依頼主の元へ

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再び、酒場にて

 銀の網亭の隅のテーブルに一人、また一人と人が増えて行く。先程いったん別れて個々に買い物に出かけたメンツが戻ってきたようだ。テーブルの中央には下町のなぽれおんがでんと構えている。すでにいくつか空き瓶も転がっているところをみると買い物から帰ったメンツで早くも酒盛りが始まっていたようだ。
 礼儀正しいエルフのミュンもほんのり耳の先が赤い。リスザルのリッキーがはしゃいでいるのは酒のせいではなく、いつものことだ。お気に入りのバナナ・・・おっと、黄色いブーメランを片手にあちこち飛び回っている。がつん!振り回したブーメランがバティの頭を直撃した。

■銀の網亭
☆From:ジャン=バッティスタ To:ALL
ごちっ☆
っこらぁ〜。こんな狭いところでバナナなんか投げるなっつ〜の。それにしてもえらくかてえバナナだな・・・

まっ、ヴィクターも買い物が終わったようだし、そろそろ依頼人ところに行くぜ。なぁ、イスカ。みんなに伝えてくれ。
今回の依頼はどうも緊急になったらしい。あの泥鰌髭のおっさん、ずいぶんと慌ててたからな。まえに会った時は、のんびりしたおっさんだったのによ。
慌てすぎて、酒も飲まずに出ていっちまった。ここが酒場だってこと知らぬでもあるまいし・・・
ってことだから、あんまりゆっくりしている暇はねぇみたいだぜ。

■銀の網亭
☆From:ヴィクター To:ALL
みんな、遅くなってゴメン・・ちょっと時間掛かっちゃって・・
(走ってきたのか少し息が弾んでいる。)

To:バティ
あっ、バティ兄ちゃん・・それバナナじゃなくて、ブーメランなんだけど

■銀の網亭
☆From:ルタード To:イスカ
ほほう、依頼人はそれほど急ぎの様子じゃったか。それではこちらもぐずぐずしてはおられんわい。
イスカどの、みなの準備が整っているようならば、わしらもさっそくその慌てふためく依頼人のところへ出向きましょうぞ。

しかし、わしら、相当酒臭いのではないかのう? 依頼人が気を悪くせねばよいのじゃが……。

■銀の網亭
☆From:ミュン to ルタード
大丈夫だと思いますよ。みんなそれほど飲んでないですし、多分歩いているうちにアルコールの臭いはぬけるでしょう。 それに。。。ドワーフからお酒の”におい”がするのは珍しいことではないでしょうから。

■銀の網亭
☆From:ルタード To:ミュン
ほっほっ、それがわしらドワーフが「歩く酒樽」と呼ばれる一つのゆえんじゃからな。
しかし、この場ではわしはほとんど飲んでいないんじゃがのう……。

■銀の網亭
☆From:ユリ to ミュン
あの〜。でも、約一名、かなり飲んでる人もいますけれど....。(^^;
(苦笑しながら、ちらっりと、バティの方を見る。)

■銀の網亭
☆From:ユリ To ジャン=バッティスタ
[あの、バティさん。今、サーカスって何処で公演しているんですか?昨日オランの町に着いたばかりなので、
良く分からないんです。」

■銀の網亭
☆From:ジャン=バッティスタ To ユリ
 だぁから、酔ってねぇっ〜ての(笑)
そんなにころっと見かけにだまされちまうと、モンスター達の擬態ってやつに引っ掛かるぜ。
 サーカスの場所はちょうどここからみると、川挟んで街の反対側ってとこだな。公演が始まってるって話は聞いてないぜ。あそこに貼ってあるポスターにも公演は明日の夜からって書いてあるし。
(そういって、入り口近くの壁にひっそり張ってあるポスターを指で差した)

 端が少し丸まった羊皮紙には華やかなイラストと一緒に『夢のひとときをあなたに!アンブローズ一座』と書いてある。何度も書いては削ったのか、下の紙が薄くなっている辺りに、テントの設置場所が書かれていた。

■銀の網亭
☆From:イスカ
じゃあさっそく出発しようか。親父さん、このテーブルの勘定よろしく。
それから、武器屋に盾とマントを注文してあるんだけど、 もし私の留守中にそれが届いたら、預かっておいてもらえるかな。
大丈夫、盾もマントも持たずに冒険の旅へ出かけたりはしないよ、すぐ取りに戻ってくるから。
よし行こう! ほらほらリッキー君、大事なバナナは投げないでちゃんとしまっておきなさい。

■銀の網亭
☆From:ヴィクター To:イスカ
うん、そうだね!楽しみだなぁ〜、ほら!リッキーこっち来いよ!!
(そして、)
リッキー!お前に、そのブーメラン持たせておくと危険だから、しばらく預かる からな
(そう言って、リッキーからバナナブーメランを取り上げると、ベルトに挟ん だ。)

■銀の網亭
☆From:主人
 ああ、わかった。ロックのところで買ったならすぐ届けてくれるだろう。それじゃ気を付けてな。

 にぎやかに酒場を出るパーティを心配そうに見送る主人。

 (今ごろ依頼をまかせた事を後悔していなければよいのですが・・・(笑))


いざ出陣♪

 午後の風がさわやかに川を渡り、ユリの腰まである長い栗毛を揺らす。ルタードが太陽に手を翳し、鳶色の瞳をまぶしそうに細めた。長い橋の途中には広い中洲があり緑が揺れている。

■街外れの広場へ
☆From:ミュン To:ALL
(川を見て) あ、すみません。皆さん。ちょっとまってていただけますか?
(川の近くに駆け寄って大事そうに川の水を水袋に入れます)
これでよしっと。
(腰に水袋を括り付けながら、精霊語で水袋にむかって)
”よろしくね”

 微かに水袋が揺れる。ミュンはにっこり微笑むと顔を上げ、仲間の元へ走って戻った。

■街外れの広場へ
☆From:ルタード To:ミュン
(肩を並べて歩くイスカとユリの姿をまぶしそうに見ながら)
のう、ミュンどの、あの二人は本当に仲がいいのう。つい先ほど出会ったばかりとは、とても思えんわい。
特にユリどのは目を輝かして、はしゃいでいるようにも見えんか? もしかすると、イスカどののようなお姉さんが欲しかったのかも知れんなあ。
実はわしにもレガードという名の兄者がおっての。わしが15のときに修行のために里を離れたんじゃが、「気は優しくて力持ち」を地でいくような、弟の目から見ても誠に立派な兄者じゃった。もう20年以上も顔を合わせとらんが、どこで
どうしておられるかのう。きっとレガード兄者のことじゃから、しっかり修行を積んで、それこそ大神官にふさわしい力を修得なさっているに違いないけども。

ところで、ミュンどのにはご兄弟などいらっしゃるのかの? いや、エルフは長命のゆえに、あまり子供を持たないとどこかで聞いたものじゃから。

■街外れの広場へ
☆From:ミュン To:ルタード
長命のゆえかどうかはわからないですが、たしかに出生率は他の種族に比べて低いと 思います。特に僕の集落はそれほど大きくありませんでしたから僕の様に若いエルフ は少なかったですし僕より若いエルフも数人しかいませんでしたから。でも若いエルフ 同士は仲がよかったですよ。
僕には兄弟はいないですが、結構年齢が近い20年ぐらい年上の兄みたいなエルフがいましたから。。。
(誰とは無しに、つぶやくような声で)
それにしても、あれほど人間を嫌っていたのに、何故人間と。。。しかもハーフエルフまで。。。
(はっと気がついて、あわてて。)
あ、なんでもありません。
(ちょっとあわてて、取り繕うように話題をかえようとして。)
ところで、あれ、ヴィクターさん?そわそわしてどうかされたのですか?

 橋を越え、市街地を抜ける。遠く建物の向うにやわらかな曲線を描くマーファ神殿の屋根が見えた。それを見て急にヴィクターがそわそわしだす。

■マーファ神殿の見える場所
☆From:ヴィクター 
・・・あっ!!
(遠くにマーファ神殿を発見するや、急にコソコソと隠れる。
 そんなヴィクターを、不思議そうにリッキーが見上げている。)

■マーファ神殿の見える場所
☆From:ユリ To ヴィクター
(かなり早歩きをしてイスカの横に並び、うっとりとした瞳でイスカをちらっと見る。)
[うるうる。嗚呼!こうしてイスカ様と二人並んで町を歩けるなんて、私って、し・あ・わ・せ。
これで、二人切りならもっと楽しいのに。ちょっとがっかり]
(そう思いながら皆を見渡す。そして、怪しげな行動をとるヴィクターを発見。そのヴィクターの目線を追って。)
[クスッ。ははぁん、さては。]
(悪戯っぽい微笑みを浮かべ、ヴィクターの所に歩いて行く。)

「こら!ヴィクターなにやっとるか!!」

(声を低くし、そう言い放つ。)
「うふふ、冗談、冗談。何してらしたんですか?ヴィクターさん。さては、マーファ神殿で悪戯でもしたんでしょう。」

■マーファ神殿の見える場所
☆From:ミュン
あれ、いまレプラコーンを感じたような。。。

 ミュンの呟きにユリは首をかしげる。軽く眉根を寄せるとダークブルーの瞳に長い睫が影を落とした。

 (ユリはミュンの言うレプラコーンを知っているかどうかを、セージ技能の"怪物判定"を使って判定。しかし残念ながらわかりませんでした。)

 知識を総動員して正体を探るが、特にヒットする記憶は無い。

 (もちろん本当にレプラコーンが居たわけではなく、ユリの悪戯心をミュンが比喩して言っただけなのでしょうが(笑))

■マーファ神殿の見える場所
☆From:ヴィクター To:ユリ
うわぁぁぁぁ!?と・父さんゴメン!!
(父?に向かって深く頭を下げて謝り、弁解を始める。)
・・でも・・でも、オレどうしても魔術師になりたいんだ・・それで
・・それで・・って、アレ!?
(そこで、初めて顔を上げて謝っていた相手の顔を見た。)
・・ゆ・ユリ姉ちゃん・・脅かさないでよぉ〜、父さんに見つかったかと思った よぉ
(泣きそうな顔で、情けない声を出して言った。)
悪戯・・じゃなくて・・えっと、オレ勝手に家を飛び出してきたから
だから、父さんに見つかるとまずいんだ。
あっ、言ってなかったっけ?オレの父さん、あそこの神殿で司祭をやってるんだ よ。

■マーファ神殿の見える場所
☆From:ユリ To ヴィクター
えぇ、うそ!!家出して来ちゃったの?ダメよそんなことしちゃ。お父様とお母様が心配していらっしゃるわ。
もう一度ちゃんとお互いに話しあった方が私は良いと思うの。
(そこまで言って、実は自分も家出同然に家を飛び出して来たことを思い出す。)
こう言うことはヴィクターさん自身の問題だから、私が言っても仕方の無いことだけれども....。
それから、魔術師に憧れているみたいだけえど、そんなカッコイイものじゃないと思うんだけどなぁ。
例えば、私たち冒険者みたいな存在かしら。普段は町の人たちから、煙たがれていて、と言っても面と 向かって誰も文句は言わないけど。それでいて困った時だけ頼るって感じかな。
だから、結局、ギルドに加盟するか人里はなれた場所にしか住めないんでしょうけど。

■マーファ神殿の見える場所
☆From:ヴィクター To:ユリ
えぇ、うそ!!家出して来ちゃったの?ダメよそんなことしちゃ。お父様と お母様が心配していらっしゃるわ。
・・あんな分からず屋の父さんなんて・・勝手に心配すれば良いんだ・・
・・それに・・母さん・・母さんは・・
(うつむきながら、拗ねたような顔で言った。)
それから、魔術師に憧れているみたいだけえど、そんなカッコイイものじゃ ないと思うんだけどなぁ。
ううん、そんなことないよ!幻を出したり、空だって飛べるし・・それに・・そ れに・・
(そう言っていて気付く。自分が、何故これほど強く魔術師に憧れを抱くのか自 分でも良く分かっていないことに。)
・・とにかく、カッコイイんだよ・・
<・・なんでなんだろう・・母さんがそうだったから?・・いや、違うよ・・そ れもあるけど、それだけじゃない。
なんだろう?・・変な感じだ・・すぐそこまで出かかってるのに、肝心な所が出 てこない。>
・・あっ!ユリ姉ちゃん、みんな待ってるみたいだよ。
ほら、早くいこうよ!
(いつもの笑顔でそう言って走っていった。)

■マーファ神殿の見える場所
☆From:ユリ To:ヴィクター
あっ、こら待ちなさい。
(笑顔で走って行くヴィクターにやっとの思いで追いついて。)
[あ〜ん、走るの苦手なのに〜。(^^;]
ダメじゃない、お父様にそんな言い方して。それに、世の中には欲しくてもお父様がいない人だって居るのよ。
(さっきまで厳しかった表情とは打って変わって、心配そうなそれでいて優しい表情で。)
お母様がどうかなさったの?お体の具合でも悪いの?

■マーファ神殿の見える場所
☆From:ヴィクター To:ユリ
ん?なに、ユリ姉ちゃん?
(呼び止められて立ち止まり、振り向く。)
ダメじゃない、お父様にそんな言い方して。それに、世の中には欲しくても お父様がいない人だって居るのよ。
・・・・・・・・・・・・・・・・
(黙って下を向いている。そして、しばらくしてから)
・・ゴメン・・なさい・・
・・オレの母さん・・死んじゃったんだ・・もう、ずっと前に・・
・・もう・・悲しくはないけど・・けど・・けど・・
(そう言って涙ぐむ。そんなヴィクターの心が伝わったのか、リッキーが慰める ように頬を撫でている。そして泣き顔を見られない様に後ろを向くと)
・・・・さぁ、もう行こうユリ姉ちゃん。ホントにみんな待ってるよ。
(再び振り向いたその顔には涙はなかった。元気な、それでいてどこか寂しげな 笑顔でそう言うと再び走っていった。)

■マーファ神殿の見える場所
☆From:ユリ To:ヴィクター
・・ゴメン・・なさい・・
わかってくれればそれで良いの。
(そう言ってにっこりと微笑む。)
・・オレの母さん・・死んじゃったんだ・・もう、ずっと前に・・
あっ、ごめんなさい。私....。
(そう言いかけて気が付く他人がどのように慰めても本当の意味での慰めにならないと。自分がそうだったように....。)
・・・・さぁ、もう行こうユリ姉ちゃん。ホントにみんな待ってるよ。
うん、行きましょう。みんなの所へ。

■マーファ神殿の見える場所から三角塔までの移動中
☆From:ユリ To:ミュン
あの、ミュンさん。さっき言ってみえたレプラコーン?と言うのは何ですか?
(さも不思議そうに、ミュンの方を見てまばたきをしている。)

■マーファ神殿の見える場所から三角塔までの移動中
☆From:ミュン To:ユリ
(しまった。つい口にでてしまった^^;)
あ、いえ、なんでもありません。気にしないでください。

■マーファ神殿の見える場所から三角塔までの移動中
☆From:ユリ To:ミュン
教えてくれても良いじゃないの。ミュンさんのケチ!
(ユリは頬を膨らませて怒った。そして、ベーと舌を出すと、イスカの隣に戻って行った。)

■マーファ神殿の見える場所から三角塔までの移動中
☆From:ミュン To:ルタード
なぜかわかりませんが、どうやらユリさんを怒らせてしまったみたいですね。
ところで、ルタードさん。ユリさんが先程舌を出されたのですが、どういう意味があるの でしょうか?

■マーファ神殿の見える場所から三角塔までの移動中
☆From:ルタード To:ミュン
あれはの、「自分が親しみを覚えている相手に対して、軽い不満と腹立ちを表す」ときに、若い女性(にょしょう)がしばしば使う仕草じゃよ。つまり、言葉に直すと、「もう、ミュンさんてばいぢわるっ! でも、そんなに怒ってる
わけじゃないんだからね」ということじゃな(と、身振り付きで。……こわい)。

まあ、訳知り顔で言ったがの、わしも人間の女性の、特に年頃とおぼしき女の子のすることはよく分からんことが正直まだまだ多いのじゃ。お互い、いっそうよく学ばねばの。ブラキ神さま曰く、「鋼も鎚の一打ちから」、じゃから。

 (ルタードの可愛い仕草はちょっとした攻撃に匹敵する・・・と思うのはGMだけなのだろうか?(笑))

 昼間の喧騒の中でそこだけが音の無い切り抜かれた絵のように威圧感を感じさせる建物が見えてきた。オランを指していう『賢者と冒険者の国』の賢者の象徴、三角塔である。先ほどとはうって代わって元気にヴィクターが走り出す。赤い瞳を上げ、興味深そうにミュンも塔を見あげる。

■三角塔の側
☆From:ヴィクター 
あぁっ!!三角塔だっ!!相変わらず高いなぁ〜、かっこいいなぁ〜
(走って近づくと、立ち止まって見上げる。)
良いなぁ〜、凄いなぁ〜
(塔から出てくる魔術士風の人達を眺めて、延々とそう呟いている。)

■三角塔の側
☆From:ミュン To:ヴィクター
(ヴィクターの横で立ち止まって見上げる。)
へえ、これが三角塔と呼ばれる建物ですね。前に街から帰ってきたエルフから 聞いたことがあります。たしか、ここで古代語魔法を研究しているとか。

■三角塔の側
☆From:ヴィクター To:ミュン
うん、そうなんだ!凄いんだよ。色んな研究してて
大賢者様とか、バレン導師とか、かっこいい人達がたっくさん居て
(その後も、まるで自分の事の様に誇らしげに話し続けた。)
だから、オレ・・いつか・・いつか絶対に・・絶対に・・
(自分で話していて感極まったのか、少し涙ぐんでいる。)

■三角塔の側
☆From:ジャン=バッティスタ To:ヴィクター
大賢者様とか、バレン導師とか、かっこいい人達がたっくさん居て
でもよぉ、ミルマって奴もいるんだよなぁ、あそこにはよ(笑)
どーしてグラスランナーがあそこで賢者の真似ごとしていて許されるのか、 俺は不思議でならねぇが…やっぱ、変人の集まりなのかもな…

 もしバティにグラスランナー程の視力があれば高い南側の窓からどこかで見たような赤毛がちらちらしているのに気が付いただろう。
草原の民の感と視力はあなどれない。今しがた話題に出たミルマが下をいくバティに気付いて窓から必死で手を振っている。
しかし、読書室の中は沈黙がモットーである為、声は出せない。特に今は後ろにこわ〜い監督の導師がいる。
目で促され、諦めて手を下ろしてもまだ、バティ達が遠くなっていくのを恨めしそうに眺めていた。

■三角塔の見える場所
☆From:イスカ To ヴィクターとミュン
(さっきからわきめもふらずにすたすた歩いていたイスカだが、 ふと後ろの足音が聞こえないのに気づき、振り返る。すると ずっと後ろの方でヴィクターとミュンが三角塔に見惚れている)
「おーーい、どうしたのー?
(返事がないので、歩いて戻ってくる)
ははーん、なるほどこれが噂に高い三角塔というわけか。 うーん、魔法の匂いがぷんぷんするね。そうか、ヴィクター君は 魔法使いに憧れているんだっけ。 だけど、冒険していれば本物の古代語魔法だっていくらでも見られるだろう。 さあ、ここはきびきび歩いた歩いた (ヴィクターの腕を取って引っ張っていく)」

■三角塔の側
☆From:ヴィクター To:バティ&イスカ
To:バティ
…やっぱ、変人の集まりなのかもな…
そんなことないよっ!!変なんかじゃないよ!!
(妙にムキになって反論する)
・・うわっ!?
(と、その時イスカに腕を引っ張られて連れて行かれる)

To:イスカ
・う・うん・そうだね、わかったよ・・イスカ姉ちゃん・・
(名残惜しそうに三角塔を見上げながら引っ張られていく)

■三角塔の側
☆From:ジャン=バッティスタ
ふーん。今度のリーダーは見かけと一緒で厳しそうだぜ。
かくして少年は、スパルタ式に鍛えられていった、と。

■三角塔の側
☆From:ルタード To:ジャン=バッティスタ
ふーん。今度のリーダーは見かけと一緒で厳しそうだぜ。
厳しいというより、まあ、それだけ張り切っているということじゃろうな。かくいうわしも、先ほどからちょーっとこのあたりが落ち着かなくなってきておるんじゃわ、がらにもなく(と言って、胸のあたりをさする)。
なにせ、「冒険者」するのは初めての体験じゃからのう。

それとバティどの、「見かけと一緒で厳しい」というのは、やや問題がありはせんか? それだとまるでイスカどのが、いつも眉間にしわを寄せて、辺りににらみをきかしているようじゃろ。風貌については、「凛々しい」とでもしておいたほうが、穏便だと思うがの。

■三角塔の側
☆From:ユリ
(感動に浸って歩いているうちにいつの間にかイスカが隣から居なくなっていることに気付く。)
あれ?イスカ様?
(するとイスカがヴィクターの手を引いて戻ってくる姿が目に入る。)
あぁ、なんて律々しくて勇ましいお姿なのかしら。


街外れのテント小屋

 街外れの広場に近づくと大きなテントが立っているのが見えてきた。つい1週間程前に到着したサーカス一座が公演を開くために立てたものだ。見世物小屋だけあって外見は華やかだが、一歩裏側に入ると小道具やら舞台セットやらで雑然としている。

 慌ただしく動く座員をやっとつかまえて、訪問を告げる。

■街外れのテント小屋
☆From:イスカ To:座員
ちょっと失礼、ここがアンブローズ一座だね?
私たちは「銀の網亭」で依頼を受けてきた者だが、 座長に会わせてもらえるかな。
「ギターを持ったお兄さんが来てます」って言えば、 すぐわかるんじゃないかと思うんだけど。

 流れるような銀髪をきっちり後ろでまとめた若い女性が怪訝そうな顔で振り返る。
細身の身体に似合わぬパワーを秘めたきつい目元が彼女の強い性格を匂わせる。
じろじろとイスカ達を眺めた後、ああ、と一言いうとあごをしゃくるようにパーティを奥へ案内した。

 テント布をめくると中はひんやりした空気が流れている。昼間の明るさをシャットアウトした内部は うっすら暗くもの寂しい雰囲気を漂わせる。
テントの中は100人程度の人数が入れる観客席とそれを囲んで立つスペースが用意され、 奥にある半円形の舞台を中心に、そこから放射状に3本の通路が伸びていた。
舞台の右袖から灯かりがもれている。

■街外れのテント小屋
☆From:座員 To:グレイグ
 グレイグ!お待ちかねの人達が来たわよ。
 ちょっと、聞こえてるの?銀の網亭からの紹介ですって。

 舞台のそでから初老の男が顔を出した。品の良い紳士風な髭とまっすぐに伸びた背筋が特徴的だ。

■街外れのテント小屋
☆From:グレイグ・ケリー To:ネリー・タイル
 そんなに怒鳴らんでも聞こえとるよ、ネリー。
 やぁ、今、ちょっと立て込んでおるんじゃが、まぁ、猫の手でも借りたいところじゃからの。

■街外れのテント小屋
☆From:ネリー To:イスカ
 じゃ、私もう行くから。それにしてもあなた達、もの好きね。
 ここ、給料安いわよ。人使い荒いし。

 そう言うとパーティの側をすり抜けて出口へ向かう。
リッキーが彼女が通り過ぎる時にびくっとしてマントをつかんで身体を隠そうとした。

■街外れのテント小屋
☆From:ヴィクター 
(ビクつくリッキーを見ながら)
どうしたんだ?リッキー?
(リッキーはヴィクターの肩の上で少し震えている)
寒いのか?・・でも、今日は暖かいと思うんだけどな・・
(怪訝な表情で見つめている)

 グレイグは舞台中央にイスカ達を舞台まで呼び寄せ、ぐるりとみんなの顔を見廻して言った。

■街外れのテント小屋
☆From:グレイグ・ケリー To:イスカ達 
 さて、各人どんな芸ができるのか、披露してもらえるかな?

 怪訝そうな顔のバティ。彼が酒場で会った座長とは違う人間のようだ。

■街外れのテント
☆From:ジャン=バッティスタ To:グレイグ・ケリー
ん?おっさん、誰だよ。俺は泥鰌髭のおやじに会いに来たんだけどな。
どんな芸ができるか?だって。あらかじめ言っておくが、俺様のは芸術だぜぇ。 そんなに聞きたいんなら聞かせてやろう。 マエストロ、ジャン=バッティスタの芸術を!!!
出来上がったばかりの新曲だっ、心して聞けよぉぉ
ちっ、ちっ、ちっ…(カウントをとっているらしい) んぎゅわーーーーんんん・・・ヴィンっっ!!
げっ、弦が切れちまった!!っったく、せっかくの新曲披露だっていうのによ。

 すざましい音がテントを揺らす。思わずユリが気を失い倒れ込みそうになるのを慌ててイスカが支えた。

■街外れのテント小屋
☆From:ヴィクター To:バティ
・・うわぁ〜〜・・(その後、しばらく呆然として)
バティ兄ちゃん!すっごいね!こんな音楽、初めて聞いたよぉ!!

 瞳をキラキラさせてヴィクターが言う。  ルタードは今の音楽について思慮深く言葉を吟味しているようだ。

■街外れのテント小屋
☆From:ルタード To:バティ
バティどの、その楽器はずいぶんと変わった音を出すんじゃのう。なんというか、こう、頭の芯にずしーんと響いてくるような……。是非一度、じっくり聴かせてもらいたいものじゃ、のう、ミュンどの。

■街外れのテント小屋
☆From:ミュン To:ALL
・・・・・い、いまのって・・・・・。人間の音楽に関する感覚はエルフのものとずいぶ ん違うのですね。。。じっくり聴かせていただくのは、僕がもう少しシルフへの頼み事が うまくできるようになってからでいいですよ。
ところで、”芸”という共通語の意味が良く解らないのですが。。。”人よりも優れてい ると思われる自分の能力”と理解してよろしいのでしょうか?

 (シルフに頼むって、つまりは黙れって事?(笑))

■街外れのテント小屋
☆From:ヴィクター To:ミュン
う〜ん、どうなんだろう??オレ、良く分からないや。
でも、昔見たサーカスはすっごく楽しかったよ!

 ヴィクターは昔、リッキーを譲ってくれた旅の一座を思い出して言った。

■街外れのテント小屋
☆From:ジャン=バッティスタ To:ミュン
うーん、人間でも理解できる奴等は少ないからな…
言うにことかいて、「名も無き狂気の神」の音楽だなんていいやがる奴等までいる 始末さ。
「芸」ってのは特技みたいなもんだな。しかも、それをやって見せると、見ている 連中が楽しくなったり、感動したりすると、完璧だぜ。

■街外れのテント小屋
☆From:ヴィクター To:バティ
うん、そうだね!オレが見たサーカスは、みぃんな面白くて珍しかったよ!

■街外れのテント小屋
☆From:イスカ To:バティ
(ユリを横抱きにしたまま)あれっどうしたの、なんでやめちゃうわけ?
まあいいや、ちょっと音量が大きいみたいだから、外でもう一度聞かせてよ。
そうそう、私にできる芸だったね。・・そうだなあ、弓なら得意だ。 ユリの頭の上にリンゴを載せて、私が討ち抜くというのはどうだい?
(まじめに言ってるとこが恐い・・ファンブルしたらどうするつもりなんだ)

■街外れのテント小屋
☆From:ルタード To:イスカ
なんと、それはすごい。さすがはこの「オラン雑技団」を率いるイスカどのじゃ。
誰か、リンゴを持ってるものはおらぬか? その妙技をこの眼でしかと見てみたいもんじゃが。

 (ルタード本気?(笑))

■街外れのテント小屋
☆From:ヴィクター To:ルタード
え〜っと・・リンゴ・・リンゴ・・と
(ポケットの中を探ったり、背負い袋の中をゴソゴソと調べたりしている。)
・・持ってないや・・そう言えばお腹空いたなぁ〜、おやつでも買ってくれば良 かった。

■街外れのテント小屋
☆From:イスカ To:ルタード
そうだな、このおろしたての弓の調子もぜひ見てみたいし。
リンゴがなければなんでもいい、風船か何かないかな。

 まわりのあまりの賑やかさに、眉がぴくりと動きやっとユリが目を覚ました。

■街外れのテント小屋
☆From:ユリ
う、う〜ん
(気を失っていたらしい。(^^;)

 イスカはユリの意識が戻ったのに気が付くと、やさしく顔を覗き込んで声を掛けた。
 ユリはほんの少しの間、自分がどんな状況にいるのか把握できずにぼんやりしていたが、 イスカに抱きかかえられていると分かると顔を真っ赤にして小さな悲鳴を上げ、 逃げるように彼女の側から離れた。冷静になろうとするかのように、先程の音楽に対して 文句を言った。

■街外れのテント小屋
☆From:ユリ To:ジャン=バッティスタ
バ、バティーさん、そう言う命懸けのギャグはやめてください。
皆が死んじゃったらどうするんですか。

 白い頬を真っ赤にしたまま、バティを責める。元々高い声がさらにうわずっている。

■街外れのテント小屋
☆From:ルタード To:グレイグ・ケリー
で、グレイグどのとやら、わしは身のこなしは軽くないから、曲芸や軽業はできんぞ。そのかわり、膂力には多少自信があっての、酒樽を持ち上げるとか、大岩をぶん投げるとか、そういったことでよければ任せてくれてかまわんよ。
いや、サーカスでそういうことをやるのかどうかは、実はよく知らんのじゃけども。

■街外れのテント小屋
☆From:ヴィクター To:グレイグ・ケリー
芸かぁ・・えっと・・う〜んと・・ま・魔法の・・真似が出来るってのは・・ダ メ・・だよね(笑)
それじゃ・・そうだ、リッキー!ほら、このバナナブーメランで!
(ブーメランをリッキーに渡そうとするが・・)
ん!・・どうしたんだ?リッキー??
(リッキーは受け取ろうとしない、まだ何かに怯える様に微かに震えているのが 分かる)
えっ・えっと・あの・・その・・いつもは、もう少しノリが良いんだけど・・

 バティの殺人音楽(キラーミュージック?(笑))にも、グレイグは軽く目をつむり微動だにしなかったが、 一瞬気が遠くなったのは内緒の話である。
 気を取り直してルタードとヴィクターに答えを返す。

■街外れのテント小屋
☆From:グレイグ To:ルタード&ヴィクター 
 もちろん芸には色々あるさ。一般の人間が出来ないと思うような事を見せられればそれが芸だよ。 例えそれがまやかしであってもな。私は手品師じゃから、まさにまやかしと錯覚を利用して客が すごいと思うような事を見せるのがわしの芸じゃ。
 芸のなんたるかをわしに聞くとは、おかしな事もあるものだな。お前さん達は芸人じゃろう? 芸人ならば自分の持ち芸のひとつやふたつ必ずある筈なんじゃが・・・?

■街外れのテント小屋
☆From:ヴィクター To:グレイグ
・・・ゴメンね、おっちゃん。今度までに練習しておくよ!
よぉし、頑張るぞぉ〜♪
(すっかり勘違いをしている)

 ひとしきり考え込んでいたミュンが結論を出した。

■街外れのテント小屋
☆From:ミュン To:グレイグ
これが”芸”というのにあたるかどうかは判らないですが、僕にできることで ”一般の人間が出来ない”かもしれないことは、これぐらいですね。
[精霊語]”光の精霊よ。現われ出でて、我が意のもとにダンスを舞ってくれる?”

 ミュンが静かに腕を上げ宙に精霊へのメッセージを送る。
彼の呼びかけに、暗いテントの中に小さな点のような光が泡のように生まれ、 次の瞬間には強い光を放ち舞台に立つパーティを青白く浮き上がらせた。

(ミュンによるウィル・オー・ウィスプの召喚。呼び出す判定を軽々クリア。)

 舞台中央に浮かぶウィスプの光で緞帳や椅子が強い影に縁取られ、 非日常的な空間が演出されている。ミュンが腕を揺らす度に彼の腕輪も光を反射する。
この腕輪は彼が子供の頃からしている馴染んだものだ。 腕が激しく動くにつれ、ウィスプもダンスを踊るように激しく飛び回った。

■街外れのテント小屋
☆From:ヴィクター To:ミュン
・・・・すごい・・すっごいよぉ!!ミュン兄ちゃん!!
これが光の精霊なんだね!・・オレ、始めてみたよ・・
(おぃ、おまいは子供の頃にみただろうに(笑)忘れっぽいヤツ)
(少し躊躇っていたが、しばらくすると)
・・・・・ちょっと触ってみても良い?
(と言いながら、ウィスプに向かって手を伸ばした。危ない(笑))

■街外れのテント小屋
☆From:ミュン To:ヴィクター
"(エルフ語)危ない!"

 ミュンの鋭い声にリッキーがおどろいて飛び跳ねた。

 一連のパーティの扱いにいまいち要領を得ない表情をしていたユリが、何かを思い付いたように小さく息を吸い込む。

■街外れのテント小屋
☆From:ユリ To:イスカ
(ユリは銀の網亭にもう一枚の張り紙が在ったのを思い出して。)
イスカ様、私たちってもしかして、「大至急!人探し(複数)」の依頼ではなくて「緊急!芸人募集」 の張り紙のために来たのかしら......。
(一際大きな冷や汗が頬を伝う。(^^;)
ふぇ〜〜〜ん。どうしよう。私の取り柄と言えば人一倍可愛いってぐらいしかないしぃ。(おいおい)
グッスン。ハーモニカはまだまだ練習不足でうまく吹けないしぃ。
そうだ、イスカ様、詩なら何とか唄うことができます。

■街外れのテント小屋
☆From:イスカ To:ユリ
ポエムかあ、それは似合うね。どんなレパートリーがあるのかな?
だけどちょっと待ってよ、そういえばそうだ。 何の疑問も持たずに芸人扱いされていたけど、 我々はそっちの「芸人募集」の依頼で来たんだっけ?
To:バティ
バティさん、なんか違ってない? 泥鰌髭の座長さんに会うはずでは?

■街外れのテント小屋
☆From:ユリ To:イスカ
えっとね。いろいろあるけど、中でも私が一番大好きなお話は魔獣と一人の男性の悲しくも切ない恋の物語。
(そう言うとほんのりとピンク色がかった小さな唇を静かに動し唄い始める。)

初めて 見つめたその瞬間 胸を焦がす この思い♪
君の揺れるその瞳 ずっと ずっと 見詰めよう♪

僕は乾いた唇を 静かに動かし つぶやいた♪
君は恥じらい うなずくと 静かに 僕に 寄りそった♪

永久に続く愛などと 思っていたとは言わないが♪
空の雲が 垂れ込めて 不気味に不安を掻き立てる♪

静かな月夜のその晩に 寝ている側に 立つ気配♪
慌て跳ね起き 見てみると♪
息を呑むほど美しく 若き娘のその姿♪
しかし足などありわせぬ♪
それはまさしく大蛇なり♪

急ぎ握るその剣で 斬るとばかりに振り下ろす♪
しかし 悲しきその瞳 剣が床を打ち砕く♪
僕は 静かに呟いた♪
異形なる者 月夜に消す♪

消えて初めて気が付いた♪
愛しき君が彼の者と♪

 ユリが歌い終わるとイスカが熱烈な拍手を送った。

■街外れのテント小屋
☆From:ルタード To:ALL
(ユリの歌に心をうたれている)
んー、ユリどの、実に素晴らしい詩じゃのう。なにやらわしも、一曲歌いたくなってきたぞ。
(すう、と息を吸い込んで)
ホゲーーー

……みなさん、どうされた? ミュンどの、そなた少し顔色が悪いようじゃが。もしかして、先ほどのエールが今ごろ回ってきたのではないかの? 酒は気をつけて飲まんとな。

ところで、イスカどの、依頼人が違うらしいというのはまことですかの? じゃったら、こんなところでのんびり歌なぞ歌っている場合ではありませんぞ。早く本当の依頼人と会わないと。その御仁は相当慌てておったのですじゃろ?
こちらもせめて急いでやりませぬと。

■街外れのテント小屋
☆From:ミュン
"(エルフ語)は、はやくシルフと仲良くならないと。"

 パーティ内でミュン以外唯一エルフを理解するイスカは、ミュンの言葉にくすくす笑う。

■街外れのテント小屋
☆From:イスカ To:ALL
いやはやまったく、今日はギターに始まって、 夢のように美しい詩吟から世にも珍しいドワーフの熱唱まで、 いろいろと面白いものを聞かせてもらう日だな。
ところでルタードさんのおっしゃる通り、どうやら 私たちが会うべきなのはこちらのグレイグさんではないようだね。
To:グレイグ
見ての通り、私たちは芸も達者だが、今回は 冒険者として働きたいと思っているのです。 つまり、「芸人募集」ではなくて「人探し」のほうで あなたがたのお役に立ちたい、と。

■街外れのテント小屋
☆From:グレイグ・ケリー To:イスカ達 
 何?芸人募集で来たのではないと?冒険者ということはアンブローズが冒険者の宿で手配してきたという者達だな。
 それなら確かに君達の相手をするのは私では役不足だ。こちらへついて来なさい。

 そう言うとグレイグは舞台の右袖へパーティを誘った。

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