SW-PBM #164 哀しみのラビリンス |
■ 長耳、付け耳 ■ | ||
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【 迷宮・部屋シ 】 |
レントンの助言に従って、スタート地点から進み直した方が最短距離を進めるのではないかと予想をつけたパーティ。
一旦入り口のあった部屋まで戻り、そこから西へと進路を取ってみたのだが……。
■クリボー To:ALL |
……こ、こっちもか? |
進んだ先は、三度行き止まりとなっていた。
部屋の中央にはおなじみの木箱がある。
■ジン To:ALL |
…ふむ。もう何も言うまい。 |
■クリボー To:ALL |
誰かこの迷宮造った奴に目を付けられて、呪われでもしたんじゃ……。 |
『誰か』と言いつつ、その視線はリキュオスに一点集中したり。
さっき『まともじゃない奴』扱いしてたし。
■クリス To:ALL |
仲間割れをしても仕方が有りません。 |
■リキュオス To:クリボー>ALL |
せやから最短ルートなんて考えても無駄て言うたやん(苦笑) ともかく順番に見てくしかないやろな。 とりあえずお宝チェックといこうか。 |
特に気落ちした様子も見せず、嬉しそうに木箱に近寄るリキュオス。ヘイウッドも調べるために近づく。
■ヘイウッド To:リキュオス |
(小声)まー、ぶっちゃけ僕らとしちゃお宝が出ててくれれば悪くないお仕事だしねえ。 時間分だけ調べればとりあえず契約は果たせるんだし、お宝が出ないとこ回って下層に到達するよりはこの辺でぐるぐるお宝手に入った方が割がいいかもってハナシだよねえー。 |
■リキュオス To:ヘイウッド |
(小声)ようわかっとるやんけ。ほんまにその通りや(笑) |
下品な忍び笑いを漏らしながら木箱を検分する二人。
いや、下品なのはリキュオスだけだが。
■リキュオス To:ALL |
…毒針が仕掛けられとるな。 初歩的なトラップやから簡単に外せる。 |
そう言いながら器用に罠を解除してみせる。
■ヘイウッド To:リキュオス |
おおーさすが! ……てゆーか僕完全に見落としてたわ。 |
耳をさすりながら悪びれずに笑っている。
■リキュオス To:ALL |
中身はお守りと……なんやけったいなモンが出てきよったで?? |
木箱には妖精の描かれた小さな護符と一緒に、エルフのような長耳の付け耳が収められていた。
■ヘイウッド To:リキュオス |
へえ、この耳はよく聞き取れるようになるみたいだねえ。付けるなら兄さんか僕だろーね。どう?兄さん、使う? |
■リキュオス To:ヘイウッド |
ん、エルフちゃん変身セット? マリィのほうが似合うんとちゃうか? |
似合うとかそういう基準らしい。
■ヘイウッド To:ALL |
おまもりの方は、どういう効き目なのかな? |
■ジン To:ALL |
…ふむ。お守りの方は「対精霊の護符」で精霊魔法に対する抵抗力を高める効果がある。 耳の方は「エルフの付け耳」だ。周囲の小さな音まで聞き取れるようになるアイテムだよ。 |
■リキュオス To:ジン |
ほんまなんでも知っとるな、リーダー(^▽^;) マジックアイテムのカタログかいな。 |
■ジン To:リキュオス |
古代王国期の文献漁りは趣味みたいなもんだからな。 でも実物を見るのは初めてだぜ。 ほんとに珍しいものばかり出てくるな、ここは。 |
■クリス To:ジン |
さすが博識ですね。 それだけでも食べていけそうですね。 |
■ジン To:クリス |
導師級の知名度になれば外からも客が来るんだがな。 まあでも、俺はこうやって実物を見てまわる方が性に合ってるかな。 |
■ヘイウッド To:ジン>ALL |
実践派の学者だねえ。 さて、んじゃま、探索中はこの耳は僕が付けさせてもらうかな。お守りの方はどーかな、兄さん持ってたら? |
■リキュオス To:ALL |
ほかに気になる点も見つからんし、さっさと次いこか次。 入り口戻って南か…? |
■ジン To:リキュオス、ALL |
そうしよう。 スタート地点からの新たな道が全て行き止まりなら、それはそれで選択肢が限られる。 しらみつぶしと行こうじゃないか。 |
■クリス To:ALL |
今更リセットも聞きませんしね。 やれるところまで頑張ってみましょう。 |
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GM:倉沢まこと