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SW-PBM Scenario#163
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アトリエの戦闘 Round4

★戦闘MAP(別枠表示)


  アトリエの戦闘/ラウンド4

■レヴィーヤ To:ゾフィー
(ドワーフ語)
やだ……レヴィーヤ、ひとりだけたすかるのいや!!
ゾフィーかあさん、どいてくれなきゃいやぁっ!!

24:レヴィーヤ
移動:なし
行動宣言:泣き叫ぶ
悔しさ涙をにじませ、地団駄を踏んで叫ぶレヴィーヤに呼応するかのように、格子状の天井から降り注ぐ雨が、ふいに強さを増した。
ギャラリーの看板をガタガタと揺らす風の音が聞こえてくる──
■ウーサー To:レヴィーヤ
黙って見てろ!!

■ゾフィー To:レヴィーヤ
(ドワーフ語)
お黙り!
子どもは……親より先に死んじゃいけねぇんだよっ

■レヴィーヤ To:ウーサー&ゾフィー
(ドワーフ語)
う……いや……いやぁ…………。

レヴィーヤの嗚咽にぎりり、と奥歯を噛み締め、ウーサーは「最後の勝負」を覚悟した突きを繰り出した。
■ウーサー To:イザナク
イぃザナぁぁぁクッ!!

22:ウーサー
移動:なし
行動宣言:イザナクを攻撃。戦闘オプション「強打/追加ダメージ+2」を使用。
ウーサー : 攻撃力10(基準値8+ファナティシズム付与2) 2D6 → 6 + 4 + (10) = 20
ウーサー : 打撃力29、クリティカル値10、追加ダメージ11(基準値8+ストレングス付与1+強打2) 18 = 7 (5 + 2 = 7) + 【11】 キーNo. : 29
※イザナクHP:6-(18-12)=0
※生死判定:生命抵抗15>7 気絶!
回避を捨てきった加速力がイザナクの機動力を上回り、ローブを着た身体に突き刺さる。
だがその一突きは、意識を刈り取るにはぎりぎりで届かず――
■ウーサー To:心の声
(――浅いっ!?)

■イザナク To:ウーサー
…………ぐ……!! あ…………、あ……。

■ウーサー To:イザナク
こ・れ・でっ――

突き立った両手剣を手放し、ウーサーは最後の追撃を――渾身の拳を、柄頭めがけて真っ直ぐに叩き込んだ。
■ウーサー To:イザナク
終わりだああッッッ!

漆黒のローブが大量の鮮血を含んで、より黒さを増す。
イザナクは一歩、レヴィーヤのほうへと──深く貫かれた身体を右手で抱くようにしながら 歩み寄ろうとし──そのままぐらりと後方へ揺れて背中を白い壁に押し付けた。
■イザナク
……イ……ザナイ……。

格子状の天井から空を見つめ、ずるずると壁に身体を預けながら崩れ落ちる。
未だ舐めるような炎を宿した魔剣が手から滑り落ち、部屋の隅の石床に転がった。
壁に寄りかかり、地面に座り込んだ格好で動かなくなったイザナクの最後の意識は、そこで闇の底に沈んだ。
■ウーサー To:イザナク
そっちにゃあアンタのカミサンは居ねぇよ、イザナク……。

柄頭を殴りつけ、皮が裂けた素手の拳を押さえながら、ウーサーはイザナクと壁にかかった絵を交互に見ながら囁くように呟いた。
■ウーサー To:ALL
すまねぇ、皆。止めは、ちょっと待ってくれ――レヴィーヤと、ハナシがしてぇ。

■ゾフィー To:ウーサー
…………。
あンたの手柄だ、好きにしな。

壁に残る、白と赤の鮮やかな対比をにらみつけるように見据えた後、大きく鼻を鳴らし、ゾフィーはフランベルジュを鞘に収めた。


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GM:ともまり