海賊アジト近海・海上 |
【海賊アジト近海・海上】
敵海賊のボスと参謀が倒れたことにより、下っ端船員の士気は崩壊した。
船の帆もずたずたにされ、二つの船は完全に動かない状態だ。
乗り込んできたキャプテン・ロバートが下っ端の捕縛を命じ、
味方船員達が手際よく縛って行く。
キャプテン・ロバートは寛大な処置を発表した。
曰く、
「船長は縛り首だが、お前ら下っ端は強制労働で勘弁してやる!
命だけは助けてやるから有り難く思え!」だ。この宣言に安堵したのか、下っ端船員達は大人しくなった。
■ロバート To:ALL |
ありがとうよ、お前さん方。 あっと言う間に片付けてくれたな。俺が見込んだだけの事はあるぜ。 |
■ギン To:ロバート、ALL |
にははは、作戦大成功やね(・▽<) ウサやん、カッコよかった! |
■ウ―サー To:ギン、ALL |
お、そうかい? だがまぁ、ちょいと先走りすぎちまったな、すまねぇ。 如何もこう、久々の剣戟のニオイに熱くなっちまったみてぇだな。 |
隠れている残党を探すついでに、降伏した連中が反抗しようとする気持ちを削ぎ取っておこうと周囲をねめつけながら歩き回っていたウ―サーは、大剣を鞘に収めながら照れくさそうに応じた。
■ダーニャ To:ギン |
うん、貫禄は伊達じゃないね。すごいや。 でもギンやミッちゃんも悪くない手際だったと思うよ? |
とりあえず生き延びたので胸をなでおろしつつ、段取りを思い起こす。
■ザラ To:ALL |
さしあたって、オランの冒険者の看板に恥じない結果になったのなら、よかったです。 まだまだ、気を緩めるわけにはいかないのでしょうが。 |
するすると高みから降りてきたザラが、仲間たちと合流した。
■ギン To:ロバート、ALL |
あとはアジトのある無人島で残党狩りかな…? |
■ダーニャ To:ロバート |
少し休憩したいような気もするけど…やっぱり後始末優先でしょうね。 |
■ザラ To:ロバート&ALL |
そうですね。 残党にお宝を持ち逃げされないうちに、押さえに動いた方が良さそうです。 |
■ロバート To:ALL |
んー、まあ頭と参謀は倒したから、もうまともな戦力は無い筈。 副官と囮以外の船を行かせれば大丈夫だろ。 客人をこき使う訳にもいかないし、ちょっと休みながら待っててくれ。 |
■ウ―サー To:ロバート |
な〜に言ってやがる、オレ様はまだまだ斬り足りねぇんだぜ? つうか、船ん中での客人扱いのおかげ、ちょいと鈍っちまったウデが本調子になってねえんだよ。 厭だっつうんなら、海の上を走っていってもいいんだぜ? |
■ロバート To:ウ―サー |
んー、そんじゃ副官の船に乗って貰うか。 |
丁度副官の船が接近し、板を渡してきた所だった。
■ロバート To:副官 |
おーい、副官! こいつが暴れ足りないらしいから、アジト掃討に連れて行ってやってくれ。 たぶん、こいつ一人でカタが付くと思うぜ? |
■ビィ To:ロバート>ウーサー |
分かりました。 ウーサー殿、どうぞこちらへ。 これから捕虜にした敵船員の情報を元にアジトを襲撃します。 残っている人数は少ない模様。なので、気楽に構えていてください。 |
■ギン To:ウーサー |
ウサやんの海走り、見てみたかったヨ(>△<) |
そうして、副官の船ともう一隻は海賊のアジトへ向かった。
アジトはほぼもぬけの殻で、ウーサーがちょっと撫でるとあっさり降伏した。
貯め込まれていたお宝を没収し、残っていた海賊を捕まえ、無事全船がアザーンの母港へ帰港した。
帰港した夜は盛大な宴会になり、冒険者達も大いに楽しんだ。
そして翌日、船長直々にオランへ冒険者達を送る事になった。