冒険者シナリオ01 第3章その1 新米冒険者に暇は無し?(前編)


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新米冒険者に暇は無し?(前編)(1998.04.17 UPDATE)

 フェイの店:倉庫 

さて、アトール&シオンと分かれたリグ達4人ですがフェイの後を追い、倉庫の方へと足を踏み入れます。
フェイの店は交差点の角にあり道路に面している部分が店舗、その裏にある部分が倉庫となっているようです。
見たところ倉庫内は店舗の半分ほどのスペースがありますが、 しきりのない場所にずらりと品物が詰まれていてだいぶ狭く感じます。
倉庫の隅の方の日の当たらず風通しの良さそうな場所に酒樽と思しき樽がいくつか並べられており、 また酒樽のある床には小さな扉があります。

☆From:フェイ To:all
さて、荷物を積見込む前にこいつをしまわないとな。
ちょっと待っていてくれ。

フェイはそう言うと木製で鉄で補強された扉をよっこらしょと開けます。
そして慎重にワインをその穴の中に入れると扉を閉め、鍵をかけて、 さらに酒樽をその上に乗せます。

☆From:フェイ To:all
これでよし、と。じゃあ荷物の積み込みを始めようか。

フェイは振り返ると手を叩きつつそう冒険者たちを見回します

☆From:ノエル To:フェイ
(あらあら、よっぽど大事なものなのね〜と、思いつつ)
もしかしたら、この重しにした樽も持っていくものですか?他の荷物や馬車は、 どれかしら?

3万ガメルはかなり高額ですが、おそらくそれよりも良い商品を届けたい、 という商人としての思いがあるのかもしれません

☆From:フェイ To:ノエル
この樽はまあカモフラージュ用だよ(^^;
で、荷車はあそこにあるのがそうだ。
(そーいって倉庫の隅の方にある荷車を指さします)

フェイが指さした荷車は結構ぼろっちいものです(^^;

☆From:ノエル To:ひとりごと
途中で壊れたりしないでしょうね・・・

・・・・とノエルが思うのも無理ないくらいの荷馬車です(^^;;

☆From:フェイ To:ALL
持っていく荷物は・・・そうだな。 とりあえず持っていく物には儂はこれから印を付けよう。
それを荷馬車の脇にいったん運んでくれ。
(フェイはそう言って何処からか白墨を持ち出して次々と木箱や樽に印を付けていきます)

☆From:スレイ To:フェイ
これですね・・・・・うんしょ、うんしょ(^^;;

☆From:リグ To:スレイ & フェイ
この袋なら三つぐらいは平気かな?
ヒョイ
てってってってっ あれ、スレイ兄ちゃん顔が赤くなってるよ。大丈夫?

フェイさん!この袋は奥に乗せちゃうの?

☆From:スレイ To:リグ
だ、大丈夫ですよ・・・リグ。(でも汗がでてます)
・・・・・ヒョイ>って(^^;;

☆From:フェイ To:スレイ&リグ
お〜い、無理しないでくれよ(^^;
明日筋肉痛になったりしたら目も当てられんからな
リグお嬢ちゃんも無理・・・・・・(目が点・笑)
 あ、ああ馬車の脇にいったん置いておいてくれ。
見ての通りぼろだから積み場所も考えんといかんのでな(^^;

フェイの目が点状態は容易に想像できると思います(^^;

☆From:ノエル To:スレイ&リグ
あ、その荷物乗せるの少し待って。 先に、馬車の調子の悪いところがないか見ておき ましょう。
(そういって、ネジやくぎのゆるんだところがないか、 ぼろくなってちょっとした衝撃でおれたり穴が開いたりしそうな部分がないかチェックします。 あと、たずなが切れかけてないかとか。)

☆From:リグ To:ノエル
そうだね。
じゃあ、わたしは反対側の方を見るね。

☆From:スレイ To:ノエル
わかりましたー(にこにこ)

この荷馬車、外見はぼろく実際にぼろいのですが手入れは良くされているようです。
かといって道の途上で分解するかどうかはという懸念は残りますが(^^;
と、ノエルとリグの2人が点検しているところへ印を付け終えたフェイが 自らも袋を一個担いで荷車のところに戻ってきます。

☆From:フェイ To:リグ&ノエル
あまりのぼろさに心配かい?(^^;
大丈夫、一応手入れはしてあるよ。
さて誰かあの酒樽を持ってくるのを手伝ってくれんかね?

彼はそう言って印の付いた二つの酒樽、おそらくエールでしょう、を示します

☆From:ノエル To:フェイ
これだけしっかり手入れされていれば大丈夫そうですね(にっこり)
その樽・・・私は遠慮しておいた方がよさそうだわ。
ぎっくり腰にはなりたくないし(^_^;;
あっちの箱運んでますね。

ぎっくり腰は若くてもなりますからね(^^;

☆From:リムリィ To:フェイ
じゃあ、片方、僕が運びますね。よいしょっ………
………う゛、重い………(^^;
(とりあえず、運ぶ)
えっと………このへんに置いておきますよぉ〜?

☆From:リグ To:フェイ
この酒樽だねー!
よいしょっと
てとてとてと。

☆From:フェイ To:リムリィ&リグ
それは重いさ。樽の中にはたっぷりエールが詰まってるからな(笑)
しかしお嬢ちゃんだとそれも軽々なんだな(^^;;
大したもんだ。
(フェイは感嘆の息をもらします)

こうしてリグ達4人とフェイの手で運ばれた荷物が荷馬車の前に積まれていきます。

☆From:フェイ To:ALL
さて、これで大体荷はそろったな。
よし、じゃあ積み込むか。まずその樽を取ってくれ

フェイはそう言って自らは荷馬車に乗り込みます。

☆From:ノエル To:リムリィ&フェイ
さすがに持ち上げるのは一人じゃ無理でしょう。
私も手伝うわ。
う〜ん・・・う〜ん・・・よいしょ・・・っと。 このエールも、普通じゃ手に入らないものなんでしょう、フェイさん。
わざわざブラードまで運ぶぐらいだから。
どんな味がするのかしらね〜。
(軽くコンコンとたたいてみる)

樽の中身は詰まっているようで叩くと鈍い音が帰ってきます。

☆From:フェイ To:ALL
お。ありがとう。
これは・・・こっちだな。う〜ん・・・・・
(あげられた樽をずりずりと移動させる)

お?この樽の中身かい?
ノエルさんも目が良いというか勘がいいというか(^^)
ドワーフ達がもっとも好むというギ・ネスという村産のエールだよ。
良い香りのするうまいビールだ(^^)

☆From:ノエル To:フェイ&ALL
(手は休めずに)
リムリィ、へんなとこ痛くしなかった?次はあっちの袋ね。
ドワーフ達御用達のエール・・・・?
私だったらグラス一杯でへろへろになるわね、きっと(笑)
(リグの方を見て、やっぱり目が点・笑)
リグ・・・・は、大丈夫そう・・・ね・・・
あ、スレイ、そっちの箱もとってくれる?
で、まさかフェイさんがわざわざギ・ネス村まで出向いて仕入れてきたわけじゃ ないでしょう?
さっきの貴腐ワインもそうだけど、どこかお酒関係の得意な卸業者さんから、格 安で仕入れているんですよね?
さて、私は・・・と、この辺のものどんどん上に上げますから、どんどんつんで って下さい。
(持ち上げながら、崩れだしたりしないか横目でチェックしてます)

おねーさまの本領発揮というところでしょうか?(^^;

☆From:フェイ To:ノエル
(同じく手を止めずに)
 いや、ワインやビールに限らず全ての品物は一応自分で買って来るんだよ。
といってもまあ自分がその場まで出向くと言うことは滅多にないがね(^^;
儂のような店を持っているものが何軒か集まってそれぞれ持ち回りで 皆の分も仕入れをしてくるから安く提供できるというわけだ。
それと貴腐ワインの仕入れはまた別個に個人でやったんだがなかなか無くてなぁ。 大変だったよ(^^;

馬車の横に雑然と置かれていた荷も、荷馬車の上にほぼ整然と積み上げられました。
こうしてみるとそれほどの荷ではないように見えますが、 実際はかなりの量があるでしょう(^^;

☆From:リグ To:独り言
よいしょっと。
だいぶ運んだな。
結構お酒が多かったみたいだけど、後のものはどんなものを運んだのかな?
(馬車の横に積み上げられた積み荷をじぃ〜っと見て確かめる)

積まれているのはエールの小樽の二つと、木箱が3つ、それと麻袋が4,5袋程度ですね。
木箱と袋の中身は保存用の食料のようです。
きっちり積まれているので、これでひもを掛ければまず荷崩れは起こさないでしょう。

☆From:フェイ To:ALL
よいしょっと・・・・あらかた積み終わったかな?
手伝ってくれてありがとう、一人でやっていたら夜までかかっていたところだよ(^^)
さて手伝ってくれたお礼をしよう。
お茶がいいかね?それともお酒かな

☆From:スレイ To:フェイ
やっとで終わりですねー、いやぁ疲れました(ほっ)
お茶ですか、いいですねぇ(^^)
もちろんお酒でもいいですけどね。

☆From:リグ To:フェイ
ヤッター。
わたしはお茶にしようかな、でもフェイさんのとこに置いてあるお酒も美味しそうだから捨て難いな。
う〜ん

☆From:ノエル To:フェイ
私もお茶をいただきます。

☆From:フェイ To:リグ&ノエル
お茶の方はあんまり期待してもらっても困るがね(^^;;

☆From:フェイ To:ALL
どちらでも好きな方を飲んでくれ(^^)
これだけ手伝ってもらったんだ、別に両方でもかまわんがね(^^)
さてここにいても残念ながらお茶は出てこないので、とりあえず店の2階の方へ移動しようか。

フェイはそう言って先ほど入ってきた扉の方へと歩き出します
リグたちも彼の後を付いて倉庫を後にしました。


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シナリオ担当GM:gimlet@mars.dti.ne.jp