頼れる仲間をゲットだぜ
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冒険者の店『銀の網亭』では年に数度、仕事を終えた冒険者たちで大賑わいとなる日がやってくる。
新たな仲間とともに新たなる冒険を求めて、一人、また一人とやってくる未来の勇者たち。
そしてここにまた一組のパーティが生まれようとしていた。
■銀の網亭 カウンター (シェル登場) |
カウンターに長い銀髪のエルフがやって来た。
何か楽しいことがないかなあとでもいうようにキョロキョロせわしなく動き廻る薄青の瞳は、好奇心の固まりのようなその性格をよく表している。
■シェル To:おやじ |
マスターさん、久しぶり〜(^^) 元気だった〜? なんとか帰ってこれたよ。 でも、疲れた〜。 あ、マスターさん、グレープフルーツジュース1杯くれない? |
■おやじ To:シェル |
おう、見ての通り俺は元気だよ。シェルも元気そうだな。 グレープフルーツジュースだな。すぐ持ってくるよ。 |
■シェル To:おやじ |
ありがと(^^) うん。ボクも元気♪ あ、そうだ。ボク、また仲間探さなきゃなんないんだけど、 精霊使い探してるとこないかなあ? |
■おやじ To:シェル |
うーん、どうだろうな。 なんなら、掲示板に自己紹介でも貼ってきたらどうだ? |
■シェル To:おやじ |
あ、そうか、掲示板があったっけ(ポリポリ) じゃ、さっそく書いてこよ♪ |
シェルは早速掲示板へと赴き、自己紹介の文面をサラサラと書いて張りつけた。
軽やかに筆を滑らせていただけあって文面もまたもの凄く軽い。
■一緒に冒険してくれる人いませんか |
え〜と、こんにちは。 ボクの名前はシェル=レイン。 エルフの精霊使いです。 一緒に冒険してくれる仲間を探しています。 カウンターにいるので、声かけてくださいね。 特徴は銀色長い髪です。あと肩に弓をかけています。 |
■シェル To:おやじ |
さてと、知ってる人いないかな〜? |
そうつぶやくとシェルは立ち上がり、知り合いを探してうろつきはじめる。
じっとおとなしくしているのは苦手な性分らしい。
■銀の網亭 カウンター (ノエル登場) |
今度はプラチナブロンドの髪を短く切った女性がやってきた。
病的なほど色が白い。
彼女の名はノエル。外見通りに非力ながら、根性だけは人一倍。
頑固なまでの一途さを持ち、良くも悪くも真面目な女性である。
今回は何故かいつもの神官服+メイジスタッフではなく、ローブ+メイジスタッフという、どうみても魔法使いにしか見えない出で立ちをしている。
■ノエル To:おやじ |
こんにちわ えーと、とりあえずオレンジジュースください。 それから掲示板借りてもいいかしら? みんなと分かれて行動することにしたから、一人で仲間探しなの。 |
■おやじ To:ノエル |
ん、オレンジジュースだな。 掲示板の方は、好きに使ってくれていいよ。 一人でか?…意外だな…… まぁ、色んな奴と組んでみるのも経験だな。 |
その言葉はおやじにも意外だった。
ノエルと、その恋人ア・トールの仲むつまじさは銀の網亭にあつまる冒険者たちの間で知らぬ者はないとまで云われるほどだ。
今度もまた、ア・トールとともに冒険するのだろうとばかり思っていたのだが……。
そんなノエルの元に、一人の男が近寄って来た。
以前一緒に冒険をしたことがあるウィードバルだ。
■ウィードバル To:ノエル |
お〜い、ノエル〜。 久しぶりだな。(^^) さっきアフルに聞いたんだけど、パーティーから離れたんだって? 何かあったのか? |
■ノエル To:ウィードバル |
あぁ、久しぶり♪ 学院の研究、順調に進んだ? なにがっていうか・・・ ちょっと、自分が今のままでいいのかなぁって。 オジイも学院にこもるらしい(パーティー抜け)から、これを機会に私もいろんな人にあって視野を広げてみるのもいいかなぁって思ったの。 そんなことだから、ごめん。 みんなにあったらよろしくね。 それからアトールには「次はしっかり稼いでこい」っていっといて(笑) じゃ、私張り紙したらほかのところに行って来るわ |
■ウィードバル To:ノエル |
そうか。視野を広げるためか。 大切な事だな。 ま、縁があったらまた会うだろう。 じゃあな。 |
ノエルはウィードに別れを告げると、掲示板へ行って『効果があるといいな』とか思いながら張り紙をしてみる。
■ノエル |
当方、見た目魔法使いですが、本職は神官です。 どなたか一緒にくんでくださる方いましたらカウンターまでお越し下さい。 |
■銀の網亭 カウンター (レンシオ登場) |
カウンターにまた一人男がやってきた。
短い髪に筋肉質の肉体。
進むべき道を間違えたのではないかと思われる彼は魔術師である。
彼こそ、口に入るものは何でも食べるゲテモノ食い……もとい食に関して一風変わったポリシーを持っていると名高い(?)レンシオである。
■レンシオ To:おやじ |
おやじさん、こんちは。 いつものこととは言え、大盛況だねぇ。 |
■おやじ To:レンシオ |
ああ、おかげさまで大忙しだよ。 |
■レンシオ To:おやじ |
今腹減ってないから、何もいらないや。後で頼むよ。 ところで、ダーナさん見なかったかなぁ? |
■おやじ To:レンシオ |
いや、まだ見てないな。 来たら、レンシオが探してたって言っておくよ。 |
■レンシオ To:おやじ |
そうかぁ、どうもありがとう。 じゃあ、その際は仲間探し始めた、って言っておいてくれよ。 よろしく(((((\(^^) |
レンシオは前に一緒に冒険した陽気なグラスランナーを発見し、声をかけてみた。
■レンシオ To:フェイス |
いよぉ、フェイス。 どうだ?パーティー決まったかい? 決まってなければ、いつもの通り俺とダーナさんなんだけど、考えておいてくれないかな? |
■フェイス To:レンシオ |
あ、レンシオ(^0^)♪ 元気だった? うん、全然フリーだよ(^^)。なんだけど…。 できれば今回は別行動(?)させてもらえないかな…? 僕、できるだけ色々な人と冒険してみたいんだ…。 レンシオたちとはこれで3回目だからね。 …わがままでごめんね。 でも、最終的に僕が売れ残って、それでもレンシオたちにシーフが必要だったら、よろしくお願いしちゃうかも…(^_^;)。 …僕ってヒドイヤツ…(-_-;) |
フェイスは同じ仲間と続けて冒険するよりも、色んな仲間と冒険したいらしい。 まさにひとつところに定住しないグラスランナーらしい行動ではある。
■レンシオ To:フェイス |
おぅ、じゃ、そのときはよろしく頼むよ。 出来るだけシーフの席は残して置くからね。 じゃ、お互い頑張ろうな(((((\(^^) |
■フェイス To:レンシオ |
ごめんね〜(;_;)/ もしいいシーフがいたらゲットしといた方がいいと思うよ〜。 っていっても僕よりいいシーフなんて一杯いそうだけど(^_^;) さて、断っといて動かないのも何だから、ちょっと探してみようっと。 掲示板でも見てみようかな…? |
フェイスが去っていったところで、レンシオに声がかかる。
■ノエル To:レンシオ |
あの・・・ 仲間探してるって聞こえたんですけど、どんな方を探してますか? 私、一応これでも神官なんですけど、よろしければご一緒させていただけませんか? あ、ごめんなさい。私ノエルって言います。 |
■レンシオ To:ノエル |
あ、どうもこんちわ。 俺は魔術師(3lv予定)のレンシオっていうんだ。 今はダーナさん(ファイター4lv)しかいないから、精霊使い、神官、盗賊と足りない人だらけだよ。 加わってもらえるなら大歓迎だよ。よろしく頼んでいいかな? |
■ノエル To:レンシオ |
もちろんです(^^) ・・・・・ って、あれ?もうあっちの方に(^^; |
仲間探しを急ぐレンシオは、ノエルの返事も待たずにさっさと次の仲間探しへ向っていた(笑)。
掲示板を確認すると、前に一緒に冒険したシェルが仲間を募集しているらしい。早速レンシオはシェルの元へ……。
■レンシオ To:シェル |
やぁ、シェル。 掲示板を見たよ。フリーなら、また俺達のといっしょに組まないかな? 精霊使いもいないんだ、うちは。 |
■シェル To:レンシオ |
あ、レンシオさん。 ボクと組んでくれるの? よかった〜、周りでどんどんパーティできちゃってたから、 ちょっと焦ってたんだ〜。 レンシオさん達が一緒だったら、心強いな〜。 またよろしく〜(^^) |
■ノエル |
あの人、張り紙にあった精霊使いの人よね。 私ものんびりしてないで勧誘しに行かなくちゃ。 |
一人取り残されてしまったノエルの方も、慌てて自分に気合を入れると、改めて仲間探しを再開した。