#03:スラムの賢者
第15章.永遠の夜

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南の倉庫・1直目

 皆が寝静まり、起きているのはリュセラとレンシオだけになった。

■ 南の倉庫
☆From:レンシオ To:心の声
(・・・・・なにゆえ、くじというものでわざわざ一悶着起きそうな組み合わせに なるんだろう?これだと交代時間まで身が持たないかもしてないな・・・何か話題 でもあるかな?)

 こんなことを考えているときに、リュセラに小声で話しかけられた。
(果たして一悶着起きるのか?)

■ 南の倉庫
☆From:リュセラ To:レンシオ
相談あるんだけど、いい?
疲れてると思うけど、大切な話だから。
…こんな話できるの、この中だとレンシオだけだし。

 そう言って、誘うようにちょっと倉庫の奥に移動する。

■ 南の倉庫
☆From:レンシオ To:リュセラ
(すごく意外そうな顔をする)
はあ・・・。
相談の内容は別にして、私でお役に立てることがあれば相談に乗りますよ。

■ 南の倉庫
☆From:リュセラ To:レンシオ
寝る前に少し明日の事言ってたよね。
明日の午後は、ファレンの言ってた西の空き屋に向かうって。
…。

そうだ、約束してくれない?
「今から私が言う事は聞こえないし、見せる物は見えない」って。
意味判るよね。

 これの意味は「情報源が自分だと言わないで」ということだろう。

■ 南の倉庫
☆From:レンシオ To:リュセラ
ようは、情報源を洩らすな、と言うことですか?
分かりました。

「今からあなたの言うことは聞こえませんし、見せるものも見えません。我が妻の 仕えし、偉大なるマーファの名にかけて誓います。」

これでよろしいですか?

■ 南の倉庫
☆From:リュセラ To:レンシオ
いいわよ。判ってもらえて良かった。

それじゃ話を続けるわね。
西の空き家で地下への道を塞ぐなら、そこで枯れ井戸を探して。 その下が、探してる地下への入口。
ただ、先客が居るかも知れないから気をつけて。

それと、これ。
(そう言って、仕事の依頼書を見せる)
こいつを残したまま塞ぐのも、問題だと思うけど。
でも、見逃しても誰も文句は言わないか。

で、ここからは相談。
突然だけど明日、大事な用事が出来たから私…パーティー抜けたいの。

 与えた衝撃はかなり大きい。

■ 南の倉庫
☆From:レンシオ To:リュセラ
・・・え?
リュ・・・セラさん?大事な・・・用事?パーティーを抜ける?
そんな唐突な・・・。その、用事というのはいったい何なのです?
あ・・・いや、話せないような大事な用事でしたら、話さなくても良いのですが・ ・・。
・・・・・・・・・・。

(意を決したように低く話し出す)
・・・人にはそれぞれやるべき事がありますよね。私のやるべき事は、家族を楽に させてやること。冒険者をやっているのはその足がかりに過ぎません。だから、も し家族に何かあれば、私もここを抜けると思います。リュセラさんにも、私が家族 のことを思っているのと同じくらい、大事なことがあるのでしょう。

あなたのその決意がどんなものかは私には分かりません。抜けるというのであれば 、私にはそれを引き留める権利もありません。しかし、出来ることならでていって ほしくないです。あなたがいなくなることは、戦力など関係なく大きな損失ですか ら・・・。

今一度、お聞きします。どうしてもあなたのその気持ちは変わらないのですか?

■ 南の倉庫
☆From:リュセラ To:レンシオ
(しゅん、として)
うん。この気持ちは変えたくないから。

私、家族なんていないけど…。たった1人の友達が困ってる時には、 その人の為に何かしてあげたいの。
あ、向こうは別に私の事、友達と思ってなくて 困ってもないかも知れないけど。
(くすっ)
私らしくないよね。 今まで独りで生きてきたのに、今更こんな事言ってるなんて。
そう思わない?

でも意外。レンシオがこんなに動揺するなんて。
いつも意見合わなくて、口喧嘩してばっかりじゃない。
嫌われてて、私が居なくなったら一番喜ぶと思ったんだけどな。

でもきっと、すぐにまた会えるよ、私達。
私は立場の問題で抜けるけど、みんながこの仕事に関わってる限り そういう事になると思ってる。
だから、さっきの聞かなかった事、ちゃんと覚えておいて。

■ 南の倉庫
☆From:レンシオ To:リュセラ
(少し考えている)
・・・・・・・・・分かりました。
私にとっても家族に次いで大事な人は、古き友人達です。その友達は大事にしてあ げて下さい。困ったときはいつでも助け合うのが、本当の友人だと私は思っていま すから。
でも、一つ覚えておいて下さい。私を含め、ここにいる人は皆、あなたと命のかか った戦闘をこなした仲です。それは特別な感情なくして為し得ません。あなたは決 して、一人ではないのですよ。

ところで、リュセラさん。私の方からも一つ約束していただけませんか?
「いつか必ず、私たち Livelier の元に戻ってくる」と。
それが、駄目ならせめて、先ほどおっしゃった「きっと、すぐにまた会える」の「 きっと」を
(ニカッと笑って)
「絶対」に言い換えて下さい。

■ 南の倉庫
☆From:リュセラ To:レンシオ
そ、そんなの虫が良すぎる。ずるいわよ。
しょうがないな、もう。約束は…するけど。
そうね、私は神様じゃなくて今回の仕事の報酬にかけて誓うわよ。
それなら文句ないでしょ。 絶対戻って来て、きっちり分け前貰ってあげるんだから。

■ 南の倉庫
☆From:レンシオ To:リュセラ
あははは(^^)
なるほど。あなたらしいですね、抽象的な神より現実的な報酬にかけましたか。大 丈夫、あなたの取り分はきちんと確保しておきますよ。

(真顔に戻る)
・・・ところでリュセラさん。あなたのためにも私たちのためにも、少し突っ込ん だ話をさせて下さい。明日のいつ頃抜けるのです?抜ける際、みなさんにその旨言 っておくのですか?
次に、西の空き家に向かっている先客というのは・・・その手の人たちですか?手練れの人 たちと小競り合いになった場合、私たちには勝ち目はありませんからね。

あと、先ほども言ったとおりあなたは一人ではないのですよ。苦労を分かち合って こそパーティーは成立するのですから。あなたの友達が困ってらっしゃるそうです が、私たちにも何か手伝えることはないのですか?

■ 南の倉庫
☆From:リュセラ To:レンシオ
そんな詳しい事まで話してたら、 相談じゃなくて打ち合わせになるから駄目。

結構複雑なんだ、今の私の立場。
もし、会って3日の親切な冒険者と一緒に300ガメルの穴を塞ぎに行くと、 一生お菓子が食べられなくなっちゃうの。
(口調はふざけているが、目は真剣である)
私は自分の意思で抜ける。
みんなは私の情報に頼らずに、ファレンの言葉に従って 西の空き家に着き、そこで偶然枯れ井戸の穴を見つけてしまう。
…そういう筋書きじゃないと納得してくれない人達が居る訳。

何もそんな芝居しなくても、って思ってる?
でも、今晩私が何処に居るか知ってるような存在なのよ、相手は。
もしかしたら、倉庫の前に寝てる奴もそうだったりしてね。
だからこうして奥に来て小声で相談してるんだけど…。
ん。ちょっと喋り過ぎみたい、私。

■ 南の倉庫
☆From:レンシオ To:リュセラ
・・・・・分かりました。この話は、もうやめましょう。
・・・・・(そこから先の話題を見つけられなくて、沈黙)

■ 南の倉庫
☆From:リュセラ To:レンシオ
でも、ごめんね。こんな相談持ち掛けて。
貴方に聞いてもらうのが一番いいんじゃないかな。 …なんて勝手に決めたりして、いい迷惑よね。

それと、こんな話するの恥ずかしいんだけど…。
私、レンシオの事好きだよ。

あ、変な誤解はしないでよ。恋人同士とかの好き、じゃないから。
こんなお兄ちゃんが居たら良かったのに、なんて感じの好きかな。
(照れるリュセラ)

レンシオはどう? 私みたいな妹が居たら、とか考えた事ない?

■ 南の倉庫
☆From:レンシオ To:リュセラ
いえ・・・誰であろうと、頼られるのは嫌いではありませんから。むしろ、そんな 大事な話の相談相手に選んでもらえて嬉しいです。

それにしても、私が兄ですか。
・・・・・・・・(懐古中)
そうかぁ、小さい頃ガキ大将やっていた癖がまだ残っているのかなぁ。

あ・・・すいません。小さい頃の癖がちょっと顔を覗かせたようです。(^^;)
私が小さい頃はよく年下の面倒を見ていたせいか、みんなに兄さんと呼ばれてまし たね。逆に私も彼らを弟妹みたいに思ってました。あなたのすることにいちいち突 っ込んでしまうのも、無意識的にあなたを妹みたいに思っているのかもしれません 。

■ 南の倉庫
☆From:リュセラ To:レンシオ
そうそう、お兄ちゃんはいつも何かとうるさいんだから。…なんてね。

仕事の話じゃなくて、こういう話するのもいいな。
私の知らない、みんなの楽しい事や珍しい話。
ダーナとラフィアンは何となく想像付きそうだけど、 ジルやヘルムンスは今までに色んな事があったんだろうし。
聞いてみたいな、全部。

――夜がこのまま、みんなが話し終わるまで続けばいいのに。

■ 南の倉庫
☆From:レンシオ To:リュセラ
ははは(^^)
そうですね・・・こうやって静かなところでそれぞれの面白い体験を話し合うのも 面白そうですね。

リュセラさん・・・必ず戻ってきて下さいよ。誰一人欠けても、このパーティーはLi velerではなくなるのですから。

■ 南の倉庫
☆From:レンシオ To:リュセラ
そろそろ、交代の時間ですね・・・。ダーナさん達を起こしましょう。
リュセラさん・・・またいつかこのようなくだけた話が出来ればいいですね。


南の倉庫・2直目

 リュセラ、レンシオに代わり、ダーナとジルが見張りをする。
今のところ、倉庫には何の異変も感じられない。穴からも、まだ何も出てこない。
交代の時刻まで、まだかなりある。

■南の倉庫
☆From:ジル To:ダーナ
(手持ちぶたさに、道具箱の手入れをしている)
‥‥‥時にダーナ。お主は何のために戦っておる?
戦いの先に何を求めておるのかの。

■南の倉庫  
☆From:ダーナ To:ジル殿 
−ぼーっ、と暗闇の壁を見つめていたダーナ。

何の為か..ジル殿、私はまだ何の為に戦っているのかは
分かりません。
立派になって家に帰るのが目的ではありますが、この世界
そんなに甘くはないのも分かっているつもりです。
正義の為、金の為、いや..私もリュセラ嬢と同じように
自分を必要とする人や人達を探したかったのかもしれない..。

そう言えばマイリーの教義に「人生の全ては戦い。」と
言うのが有りましたね。
上手くは言えませんが強く生きる為に戦っているのかもしれません。

■南の倉庫
☆From:ジル To:ダーナ
そうか‥‥強く生きるための戦いか‥‥
確かに戦うものは強い。強くないと戦いには勝てぬ。
(手を止め、ダーナを真っ直ぐ見据える)
しかしな、ダーナ。マイリーが言われる「戦い」とは、決して武器を振り回し、 血を流す事だけを指しているわけでは無いぞ。
例えばじゃ。町で働く鍛冶屋は戦っていないのかの?
戦っていないから強くないのかの?
そうではない。鍛冶屋だとて戦っておる。それは商売敵との戦いであったり、客 との戦いであったり、時間との戦いであったり、己との戦いであったり。
形はさまざまじゃが、誰しもが戦っておる。
(視線をダーナから逸らし、再び道具箱の手入れを始める)

‥‥そのことを忘れてはいかんの‥‥

■ 南の倉庫 
☆From:ダーナ To:ジル殿 
はい、分かっているつもりです。
それがマイリーの教義で言う所の「人生の全ては戦い」
と言う事なんですね?
人生の全てが戦いと言うのならば其の全てに..。
負けたくはありませんね..。

■ 南の倉庫
☆From:ジル To:ダーナ
(再び視線を上げ、ダーナを見つめる。まるで、なにかを値踏みするか の様な険しい表情で。)
(しばらくして、急にいつもの表情にもどり)
そろそろ交代の時間かの。
2人を起こすとするか。

 ジルはダーナの中に何を見つけようとしたのか。


南の倉庫・3直目

 ダーナ、ジルが、ラフィアン、ヘルムンスを起こしたその時、 どこからか、音・・・がした。 ぎょっとして、耳を澄まし、音の出所を見つけようと、倉庫の中を見回す。

「キ―――ッツ」
もう一度、音・・・いや、声がした。それは、 例の石の下から覗いている穴から聞こえた、 ジャイアントラットの断末魔だった。

■ 南の倉庫
☆From:リュセラ To:(寝言)
ん、うーん。
りーざぁ、今たしゅけてあげ…あ、あぶにゃい、
ねずみ、ねずみが…ねずみ、んーっ…。

(予知夢か(^^;?)
・・・その刹那、地鳴りと共に、ぐらぐらと地面が縦に揺れ始めた。 地震だ!
 はっとして、身の安全を確保しようとした一行だが、地震はかなり大きく、 まともには歩けない。周りの石が沈み、自分の足場が崩れていてく。 1瞬後には、体が宙に浮かぶと言うか、取り残されたような感覚を味わった。

 墜落だ。もともと古代王国時代の下水道のあった所へ、知らずに建物を建て、 前の地震で地盤が緩み、石の重みも手伝って、今回の地震で一気に、陥没してしまったのだ。

(全員6メートル落下、落ちた高さの2倍の12ダメージ。
防御して、レンシオは5、リュセラは9、ヘルムンスは8、ラフィアンは12(1ゾロ(^^;)、 ダーナは8、ジルは5点のダメージを受けました。 ヘルムンスの生命点、残り1!!)

 墜落のさい、ランタンの火は消えてしまい、辺りは真っ暗だ。
(仮に灯かりが無事だったとしても、砂埃で何も見えなかっただろうが。)
 やがて、その砂煙が晴れてきた頃・・・、倉庫の奥で物音と共にのっそりと何かが 立ち上がった。闇を見通せるジルとヘルムンスには(意識があれば)見えただろう。
それは、2つの赤い目をパーティに向け、口にジャイアントラットの死骸をくわえた、 金色の毛並みのネズミだった!

 ジャイアントラットより2周りは大きい、金色のネズミはパーティが上から落ちてくると、 くわえていた、死骸を投げ捨て、威嚇をしてきた。バトルの開始だ!


南の倉庫地下空洞・第1ラウンド目

(上からの土砂のため、足場が悪いところがほとんどです。地図上の#の場所では、 移動に通常の倍の時間がかかり、攻撃と回避にー2のペナルティが付き、 複雑な動作を必要とする古代語魔法は使用できません。<鬼?)

■ 地下空洞
☆From:ジル To:メンバー
う〜ん、ひどい目に会ったわい‥‥‥
みんな大丈夫かの?
(と、暗闇の向こうを見まわす)
ぬ!?あれは‥‥‥!?

みんな気をつけるのじゃ!!ネズミが出たぞ!!
(落ちていたアクスを拾い上げる)
しかも今までのやつとは一味違うようじゃ。
まず明かりを!!あと、治療の必要な者は!?

 暗闇もドワーフなので関係なし。真っ先に黄金のネズミに気づくと、みんなに注意をうながす。

■ 地下空洞
☆From:リュセラ To:誰にともなく
うにゃ? ネズミ?
(意識が朦朧としてる)
とっても痛い夢だけど、何にも見えないや…。

(痛みで目が覚めて)
あれ、痛いって事は夢じゃないのか。それじゃ、ここ何処?

 寝ボケてる場合じゃないぞ(^^;

■ 地下空洞
☆From:リュセラ To:(独り言)
…そういえば、いつものネズミと何がどう違うんだろ。
ニワトリとチャボくらい違うのかな?

(リュセラ、レンシオ、ジルは怪物判定に失敗しました。他のメンバーはまだ聞いてもいないし、見てもいないので判定できません)

 まだ半ば寝ぼけている頭で、そんな事を考えながら、自分の武器を暗闇の中、手探りで捜す。
他のメンバーも皆手探り状態で、なんとか自分の武器を見つけたようだ。

 レンシオは弓矢を用意し、立ち上がり、
リュセラはクォータースタッフを手に持ち、寝ぼけ眼で周りの状況を把握しようとしている。
(が、真っ暗で何も見えない(^^;)
ふと、ヘルムンスの辺りの様子が気になりはじめた。(パーティ1、生命力のない奴(^^;)
 そのヘルムンスは、手に当たったメイジスタッフを手に持ち、それに全体重を預け、 ようやくふらふらと立ち上がる事が出来た。(墜落のダメージで、残り生命力1だから(^^;)

 金色のネズミも、先ほどの地震&陥没と、上から土砂と共に人間が落ちてきたことに、 驚いていて、まだ威嚇だけで襲い掛かっては来ない。

■ 南の倉庫・陥没部
☆From:ラフィアン To:独り言 (?)
ぐわーっ!!痛ってー!!!!

(したたか打った腰をさすりつつ、ホリーワードで自分を癒し始める)
あつつつ・・・な、なんなんだよこれは・・・。

 (キュア・ウーンズで6点回復)

 ダーナは、ブロードソードを手に引き寄せ、立ち上がる。
 ジルは、金色のネズミの姿をしっかりと確認しているが、武器を構えたまんま。
今は、怪我した仲間を癒すのが先だ。


南の倉庫地下空洞・第2ラウンド目

■ 南の倉庫・陥没部
☆From:レンシオ To:ジル
くっ・・・こんな地面では、魔法がつかえない!!

ジルさん、どこかしっかりした地面はありませんかっ?

 レンシオはジルからの返事を待つため、行動を最後に遅らせる。

 リュセラは、目の前にヘルムンスを見つけると、思わず脈を取る(^^;
脈をとった感じがヤバかったので(汗)、ジルにヘルムンスの回復を頼んだ。

 ヘルムンスは、ジルのキュア・ウーンズを待つために、行動を最後に遅らせる。

 黄色のネズミは、一行が動かないので、威嚇の姿勢を崩さず、そのまま。

■ 南の倉庫・陥没部
☆From:ラフィアン To:ダーナ&みんな
ちいっ!やっぱし、なんかいるんかよ!

おいっ!ちりじりにならねえほうがいい。
一旦ばらばらになったら、おれたちはともかく弱え奴等が狙い撃ちだぞ!

 (弱い奴ってヘルムンス(苦笑)?)
 ラフィアンは皆に警告を発し、自分はヘビーメイスを手にした。

■地下空洞 
☆From:ダーナ To:みんな 
みんな大丈夫か!
ラットは引き付けておくから体勢の建て直してから
援護を頼む!

 しかし、ダーナは自らを囮にしようと、砂に足を取られながらも、 金色のネズミの威嚇の声?が聞こえる方へと移動する。
(敏捷度が13なので、足場の悪い#地帯では、半分の6mしか進めず、 7−Hに移動)

 暗視能力のあるジル、まずレンシオに、 ”敵の声を左手に聞きながら、まっすぐ歩いて行けば、 7メートル先から土砂のない場所になる”ことを教える。

 次に、ヘルムンスの傷を癒す為、隣(11−F)に移動し、キュア・ウーンズを唱えた。
ヘルムンスはの生命点は8点回復し、全快した(^^)

 やっと、魔法が唱えられそうな場所が判ったレンシオは、暗闇の中移動 を開始する。
 砂山のようになっている場所から降り、少し歩くと、ひんやりとした地下空洞の壁に 突き当たってしまった(12−O)。

 全快したヘルムンスも、レンシオと同じく砂山を降り、 魔法を唱えられそうな場所(12−M)に移動した。
(インフラビジョンがあるから、そんなに移動は苦労じゃなさそうです)


南の倉庫地下空洞・第3ラウンド目

■ 南の倉庫・陥没部
☆From:レンシオ To:みなさん
みなさん、明かりは任せて下さい

万物の源たるマナよ、明かりとなりて暗闇を照らし給え

 地下空洞を、魔法の明かりが照らし出す。 闇に棲むものを追い出し、光に住まうものの領域を広げる、 皆が待っていた、白い、希望の光だ。
闇に棲むものである金色のネズミは、まぶしそうにして一瞬、 威嚇の声を止める。

 リュセラはジルがヘルムンスを癒すのをちらりと見つつ、
(自分も回復して欲しかったらしい(笑))
ヘルムンス達がいる方へ、砂山を歩き出す。2人の間に立つ(12−N)。
接近戦の出来ないレンシオとヘルムンスを守る・・・と言うよりは、 今の状態では前線に行くのは無理と判断した為だろう。

 ヘルムンスは、その場でたいまつを取り出した。

 金色のネズミは、光に一瞬怯んだものの、威嚇をまた始めた。
威嚇を続ければ、人間達は立ち去るとでも思っているのだろうか?
(立ち去りたくても、出口がないって(^^;)

■ 南の倉庫・陥没部
☆From:ラフィアン To:ダーナ
らしくねぇか・・・・・。
けどよぉ・・・何か、やな予感すんだよ・・・。
誰かと、もう二度と会えなくなっちまうような・・・。
やっぱ、調子悪いんかな?

(しばらく、考えこんだ後) へっへへ・・・、確かに弱気はおれにゃあ、似合わねえか!
いくぜええ!!!!!

 ラフィアンは、ダーナの言葉に自分らしさを取り戻し、 (明かりも灯ったことだし)金色のネズミに攻撃か?と思ったら、
雄たけびと共に、自分に2回目のキュア・ウーンズを唱えた!(をいをい)
(結果、4点回復)

 ダーナは明りの中で、自分が今いる位置を確認した。
声だけを頼りに、砂山を歩いてきたが、金色のネズミはすぐそこにいた。
(次のラウンドで戦える距離)

 ジルはダーナを援護するべく、前進する(8−G)。
明かるくなっても、足場の悪さは変らないので、なかなか移動が思うように行かない。


南の倉庫地下空洞・第4ラウンド目

 レンシオは3メートル前進して(9−O)、金色のネズミの右側(1−I)を中心に、 スリープクラウドをかける。

■ 南の倉庫・陥没部
☆From:レンシオ To:呪文詠唱
万物の源たるマナよ、安らぎをもたらす雲となりて、全てに等しき眠りをもたら し給え!

(2Dはなんと6ゾロ(TT)!)
 金色のネズミは後足で立ち、こちらを威嚇していたが、レンシオの作った眠りの雲に包まれると、 まるで後ろから鈍器で殴られでもしたように、唐突にその場に倒れて、 寝むりこんでしまった。

■ 地下空洞
☆From:ダーナ To:(独り言) 
ふぅ、スリープ一発で片が付いたか。
いい仕事してくれるな。

 リュセラはそれでもまだおそるおそる前進し(5−L)、 石の陰から寝ている金色ネズミを見ている(^^;

■ 地下空洞
☆From:リュセラ To:(考え事)
うわぁ、金色のネズミだ。
あれ? 「あれ」が居るって事は、ここはつまりあれと繋がってて…。
何か知らないけど、手間が省けた訳ね。

――でもまさか、彼女この下に埋まったりしてないよね(冷や汗)

 ヘルムンスは移動せず、ティンダーを唱え、たいまつに火をつけた。
ライトの白い光とは違う、赤い光がヘルムンスの周囲をさらに明るくしている。

 ラフィアンと、ダーナは金色のネズミが寝てしまったので、攻撃をキャンセルした。

■ 地下空洞
☆From:ダーナ To:(独り言)
うぅ..き、金色のネズミ?
何者だ貴様ァ!!

 ダーナ、寝ている金色のネズミをまじまじと見て、ようやくその色に気づく。

 ジルは一歩前に踏み出し(7−G)、ダーナにキュア・ウーンズをかけ、 傷を癒す(7点回復)。

■ 南の倉庫・陥没部
☆From:レンシオ To:みなさん
え?金色のネズミ?そうか、ゴールデンラットだ!
みなさん!それを生け捕りにすれば、学院から報酬がでますよ!

 レンシオは金色のネズミを言うダーナの言葉で、それが学院からの依頼書にあった ゴールデンラットだと推測した。

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連絡先

GM:澤口 佳子(かなめ)
E-mail:kaname@yk.netlaputa.ne.jp