SW-PBM Scenario #88 目次

盗賊ギルド


盗賊ギルド

 調査3日目。アンリは盗賊ギルドに来ていた。本当は昨日来たかったのだが、あばら家の捜索で1日や終わってしまった。
 扉を開けると、やっぱり今日も(この時間帯は)リーザだった。
■リーザ To:アンリ
・・・遅かったわね。

まるで待ち合わせに遅れた恋人を責めるような口調だ(笑)
■アンリ To:リーザ
 うに〜・・・ごめん!!
 あの、ボロ家の探索してたら時間なくなっちゃったんだ☆
 家に住んでたらしきおっちゃんとも遭遇したけど顔見る前に逃げられちゃったし・・・ねぇ、あのおっちゃんってどういうヤツかわかんない?
 あっと、その前に調査の結果を教えて〜♪

■リーザ To:アンリ
 ふぅん、遭遇したんだ。逃げられたとは残念ね。
あ、ギルドはね、この件に関しては関与しない事に決めたわよ。1回だけだったし証拠もないからねぇ・・・。あんた達の好きにしな。

 で、買った女の方だけど―――目撃した奴を呼んで詳しく聞いたわよ―――かなり若かったみたいね。14,5歳ってところかしら。そして結構太ってたって。身長は160cmぐらいで、体重は65kg以上はあったんじゃないかって言ってたわ。

リーザは心底嫌そうな顔をして言う。
■リーザ To:アンリ
 女については残念だけど、これぐらいしかわかんなかったわ。目撃した組員は男のほうを追跡したんでね・・・。

■アンリ To:リーザ
 にゃるほどネ・・・うん、でも分かった!!ありがと☆
 レインたちが言っていた人も年が同じくらいだから案外かすってるカモ・・・?
 んで、男の方は?

■リーザ To:アンリ
 あばら家の男だけどね、どうも2人いたみたいよ。
交代でどこかへ出掛けているみたい。
 それがどこかって?そんなの自分で調べなさいよ。こんな問題にそうそう組員を何人も派遣出来ないわ。

■アンリ To:リーザ
 二人!?オレ、一人しか見てないヨ・・・他にいるのかナ・・・?
 これはちょっと、見張ってた方がいいのかな?
 でも、犯人よりもブツの方が問題って話しだしナ・・・ランス達と相談しよっと♪

リーザは”もう料金分はしゃべった”とばかりに、また書類整理を始めようとしていた。
■アンリ To:リーザ
 うにぃ〜・・・もうちょっと、おしゃべりしようよぉ〜!!
 それでさ、その二人の男の顔とか特徴とかってわかんない?探す時の参考になるようなサ♪

■リーザ To:アンリ
たいして特徴ないのよね。
どっちもそんなに身長は高くなくて、細身みたい。ま、ローブ着てるからわかんないけどね。
あ、1人は色黒だって。

本当にたいした情報じゃない(笑)
■アンリ To:リーザ
 ふぅ〜ん・・・大量にいそうだネ・・・ホントに特徴ないや♪
 でも、教えてくれてありがと〜!!
 んじゃ、そろそろ帰るね!!また、今度会おうネ〜☆

扉の前に立ち、リーザに向かって手を振ってからパタパタと足音を立てて走り去っていく。



連絡先:かなめ
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