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SW-PBM Scenario#158
銀のしおり

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虎穴にイラズンバ



  西の館・玄関

リュントが完璧な女装をしたことで、ダンスパーティへの参加条件をクリアしたと判断した一行。女装リュント、簡単に変装をしたヒノキ、そしてアールとアリスとジン、ミァ&ノール、待ち合わせパフィオ。
そんな状態で、いよいよカボチャの居座る玄関へと向かう。
一行が玄関に近づくと、カボチャが流暢な言葉で話しかけてきた。
■カボチャ To:ALL
(西方語)
いらっしゃいませ。
ダンスパーティへようこそであります。
アバラン様はただいま外出中であります。
【月が館の屋根にかかるころ】戻られる予定であります。

先ほどと微妙に違うセリフを、フレンドリーな口調で言う。
■カボチャ To:ジン&アール&パフィオ
(西方語)
そちらさま、たいへん失礼でありますがお連れ様はいらっしゃいますね?
女性はお一人様でもおっけーであります。

ジンとアール、パフィオをじろじろと吟味するように眺めながら言う。
どうやらリュントの女装には、まったく気がついていないようだ。
何をしゃべっているのか分からないが、こちらの事を話しているだろうと見越して、
但し、女装がばれてはまずいので、しゃべらずにっこりリュネットの微笑み返し
■ミァ To:独り言
…ノールんは連れについて全く聞かれないんですネー。
顔パス?

■アール To:カボチャ
(西方語)
私はこちらの女性と。
彼はあっちの女性とペアなんだが。
なにか?

アールは自分とアリス、ジンとリュネット(!)の組み合わせを申告。
■カボチャ To:アール&ジン
(西方語)
これは失礼をいたしましたであります。
カップル様であれば問題なしであります。げっげっげっ。

妙な声で笑うカボチャ。
■カボチャ To:アール
(西方語)
お客様、館内への火気の持ち込みはご遠慮願いたいであります。
館内は魔法の光で満たされております故心配はご無用であります。

アールの持つたいまつのことを言っているらしい。
■アール To:カボチャ
ああ、道中が暗かったんでな。
頼んでいいのか?

めんどくさそうにカボチャに差し出す。
しかしカボチャには手がないため、それを受け取ることができない(笑)
■カボチャ To:アール
(西方語)
その辺にうっちゃっていただいておっけーであります。

■アール To:カボチャ
(西方語)
すまん、悪かったな(笑)

■ヒノキ To:カボチャ
(共通語で)
私はこの子たち(ミァ&ノール)の紹介です。
女性一人でも大丈夫って聞いてきたんだけど。構わないのよね?

目線でミァに通訳よろしくと合図。
直接会話が出来なくても、念のため口調も変えている。
■ミァ To:ヒノキ>カボチャ
(共通語)
ほいほいでスヨー。

(西方語)
・・・・(通訳)・・・・ということですヨ(^▽^;)

微妙に語尾が変わっている。
同じく口調を気をつけているらしい…が、語尾を伸ばせず辛そうだ。
■カボチャ To:ヒノキ&ミァ
(西方語)
問題なしであります。大歓迎なのであります。げっげっげ。

■ノール To:カボチャ
おいらたち、正真正銘のらぶらぶかっぷるだぞっ!
てゆーか、ふぃあんせどーしだっ!

とても嬉しそうに申告。
■ミァ To:ノール&カボチャ
(西方語)
・・・・・・・・・・・・・・・・・きゃーやだーノールんってばー(^▽^)(笑顔)

わざとらしくないよーに、ぐいと爪先でノールの足を踏む(笑)
■ノール To:ミァ>カボチャ
ぎゃあっ!? …………は、ははははおいらの彼女はとっても恥ずかしがり屋なのさ〜☆
き、き、キニスルナヨ〜(がくがく)

痛みに震えながらも、引きつった笑顔で返す。
……カボチャの表情は切れ込みで固定されているせいか、特に変化はなかった。
■パフィオ To:カボチャ
(西方語)
僕、ジュアンナちゃんと待ち合わせだよ〜♪
先に来てるよね?

■カボチャ To:パフィオ
(西方語)
…………ジュアンナ様はVIPルームでお待ちであります。
わたくしがご案内するであります。

■パフィオ To:カボチャ
(西方語)
びっぷ!? なんかよくわかんないけどすごいね〜♪

そしてカボチャは納得したのか、一行をあっさりと中へ招き入れた。
誰も手をかけてもいないのに、玄関の大扉が重厚な音を立てて開く。
■カボチャ To:ALL
(西方語)
…………ささ、みなさま、どうぞであります。

ここでもしゃべらず会釈のみするリュネット
■ミァ To:カボチャ
(西方語)
んに、ありがとうでありますヨ。

代わりにお返事。
ちょっと口調がうつったのはご愛嬌だ。

  西の館・エントランスホール

★西の館MAP(別枠表示)
一行が足を踏み入れると、そこはパフィオの説明どおり吹き抜けになっていた。
天井からは豪華なシャンデリアが下げられ、キラキラとした光をホール全体に投げかけている。
光が均一的なところを見ると、ホール全体が魔法の光で満たされているような印象だ。
■ミァ
ほわーーー、きれーーー(>▽<)
光の海にいるようなのですヨー。

ざっと見回すと、ホール正面に扉が1つ、向かって左手に扉が2つ。
右手に見える2階へと続く階段を、先ほどの巨大ナメクジ2体がきわめてゆるやかな動きで上って行くところであった。
それ以外に生き物の気配は無いようだ。
パフィオの描いた間取り図の通り、2階には吹抜けをぐるっと囲むように廊下があり、左に扉が2つ、正面やや左寄りに大扉が1つ見えた。
2階から、わずかにダンスパーティらしい優雅な音楽が聞こえてくる。
時折、獣や鳥のような鳴き声が混じっているような気がした。
■カボチャ To:パフィオ>その他ALL
(西方語)
ではパフィオ様。こちらへどうぞであります。
他のみなさま、ダンスホールはお2階でありますよ。げっげっげ。

■パフィオ To:ALL
(西方語)
それじゃみんな、お先に〜♪

ふよふよと漂うカボチャは、正面の扉(A)へとパフィオを案内する。
かっぽれかっぽれと陽気な蹄の音を立てて、パフィオはカボチャを伴って、扉の奥へと消えて行った。
■アリス To:ALL
こうしてみると、ほんとに立派なお屋敷だね〜。
こんなところにあるのが、不自然なくらい。

■リュント To:アリス
確かにこんなとこにこんな建物があるのは不思議だな。
そもそも、どうやって建てたのかが分からんよ。
魔法で建築したのかな?

■アール To:リュント
さあね。
ただ現実として、カボチャの門番に荒れた屋敷だしね。
元の家主もいないだろうし。

■ミァ To:アール
となると、アバランが丁度よいやーって、屋敷をリフォーム活用したんですかネー。

ホールに残された一行。
ふいに左手前の扉(C)の奥から、女性の声が聞こえてくる。
■女性の声 To:???
……来ないで……ダメ……あっちへ行って……いや……!

続いて「ドカッ」という、殴りつけたような音、そして料理の美味しそうな匂いに混じって、わずかに血の匂いが漂ってきた。
■ジン To:ALL
くそ、いきなりハプニングかよ!

■ノール To:ALL
あれ? 今の、リナリアの声???

■アリス To:ノール
あれ、今のがそうなの?
さっき会った『リナリア』の声とは違う気がする……。

■ノール To:ALL
でも、おいらのぐららんイヤーが聞き間違えるはずないぞっ!(びしっ)

■アール To:ノール>ヒノキ
リナリアだって思うんなら、なおさら急げよ。
相手が誰だって、悲鳴なんて尋常じゃないだろ。
っと、ヒノキ、自分が大事なら他人のフリしとけよ。

ホール内を見渡して、他の人影がないのを確認すると、扉に走り寄る。
■ヒノキ To:アール
バカ言え、いくら大事な命でも張り時ってモンがあるんだ。
助けると約束した人間の悲鳴が聞こえたなら躊躇なんかするかよ。

てゆーか、私が一番気に食わねぇのは、一々そーやって人に絡んでくる余計な一言なんだけどな。

おい、いくらなんでもいきなり扉ぶち開けて突っ込むような真似する気はないよな?
まずは扉に張り付いて中の様子を窺わないと……。

■リュネット To:ALL
2人とも!しゃべってないで中の状況を探れ!
残りは周囲を警戒と同時に突入体制準備!!

言うと同時に2階から何者かが降りてこないか。
各扉から出てこないかを警戒する
■ヒノキ To:リュネット
うるせぇな、やってるっつーの!
それより怒鳴るなよ、さっきのカボチャが気付いて出てきたらどうする!?
あと手の空いてる奴! 他の扉もチェックしといてくれ!

ヒノキとアールは扉にぴったりと張り付き、耳を澄ます。
……室内をせわしなく動き回る軽い靴音、それを追いかけるようにゴツ、ゴツと重い足音が響いている。再び2回ほど連続して硬いものを殴るような音が聞こえ、そのたびに石床がびりびり振動している。
■ヒノキ To:ALL
足音は二つ。……軽い靴音の方がリナリアか?
別の足音に追っかけ回されてるみたいだな。

一方、周囲を警戒するリュネットは、全く別方向からの不自然な音に気づく。
パフィオとカボチャがいっしょに入っていった正面の扉(A)から、「ガシャン」と重厚な鍵をかける音が聞こえてきたのだ。
普通の扉の施錠の音にしては、かなり大げさな音だ。
■リュネット To:ALL
こっちも何だか怪しいから動くぞ!
そっちは任せた。

すばやく正面扉(A)の前に移動する。
もちろん、石床にひびく靴音を極力殺しながら──ダンスパーティのBGMに紛れて、何とかなっただろうか?
そして、扉にへばりつき中の様子を伺う(聞き耳)
■パフィオの声
えっ!? …………

何かに驚いたかのようなパフィオの声が聞こえ、そのあと、かぽ、かぽと力の無い蹄の音が数メートル左側に動いた後、止まる。
扉が開いて閉まるような音が聞こえると、もうそれっきりなにも聞こえてこなかった。言葉はわからないので応援要請(笑)
ミァを手招き更に扉の鍵を捜索、と言うか開錠
かなりレベルの高い施錠だったようだが、リュントの手にかかればお手のものだった。
ガシャッと重厚な音を立て、鍵は開いたようだ。
■ミァ To:リュネット
ほいほいほい。
じゃあミーもそっち組〜っと。

軽い足取りが石床を滑るよう動いて、正面扉(A)まで移動。
■リュネット To:ミァ
何を言っているかさっぱり分からん!
聞いてみてくれ。

■ミァ To:リュネット
やっぱリューちゃんも今度言葉の勉強しないと…(=▽=)b
まあミーにまっかせなサーーイ。

■リュネット To:ミァ
言葉まで完璧になっちまったら、女に間違われちまうだろう!

■ジン To:ALL
1階は本職に任せるか・・・
こっちは2階を警戒しとこう。タークス?

にゃあと鳴いてローブの裾から現れるタークス。
ジンが頷くと、2階への階段を音も無く駆け上がっていく。
2階廊下では、ようやく巨大ナメクジ2体が大扉(D)の前までたどり着いたところだ。
またも扉は意志を持っているかのように独りでに開き、ナメクジたちを招き入れていた。ナメクジの巨体のせいで、中はよく見えないが、今ならタークスがすり抜けるくらいの隙間はある。
ざっと見回す限りは、それ以外に動く気配などは無いような気がする。
■ジン To:タークス
深追いはやめておこう。
タークス、そこで客の出入りを監視だ。

監視に徹することにしたタークスの視界から、巨大ナメクジを飲み込むようにしてひとりでに閉じていく大扉の様子が見えた。
一方、さらに集中して聞き耳を立てていたアールは、扉の奥から恐怖に震えたような、必死さをにじませたような女性の息切れの音を聞いた。
■アール To:ヒノキ
やばいな…飛び込むぞ!

武器を構えて、扉の中に踊り込む。
■ノール To:アール
あ〜待って、おいらも行くっ!

一瞬ミァの方を見て後ろ髪を引かれたようだが、すぐにアールの後を追って部屋の中に飛び込む。
■ジン To:ALL>リュント
突入したか・・・俺はアールたちを支援する。
そっちは任せたぜ。

■リュネット To:ジン
任せるぞ。
やばくなったらホールに逃げろよ。

■ミァ To:ジン>ノール
そそ、潜入コンセプトは【いのちをだいじに】ですからネー。
じゃーあ、健闘を祈るでスー(びっ)
ノールんも男を見せてくるんでスヨー!

後ろ髪な視線に気づいたのか、背中に応援の言葉を投げておく。
■ノール To:ミァ>リュント
おぅっ! ミァっちも気をつけてなー!
ししょー、ミァっちを守ってねっ!

ひょいと顔だけ戻し、手を振り振りしてからまたひっこむ。
■リュネット To:独り言
ミァを守る必要なんてあるのか?
間違いなく、最後まで立っているのはミァだと思うのは俺だけなんだろうか?



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