Sword World PBM #37
可愛い子には旅をさせろ
第1章 旅は道連れ

偏食はいけないよ

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■野営地 夜

 ひととおり料理も出来上がり、いよいよお食事タイムである。
 今日の目玉はレンシオの作った鹿の血と内蔵のシチューか?(笑)
 その不気味な外見が与えるインパクトは、ラウルの作ったカエルのガーリック焼きを、ごくまともな料理に感じさせるほどであった……。
 そういえばレンシオが持って来た蛇肉がいつの間にかなくなっている。もしかすると、密かにシチューの具として使われたのかもしれない(笑)
■ルーイ To:ALL
 こ、これって本当に食べられるんですか???  こわいよー(T_T)

 好奇心旺盛なルーイも躊躇っている。
 ちょっとこれを食べるのには勇気がいるようだ……。
■ミルマ To:ルーイ
すききらいしてちゃ、ラウルさんみたいになれないぞぅ。
いっただっきまーす♪

■ルーイ To:ミルマ
 う、うん(ミルマの言葉に不承不承納得)
 好き嫌いはいけないよね。いただきまーす(--;)。

■シェル To:ALL
…これみて、「おいしそう♪」っていう人はあんましいないと思うなー(^^;;)
でも、とにかく食べてみよ。
いただきま〜す。

 食べるのに抵抗はあるが、ルーイも食べてる手前、食べないわけにもいかないらしい(笑)
■レンシオ To:ルーイ
見た目はともかくとして、精力は付くね。
味は不味くはないはずだけどねぇ………。
また、気持ち悪かったら食べなくて良いよ(^^;

■ダーナ To:レンシオ君
り、力作の様だな…。
鹿の角には薬効があると聞いた事があるが…このシチュー食べたら
小さくなったり、カエルに変身したりしないよな…。

 魔法使いのネガティブなイメージが頭に広がったらしい。
■ルーイ To:ミルマ
(目をつぶって)ぱくっ。もぐもぐもぐ……。
 あ、ホントだ味は美味しい……。
(でもやっぱり、見た目が気持ち悪いよー……(T_T))

 感激の涙(?)を流すルーイ
■ミルマ To:ルーイ
泣くほど美味しかったの?よかったねぇ〜 (^^;

■シェル To:ALL
…モグモグ……ゴックン。
……ウッ…(TT)。
…ダメ…ボクには無理みたい……。
誰か欲しい人いたらあげる…。

 口にいれた分はなんとか飲み込んだものの、それ以上は無理だったようだ(笑)
■シェル To:ALL
え〜と、これは鹿の刺身だっけ…。
…モグモグ……。
あ!、これおいしい!(^0^)
鹿って刺身にすると美味しかったんだ〜、覚えとこ〜♪

 気を取り直して鹿の刺身に挑戦。今度は好みにあったらしい(笑)
■ノエル To:ALL
 山の恵みはありがたく食べなくちゃね。残したら罰当たるもの
 ヘビとかカエルとかいるけど(--;

 いただきま〜す。

 苦手でもルーイ君の手前残すわけにはいかないらしい(^^;
 意を決して一番食べたくないと思っていたカエル肉から手をつける……が
■ノエル To:ラウル
 !?
 ホントにこれカエルなの〜
 こ、こんなにおいしいなんて……
 ラウルさんすごーい(TT)

 なんと、そのカエルはノエルの好みにクリティカルヒットする美味だった(笑)。
■ルーイ
 そんなに美味しいの?
 じゃ、ぼくも〜♪

 そういってルーイもカエルに手を出す。
■ダーナ 
 カ、カエル…(絶句)。

カエルに化けた自分のイメージを引きずってるらしい。
■ラウル To:ノエル
 へへへ。結構食べれるもんだろ?(笑)
 うちのじいさんから教えて貰ったメニューなんだ。

■ミルマ To:ノエル
 ……ノエルさんまでぇ。泣きながらバクバク食べないでよぅ (^^;
 ミルマ、やっぱりいらないから、ミルマのぶんまで食べていいよ。 そのかわり、ヤマメのおさしみちょうだい♪

 カエルが好みに合わなかったミルマはノエルにトレードを申し出る。
■ノエル To:ミルマ
 えっ?ホントにいいの?
 こんなおいしいの自分で食べないなんてもったいないわよ。
 せっかくラウルさんがミルマちゃんのために作ってくれたのに。
   ……
 でも、くれるならもらっちゃおうかな(^^;
 はい、こっちがおさしみね。

 なんだかんだいって誘惑に負けたらしい。
■シェル To:ノエル
 ……そんなにおいしいかなぁ…?

 泣きながら食べてるノエルを見て、首を傾げながら食べているシェル。
■ルーイ To:シェル
 おいしいねおにーちゃん(ニコッ)

 そういうルーイを見ると頬が赤い。
 ルーイの手にした水袋からはアルコールの匂いが……この匂いからするとかなり強い酒のようである。いったい何処で入手したのだろう?
■シェル To:ルーイ
 あ、うん、そだね(ニコッ)
 あれ?
 ルーイ君、顔真っ赤じゃない、お酒飲んでるの?

■ルーイ To:シェル
 ん? おにーちゃんも飲む?
 体あったまるよー♪

 そういってシェルに水袋を差し出した。
 ちなみにルーイは、少し顔が赤くなってるだけで、言動はしっかりしておりそんなに酔っているようには見えない。
■シェル To:ルーイ
 ありがと〜。
 じゃあ、ちょっともらうね〜♪

 軽く飲んでみるシェル。
 中身が『エフリッツタン』だとは気付いていない(笑)
■シェル To:ルーイ
…ふう。
ほんとだ、ぽかぽかしてきた〜(^^)
(でも、そんなに強いお酒じゃないみたいだな)

 ちなみに全く顔には出ていない。酒豪である(笑)
■ノエル To:酔っぱらい×2
 なにがおいしい話なんだか(▼_▼メ
 ……飲むのはかまわないけど、二日酔いになっても知らないから(--;

 二人を見るノエルの視線が冷たい……。
 レンシオの視線も冷たかったりする。
■レンシオ
 万物の源たるマナよ、われに纏いて大いなる力を与え給え!

 筋力23になったレンシオは二人の背後からいきなり頭をがっしりつかんだ
 しかしこんなことで魔法まで使うかぁ?(^-^;)
■レンシオ To:酔っ払いコンビ
 ふたぁりとも!未成年が酒を飲むんじゃない!

 と、二人の頭をつかんでぶらぶらさせる
■ルーイ To:レンシオ
 痛た。痛い痛い痛いっ。ひいぃ〜〜〜ん(T_T)

■シェル To:レンシオ
 うわわ!?
 レンシオさん、痛い、痛いって!。ボクが何したんだよぉ〜(TT)

 レンシオにぶら下げられたまま、ぢたばたするシェル(笑)
■レンシオ To:シェル
 未成年が酒を飲むな、言うているんじゃ〜!
 (ぱっと手を離す)
 と言うわけで、これは没収!

 シェルって未成年だったの???
■シェル To:レンシオ
痛いな〜、もぉ〜。
どうせ、ボクはまだ半人前だよ〜
まだ100年ちょっとしか生きてないもん。

■ルーイ To:レンシオ
 そんなあぁ〜〜(T_T)

 酒を取り返したいが怖いので手を出せずブツブツいうだけのルーイ。
■ルーイ(独り言)
 酒飲むのだって吟遊詩人の修行のうちだもん〜。
 父さんだって『ふるまい酒に気持ち良く付き合えないようじゃ一人前の吟遊詩人とは云えないぞ』って……ぶつぶつ。

 そういいながら地面にのの字を書いてたりする。
■シェル
 さてと、これはどうかな?

 レンシオから逃れたシェルは森のスープをひとすすり
■シェル To:ALL
 …う〜ん、おかしいなあ。ちゃんと味つけしたはずなんだけど…?
 …やっぱ、あの塩がまずかったのかなぁ…(^-^;;)

■ミルマ To:シェル
 このスープ、さっきはどうなることかと思ったけどけっこう大丈夫みたいだよ♪

■シェル To:ミルマ
 あ、そ、そう?、よかった〜、ははは…(^-^;;;)
 (ヤバ…ミルマさんに見られちゃった…?(^^;;))
 でも、どう考えても塩っ辛いと思うんだけど…(?--?)

 笑って応えたものの、じつは冷汗かきまくっていたりする(笑)
■ノエル To:シェル
 大丈夫。けっこういけるわよ、これも。
 自分の料理の腕にもう少し自信持ってもいいんじゃない(^^)

■シェル To:ノエル
ほんとに?
わ〜い(^o^)

 シェルは一通り食べ終わってから、ふと考え込む。
■シェル
…結局、美味しかったの、鹿の刺身とヤマメの刺身だけだったんだよなぁ…。
…ボクって実は好き嫌いが多かったのか…(--;;)

 自分では好き嫌いはないと思っていたので、ショックだったらしい(笑)

 ちなみに、厳正なる(?)判定の結果。好みに合わない料理が一番多かったのがシェルであった。
 記念としてGMより『偏食王』の称号が与えられた。
 なお、副賞はありませんので、あしからず>シェル
■ノエル To:ルーイ
 どれもおいしかったわね。
 みんなお料理うまいわよね〜。ちょっと食べ過ぎちゃったかな。

 ちなみに、好き嫌いのないいい子はノエルとルーイの2人でした。
(実は味覚障が……もとい粗食に耐える丈夫な(?)味覚の持ち主なのかも……)
 しばらくして、みんな食事を終えたころ。レンシオが一言つぶやいた。
■レンシオ
 鹿は失敗だったかなぁ………

■ダーナ To:レンシオ君
 いや…結構、美味かったぞ。
 明日の朝に、カエルに変身してなかったらな。

■レンシオ To:ダーナさん
 そんな器用な事が出来たら、私は魔術師じゃなくて呪術師の道を歩んでいると思いますよ(ー^;

 翌朝、ダーナは果たして無事に目覚めることが出来るのか?
 不安を残したまま話は続く(笑)

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GM:すた(Starlight)
E-mail:sta@green.interq.or.jp