SW-PBM Scenario #88 | 目次 |
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三角塔 カフェテリア |
調査7日目、昼時のカフェテリア。
今日もイザベルはほとんど食事をしてないようです。顔色も悪く、流石に友達(取り巻き)が心配して、もっと食べるように勧めているようです。
しかし、イザベルは首を振って断り、勧められた食べ物は脇へ避けてしまいました。
■ランス To:ALL |
おいおい、こいつぁ・・・ |
■イグレッタ To:ALL |
薬…使ってそうね |
■ナミキ To:ALL |
あの様子だと相当……。 報酬が……。 |
一方ガレリアは・・・食後のデザートをとうとう頼んでしまったようです。焼きたてビスケットにメープルシロップをたっぷりつけて、幸せそうに食べています・・・。
■ランス |
うわ・・・ごっつぅ甘そう・・・ |
■イグレッタ To:ガレリア |
(独り言)ダメね |
呆れて呟いた。
■ナミキ To:ガレリア |
やっぱり無駄なのよね……。 |
■レイン To:ALL |
とりあえず、一人になったところを捕まえたいけど… |
■イグレッタ To:レイン |
期待してるわ |
目許が少し笑ってる。
■ランス |
(ぶるぶるっ) |
背筋に寒けを感じている男が一人。
■ナミキ To:レイン |
まあ、なんかレインなら手段を問わずやってくれそうな気がするし。 頑張ってね。 |
帰り道 |
イザベルと接触する事にした冒険者達。授業が終わるのを三角塔の出入り口でひたすら待っていました。
数時間後―――チャイムが鳴り、学生がぞろぞろと出てきます。イザベルもいました。
いつも通り、取り巻きと一緒です。一人になるまで後をつけて行く事にしました。
取り巻き連中は、イザベルの顔色が悪いためか、家まで送っていくつもりみたいです。とうとうイザベルのお屋敷が見えてきました。
■レイン |
(あう…もう仕方ないなぁ…) |
■レイン To:イザベル |
えと…イザベルさん? |
レインがイザベルに近づいていって背後から声をかける。
他の皆は少し離れたところで見守る事にした。
■イザベル To:誰? |
・・・? |
■取り巻きその1 To:誰? |
どちら様かしら? |
■取り巻きその2 To:イザベル |
イザベルが相手する事はないわよ。 |
イザベルは立ち止まって振り向きはしたが、応対したのは取り巻きの女の子達だ。何故か知らないがレインの方を睨みつけている(^^;
■レイン To:イザベル |
うん、あのね…ほら、この間のあの薬。このくらいの白くて丸くて、黄色いつぶつぶのあるやつ。 |
そう言って指で示します。それから、取り巻きをちらっと見て少し声を落として・・・
■レイン To:イザベル |
…あのさ…二人で話せないかな。あれの話…あまり人に知られたくないから。…恥ずかしいし。 |
にこっと笑いかけつつ
■イザベル To:取り巻き連中 |
・・・あなた達、もうここでいいわ。 私は大丈夫だから帰って頂戴。 |
レインを数秒睨みつけた後、くるっと向きを変えると、まるで友達とは思えないような口調で言う。ほとんど命令だ。
■取り巻きその1 To:イザベル |
えっ、だってほっとけないわよ。 こんな怪しい人と二人だけになんか――― |
■イザベル To:取り巻きその1 |
彼は私の知り合いなの。さ、そういう事だからわかったわね? |
友人の言葉を途中でさえぎる。にこっと微笑みかけてはいるものの、目元がキツイため、怖い印象しか与えられない。
取り巻き連中は納得がいかない様子であったが、イザベルにこれ以上言って怒らせても怖いので(?)、その場を去って行った。
■イザベル To:誰? |
・・・で、私に何の用かしら?あなたお名前は? |
■レイン To:イザベル |
レイン。見ての通り学院に所属してる正規の魔術師だよ。一応君の先輩…になるのかな。歳はあんまり変わんないと思うけど。 …で、いいの?こんな道ばたで要件話しちゃって。 |
表通りではないが、時刻もまだ早いこともあり、それなりに通行人はいる。ここはイザベルの屋敷の近くだ。知り合いが通りかかる事もあるかもしれない。
■イザベル To:レイン |
・・・なら私のお部屋で話を聞くことにしましょうか。屋敷はすぐそこだから。 |
挑戦するような視線。
■レイン To:イザベル |
うん、それじゃお邪魔しようかな。 |
意外と(?)あっさり。
■イザベル To:レイン |
・・・・・・家の者には学院の先輩だと言っておくわ。 おかしなマネしないでね。 |
14,5才の小娘が男性を部屋にあげるのはどうかと思うが・・・、もしかしたら女中とかを同席させるのだろうか。
ともかくレインだけが屋敷に入り、他の面々は屋敷の外で待つことにした。
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