぉ。 クッククク,「試す」ってぇのも悪かぁねぇが, 大方はただの鍵だろうぜぇ・・・ |
■玄関前 |
☆From:ユリ To:ガヴァレス |
うぅ、そう言われると確かにそうなんですけど。(^^; なら、この扉に掛かった魔法っていったい....。 |
■玄関前 |
☆From:アフル To:ユリ |
ただ単に魔法で鍵をかけてるだけじゃないかい? さっきの地図に書いてあった文章に書いてあった文章が何かあるんじゃないかな? それとも地図に付いてた鍵の方かな? |
アフルは魔法の鍵の仕組みを良く知らないらしい。魔法の鍵は物理的な鍵では開かないのだ。
その時、知らない街並みに興味を奪われていたシュウがようやくこっちを向いた。
■玄関前 |
☆From:シュウ To:アフル&ユリ |
(なにやらまぢめなやり取りをしているのを見て‥‥) にゅにゅぅ?ねぇね、ノックしても中のヒト気が付いてくれなかったのかなぁ? ‥‥寝てるのかにゃ?
|
シュウは思いっきり息を吸い込んだ!
■玄関前 |
☆From:シュウ |
‥‥
すいませぇ〜〜ん☆誰か居ませんかぁぁぁぁぁぁぁ〜〜〜っ!
このぐらい声出せば、寝てても起きるよね♪(にっこり) |
『居ませんかぁぁぁぁ…、かぁぁぁ…、ぁぁ…』(エコー)
問題の家はシーンと静まり返っている。誰も出て来るようすはない。その代わりに、隣家の住人が窓から顔を出した。その人はこの家が空き家であることと、今朝ローブを着た中年男性が来て何かしていたようだと教えてくれた。
■玄関前 |
☆From:シュウ To:隣のおっちゃん |
にゅにゅ?ここの家って空き家なんだぁ〜♪ おっちゃん、おっちゃん☆教えてくれてありがとね(^0^)/ |
隣のおっちゃんはニコニコしながら頭を引っ込めた。
■玄関前 |
☆From:アフル To:ALL |
でも、空き家なんだったらなんでそんな所に来いって言ったのかなあ? それともその、朝来てた人ってのが依頼人かな? |
■玄関前 |
☆From:ユリ To:アフル |
取り敢えず、その鍵で扉を開けてみましょうよ。 それでもダメならあのキーワードを唱えてみますね。 |
■玄関前 |
☆From:アフル To:ユリ |
そうだね、ただ単に鍵をかける魔法が掛かってるだけならこの鍵で開くだろうし。 |
おやじに貰った鍵を鍵穴に入れて、回してみた。 カチリ、と音がして確かに鍵が開く手応えがあった。しかし、ノブに手を掛けてみても扉はまだ開かない。
■玄関前 |
☆From:アフル To:ALL |
(ガチャガチャとノブを回して) あれ、おかしいなぁ、確かに開いたと思ったんだけど。 |
■玄関前 |
☆From:ユリ To:みんな |
今、確かにこのお家の事を空き屋ってあの方が言っていましたよね。 やっぱりなんか変よ。絶対!! 念のために、ちょっと、このお家を一回りしてきて良いですか? ガヴァレスさん、それまでよろしくね。 |
■玄関前 |
☆From:シュウ To:走り去るユリ&おいてけぼりのカヴァ |
(走り去るユリに向かって) ユリねーちゃん、いってらっしゃぁ〜〜い☆ ‥‥って、ユリねーちゃん一体何が変だって思ったのかなぁ? 家が空き家だって事?それとも、あたしらが来る前に中年なヒトが来たって事?にゅにゅぅ?
(カヴァに向かって) |
一同顔を見合わせる…。???
その頃ユリはセンス・マジックを駆使して家の周囲を調べていた。特に反応があるところは見つからなかった。待つことしばし。家をくるりと一回りして、ユリは元の玄関に戻ってきた。
■玄関前 |
☆From:カヴァレス To:ユリ |
さぁて,何か見つかったかい,嬢ちゃんよぉ? コッチゃぁ特変化無しだぜぇ。クク,まぁ何もしてねぇんだ, 当たり前だがよぉ。 |
■玄関前 |
☆From:ユリ To:ガヴァレス&みんな |
(頬を膨らませて。) ぶぅ。ガヴァレスさん。その嬢ちゃんってやめてくれません? 私にもちゃ〜〜んと、ユリって名前があるんですからねっ!! ぷんぷん。 それから、な、何もしてないって、キーワード?も唱えてなかったんですか?(^^; 私が来るまでいったい何してたのよ。(^^;;; |
君を待ってたんだっつーの(一億総ツッコミ)。
■玄関前 |
☆From:ユリ To:ガヴァレス&みんな |
(ちょっと、ため息を一つ。) 取り敢えず、報告ね。 このお家の周りを一通り見て回りましたけど、この扉以外、魔法の掛かった場所はありませんでした。 後、裏にちっちゃい窓があって中も見てみましたけど特に何も。 |
さらにポン、と手を打って、
■玄関前 |
☆From:ユリ To:みんな |
あ、そうそう。 そのちっちゃい窓はとても大人が出入りできる大きさじゃないんですけどね。(^^; 結果から言うと、もし閉じ込められた場合、壁とかを壊して出るしか......。 でも、もうキーワードを唱えるしかなさそうね。そうしなければ逆に活路を見出せません。 (少し考えて。) 後一つ方法があるにはありますけど....。 その方法はあらゆる魔法を中和させてしまうって方法なの。 でも、この扉に掛けられた魔力の大きさに比例して中和できる確率も変わってきちゃうし。 今の私の力じゃとても出来るとは思えません。 |
ユリがちゃきちゃきと一気に報告。ようやくそこでカヴァレスが口を挟めそうな間ができた。
■玄関前 |
☆From:カヴァレス To:ユリ |
ククク,「やっぱりなんか変」ってぇのぁ誰の言葉だぃ?"ユリ"嬢ちゃんよぉ・・ 「念のために」出て行って,「何してた」たぁご挨拶なモンだぜぇ。 俺ぁ死にたかぁ無ぇんでなぁ。クッククク・・・ |
■玄関前 |
☆From:ユリ To:カヴァレス |
だって、アフルさんが早く中に入りたかったみたいだから.....。 それに、私は可能な限りもしかしたら発動するかもしれない魔法の種類も特定したくて。 だからって、そんなことに皆を付き合わせてしまっては悪いでしょ? |
カヴァレスは薄く笑った。それ以上何も言う気は無いようだ。
■玄関前 |
☆From:シュウ To:ユリ |
(にこにこと笑いながら) カヴァが「嬢ちゃん」って言うのは悪意があって言ってるんじゃないんだ(^^)。 あんまり気を悪くしないでやってよ♪ カヴァはね、「お歳頃」なおねーちゃんに対して「ユリさん」とか「ユリちゃん」はたまた 呼び捨てで「ユリ☆」って言うのが恥ずかしいんだよ、きっと☆(けらけらけら)。 まだ会って間も無いからね〜〜カヴァもまだまだ出来てないヤツだから‥‥ 勘弁してもらえるかなぁ? (と言いつつ、ぺしぺしカヴァの背中を叩いているシュウ‥‥) |
自称「カヴァの翻訳機☆」、これもシュウの大事な仕事。
■玄関前 |
☆From:ユリ To:シュウ |
へぇ〜。そうなの意外。 (ユリは悪戯っぽく笑って。) くすっ、ガヴァレスさんってかわいい。 |
カヴァレスはシュウを恨めしそうな顔で眺めたが、ユリに対しては目を合わせようとしなかった。照れてるのか?返ってコワイぞ。
■玄関前 |
☆From:アフル To:ユリ |
キーワードを唱えたら開くっていう可能性はあるんだろ? それじゃあ、一度キーワードを唱えてみたらいいんじゃないかい? それで開かなかったらその魔力を中和するのを試したらいいと思うよ。 |
■玄関前 |
☆From:ユリ To:みんな |
キーワードを唱えるのは良いですけどそのまま唱えてしまったら、何らかの魔法が発動するかも
しれません。 そこで、2つほど方法があるけど......。でも、今の私の実力ではまだ.....。 1つは先ほど話していた魔法を中和する方法。これは絶対って言って良いほど私には無理。 あっ、ガヴァレスさん。リプレイス・サウンドって唱えれます? もし、この魔法がトラップなら、キーワードを唱える事でこのドアからの効果範囲内にいる者に 対して影響があるんじゃないかなぁ。そこで、リプレイス・サウンドで効果範囲外からキーワード を唱えるって言うのはどうですか? |
■玄関前 |
☆From:カヴァレス To:ユリ |
クク,慎重なこったぜぇ。まぁ,その姿勢は悪かぁねぇぜぇ?度を過ぎねぇ限りなぁ。 |
と言ったきりカヴァレスは黙って後ろに下がる。みんなもそれを見て素早く玄関から離れた。全員が十分な距離を取ったことを確認して、おもむろに古代語魔法の詠唱が始まる。
カヴァレスの手が不思議に動くと同時に、古代語魔法「リプレイス・サウンド」が発動した。続いて彼がつぶやいたキーワードは、閉ざされた玄関扉の前で重く響いた。「マナは万物の源なり。マナに栄光あれ」。
すると、先程は開く気配のなかった扉が音もなく自ら開いた。
玄関の外から見た家の中は、相変わらず人の気配がしない。
が、しかし。冒険者たちが玄関を入ると向かって左側の部屋からなにやらぼそぼそつぶやいている声が聞こえてくる。
その部屋の扉は開かれているが、現在の位置から中を見ることはできない。
■部屋の中 |
☆From:謎の声 |
よく来た…。この…。…を捕まえて…。…祈る。 |
■部屋の中 |
☆From:ユリ |
あは、あはは じょぉ〜〜。(T.T) お、お化け。 |
ユリは室内の暗がりから聞こえてきた声に脅えて腰を抜かしてしまった。へなへなと座り込む。
カヴァレスとシュウは、その声に集中して聞き耳を立てた。
中年男性の声だ。話している内容はすっかり聞き取れた。
■部屋の中 |
☆From:謎の声 |
よく来た冒険者諸君。 銀の網亭の主人に預けた鍵を持ち、正しくメッセージを解読し 2 つの鍵を開けた諸君は、まさしく我が依頼を受けうる人物で あると心得る。さぁ、この金を受け取るがいい。 我が依頼は、手配書の人物を捕まえて衛視に突き出すこと。 首尾良く捕らえられれば、さらなる報酬を約束する。 諸君等の幸運を祈る。 |
ここで一旦声が途切れた。
シュウは、どうやらこれがバーレルンの声のようだと気づいた。
カヴァとシュウがもうしばらくじーっとしてると、また最初から同じ言葉がリピートされている。まったく同じ声、抑揚で…
じーっと集中しているカヴァレスとシュウの後ろから、しびれを切らしたアフルも聞き耳を立ててみた。
アフルに聞こえたのは…
■部屋の中 |
☆From:バーレルン |
よく来た冒険者諸君。 …。さぁ、この金を受け取るがいい。…。 …、さらなる報酬を約束する。 諸君等の幸運を祈る。 |
本題はまったく聞こえず。しかし、金がらみの所だけはしっかり聞こえたらしい。
そこまで聞き取って、危険はないと判断したアフルは、部屋に入った。
薄暗い部屋の中には、テーブルが 1 つあって、その上にふくらんだ革の袋と紙が置いてあった。
そして、テーブルの向こうには中年男性の姿。微動だにせず、先程の言葉を繰り返している。
ユリは勇気を振り絞ってお化け?に近づいた。片手はしっかりとアフルの服の裾を掴んだままで。
■部屋の中 |
☆From:ユリ |
あう。や、やっぱり恐ひ。(^^; (と言いながらも、その幽霊?とおぼしきものに触れてみる。) ごくっ。 えい! あぁ。やっぱり。 じょぉ〜〜。(T.T) |
ユリが伸ばした手はその男性に触れることなく体を通り抜けてしまった。 ユリの誤解は深まるばかり…。
テーブルの上の紙は、バーレルンの言う手配書のようだ。
革の袋にはガメル貨が入っている。ざっと 1500 ガメル。
手配書には、ドワーフの若い男性の似顔絵と「ロドン=ライラー」という名前、さらに「殺人事件の重要参考人。ピンと来たらお近くの衛視詰所までご一報を!」という文字が書いてある。
オラン出身のジョンとカヴァレスは、「ロドン=ライラー」という名前にどうも心当たりがあるような気がするのだが、どうしても思い出せないでいる。ああ、ここまで出掛かってるんだけどなぁ…
■部屋の中 |
☆From:アフル To:ALL |
このドワーフの人を見付けるってのが依頼みたいだね。 でも、依頼人がここにいないとは思わなかったなぁ。 ここにいても、これ以上話は聞けないだろうし、銀の網亭にセリスを迎えに行こうよ。 それに、これだけじゃあ詳しい事情も分かんないし、学院に行って、バーレルンって人に直接尋ねてみる? |
アフルは、「殺人事件の重要参考人か・・・」と前の仕事(シナリオ#05参照)を思い出して複雑な気分でいる。
■部屋の中 |
☆From:シュウ To:ALL |
(とてとてと部屋の中へ入っていく。目の前には、どっかで見たことのあるおやぢが‥‥) !!(^^;;;;;;; は‥‥ハゲたおっちゃんだぁ(^^;;; (アフルの陰に隠れながら) ねぇ‥‥おっちゃんが、幻影使って喋ってるって事はさ、あたし達に直接会いたく無いんじゃないかな(^^;;; それなのに‥‥会いに行くの?ののの? セリスねーちゃんお迎えに行くのは構わないケドさぁ‥‥
|
そうシュウの言うとおり、この部屋のバーレルンは古代語魔法の「イリュージョン」で作られたものだったのだ。現代なら自動再生のビデオテープとでも言うものだろうか。
■部屋の中 |
☆From:シュウ To:ALL |
‥‥(ぽん☆) あ、もしばーれるるんさんに会いに行くってなら、あたし他の人に会いに行こうかな? カヴァのお師匠さんや、前の依頼人さんだったバイナルさんに、ばーれるるんさんがどんな人なのか聞いてこようか?にゅにゅぅ? |
■部屋の中 |
☆From:アフル To:シュウ&ALL |
直接会いたくなくても、これだけじゃあ詳しい事情も分からないし、やっぱり直接会って詳しい事情を聞いておいたほうがいいと思うんだ。 それでバーレルンさんが言いたくないって言うなら仕方ないけど。 シュウがバーレルンさんに会いたくないなら、俺が話を聞きに行ってる間に、他の人にバーレルンさんの話を聞いて来てよ。 それじゃあ、まず、セリスを迎えに行って、その後、学院に行ってバーレルンさんと、そのバイナルさんとかに話を聞きに行こうか? |
と言ってアフルは全員の反応を待った。
■部屋の中 |
☆From:シュウ To:アフル |
にゅにゅ☆あたしもそれだと嬉しいな♪ でも、セリスねーちゃんをお迎えに行くのは一緒がいいな♪元気になったか 心配だもん。 みんながばーれるるんのおっちゃんのトコに行ってる間、あたし、前の仕事で ちょっと顔見知りになった学院のヒトっところに行ってくるね♪ ばーれるるんのおっちゃんがとんな人か聞いておいたほうがいいかなぁ〜って 思ったから‥‥(^^;;; #決して自分の口からは「会ったら怒られるカモ」とは言わない(笑) |
みんな特に反対はないようだ。
■部屋の中 |
☆From:シュウ To:ALL |
んじゃさ☆ここでのんびりしててもしょうがないからさっさと行こうよ♪ もしかしたらセリスねーちゃんもぅ元気になって、あたし達が帰ってくるのを待 っているかもしれないしね♪ ねねね☆行こうよぉ〜〜☆(ちたぱた、ちたぱた) (と、ガヴァのローブをぐぃぐぃ引っ張る。やっぱり自分が(体型的に)動かしや すい人物だからであろうか?) |
シュウに引きずられるカヴァレスを先頭に、一旦銀の網亭に戻ることになった。
場所は移って銀の網亭。セリスが待っている。
■銀の網亭の個室 |
☆From:ユリ To:セリス |
え〜〜〜ん。恐かったよ。 |
■銀の網亭 |
☆From:シュウ To:セリス&ユリ |
(とてとてと元気よく駆けてきて) セリスねぇちゃぁ〜〜ん☆(ひししっ!) 気分悪いの良くなった?大丈夫?元気になった?? あのね、依頼主の「ばーれるるん」っておっちゃんね‥‥なんか、直接あたし達に会わないで仕事の内容言ってきたんだ。 でも、それじゃよくわからないって事になって‥‥みんなで賢者の学院に会いに行くんだけど‥‥セリスねぇちゃんもぉ大丈夫?? んで‥‥あたし、ちょぉ〜っとばーれるるんのおっちゃんに会いたくない‥‥じゃなかったちょっと調べモノしてくるから‥‥学院に付いてから別行動するんだ(^^;;;。 あたしがいないトコで、カヴァがちょっと変な発言するかもしれないけど‥‥気にしないでね☆カヴァったら「はづかしがり屋さん」だから‥‥ね☆ユリねーちゃん♪ |
■宿屋の一室 |
☆From:セリス To:シュウ |
お姉さんならもう大丈夫よ^^ 迷惑かけてごめんね^^ |
グラスランナーを知らないセリスはシュウを子供だと思っているようだ。すっかり子供扱いしている。そんな事とはつゆ知らず、シュウはいつものとおり元気にお返事。
■宿屋の一室 |
☆From:シュウ To:セリス |
(満面の笑みを浮かべながら) みゃみゃみゃ☆セリスね〜ちゃん、もぉだいじょぉぶなんだ♪よかったぁ〜☆
じゃぁさっ♪一緒に賢者の学院に行って、依頼主さんにちゃんと話聞いて来ようか? |
アフルも心配そうにシュウの後ろから覗き込む。
■銀の網亭 |
☆From:アフル To:セリス |
気分はどう? 依頼は一応聞いたんだけど、詳しいことがわからないから、これから学院に行って、 バーレルンさん本人に聞きに行こうと思うんだけど、一緒に来れる? |
■銀の網亭 |
☆From:ユリ(物思い) |
え?依頼??あれいつ聞いたのかなぁ。う〜〜〜ん。 |
いつって… ユリが腰抜かしてた間に。
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