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西へ更に30分ほど歩きつづけると、とうとう恐れていたものを
発見してしまった。
モンスターやられたらしい5、6人の人間が、通路に倒れていたのだ。
胴体をまっぷたつにされた者、首を飛ばされた者など見るも無残なありさまだ。
リュセラはその中に金髪の女性を見つけると、すぐに駆け寄って行く。
■ 古代王国下水道跡 |
☆From:ダーナ To:みんな |
くぅ、ひ、ひどい..。 みんな!まだ息がある者が居るかもしれない! 救助しよう!! |
■ 古代王国下水道跡 |
☆From:レンシオ To:ダーナ |
分かりました!とりあえず応急処置も出来る範囲でしておきましょう。 |
ジルは倒れている者を助けようとしたが、既に絶命していた。
■ 下水道 |
☆From:ジル To:メンバー |
むぅ。どうやらこっちの5人は手後れのようじゃ。 (マイリーの印を切り、小さく祈りの声を上げる) |
■ 古代王国下水道跡 |
☆From:ヘルムンス To:みんな |
遅かったか...いや、まだそうと決まったわけではないですね。 (心配そうにリュセラの方をちらりと見る) |
金髪女性の方は確かにリーザだった。しかもまだ息がある!
だが、脇腹に重傷を負い、その出血と、傷口からの雑菌の進入により高熱を出し、
もう虫の息だ。
(傷口にはハエがたかり、膿が流れ出ている。絶命している他の者などは、
既にうじがわいている)
■ 古代王国下水道跡 |
☆From:リュセラ To:みんな |
酷い傷…それに熱もあるし。
ねぇ、誰か…ジルさん! |
半泣きで懇願する。
■ 古代王国下水道跡 |
☆From:ラフィアン To:(独り言) |
確かに、こりゃひでえや・・・・。 とりあえず、ねえちゃんは助けねえとな。 |
ラフィアンも目ざとく金髪女性を見つけ、駆け寄る。
■ 下水道 |
☆From:ジル To:リュセラ |
ぬ。そっちの娘はまだ息があるんじゃな!? ちょっと、場所を空けてくれ。 偉大なる戦いと勇気の神マイリーよ‥‥ この者にもう一度戦う力を与えたまえ‥‥‥ |
発動はするが、いっこうに具合が良くなったようには見えない。
■ 下水道 |
☆From:ジル To:リュセラ |
すまぬ!!ワシの力では、癒す事のできないようじゃ‥‥ (拳を地面に叩き付けて) クッ、助けの必要な者が目の前におるというのに、どうすることも できないというのか‥‥‥マイリーよ‥‥ |
■ 古代王国下水道跡 |
☆From:ダーナ To:みんな |
どうすれば良いんだ..。
手の施しようが無いのか...。 |
ダーナが、ファレンの名を口にしたとき、皆に希望の色が見えた。
■ 古代王国下水道跡 |
☆From:ラフィアン To:リュセラ |
(取りすがるリュセラからリーザを引き離し、無理矢理抱き上げると)
そう決まったら、いつまでもめそめそしてんじゃねえ! |
■ 古代王国下水道跡 |
☆From:ヘルムンス To:ラフィアン&みんな |
なるほど!その手がありましたか!! 確かに彼ならなんとかしてくれるかもしれません! そうときまれば急いで戻った方がいいですが、その前にちょっと彼女 の傷口を見せてください。 (抱きかかえられている彼女の傷口を見て) やはりかなり汚れてますね...ちょっと待ってください。 (傍らからワインの入った水袋を取り出す) ワインだってアルコールですから、消毒にはなるでしょう。 これで良し、と。さらに仕上げだ! (さらにかけたワイン(と傷口に付いた汚れた水)をピュリフィ ケーションで浄化する) |
ワインをかけた上に、ピュリフィケーションを唱え、ラフィアンの体を消毒する。
■ 古代王国下水道跡 |
☆From:ダーナ To:リュセラ嬢 |
−座り込み惚けてるリュセラを抱え起こす。 まだだ..諦めるな..可能性がある限り!!
お前の友達は死なせはしない...。 |
3時間後、ファレンが丁度起きた頃に、皆は着いた。
■ ファレンの家 |
☆From:ファレン To:みんな |
やあ、おはよう。 昨日は戻ってこないから、心配していたんだよ。 君たちに聞かせたい朗報があるんだ(にこにこ)。 アインスさんが意識を取り戻したんだよ! フックをどうしただとか、箱を取りにいかなきゃだとか、 光の色した怪物がどうとか言ってたけど・・・ そのうち落ち着くと思うよ、うん。 |
皆の姿を見ると、彼は笑顔で言った(^^;
だが、すぐに担がれているリーザに気づき、表情は一変する。
■ ファレンの家 |
☆From:ファレン To:みんな |
ん?その女性は、患者かい? |
■ ファレンの家 |
☆From:ダーナ To:ファレン |
−ファレンの肩を掴み懇願するように。 ファレン!頼むこの子を助けてやってくれ!! |
■ ファレンの家 |
☆From:リュセラ To:ファレン |
お願い、診て。 何だか知らないけど、高熱があって…。 ファレンなら助けられるよね。 |
■ ファレンの家 |
☆From:ファレン To:みんな |
わかった。 診察台に運んでくれ。 |
一目、リーザを見ただけで、ファレンの顔が曇った。
■ ファレンの家 |
☆From:ラフィアン To:ファレン |
(真っ青な顔で息をあらあげながら) ハア、ハア、ハア・・・・。 って、ことだ・・・・。ここから先はあんたの仕事だ・・・。 後は頼んだぜ・・・・・。
(診察台にリーザを横たえると膝をがくっと付き)
チッ・・・少しばかり無理しすぎたみてえだぜ・・・。 |
言うと、その場に崩れ落ちる。
■ ファレンのいえ |
☆From:レンシオ To:ラフィアン |
(崩れ落ちるラフィアンを見て、すかさず支える) だ、大丈夫ですかっ、ラフィアンさん!!
・・・・・寝てるだけか・・・・・
(ファレンの方を振り向く) |
リーザが診察台に乗せられると、ファレンは傷口を調べた。
■ ファレンの家 |
☆From:ファレン To:みんな |
こいつは酷い。 (素早く手を消毒し、脇腹の消毒をする) きみ、そこ、彼女が暴れないように押さえてて。 |
消毒をするたびに、リーザが苦しそうにもがく。
■ ファレンの家 |
☆From:ファレン To:みんな |
(膿を除去すると、改めて傷口を見て) 刃傷だね、これは。誰にやられたんだい? ジャイアント・ラットの傷じゃないよ、これは。 |
しかし誰も、モンスターの名前はわからない。
ファレンはリーザの口を無理矢理こじ開けると、熱さましを飲ませる。
リュセラはリーザの額に、濡れタオルを乗せた。少しでも苦しみが和らげばいいのだが・・・。
■ ファレンの家 |
☆From:ファレン To:みんな |
(手をぬぐいながら) 僕が出来るのはここまでだ。 今、無理矢理に熱を冷ます薬を飲ませた。 だけどこれじゃ治らない。彼女の体内に入った毒が、 発熱をおこしているんだ。 これを治す薬を僕は知っているけど、残念ながらここにはない。
(握ったこぶしが震えている) |
自分の力の無さがくやしい。また、助けられないのか?
■ ファレンの家 |
☆From:リュセラ To:ファレン |
その薬は何処にあるの? オランの学院に行って手に入る代物なら、私が行って取ってくるわ。 |
リュセラの想像はあっている。だが・・・。
■ ファレンの家 |
☆From:ファレン To:リュセラ |
賢者の学院にあることはあるんだけど、
その薬の値段が確か6000ガメルぐらいするんだ。 とても貴重なものだから・・・。 |
6000ガメルは大金だ。スラムで治療師をやっているファレンには、
こんな大金はない。
リュセラは6000ガメルと聞いて、目の前が真っ暗になる思いがした。
■ ファレンの家 |
☆From:リュセラ To:ファレン |
ろ、6000…。 そんな大金、私にはどうしようもできないや…。 |
みんなの持ち金全てと、報酬を合わせても足りない。
借金出来る相手もいない。助けを求めるようにみんなを見回す。
■ ファレンの家 |
☆From:レンシオ To:ファレン |
6000ガメル・・・・・ とても払えそうにもないですね・・・ ちなみにもし今のままなら、リーザさんはどれくらい持ちそうですか? |
■ ファレンの家 |
☆From:ファレン To:レンシオ |
彼女の気力と体力次第だけど・・・。 今夜まではもたないだろうね。 あと8時間・・・いや5時間ぐらいしかもたないかもしれない。 |
今からお金を集めるのは、まず不可能だ。先に薬を手に入れないと・・・。
■ ファレンの家 |
☆From:ヘルムンス To:ファレン&みんな |
そんな大金...私たちも簡単に工面できそうにはないですね... くっ、なにか方法はないのか...方法は... |
腕を組み、ファレンは考え込んでいたが、やがてこう言った。
■ ファレンの家 |
☆From:ファレン To:みんな |
これから賢者の学院のハーゲン師を訪ねてくれるかい? 僕の恩師なんだ。今から彼に手紙を書くから・・・。 |
言うと、みんなの返事を待たずに、書斎へ入った。
■ ファレンの家 |
☆From:レンシオ To:独り言 |
え?手紙? 何でまた急に・・・ |
リュセラは落ち着かなげに、部屋の中をうろうろしたり、リーザの顔を覗き込んだりしている。
(リュセラには永遠とも思われる)数分後、 ファレンは手紙を手にして出てくる。
■ ファレンの家 |
☆From:ファレン To:みんな |
これを渡せば、多分薬を渡してくれると思う。 お金の事は心配しないで。 |
■ ファレンの家 |
☆From:リュセラ To:ファレン |
本当に? ありがとう、ファレンさん。 |
リーザを助けることだけで頭がいっぱいで、素直に喜ぶ。
■ ファレンの家 |
☆From:レンシオ To:ファレン |
・・・・・・ファレンさん・・・・ 何もあなたまで・・・そこまでしなくても |
レンシオは手紙に何が書いてあるか悟ったのか、言った。
■ ファレンの家 |
☆From:ファレン To:みんな |
僕はスラムの治療師だ。 人を助けるのが仕事だからね。 |
ファレンはにっこり笑って、言った。
その顔にはもう迷いはなかった。やるべき事を知っている顔だ。
■ ファレンの家 |
☆From:ファレン To:みんな |
さぁ、早く。 |
皆が、何か言いたそうに、そこから動かないのを見て、 ファレンは学院に行くように促す。
■ ファレンの家 |
☆From:ヘルムンス To:ファレン&みんな |
...わかりました。そこまでおっしゃるなら何も言いません。 さぁ、隊長。行きましょう。 |
■ ファレンの家 |
☆From:ダーナ To:ファレン&ヘス参謀 |
うむ、急ごう! ..ファレンさん貴方のその行為は敬服に値する。 私は貴方を尊敬しします。 |
■ ファレンの家 |
☆From:リュセラ To:ダーナ&ヘルムンス |
あの、私ここに残ってていいかな。 居ても大した事できないけど、リーザが気付いた時に 知ってる人がそばに居ないと不安がると思うんだ。 それに、目を離すと…ううん、そんなことないよね。 |
大勢で行ってもしかたがないと判断し、ハーゲンに一度会っている、 ダーナとヘルムンスが学院に向かうことになった。
ダーナとヘルムンスが出ていった後、レンシオが思い出したように言う。
■ ファレンの家 |
☆From:レンシオ To:ファレン&みなさん |
ところで、ファレンさん。アインスさんはどれくらい意識がはっきりしているので
しょう? もう十分に会話が出来るくらいに回復しているのでしょうか? いくつか聞きたいことがあるものでして・・・ |
■ ファレンの家 |
☆From:ファレン To:レンシオ |
(アインスの話になると、ほっとした様子で) 十分回復してるよ。 元気と言ってもいいぐらいだ。 ただ、ホーフさんに言いつけてあるから、まだ安静にしている筈だけど。 |
■ ファレンの家 |
☆From:レンシオ To:ジル |
そうですか、それは良かった。 せっかくですからジルさん。あなたも一緒に来てもらえませんか? |
■ファレンの家 |
☆From:ジル To:レンシオ |
うむ。リーザのことも心配じゃが、アインスのことも気になるの。 ここで待っていても役には立つまい。ひとついってくるかの。 |
レンシオとジルもファレンの診療所を後にした。
リーザの看病をする為に、リュセラだけがここに残る。
(ラフィアンは隣で爆睡中(^^;;;)
■ 東の診療所 |
☆From:レンシオ To:中の人 |
ドンドン(扉をノックする) 度々すいません、ホーフさん。 例の冒険者のものです。アインスさんに聞きたいことがあるので、入れていただけ ないでしょうか? |
■ 東の診療所 |
☆From:ホーフ To:外の者! |
こら!たたくでない。 (扉を開けて) ・・・おや、またあんたらか。 今日は何のようじゃ?またアインスの見舞いか? |
そう言って2人を通す。
アインスはまだベッドに寝かされていたが、だいぶ元気そうだ。
入ってきたレンシオとジルの姿を見ると、するどい目つきになった。
■ 東の診療所 |
☆From:レンシオ To:アインス |
どうも、初めましてアインスさん。 調子はいかがですか?しかし、元気になってもらって私たちも薬の材料を回収した 甲斐があったというものですよ。(^^) ところで・・・いくつか質問させてもらってよろしいですか? |
笑顔で言うレンシオ。ジルは黙って2人のやりとりを見ている。
アインスは嫌そうな顔をしたが、命の恩人であるので嫌とも言えず、
黙ってうなづいただけだった。
■ 東の診療所 |
☆From:レンシオ To:アインス |
あなたが言っていた光の色をした怪物というのはどんなものだか分かりますか?分
からなければ、せめて特徴とかでも教えていただけませんか? 次に、すぐそこの廃屋でいったい何があったのですか?何でそんなところに行った のです? あと、もう一つ。この箱に見覚えはありませんか? (と言って、拾った鉄の箱を取り出す) |
鉄の箱を取り出されると、アインスは慌てた。
■ 東の診療所 |
☆From:アインス To:レンシオ |
あ、それは! (掴もうと手を伸ばしかける) あ、いやいや。なんでもない。 (慌ててひっこめて) それがどうかしたのかよ。 |
取り繕おうとするが、あやしすぎる(笑)。
■ 東の診療所 |
☆From:レンシオ To:アインス |
・・・アインスさん、本当にあなたのものではないのですね? この箱の中身はあなたの苦労の代償ではないのですか? あなたのものではないのなら、持ち主不明と言うことで発見者の私たちのものにな るのですよ。 本当にそれでもいいのですか? |
アインスは言うか言うまいか、ちょっと迷ったが、結局中の金が惜しいのか、 口を開く。
■ 東の診療所 |
☆From:アインス To:レンシオ |
待てよ、俺のだよ、それ。 こつこつ溜めてきた金なんだからな、返せよな。 |
命の恩人に対してなんて言う言い草なんだか・・・。
■ 東の診療所 |
☆From:レンシオ To:アインス |
やはり、あなたのものだったのですね? もちろんお返ししますよ。でも、念のため確認させて下さい。 この箱の中身を言ってみて下さい。 |
■ 東の診療所 |
☆From:アインス To:レンシオ |
俺のものだよ。中身は300ガメル。 全部1ガメル銀貨だ。 |
■ 東の診療所 |
☆From:レンシオ To:アインス |
すいませんが、質問させてもらえませんか? 何で、あのようなところに隠していたのです? |
■ 東の診療所 |
☆From:アインス To:レンシオ |
なんであんな所に隠してたかって・・・ ・・・それ聞いてどうすんだ? |
■ 東の診療所 |
☆From:レンシオ To:アインス |
私たちはあの縦穴から続いている、場所に関してどうしても知りたいことがあるの
です。 どんな些細なことでも構いません。何かご存じな事あれば、教えて下さい。 |
相手が金ではなく、穴に興味があると聞いて、アインスはほっとしたようだ。
■ 東の診療所 |
☆From:アインス To:レンシオ |
縦穴?ああ、あの穴か。 あの穴はかなり前からあったんだが、ものを隠すのにうってつけの場所だから、 利用させてもらっていただけだ。穴がどうとか、詳しいことは知らねぇ。 あそこに木の箱を置いてカモフラージュしておけば早々見つからないだろう と思っていたのになぁ。 |
ちょっと悔しそうに言う(笑)。
更に、その日の経緯なども聞かれるが、どうやら相手が盗賊ギルドの者ではないと
悟ると、アインスは隠さず話し出した。
(彼は密告を恐れる、もぐりのシーフだったのだ。)
■ 東の診療所 |
☆From:アインス To:レンシオ |
あの時、俺は酒場でまきあげた金を・・・おっと。 俺の小遣いを箱に入れに行ってたんだが、 カモフラージュのための箱をどけた瞬間、金色の何か得体の 知れないものが飛び出してきて噛みついた上に引っ掻かれ ちまった。 そいつはすぐにまた穴へ飛び込んで行ったんだが、 また出てこられてはかなわないんで、死にもの狂いで箱を元の 位置へ戻した・・・その後ははっきり覚えてない。
しかし、気が動転していたせいか、金色の光にしか見えなかった
あれは一体何だったんだ? |
アインスの言う光の色した動物とは、ゴールデン・ラットだとレンシオ達は察した。
■ 東の診療所 |
☆From:レンシオ To:アインス |
巻き上げた?
あなた・・・盗賊でしたか。 |
レンシオはアインスを告発する事はしないで、箱をそのまま返した。
それを当然と言わんばかりに、受け取ろうとしたアインスだったが、
箱は横から取られてしまった。
驚いて振り向くと、それはホーフだった。
ずっとアインスとのやりとりを聞いていたホーフが、厳しい眼差しで見ている。
■ 東の診療所 |
☆From:アインス To:ホーフ |
何すんだよ! それは俺のだぜ、じいさん? |
しかしホーフは全く動じない。
■ 東の診療所 |
☆From:ホーフ To:アインス |
あんたが今こうして話が出来るのは、目の前にいる
冒険者とその仲間達の努力、そしてスラムで病気で苦しんで
いるのを何とかしようとしている、賢者のお陰なんじゃぞ。 その努力と苦労を考えたら、お前の300ガメルなんぞ、お礼にしたって 足らんくらいじゃ。 それを何じゃ、その態度。全く、なっとらん。 それに、今の口振りだと、自分で汗水流して手に入れた金 でもなさそうだしの。 |
汗水・・・まで言われると、アインスも流石にムッとしたようだ。
■ 東の診療所 |
☆From:アインス To:ホーフ |
何だよ、あんたにそこまで言われる筋合いは・・・ |
■ 東の診療所 |
☆From:ホーフ To:アインス |
治療費、300ガメル。 |
具の音も出ない、アインス。諦めます(^^;。
ホーフは箱だけアインスに返し、中の300ガメル入りの袋はレンシオ達に
差し出した。
■ 東の診療所 |
☆From:ホーフ To:レンシオ |
この300ガメル、賢者に事情を話して渡してやってくれ。 事情を話せば、そのうちあんた達の取り分もあるじゃろ。 いつも金の事を考えない賢者じゃ、たまには得することがあっても 良いじゃろうて。 |
■ 東の診療所 |
☆From:レンシオ To:ホーフ |
(ちらっとアインスの方を見る) え〜と・・・まぁ・・・ホーフさんがそうおっしゃるなら、そうさせてもらいます 。
ホーフさん、どうもお世話になりました。アインスさんお大事に。 |
アインスはまだふてくされている(^^;
■ スラム |
☆From:レンシオ To:独り言 |
(考え中) 納得いかないなぁ・・・・・ 何故、ゴールデン・ラットは傷を負わせただけで、すぐに引き下がったのだろう? 普通、動物は意味もなく他のものを襲ったりしないんだけどなぁ。アインスを獲物 にするつもりで襲ったとしたら・・・ ・・・ゴールデン・ラットが身に何か危険を感じたから?
とすると、ゴールデン・ラットも恐れる何かが下水道跡にいる? |
出入り口を塞いだ今、また入ろうとさえしなければ、 とりあえず安心なんだけどね(^^;
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連絡先
GM:澤口 佳子(かなめ)