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冒険者の宿”銀の網亭” |
さて、幸運の運び手の面々は仕事の依頼が張り出されている掲示板の前へとぞろそろと移動していきます。
☆From:リグ To:アトール |
(依頼の紙がはってある掲示板まで来たところで、リグが難しい顔をしている。)
なんだかゴチャゴチャ貼ってあって、よく見えないよ〜。 アトールおじさん、どこに依頼が貼ってあったの? わたしの背じゃ、上の方の紙の内容はよく読めないからそこにあるなら読んで。 |
依頼は東方語で書かれ、共通語でも概要が書かれてるので読むことは出来るはずです(^^;
でもさすがに身長のことまでは考慮してないかもしれません(^^;
☆From:ノエル To:リグ |
さぁ、張り紙張り紙・・・って、あれ?もう一枚しかない。 護衛の依頼かぁ・・・ リグ?見ずらそうだから読んであげるね。 アトールは・・・それほど気分悪いわけでもなさそうだったのに・・・まだ来てないわ。 まさか、まだお酒の追加してはいないと思うけど。 (と、冒頭の依頼内容を読み上げる) 「三食寝床付き」なら、その間に借金が増える心配はいらないわね。 依頼料と別立てなら、だけど。 どうおもう? |
掲示板には所狭しと多くの依頼が貼ってありますが、みたところ初心者向きの依頼はその一枚だけです
後は・・・・・・竜退治とか墜ちた都市の遺跡探索とかですが、こちらの方は命がいくつあっても足りませんね(^^;;
その証拠にだいぶ煤けてます
いつの間にやら姿を消していたアトールが裏手の方からひょっこりと姿を現します。
☆From:アトール To:all |
おっと、わりい、わりい。エールは下の方が近くなってしょうがねぇ(笑) で、依頼はどうだい、俺らに出来そうな楽なのはあったかい? ありゃ?さっきは3枚貼ってあったのになぁ。もう、これだけかよ ふーむ、護衛ねぇ。何もなけりゃ楽そうだけどなぁ・・・ わざわざ護衛を頼むからには、な〜んかありそうな気もするな。 ま、借金抱えてる身としては、仕事を選んでる場合じゃないけどな(笑) どうする?リグ。明日すぐにまた新たな依頼が張り出されるとは限らないし、 とりあえず、これにして依頼人の話だけでも聞きにいくかい? 俺らに無理そうだと思ったら、そこで謝って降ろしてもらうってことで(^^;) しかし、さっきは確かに「ネズミ退治」とか書かれた楽そうな依頼もあったのになぁ。 (P注:おまえがのんびり酒なんて飲んでるからだぞ(笑)) |
やっぱり上で飲んでいる間に持ってかれたのでしょうね。
でも残り物にはきっと福が・・・・あるといいですね。
これ以上借金を増やさないためにも(^^;
☆From:シオン To:ALL |
ふうー。(風にあたって酔いをさましている) ん〜、さっきよりはましになってきた。ノエル姉ちゃんのお薬が効いたのかな? ありがとねノエル姉ちゃん。 え〜っとお仕事選びはみんなにまかせるよ(^^;) もうちょっとすずんでたいから。 個人的にはさっきまでいたドワーフのおじちゃんのお宝探しみたいのがいいんだけど…… 、もう行っちゃったみたいだね。 |
ええ、遺跡探索の仕事があると騒いでいたドワーフのおぢさんの姿はもう無いですね。
ちなみに酒場が静かなのはドワーフのおぢさんにグラスランナーx2がついていったから、かもしれません(^^;
詳しくはシナリオ02のページを参照してください(^^;
そして先ほども出てましたがお酒を抜くにはキュアポイズンが効果的です(^^;
しかしレベルの低い(初心者の)司祭では唱えることが出来ません。
翌日に残さないようにちゃんと醒ましておいた方がいいですよ
☆From:リグ To:ALL |
あれ!? リムリィとスレイ兄ちゃんは? さっき、みんなで見に行くって話していたのに、どこいっちゃたのかなぁ? アトールおじさん、ノエル姉ちゃん、シオン兄ちゃん知ってる? え!見てないって。 ちょっと心配だなぁ。 わたしもう一度、二階見に行ってくるね。 あっ、二人が来たら待っていてね。すぐに戻るから。 てててててて ててて ててて |
☆From:リムリィ To:ALL |
あ、はーい。なんですか〜? (酔いを醒ましにちょっと外に出てた) ………れ?誰か呼びませんでしたか? え?リグさんが?(^^;;; 仕事の方は、その護衛のに決まったんですよね?じゃあ、おやじさんに………って、リグさんがリーダーじゃないですか(^^;; リグさ〜ん ぱたぱたぱたぱたぱたぱた ぱたぱた (と追いかける) |
2人とも行ってしまいました(^^;
リーダーがいれば仕事は請け負えるし、またリーダーでなくても請け負えると思うんですが(^^;
☆From:アトール To:独り言(^^;) |
(ぱたぱたと去っていくリグの後ろ姿を見送りながら) はぁ〜〜。リーダーなんだから、もっとどっしり構えてりゃいいのに。 ・・・って、いっても、まだまだ子供だもんな。 仲間みんなで支えてやらにゃ、これからも大変だぞ(^^;) ま、そのぶん何が起こるか楽しみだけどな。 |
特に年長者の方が支えてあげないといけませんね(^^;
☆From:スレイ To:リグ、リムリィ以外のみんな(^^;) |
(みんなのすぐ近くからトコトコ歩いてくるスレイ(^^;;)) あれれ・・・、リグとリムリィはどうしたんですか? えっ(^^;;、私を捜しに行ったって・・・?しまったなぁ・・・・(耳シュン) ごめんよぅ、リグ、リムリィ・・・・ここで待ってたら来ますよね? 私はあの人(近くのテーブルで酔いつぶれているオヤジを指差しながら(笑))の観察をしてたんですけどぉ・・・・。 サラマンダーとサンドマンが踊ってて楽しかったんですよ。 よだれを垂らしてるし、顔も真っ赤だし・・・・なんだかカワイイですよね?(なんか違うぞ^^;;) (自分の耳も真っ赤なのに気づいていない、スレイである・・・) |
ちなみにスレイ君が観察していたおやぢというのは・・・・・
☆From:おやぢ To:寝言(?) |
ZZZZZZZZZZZZZZZ 助けてくれ・・・・zzzzz・・・竜のブレスが・・・・・ZZZZZ ああそんな・・・・・・・ |
・・・・・・です(^^;
☆From:ノエル To:残っているメンバー |
(掲示板から依頼の紙をとって窓辺に来る) 私たちに受けられそうな依頼これだけだったし、とりあえずはずしておいたわよ。 みんなが気に入らないみたいだったら付け直せばいいことだから。 のんびりしているうちに他のパーティーに持っていかれて、次の仕事がなかなか来ないのも困るしね。 それにしても・・・リグもリムリィもぱたぱたといそがしそうね。 まぁ、二人が戻ってくるまで、私も風にあたらせてもらうわ。 |
残っていたアトール、スレイ、シオンの3人もノエルの後を追って窓辺へと場所を移動する。
開けられた窓から涼しげな風が入り込んできていて、酒気を追い払ってくれるようで心地よい
とりあえずキープ、しておくというのはいいですね(^^)
依頼を受けるのは早い者がちですから(^^;
でも受けなかったら依頼の紙はちゃんと張り直しておいてくださいね
☆From:スレイ To:依頼の紙を見ながら・・・ |
へぇ、護衛ですか・・・・。 護衛がいないと旅はできないのかな・・・?あ、そうか!山賊とかが出るんですね。 どんな人達が山賊なんてやってるんでしょうねぇ・・・・。一回、見てみたいですよね(にこにこ) (そう言って回りを見渡すスレイ。だけどみんなは困った顔(^^;;)) ところで、ブラードってどこの辺りにあるのでしょうかね?私は行ったことがないので楽しみです。 ・・・って、まだこの依頼をうけるとは決まっていませんでしたね(耳をポリポリ) 私はこれでいいと思いますけど・・・、旅をすれば色々な人にも会えますし、幸運も運べると思いますよ。・・・山賊も見た いし・・・ (まだ見ぬ山賊に心躍らす、スレイであった・・・) |
スレイさんのブラードに対する知識ロールは6
どうやら名前しか聞いたことは無いようです(^^;
一方プリシス出身のリムリィさんは13、隣国出身でしかも旅を重ねてたこともあり、場所や街の規模まで知っていたようです。
一方オラン出身の二人、ノエルさんは7,シオンさんは10どちらも大体の場所とシオンさんは街の規模辺りまで知っていました
☆From:アトール To:スレイ & ノエル |
こらこら、勝手に山賊何か出すなっつーの(笑) はっきり言って、俺らみたいな駆け出し冒険者じゃ、 山賊なんか出たらひとたまりもないぞ、きっと(^^;) そんな噂があるんだったら、降りた方が良いかもな。俺は、まだ死にたくない(笑) ま、でも俺らには幸運の神様もついてるんだから、何とかなりそうな気もするけど(笑) ただ、俺もオランは出たこと無いから、スレイと同じくブラードに行けるってのは楽しみだけどな。 さてと、リグ達が戻ってきたら、親父のところに行こうか。 シオンは任せるって言ってたし。 ノエルとスレイはその依頼でOKなんだろ? |
噂云々はともかく冒険者がそんな弱気な事でどうするのです。
もっと自分に自信を持ってもらわないと(笑)>ア・トールさん
それに・・・・あなたには返さねばならない借金があるんですよぉ
リムリィちゃんが年利40%とか日割りとかいう言葉を覚えないうちに返さないと(^^;;
☆From:シオン To:ひとりごと☆ |
リムリィって「といち」(十日で利子一割)って知ってるかなぁ?(^^) あと年利とか日割りとか……くすっ☆ |
これこれ(^^;;
☆From:ノエル To:アトール&スレイ |
私はこれでかまわないけど。 でも、山賊とかが出てきそうな予感がするから、こうやって護衛の依頼をしているんじゃないの? 雑貨屋さんって言ってるけど・・・具体的にどんなものを扱っているのかしら。? 私も、オランからは出たことない口だし。楽しい旅になるといいわね。 (まだ決まったわけじゃないというのに) |
いつの世も悪い奴というのはいるものですから、たとえ街道沿いでも
危険ではないとは言い切れないですね(^^;
もっとも妖魔の類は見かけることは無いでしょうけど
☆From:スレイ To:アトール&ノエル |
私もこれでいいです。(^^) ここにいないみんなには後で説明すればいいし、先に依頼をうけちゃいましょうよ? ほら、前に教えてもらった「事後承諾」と、「数の暴力」ってやつです(笑) (山賊、山賊♪) |
山賊は進んで会いにいくほどの者ではないと思いますが(^^;
それに山賊、盗賊団、追い剥ぎ、悪の秘密結社等々は会いたくなくてもそのうちお目にかかることはあると思いますよ(^^;;
☆From:シオン To:スレイ |
おっ、さっそく使ってるね(^^)。 と〜ってもいい心がけだよ。 やっぱり、語学(?)は実践あるのみだからね。 これからもいろんなことを教えてあげるね☆ |
☆From:スレイ To:シオン |
ありがとう、シオン。 これからもたくさん教えて下さいね(にこにこ) |
☆From:ノエル To:シオン |
ねぇ、シオン、「事後承諾」と、「数の暴力」はともかく、リムリィに「といち」だけは教えないでね。 あと、「年利」とか「日利」とか・・・その前に、「利子」ってのも(笑)。借金できなくなる ブラードまでの15日間で、これ以上困った言葉のお勉強しないでよ? |
そうそうだめですよー。某リプレイのようにエルフにいらん言葉を教えては(^^;
お金のない人が借金しづらくなるじゃないですか(笑)
それにしてもそれからエルフに対するイメージが変化してしまったのは気のせいではないはず(^^;
☆From:シオン To:ノエル |
あっ、聞かれてたんだ(^^;; ごめんねノエルお姉ちゃん(ぺこっ) でもさ、いくらなんでも「利子」くらいは、リムリィだって知ってると思うよ(^^;) 「といち」はわかんないけど……(^^;) 仲間から利子を取るような子じゃないから、そのへんは大丈夫だと思うんだけど。 もし、どうしても足りなかったらボクが貸してあげるよ。 あっ、もちろん利子は取らないから安心してね☆ |
冒険者は仲間内以外からの借金はよほどのことが無い限り無理でしょうからもしかしたら利子とかそーいう言葉は一般的じゃ無いかもしれませんね(^^;
だってそのまま逃げられたり、冒険で帰らぬ人となってしまったら損ですし(^^;;
と、大人の話をしている4人の元へ・・・・
☆From:リグ To:ALL |
・・・・・・・てててて
ててててててててててててててててキキィィィッ はあはあはあはあ、はあぁぁぁぁ〜っ。 ・・・・と、ただいま。(ニコッ) 上には二人ともいなかったよ・・・・・・あれっ、スレイ兄ちゃん降りてきてたんだ ね。 わたし、てっきり上で何か珍しいもの発見して観察始めちゃってるかと思ってた。 ・・・・半分当たりなの? (キョロッ) あれ、リムリィは? (キョロキョロッ) まだ戻ってきてないの? 上にはいなかったんだけど・・・。 えっ、わたしの後追っかけていったの? わたし、部屋までは全力で走っていったから気がつかなかった。 そういえば、後ろで誰かが呼んでいたような気が・・・・。 ま、いいか。テヘッ(ごまかし笑い) あれ、ノエル姉ちゃん、手に持っているのって依頼の紙? 見せて見せて。 |
依頼の紙はほんとに必要な事しか書いてないのでそれほど大きくありません(^^;
詳しいことは宿の主人、さらに詳しいことは依頼人に聞いた方がいいでしょう(^^;;
☆From:リムリィ To:ALL |
リグさ〜ん とてとてとてとてとてとて……… (戻ってきた) はぁはぁ………ふぅ。 ……… えっと………依頼の方はどうなったの?(^^; |
しかしお二人とも元気ですね(^^;
☆From:ノエル To:リグ |
はい、リグ。これが依頼の紙。 この依頼を受けることでかまわないんでしょう? ここで話していたメンバーはみんなOK。あとは、あなたとリムリィがよければ、詳しい話を聞きに行きましょう。 (そう言って、依頼の紙をリグに渡す) |
☆From:リムリィ To:ALL |
護衛の仕事かぁ………。ちょうどいいんじゃないですか?(^^;;; (心の声:襲われなければ楽そうだし) リグさんはどうします? |
襲われなければね(^^;
☆From:リグ To:ALL |
わたし? わたしは、もちろんオッケーだよ! だって、商人たちを守ることは、行き先の街の人たちの生活を守ることになるもんね。 それに、チャ・ザの神官としてはほっとけないしね。 |
幸運の神チャ=ザは商売の神様でもありますからね。
チャ=ザの神官としてほっとけないのも頷けます。
☆From:アトール To:ALL |
とりあえず、親父に詳しい話を聞きに行こうぜ。 ま、みんなでゾロゾロ行くこともないけど、せっかくパーティー組んだんだから リーダー中心に行動しようや、リグ。 |
そうですね。せっかくリーダー決めましたしそれがいいのではないでしょうか?
それではリーダー、がんばってください。(^^)
☆From:リグ To:ALL |
そうだね。 じゃあ、この紙を持って親父さんのところに行こうか? |
☆From:ノエル To:リグ&ALL |
あのね、「行こうか?」じゃなくて、「行きましょう」でしょ? あなたがリーダーなんだから、いちいち聞いて回ってないでぐいぐい引っ張って行ってよ。 (ウインク(^_-)☆) 私はいつでも行けるわよ。 |
☆From:リムリィ To:リグさん |
(くすくす) ほらほら、リーダー。号令号令(^^) (と言いつつリグの背中を押す) |
☆From:リグ To:ALL |
うん。 (みんなの顔をぐるっと見渡す。) じゃあ、みんな親父さんに話を聞きに行こう!じゃなかったいきましょう! (力強く号令をかけるリグだった。) |
こうしてリーダーとしての自覚が出てくるわけですね(笑)
☆From:スレイ To:ALL |
いきましょう♪(にこにこ) |
☆From:シオン To:ALL |
おっけい♪ |
ちなみに宿の親父さんは掲示板の前をうろついている君たちを先ほどから何気なく見ていたりするよ(^^;
やっぱり気になっているみたいだね(^^;
☆From:ノエル To:リグ |
(そっと耳打ち) あそこで親父さんがこっち見てそわそわしてるわよ。 さぁ、早く行きましょう。 (半分手を引っ張るようにしている(笑)) |
☆From:リグ To:ノエル |
クスッ そうだね、早く行こう。 (耳打ちをしかえすと、手をつないだまま宿の親父さんのところまで小走りで向かう) |
幸運の運び手の面々はリグにつれられるようにカウンターの親父のところへと場所を移動します。
☆From:リグ To:宿の親父 |
親父さん! これのことなんだけど (手にもった依頼の紙を見せる) |
☆From:宿の親父 To:幸運の運び手の面々 |
新しいパーティがまた一つできたんだね。がんばってくれよ。 (で、リグさんの差し出した依頼の紙に目を通す) ああ、その依頼のことかい? 護衛とかそういう地味な仕事はなかなか引き受けてくれる人が居なくてね。 とりあえず受ける気が少しでもあるなら依頼人のところに行って話だけでも聞いてきてくれないか? ほら、これが依頼人の住所だ。 (といって簡単な地図を書いてリグさんに渡す) |
☆From:ノエル To:all |
(リグの後ろからのぞき込むように地図を見る) そのへんなら・・・だいたいわかるかなぁ・・・? (目線はさらに親父の方に延び、これから張り付けられそうな、 もっと儲かりそうな依頼の紙を探している) |
地図に描かれた場所はオランの商業地域の一画のようです。
もっとも個人経営らしく大通りに面した大きな店舗、というわけでは無いみたいです(^^;
☆From:宿の親父 To:ノエル |
(ノエルさんの視線に気づいて苦笑) 無理に受けなくても良いよ。新しい依頼が来るまでしばらく待ってもいいだろうし。 |
☆From:ノエル To:宿の親父 |
あら、常に最新の情報を入手するのを心がけるのは冒険者としての最低限の心がけだと思っていましたけど? (あわててごまかす) |
☆From:宿の親父 To:ノエル |
うむ、良い心がけだな(笑) |
親父の方もそれ以上は突っ込まないようですね(^^;
とそこへノエルの脇の方からシオンがひょっこりと顔を出して話に割り込んできます。
☆From:シオン To:宿の親父 |
ねぇねぇもう護衛の仕事しか無いの? え〜っと、お宝探しとか無いの? |
☆From:宿の親父 To:シオン |
ん?そーいう美味しい情報はそうそうあるもんじゃないぞ(^^;; だが、おまえ達運がいいぞ! 墜ちた都市”レックス”のど真ん中にある遺跡の調査依頼がとある筋から来ていてだな・・・・。 (手元にある依頼の紙をめくっていく) |
墜ちた都市”レックス”はオランの北の町パダの近くにあり、
古代王国の遺跡としてはもっとも有名な物の一つでしょう。
これほど有名にもかかわらずまだまだ手つかずの遺跡が眠っているはずなんですが、
その理由はこの遺跡は生半可な冒険者じゃ”手がつけられない”からなんです(^^;
☆From:シオン To:宿の親父 |
わーいそれじゃあ、そこ行く〜☆ |
ってレックスのど真ん中に行く依頼をそんなに簡単に受けていいのかな(^^;;
☆From:宿の親父 To:シオン |
おいおい(^^;; あそこは魔獣や幻獣がウヨウヨしてるんだぞ。 おまえらみたいなヒヨッコどもじゃあ、3分もありゃあ胃袋の中だな(^^) |
軽い調子ですが決して嘘言って脅してるわけじゃないですよ(^^;
事実なんです(^^;;
☆From:スレイ To:独り言 |
3分で胃袋の中・・・・、嫌だなぁ(^^;; それに、私なんて食べても美味しくないのに・・・ |
エルフはさすがに骨っぽそうですが(^^;
でもおなかを空かせた魔獣においしいかどうかはあんまり問題じゃないかもしれませんが(^^;;
☆From:シオン To:宿の親父 |
う〜(T・T) |
☆From:宿の親父 To:シオン |
そんな顔をするなって(^^; 初めのうちは地道なのが一番だぞ |
☆From:アトール To:宿の親父 |
冒険者になって、初っぱなから喰われちまうのはかなわないなぁ(^^;) ところで、親父、まさかと思うが最近のブラードまでの街道って、危険なのか? 例えば、山賊が出るとか、獣が人を襲ってるとか? それとも、わざわざ護衛をつけにゃならんほど、やばいブツを運ぶとか? 親父、なんか知ってて、俺らに隠してることあるんじゃないか? あるんだったら、最初から教えておいてくれよ。 なんせ自慢じゃないが、俺ら冒険者としては、バリバリの初心者だからな(笑) |
☆From:宿の親父 To:ア・トール |
誰もが初めは初心者なのだからそれを自慢されても困るんだが(^^; でも自分でそういう風に自覚を持っているのは良いことだな(^^;; そうそう初心者といえば最近駆け出しの冒険者が依頼を受けたまま帰ってこないと言う話をよく聞くんだが。 荷の重い仕事を受けてしまって逃げてしまったのか、危険と隣り合わせの 冒険者稼業に向いてなかったのかしらんが斡旋者としては迷惑な話だ(--; 君らはそんな事はしないでくれよ。
で、ブラードまでの道中の話だったな?ここのところそういう話は聞いてない。 |
☆From:スレイ To:宿の親父 |
もちろん、依頼をほっぽりだすなんてことはしませんよ。 なにせ、幸運を運ぼうと思っているんですから(にこにこ) そうそう、運ぶってことですけど、高価なお酒ですか。ということは、 ドワーフが襲ってくるんですね♪ なるほど、だから私たちが護衛を・・・・。(うんうん)←1人で納得しています(^^;; あ、それよりもフェイさんって、どうゆう人ですか? 親父さんが知っている限りでいいですから、教えてくださいよ(^^)誰にも言いませんからね♪ 噂とか、いろいろ知っておいたほうが、得じゃないですか。 (そう言って、エルフ耳を親父さんのもとに近づける) |
☆From:シオン To:ひとりごと☆ |
エルフとドワーフは仲が悪いってホントの話だったんだ(^^; |
同じ妖精なのですがドワーフとエルフの仲はあまりよくないようですね(^^;
もっとも姿を見たら問答無用、というほどではありませんので、
同じパーティー内に両者がそろうというのもそれほど珍しくないようです
☆From:リグ To:アトール and スレイ |
(アトールにそっと耳打ち) アトールおじさん、高価なお酒だって。 クスッ 報酬は、そのお酒にしてくれなんて言わないでよね。 あっ!スレイ兄ちゃん一人だけ聞くなんてずるいよ。 (近くの椅子に膝立ちになりグイッと後ろからエルフ耳を軽く引っ張る。) 親父さん、みんなに教えてあげてよ。 背格好はどうだとか、商人たちの間ではどう思われているとか、 ちょっと違うけど店の評判とかは? |
☆From:宿の親父 To:スレイ |
おいおい、ドワーフ族の輩が聞いたら機嫌を損ねそうなことをいいなさんなって(^^; まあ彼らの酒好きは有名だが、人を襲ってまで・・・とは思わんだろう(^^; |
ドワーフ族はその体型と酒好きのせいでよく歩く酒樽と陰口言われてますけどね(^^;
☆From:スレイ To:リグ、親父 and all |
(リグに耳を引っ張られる(笑)) あわわっ・・・(^^;;;びっくりするじゃないですか、リグ。私の耳は繊細(?)なんですよぅ? でも、そうですね。こういう話はみんなで聞くものですよね。 あ、そうそう。誤解の無いように言っておきますけど、私はドワーフを嫌ってはいませんからね、親父さん。 ただ、お酒って聞いてドワーフを連想してしまったんですよ(^^; それに、まだ大地の妖精族とは話をしたことがないんですよね。話してみたいなぁ・・・・。 あ、今はそれよりも仕事の話でしたね。 |
☆From:宿の親父 To:スレイ&リグ |
この宿にもドワーフは何人かいるから、後で話してみると良い。
一杯エールでも奢ればもう10年来の友のように接してくれるだろう(^^) それとお嬢ちゃんの言うとおりだ。仕事の話はパーティー全員で聞かないとな。 |
☆From:宿の親父 To:ALL |
さて本題のフェイなんだがこのオランで雑貨屋をやっていて、
ここには以前何度か護衛を頼みに来たことがあるはずだ。 歳は40歳くらいで背格好は中背でやや痩せ気味・・・だったかな? 商人仲間の評判は良く知らないが噂じゃ人当たりが良いとか人付き合いがうまい、 という訳でもないらしい。 まあ一人で店を切り盛りしているらしいからそんなものなのかもしれないがね。 |
☆From:ノエル To:宿の親父 |
変なこと聞くかもしれないけど・・・ そんな高価なお酒なら、雑貨屋さんよりもどこかの大きな料亭とか酒場の方が似合いそうじゃないかしら? もちろん、魔法的な効果があるお酒なら雑貨屋さんが運んでもおかしくないけど、 ほんとにただのお酒なんでしょうね? ついでだから聞くけど、そのフェイさんから受けた護衛って、以前はどんなものを運んでいたんですか? |
魔法的な効果のあるお酒だと逆に一般の雑貨屋ごときでは扱えないでしょうね(^^;
現在は物に魔力を封じ込める、という技術が失われているので、
魔法のアイテムは何であれ高値で取引されているはずですし
☆From:アトール To:宿の親父 |
確かに気になるなぁ。 何で、雑貨屋が「酒」を運ぶんだ?しかも高価な酒? ノエルの言うように、なんか妙な物運ぶんじゃないだろうな? |
☆From:スレイ To:独り言 |
妙な物・・・・? (・・・・・・・・・・ぞくぞくぞく♪)←なにやら妖しい想像をしたらしい(笑) |
・・・・何を想像したんでしょう(^^;;
☆From:リグ To:スレイの耳 |
・・・・・?
(スレイ兄ちゃんの耳、ピクピクしてる。) |
先ほどのしゅんとした時といいエルフは耳で感情を表すのでしょうかね(^^;
☆From:宿の親父 To:ノエル&アトール |
おそらく雑貨屋だからだよ(^^;
フェイの店は日常品から古代王国の遺品みたいなのまで幅広く取り扱っていて、
エールとかワインとかの酒類の卸もやっていたはずだ。 で、今回の依頼は高価な酒、そうそう年代物のワインと言っていたかな、 それをブラードまで運びたい、ということで預かっている。 きっとお得意さまか何かから頼まれていたんじゃないかと思うが・・・。 その辺の詳しい事は俺よりも本人から直接聞いたほうがいいだろう(^^; 後運ぶ物が気になるなら、あまり奨められんが盗賊ギルドで調べてもらうのも手は手だ。 が、もちろんかなり金はかかるぞ(^^;;
それといままでの依頼の件だが・・・・・・ |
☆From:スレイ To:all |
報酬なども、ちゃんと払ってもらっているみたいですし、悪い人ではないみたいですね♪ でも、最近は依頼がなかったってことだけど、商売がうまくいってなかったのかな・・・? ま、会ってみればわかるか・・・。 |
☆From:ノエル To:スレイ |
今までの依頼がすべてブラードまでということなら、
取引先がなにかトラブルに巻き込まれていたという事も考えられるわね。 取引先がいつも同じだったとは限らないけど・・・ そのへんも、会ってみないことにはわからないか。 |
☆From:リムリィ To:ALL |
で、どうしましょう?とりあえず、会ってみます? まさか親父さんが何か隠してるってこともないでしょうし。 ………会ったら断れないような気もするけど(^^;; |
お約束というかなんというか(^^;>会ったら断れない
というのは冗談で、やばそうだったりしたらもちろん断ってもOKですよ(^^;
☆From:アトール To:ALL |
ま、うだうだ言っていても始まらないし、依頼人の所へ行こうか。 なんせ、仕事を探さないことには、借金抱えてる身としては毎日の生活もやばいしな(^^;) 詳しい話を聞いてから、さらに情報収集必要かどうか考えようぜ。 |
何せチャ=ザの神官がいますからね(^^;
踏み倒そうなど考えない方がいいですしね(^^;
☆From:宿の親父 To:幸運の運び手の面々 |
とりあえず受ける受けないは別にしてフェイから話を聞いてみてくれ。 それでもし君らがやばそうだと感じたら受けなければいいし、 何もなければ改めてそこで受けるかどうかを考えて見たほうがいいだろう。 俺の話だけでは判断できない部分もあるだろうからな。 それでもし依頼を受けることになったのなら、君らにも幸運が運ばれるよう祈ってるよ。 |
☆From:リグ To:宿の親父 and ALL |
ありがとう親父さん!! じゃあ、わたし達が親父さんに運ぶ幸せは、依頼を引き受けたわたし達が無事にこの店に帰ってくることだね。 ニッコリ さあ、みんなフェイさんの店に行こう! |
☆From:スレイ To:ALL |
そうですね、詳しい話を聞きに行きましょう。 これが「幸運の運び手」の初めての冒険の始まりですね♪ (・・・勢いよく扉を開け出て行く、6人・・・) |
「幸運の運び手」の6人は銀の網亭を後にし、依頼人(になるかもしれない)
フェイの店を目指し、オランの商業地域へとその足を向けた。
彼らが宿を後にしたとき見守るよう、そして懐かしそうな視線で見送った親父であった・・・・
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