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レンシオの眠りの雲のおかげで、ゴールデンラットはまだ眠り続けている。
上手くすれば、生け捕りにすることが出来るかもしれない。
■ 南の倉庫・陥没部 |
☆From:レンシオ To:みなさん |
(砂地をのぼって、金色ネズミの近くまでやってくる) (小声で) みなさん、とりあえず殺さずに無力化することには成功しましたね。 あとは完全に行動不能にしなくてはなりません。どなたかロープを貸していただけ ませんか?
(縛り方を簡単に説明中) |
■ 南の倉庫・陥没部 |
☆From:ヘルムンス To:みんな |
(たいまつを持ちつつ7−Iくらいまで移動して) (やはり小声で) なるほど...さすがは狩人、そのような無力化の方法もあるんですね。 あとで縛り方をしっかり聞いておかなければ。 |
■ 南野倉庫・陥没部 |
☆From:ジル To:レンシオ |
そうじゃな。話をしてる間に目を覚まされては間抜けも良いところじゃ
しな。 では、そっちの方は頼んだぞレンシオ。 ワシは、下水道への入り口が塞げるかどうかを見てくるとしよう。 ダーナ、念のため一緒に付いてきてくれ。 |
■ 南の倉庫・陥没部 |
☆From:レンシオ To:ジル |
(終始小声) ではジルさん、ロープを少しお借りしますよ。 (ロック式輪罠結びをつくる・・・一度閉まると、 手が器用に使えないと絶対はずれない。一個作るのに慣れれば、 10秒も必要ない) |
レンシオはロープを結び始めた。
(罠設置の判定。2Dは5で、修正して11。
ハンター3LV、中々のものが出来たようです。)
■ 南の倉庫・陥没部 |
☆From:ダーナ To:ジル殿 |
ちょっと待って下さい。 −ごそごそと松明を取り出し火を点ける。 さて、行きましょうか。 |
ジャイアントラットの死骸を迂回して、通路の奥を覗いて見る。 通路は途中、左右に細い横穴があり、しばらくまっすぐ進んでいるが、 徐々に左にカーブして見えなくなっていた。
さらに奥に入ろうと、ジルが一歩踏み出したとき、何かが天井から落ちてきた。 上を見上げると、天井に亀裂が走り、砂がパラパラと落ちて来ている。
■ 南の倉庫陥没部 |
☆From:ジル To:ダーナ |
(天井を見上げながら) むむ!?これはどうやらゆっくりしている暇はなさそうじゃ。 探索は後回しにして、先にここから出る事を考えた方がよさそうじゃな。 |
■地下空洞 |
☆From:ダーナ To:ジル殿 |
はぁ〜こりゃかなりやばいですな。 早く脱出しなくては生き埋めになってしまいますよ。 どうしたものか...。 |
ジルとダーナは通路の奥に行くのを諦めた。
皆のところに戻る際に、殺されたジャイアントラットの脇を通るのだが、
その時一応尻尾を切り取って置こうと考えた。
■ 地下空洞 |
☆From:ダーナ To:(独り言) |
−ジャイアントラットの死骸から尻尾を切り離す。
..金になるんだ仕方有るまい成仏してくれよ。 |
その頃レンシオはロープで罠を作り終え、罠のしくみを説明していた。
3人がかりで、ゴールデンラットの口、前脚、後脚を同時に縛り上げようと言うのだ。
■ 南の倉庫・陥没部 |
☆From:レンシオ To:ジル |
では、どなたか縛るのを手伝って下さい。強く引っ張るだけで結構ですから。 |
■ 地下空洞 |
☆From:リュセラ To:レンシオ |
(合わせて小声で) いいわよ。私の力で足りるなら、ちょっと引っ張るくらい。 |
皆、寝ているゴールデンラットを起こさぬように、小声で話しを進める。
■ 南の倉庫・陥没部 |
☆From:ヘルムンス To:レンシオ |
なるほど...こっちを引っ張ればいいんですね。それっ! |
レンシオ、リュセラ、ヘルムンスはいっせいに前足、後ろ足、口を
縛りあげた。
(1ゾロ振ったら、ねずみが起きて攻撃する予定だったんだけど、誰も振らなかった(^^;)
キーッツ!
ゴールデンラットは目を覚ましたが、既にロープで縛り上げられており、どうする事も出来ない。
それでも必死に身をよじって抵抗する。
口を縛られているので、威嚇の声も絞り出すようで、苦し気だ。
レンシオ、リュセラ、ヘルムンスはとりあえずゴールデンラットをかつぎ、 地下空洞の真ん中あたりまで移動させた。
■ 南の倉庫・陥没部 |
☆From:レンシオ To:みなさん |
このネズミの捕獲はこれで完了ですね。お二人ともご苦労様です。 いったんここを出ましょう。リュセラさん、この壁はよじ登れませんか? |
ズドオオオオオオン
地震が収まりかけたと思ったら、通路の方で大きな物音がした。
振り返ってみると、上が崩れている。地盤が弱くなってきた所への地震と、
石の重みでまた天井が抜け落ちたのだ。
■ 地下空洞 |
☆From:ダーナ To:みんな |
−二度目の地震を頭を低くしてやり過ごす。 揺れが収まったのを確認して。 くぅっ、みんな!大丈夫か!怪我した者はいないか! −みんなの一応の無事を確認する。
しかし、何だと言うんだこんな時に地震だなんて! |
■ 南の倉庫・陥没部 |
☆From:ヘルムンス To:ダーナ |
けほっ、けほっ...私はなんとか大丈夫ですよ。 もしかしたら、先程の地震のせいで、このあたり全体の地盤が不安定に なってしまっているのかもしれませんね。 だとすれば、下手をするとまた地震で陥没が起こるかもしれません。 早いところ、ここを脱出した方がいいでしょうね。 |
幸いにも誰にも怪我はなかったが、通路は完璧に塞がれてしまった。 これが頭上に落ちなかった幸運を、ジルとダーナは喜ぶべきだろう。
■南の倉庫陥没部 |
☆From:ジル To:メンバー |
ふぅ。危ないところじゃったな。 でも、これで進入路を塞ぐ手間が省けたわい。 |
■ 南の倉庫・陥没部 |
☆From:レンシオ To:ジル |
あ・・・そういえば、そうですね。 と言うことは、残るは西の空き家だけとなったわけですね。 せっかくですから、ここを出次第急行しませんか? |
■ 地下空洞 |
☆From:ダーナ To:レンシオ君 |
いやいや、外はもう夜が明けようとしてる様だぞ。 半日でも完全休養して向かった方が良いのではないか? 食料とかの件も有るがみんなで分け合えば何とかなるし..。 仕事さえ終われば1食2食抜いても大丈夫だから西の空き家は 今晩から明日にかけて蹴りをつけよう。 |
■ 南の倉庫・陥没部 |
☆From:レンシオ To:ダーナ |
分かりました。では、そうしましょう。 まあ、詳しいことは・・・ (陥没した部分から上を見上げる) ここを出てからということで・・・。 |
■ 地下空洞 |
☆From:リュセラ To:(独り言)〜レンシオ |
そっか…。今日は休むしかないよね。 こんな事起きるなんて予想できなかったし。
そうだ、レンシオ。
あ、いたっ…。 |
■ 南の倉庫・陥没部 |
☆From:レンシオ To:リュセラ |
気丈なリュセラさんが痛がるとは・・・大丈夫ですか、リュセラさん? 私たちやあなたの友達のためにも、体は大事にして下さいよ。 |
■ 地下空洞 |
☆From:リュセラ To:レンシオ |
心配してくれるのは嬉しいんだけど…。 普通の女の子はさ、気丈って言われても嬉しくないの。 そんな無神経な事言ってると、奥さんに愛想尽かされちゃうわよ(^^; |
そう言って、リュセラはちょっと無理して笑った。
■ 南の倉庫 |
☆From:レンシオ To:リュセラ&独り言 |
・・・・・。(注:気丈−心がしっかりしている様) しっかり者という意味で、誉めたつもりなんだけどな・・・ |
やはりレンシオとリュセラの考えには、かなりの相違があるらしい(^^;
リュセラは空洞全体を観察してみた。ようやく余裕が出来たのだ。
空洞の壁を見る限り、ここが人工的に作られたものであることは明らかだった。
壁は垂直にそそり立ち、土砂がない所は石畳が見えている。
目に見える所に引っかけられそうなものはない。
後は、上の部屋にまだ残っている構造物(例えば柱とか、石材とか)に
運よくひっかかるかどうかだ。
■ 地下空洞 |
☆From:リュセラ To:(独り言)〜レンシオ |
それにしても…地下に古代王国の遺跡があるとは聞いてたけど、
こんなに大きな部屋も残ってたんだ。
(壁を見上げて)
上までざっと6mはあるかな。 うん、これで倉庫の柱に引っ掛からないかやってみる。 |
(ここで目標値13の判定。リュセラなら2Dが9以上なら成功。
が、1投目は2Dが5で失敗)
引っ張ると、何の手応えもなくロープは落ちてきた。
■ 地下空洞 |
☆From:リュセラ To:みんな |
あれ…(汗) やだ、ちょっと失敗したみたい。 (おかしいなぁ、確かあの辺に引っ掛かりそうなのがあったと思うんだけど) もう一度やってみるね(^^; |
(2Dは8、おしい!またもや失敗)
ロープはカチーンと何かに当ったが、ひっかかりはせず、戻ってきた。
■ 地下空洞 |
☆From:リュセラ To:みんな |
…。 今日は調子悪いみたい。はぁ。
(少しの間、ぐっと我慢するが――) |
リュセラが騒いでいると、しばらくして倉庫に人が入ってくる気配があった。
例の倉庫の前で酒樽を枕にして寝込んでいた汚い男だ。
■南の倉庫 |
☆From:酔っ払い To: |
(倉庫から声がするので、入ってきてびっくり) ひゃー、たまげた。なんじゃぁ、こりゃー? さっきの地震で出来たんかいなぁ? 床におーきな穴は空いとるし、なんや明かりももれとるぞ。 |
(暗い倉庫で穴の底が光っていたら、怖いだろうね(^^; 明かりはレンシオのライトだけど、この男は魔法になじみがないから)
■南の倉庫 |
☆From:酔っ払い To:穴の底にいる人間?へ |
(怖いので穴は覗かないで、穴の近くから声をかける) 誰か穴の下におるんか? えーっと、ワシどうしたらええじゃろ? ケガしてるんか?大勢よんでこよか? |
■ 南の倉庫・陥没部 |
☆From:レンシオ To:酔っぱらい |
すいませんが、そのフックをしっかりしたところに引っかけてもらえませ んか〜? |
リュセラがもう1回ロープを投げ、酔っ払いは近くの石にくくりつけた。
まず最初にリュセラが登り、続いてレンシオもなんとか自力で登った。
(リュセラは1ゾロ以外登攀は成功だし、レンシオは調度6メートル登れた)
■ 南の倉庫 |
☆From:レンシオ To:ジル |
ジルさん、先にそのゴールデン・ラットをロープに結んでもらえませんか? |
■ 地下空洞 |
☆From:ジル To:レンシオ |
うむ。わかった。 ‥‥じゃが、やっぱりどうみても、こいつは食用には向いていないのではないか な? そんなに困ってるなら、弁当くらい分けてやるぞ。 |
ジルはレンシオがゴールデンラットを”食用”に生け捕ったと思っている(^^;
■ 南の倉庫 |
☆From:レンシオ To:ジル |
ジ、ジルさん・・・(−−;) いくら私でも、そこまで浅ましくありませんよ。 それに先ほど言ったではないですか。生捕りにすれば学院から報酬が出ると。 |
■ 地下空洞 |
☆From:ダーナ To:レンシオ君 |
くっ..くっくっく..(笑いをこらえる)い、いや済まん。 つ、つい..くっ。 しかし、こうやって笑えるのも全員無事で居るからだな。 下手をすると今日は何回も死んでいるんだからな。 ジル殿!私も最後で良いですから引き上げてもらえませんか! |
ダーナは生きてて良かったとつくづく思った。
下手をすればあの地震で石の下敷きになってもおかしくない状況だったのだから。
この後は、下の者はロープを体にくくりつけ、上の者に引っ張ってもらう事にした。
(判定は1ゾロ以外、成功とする)
ゴールデンラット、ジル、ダーナが次々と上に引き上げられる。
■ 南の倉庫・陥没部 |
☆From:ヘルムンス To:上の人たち |
これを登るのか...(^^;;; (そびえる壁を見上げて、少し躊躇するヘルムンス) しかし、他に道はない以上、仕方有りませんね。 (腰にロープをしっかり結び付ける) すみませんが、上の方でも誰か引っ張ってもらえませんか? |
■ 南の倉庫 |
☆From:レンシオ To:ヘルムンス |
ヘルムンスさ〜ん。しっかり体に結わえて置いて下さいよ。 結び目がほどけたり、握力が尽きたりして落ちないで下さいね〜。 よいしょっと |
ヘルムンス、ラフィアンも無事に上に上げてもらい、1時間近くかかって ようやく全員が穴から出た。
■ 南の倉庫 |
☆From:リュセラ To:酔っ払い |
手伝ってくれて助かった。 これ、少ないけどお礼。 |
リュセラはそう言って、酔っ払いに1ガメル手渡す。
■ 南の倉庫 |
☆From:酔っ払い To:おねーちゃん |
(1ガメルっを受け取るが、ちょっとムッとして) おねーちゃん。これじゃぁお酒も飲めやしないよ。 せめて100。いや、80でもいいから・・・ |
■ 南の倉庫 |
☆From:レンシオ To:酔っぱらい |
いや〜、どうもすいません、助かりましたよ。(^^) 今、持ち金があまりないのでこれくらいしかあげられませんけど・・・受け取って 下さい。 (と言って20ガメル渡す・・・おい、大丈夫なのか?パーティーの借金王) |
これも受け取るが、それでもまだ不満そうな酔っ払い(^^;。
■ 南の倉庫 |
☆From:リュセラ To:みんな(レンシオ) |
ああ言ってるし…、出さないのも気が引けるわよね。
そういえば、誰のかはっきりしてない金庫持ってなかったっけ。 |
■ 南の倉庫 |
☆From:ヘルムンス To:レンシオ |
レンシオさん、確かあなたの水袋の中にはまだウォッカが入っていま
せんでしたっけ? それをその方にあげてはいかがでしょう? もちろん、その代金は後で私が立て替えておきますから。 |
■ 南の倉庫 |
☆From:レンシオ To:ヘルムンス&酔っぱらい |
そう言えば、そんなものもありましたね。すっかり忘れてましたよ(^^;) せっかくだからあげちゃいましょう。あまり長い間水袋の中に入れていると、変に なりますしね。
(酔っぱらいの方を振り向く) |
ヘルムンスがあと30ガメルを足すと言い、ようやく酔っ払いは納得する。
■ 南の倉庫 |
☆From:酔っ払い To:だんながた |
(ウォッカを自分の空の酒瓶に移して) ありがとうよ、旦那がた。 (早速、飲み始める) ぷはぁー、こいつはいいや。久しぶりに本当の酒を飲んだなぁ。 くー、うめえ。 |
酔っ払いは幸せそうに酒を飲みながら、ふらふらとどこかへ行ってしまった。
■ 南の倉庫 |
☆From:レンシオ To:みなさん |
みなさん、明日のことについでなんですが、私はこのゴールデン・ラットを学院に
持って行くつもりです。誰か手伝ってくれませんか? あと、買い出しにも行って来ますね。後ほどで良いですから、必要な分だけ教えて 下さい。
では、いったんここで休息をとりましょうか。 |
皆、これに賛成した。もう明け方近く、ここでは何も起こらないと予想し、 見張りも立てずに全員眠ることにした(7時間)。
■ 南の倉庫前 |
☆From:リュセラ To:ジル |
(ジルの方をじーっ、と見ていたが思い切って声を掛ける) あのさ、以前どこかで会ってた、って事ない…よね。
ここに来る前は細工師してたみたいだけど、何作ってたの? |
何を思ったか、眠りにつく前、リュセラが突然ジルに声をかけた。
■ 南の倉庫前 |
☆From:ジル To:リュセラ |
むぅ。会った事があるかのぉ? 確かに、ワシは冒険者になる前、細工師をしておった。 (と、道具箱を見せる) す、鈴に限らず、当然、頼まれたものは何でも作っておったが‥‥ リュセラにも髪飾りくらいなら、すぐに作るぞ。 |
■ 南の倉庫前 |
☆From:リュセラ To:ジル |
そっか。何でも作れるくらい腕が良かったなら、きっと人違いね。
子供の頃、何処の街かは覚えてないんだけど祭りに行って…。
その人、露天に細工物並べてたんだけど全然売れてなくってさ。 つまらない話よね、なんだかジルさん見てふと思い出したんだけど。 |
リーザの事が影響しているのか、今日のリュセラは自分の事をよく話す。
■ 南の倉庫前 |
☆From:ジル To:リュセラ |
そ、それは人違いじゃの。 ドワーフは産まれ付いての職人じゃが、 まぁ、よ、世の中には不器用なドワーフも、 もしかしたらおるかもしれんな。 |
■ 南の倉庫前 |
☆From:リュセラ To:ジル |
(どもってるのに気がついて) もしかして…。
ううん、やっぱり人違いよね。 |
■ 南の倉庫前 |
☆From:ジル To:独り言 |
(しばらくしてみんなが寝入って) そうか‥‥‥ワシにとっての最初の‥‥そして最後の客‥‥あのお嬢ちゃんが、 リュセラじゃったとはの‥‥。 もう、あれからそんなにたつのか‥‥ 迷子になるような子どもが、「仲間」になるほどの時間が‥‥ (遠くを眺めるその目には輝く物が‥‥) いかんな。涙もろいのは、それこそ年を取った証拠じゃな‥‥ |
ジルは酒が無くなるまで、一人で星を見ていた。
■ 南の倉庫 |
☆From:レンシオ To:心の声&みなさん |
(あ〜あ、よく寝た・・・もう昼過ぎか) みなさん、もう昼は過ぎましたよ。そろそろ、起きて食事にしませんか? |
■ 南の倉庫 |
☆From:ダーナ To:レンシオ君 |
んん...! −起き上がり伸びをすること暫し。
ふぅ..おはよう。 |
■ 南の倉庫 |
☆From:ヘルムンス To:ダーナ |
OKですよ、隊長。 じゃあ残りの4人、私とジル殿とリュセラ嬢とラフィアンさんはここから 直接西の空き家へ行けばいいですかね? そういえば...ラフィアンさん、体のほうは大丈夫ですか? |
■ 南の倉庫 |
☆From:ラフィアン To:ヘルムンス |
ほへっ、オレか? まあ、体の節々は痛いような気はするけど・・・・。 どっちかと言うと、あまりのあっけなさに呆然としちまってな。 オレの悪い予感はよく当たるんだけどな・・・・。
それよりさあ、さっきレンシオの使った魔法はなんて言うんだい? |
実はラフィアンはラット・ディジーズに感染したものの、治ってしまっていた(^^;
(流石冒険者(^^;スラムの住人とは体力が違う(^^;;;)
■ 南の倉庫 |
☆From:ヘルムンス To:ラフィアン |
ぎくっ! あ...あれはですね、魔法を撃つタイミングが難しいんですよ。 (^^;;; 下手に中心を間違えると味方にかかりかねませんし、 かけたとしても今回みたいにうまいことかかるとは限りませんしね。 (^^; (最初のねずみとの戦闘で呪文を失敗したとは言えないヘルムンス であった。(笑)) |
■ 南の倉庫 |
☆From:リュセラ To:みんな |
組み合わせが決まったなら、早く出ましょ。 向こうに着いたら色々あると思うし…。 頼んだ食べ物、期待して待ってるから早く戻ってきてよね、ダーナ。 |
ふとラフィアンの保存食がないことに気づき、見かねて自分のをわける。
■ 南の倉庫 |
☆From:リュセラ To:ラフィアン |
はい、これ食べてもいいよ。 余分に買っておいたの。遠慮しなくていいからさ。 |
ラフィアンはリュセラから保存食を受け取り・・・。
■ 南の倉庫 |
☆From:ラフィアン To:リュセラ |
(おもいっきり、けげんそうな顔をして) おいおい、ずいぶんと優しいじゃねえか・・・。
ありがたくもらっとくぜ。 |
やはり怪訝な顔をしたが、とても嬉しそうだ(笑)。
■ 南の倉庫 |
☆From:レンシオ To:ヘルムンス |
(朝飯に保存食を頬張りつつ) そう言うことになりますね。これの運搬と買い出しが終わり次第、私たちも空き家 のほうに向かいますので。 では、早速行きましょうダーナさん。私たちのほうが時間がかかるので、早めに行 動に移す必要があります。 ところで・・・こんな大ネズミをおおっぴらに運んでいると、目立ってしまうので マントを被せておいてもらえますか(^^;)? |
レンシオはマントを持ってないので、申し訳なさそうに言う。
■ 南の倉庫 |
☆From:ダーナ To:レンシオ君&みんな |
ええ!!こっ、これは私のお、お気に入りの..
マント...。 ..し、仕方ないよな..この藍色が気に入ってたのに..。 こんなモノそのままぶら下げて行けないしな..。 −マントを外してネズミに被せる。
さて..みんな食料とかはどの位買ってくればいいんだ? |
皆は口々に自分の注文を言う。それを記憶するダーナ。
■ 南の倉庫 |
☆From:レンシオ To:ダーナ&みなさん |
どうもすいませんね、ダーナさん。 では、早速行きましょう。 どっこいしょ では、みなさん。後ほど空き家にてまたお会いしましょう。(((^^)/ |
■ 南の倉庫 |
☆From:ダーナ To:ヘス参謀 |
おぉ、ちょっとレンシオ君ストップ!ちょっと待っててくれ。
−ヘス参謀に近づき後ろをむかせて。
いや〜済まん..また食費を立て替えとってくれんか? |
■ 南の倉庫 |
☆From:ヘルムンス To:ダーナ |
...まぁ、いいですけど。 以前も言いましたけど、次回からは依頼を受けるときにちゃんとある程度 の前金をもらっておくことにしましょう。 それじゃ、私の分も合わせてお願いします。 |
ダーナがそんな事をしている間に、レンシオはこっそりリュセラに近づいた。
(誰にも見られていないのを確認してから)
■ 南の倉庫 |
☆From:レンシオ To:リュセラ |
リュセラさん、先ほどの依頼書貸してもらえませんか? 明日ネズミを持っていくのに、それがあった方が確実に報酬が請求できますからね 。 |
■ 南の倉庫 |
☆From:リュセラ To:レンシオ |
…そうね。 これがないと、「ジャイアント・ラットを金色に塗ったの?」 なんて言われるかも知れないし。 (荷物の中から、依頼書を出して) はい、これ。 捕まえるのに苦労したとか言ってさ、もっと高く買ってもらってきてよ。 |
そう言って、手渡そうとした時、リュセラは依頼書の裏に
普通の人では気が付かないような、一見汚れのように見えるものを発見した。
リュセラはレンシオに渡しかけた手を止めて、それを調べた。
それは盗賊にしかわからない暗号で、意味はこうだ。
リュセラ、 多分もう会えないと思う。 借りたもの返せなくてごめん。 |
リュセラは読み終えると、レンシオに依頼書を渡し、1人空を見上げた。
■ 南の倉庫 |
☆From:リュセラ To:(考え事) |
(空を見上げて) 悪い予感が当たってた…。 もう手遅れかも知れないから、ネズミの食べ残しでもあったら 共同墓地の端の方にこっそり埋めてあげて、たまにはお参りしてあげよう。 供える花は何が良いかな。 墓標だけど何て書こ。 あ、リーザってLではじまるんだっけ、それともRだったかな。 (色々つまらない事を考えてたり思い出したりして、何だか哀しくなってくる)
西の空き家に急ぐ事にしよ。 |
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連絡先
GM:澤口 佳子(かなめ)