沈黙の歌姫

悲惨!旅路はいつも災難だらけ

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”墜ちた都市”・外円部「円柱回廊」付近

墜ちた都市に入って二日目。この日の朝もまたいい天気であった。
最後の夜警のコリューンとクラウディアは順次仲間達を起こしていき、昨夜の夕食とは違って軽い朝食を取る。
そして食事の後片づけをし、テントを畳み、荷物をまとめて出発の準備をする。
■ガイ To:ALL
うぉ〜し!いい天気だし、腹もいっぱいになったことだし、そろそろ行くか!

■ コリューン To:ALL
今日も元気に歩くとしましょ〜☆
早く歌姫の所に行きたいもんね♪

■クラウディア To:コリューン、ジェスタ&ALL
そうだね。
さて、昨日みたいに、たいしたことなくたどりつけるといいんだけれど。
道案内、宜しく頼むよ。

■ガイ To:コリューン&ジェスタ
そうだな・・よろしく頼むぜ!

■ コリューン To:クラウディア
大丈夫、大丈夫♪ 任せといて☆

コリューンは胸を張って、トンと叩く。
むう、なんか不安だ・・・・(ぉ
■ジェスタ To:コリューン
(くすくす)当てにしてるわね☆(^^)
じゃ、行こ〜。

■ アルフレッド To:ALL
さて、忘れ物も無いみたいだし、そろそろ行きますか。

そう言うアルフレッドに冷たい視線を向ける、コリューン。
まだ昨夜の件が響いているらしい。
■ アルフレッド To:独り言
うっ、やっぱ怒ってるか。
まぁ、自業自得だし後でもっかい謝ろう。(-_-;)

そうしておいた方がいいかもね(^^;
■ エレボス To:ユリア
荷物を持ちましょう、まだ重たいでしょう。

ユリアは肯きつつも、もうしわけなさそうに荷物を渡します。

”墜ちた都市”・外円部「高き塔」付近

準備を整えた冒険者達は再び墜ちた都市の中を歩き始める。
”円柱回廊”から北西に進む冒険者達の遥か右前方に、空を突き刺すようにそびえる塔が見えてきた。
”高き塔”と呼ばれるそれは、先端は崩れ、そしてやや東側に傾いているものの、それでも作られた当時の面影を残している遺跡であろう。
■ アルフレッド To:独り言
これだけ高いと、威圧感があるな。
高さはどのくらいなんだろ・・。

オランの三角塔よりもかなり高そうですね。
レックス落下の衝撃にも耐えて建っているところに、古代王国の建築技術の高さが伺えるでしょう。
さてさらに冒険者達は歩みを進め、”高き塔”がやや右手に見えるようになってきたお昼頃、不意に青空に灰色の雲が広がったかと思うとほどなく大粒の雨がぽつぽつと降り出し瞬く間にどしゃ降りへと変わった。
■ガイ
なんだなんだこの雨はー!!
いきなり降ってきやがったぜ!

■ジェスタ
ひゃぅ〜、降ってきた〜。(×_×)

■ コリューン To:ALL
うひゃっ(@o@)!? どっかで雨宿りするにゃ〜★

■ ユリア
(++;)

■クラウディア To:ALL
よいおしめりで……なんて言ってられなくなってきたね〜。
すぐにやんでくれるといいんだけれど。

■ガイ To:ALL
どこかで雨宿りしねぇとな・・・。

アルフレッドはすぐ先にある岩陰に7人がなんとか入れそうな窪みを見つけた。
■ アルフレッド To:ALL
あっ、あそこの岩の下なら全員入れそうだよ。

■ガイ To:アルフレッド&ALL
おっ、ほんとだ・・みんな、あそこで雨宿りしようぜ!

7人は降りしきる雨の中、窪みへと走り込んでいく。 通り雨は30分ほどで上り、再び太陽が顔を出してきた。
すると今度は逆にひどく蒸し暑くなってきた。
日の光にさらされた地面が先程の雨を湿気として吐き出したのだ。
■ジェスタ
暑い〜。(;_;)

■ コリューン
うぅ・・濡れたり、蒸されたり、散々だにゃ〜 =^;_;^=

■ガイ To:ALL
・・たまらんなぁ、この暑さは・・・。

■ アルフレッド To:ALL
こうも天候が不安定だとたまんないな、体調を崩さないように気を付けた方がよさそうだね。(´▽`;)

■クラウディア To:ALL
だけどまあ、地面が乾いてくれないと、今夜の野営は悲惨なことになるよ。
お日様が出てきて助かったというところだね。

気だるくなるような熱気の中を再び歩み始める冒険者達。
高き塔もすでに振り返らねば見えぬようになり、その代わり前方にまるで漆黒の闇で作られたような巨大な石作りの邸宅が見え始めた。
■ガイ To:ALL
でっけぇ建物だなー!

■クラウディア To:ALL>ジェスタ&コリューン
いったい誰が住んでいたんだろう……。

そういえば、地図の方はどうだい?
あれが“家”だとすると、今日中に宮殿につけそうかね。

■ジェスタ To:クラウディア
そうね。多分日暮れ前には着けると思うの。


”墜ちた都市”・外円部「歌姫の宮殿」付近

そして夕刻ごろジェスタは地図に示されていると思しき遺跡”歌姫の宮殿”を見つけた。
仲間達にそれを知らせようと振り返った矢先、彼女の右足に鋭い痛みが走る。
瓦礫の一片がまるでナイフのように彼女の足を切り裂いたのだ。
■ジェスタ
いった〜いっ。(T_T)

■ コリューン To:ジェスタ
大丈夫? 足、出して。手当てするから☆

コリューンは清潔そうな布を荷物から取り出し水袋の水で濡らして傷口を拭うと、その布を裂いてジェスタの足に巻く。
■ガイ To:ジェスタ
大丈夫か!ジェスタ!!

遅れて、ガイも駆けつける。
■ジェスタ To:コリューン
………ありがと〜。(^^)

■ コリューン To:ジェスタ&ALL
ここは、気をつけて歩くのが吉だにゃ〜☆

■ エレボス To:ジェスタ
大丈夫ですか?
もし辛いようでしたら言って下さい。 すぐに魔法を掛けますから。

■ガイ To:エレボス&ジェスタ
いや、魔法はこの俺がかけるんだ!エレボス!

エレボスがジェスタに優しい言葉をかけるのを見て、少し興奮ぎみのガイ。
もしかして、エレボスに妬いてるのか?!(笑)
■ガイ To:ALL
・・いや・・その・・エレボスには・・みんなのために魔法を・・温存しておいてもらわないとな・・は・・ははは・・(^^;;

しかし、ガイはすぐに我にかえると、照れたような笑顔でそう言い訳した
■ジェスタ To:エレボス&ガイ&みんな
ありがと〜☆ でも大丈夫♪
みんな、疲れてるかもしれないけれど、足元には気をつけてね。

■クラウディア To:ジェスタ
お気遣いありがとさん。
あんたこそ、無理するんじゃないよ。

■ガイ To:ジェスタ
そ・・そうだぜ・・ジェスタ・・無理すんなよ!

ジェスタはガイの言葉にこくりと頷いた。
■ アルフレッド To:ALL
もう日が暮れそうだし、今日はここまでかな。

■クラウディア To:ジェスタ&コリューン
ってことは、ここが目的地ってわけかい。
道案内、お疲れさま。

■ガイ To:ジェスタ&コリューン
ありがとよ・・ジェスタ、コリューン!

■ジェスタ To:みんな
やっと着いたね〜。
これからどうする〜?

■ コリューン To:ALL
歌姫が出て来るのって、確か夜なんでしょ?
それなら、ここで夜になるまで待つしかないにゃ〜★

■クラウディア To:ユリア
ユリアさん。このあたりの風景に見覚えはないかね?
夢で見たっていうのは、それとも“宮殿”の中だけなのかい?

■ ユリア(筆談) To:クラウディア
夢で見るのはどこかの建物の中だけなんです。
風景には見覚えはありません。
ごめんなさい・・・・・。

■ エレボス To:ALL
今日1日中歩いて疲れていると思うので中に入るのは明日の方が良いかと思いますけど?
それに明日午前中に遺跡調査を行い、日が暮れてからもしくは歌が聞こえてから行動した方が良いかと

ユリアはそのエレボスの言葉になにやらほっとしたような、残念そうな複雑な表情だ。
■クラウディア To:ユリア
ユリアさん、気持ちはわかるけれど、暗くなってから遺跡にはいるのは、やっぱり危険だよ。
歌を聴いてみたいって気持ちは、あたしも人一倍あるけれど、つめをあやまっちゃ元も子もないしね。
せっかくの歌を聴く前に、罠や化け物で命を落とすなんてのは面白くないからねぇ。

■ ユリア(筆談) To:クラウディア
はい、分かりました。

ユリアはクラウディアに肯いてみせる。
■ジェスタ To:みんな
そうだね〜。でも、歌声が聞こえてきたら、入ったほうがいいかもね。
いつも聞こえるわけじゃないみたいだし。

■ガイ To:ALL
そうだな・・エレボスの言うとおりだな。
疲れてる時に行動を起こすと、ろくなことにならないからな。
んじゃ、ここで野営出来る場所を探そうか!

■クラウディア To:ガイ&ALL
了解だよ。
手順は夕べと同じでいいかね?

■ アルフレッド To:ALL
うん、それでいいんじゃないかな。

こうして冒険者達は今宵の宿を求めて、遺跡の近くをもうしばらくさ迷うことになった(笑)

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