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SW-PBM Scenario#158
銀のしおり

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往くべき道は

〜 1 〜


  ピクシー村・小屋

一息ついたピクシーたちは、テーブルの端に座ってお茶を飲んだり、ベッドに横になったりしてくつろぎ始めた。
話し掛けられなければ、冒険者たちの相談を邪魔するつもりはないらしい。
■アール To:リュント>ALL
「ここがどこか」っていうのはここまでにしておいて。
知ってる情報をまとめようか。
「アバランについて」、と「リナリアについて」。
リュントからいこうか?

■リュント To:ALL
(共通語)
俺か?
そんなに話せる事が無いんだけどな〜(笑)
さっき暴れていたアバランって名乗った奴をちょっとばっかし知った仲なだけだよ。
昔はあんな嫌な奴じゃなかったはずなんだけど、数年振りだから変わっちまっただけかも知れないけどな。

■アール To:リュント
ん〜、イマイチ確証が得られないな。
それが「あのアバラン」と同一かどうかってのも、今は謎みたいだな。
あいつが嫌なヤツだったといっても、リュントの自身が…いや、それは別の話だな。
あれだけの精霊使いが冒険者として無名に近いってのがありえなく、嫌がらせにも限度があるってところが…。

■リュント To:アール
(共通語)
取り敢えず、外見は昔知っていた奴とは似ているよ。
あと、俺に対して妙に対抗してくるところとかはな(笑)
あとは違うかな〜
甘いもんが大好きだったのに、桃が大嫌いとか言っていたし。
あと、俺が一番嫌いな、自分を俺様って今まで言ってなかったな。
実力は殆ど俺と同じくらいだったはずなんだけどな。
相当な修羅場をくぐってきたんじゃねえか?
表の世界にも出ずに。
ギルドの幹部だってみんな世に知られた冒険者だけじゃないだろ?

■ミァ To:リュント
確かにそうでスネー。
とはいえそれでも、あれだけの実力となるとかなり数は限られてきますかネー。

■ヒノキ To:リュント
リュント自身はどう感じたんだ?
奴は本物か、偽物か。

■リュント To:ヒノキ
本物だな。
俺がオランで情報を集めに行った時に会った昔の連れも、
最近アバランは人が変わっちまったみたいだって言っていたしな。

■ヒノキ To:リュント
その言葉を信じるなら、の話だけど。
奴が偽者でないのなら、問題は何故そんな風に変わって、そして何故あんな真似をしているのか、だな。
……ナンか覚えてることないのか?
昔の時でも、その最近の噂でも、ヒントになるような事とか。

■ジン To:リュント、ALL
ばーさんに対してもそうだが、リュントにもひどく敵愾心を持っていたようだが?
ありゃ、殺すだけじゃもの足りないって感じだった。
その割には、再三の挑発にも乗らなかったな。
殺さなかったのか、殺せなかったのか・・・

■アール To:ジン
リュントのノリには確かについていけないときがあるけどね。
ばーさんは手強いって言ってたから、案外と次はリュント狙いかもよ?

■ミァ To:アール
ちなみにリューちゃんをめったうちにするんだったら、シカト攻撃とかのが一番効果的のよーな気がするのでスヨー(・▽・)

■アール To:ミァ
いや、無視されたそれすらも気づかずに話を進める気がする。(笑)

■ヒノキ To:アール
一人にしておけば寂しさで少しは大人しくなるんじゃねぇ?

ウサギかよ(笑)
■リュント To:ALL
俺をネタにして話を面白くすんじゃない(笑)
俺だって黙っている時くらいあるんだ!
1年に1度くらいはな(笑)
一番利く攻撃はやっぱりスルーだろう?

■ヒノキ To:ALL>アール&アリス
それから、奴と一緒にいたリナリアって女だな。
アールとアリスが何か知ってるみたいだったけど、ナンなんだ?

■ミァ To:ヒノキ&リュント
ああなりほど。
こんな風にスルーして次の話題にさらっと転換するのが技なんでスネー(うんうん)

■リュント To:ミァ
こうする事で俺への攻撃は着実に聞いているんだよ(苦笑)

■ヒノキ To:リュント&ミァ
どーでもいいから話を進めさせろ。

■アール To:ヒノキ>アリス
まあまあ(笑)
実は、俺は別件で「リナリア」という娘を探してくれって頼まれてるのさ。
一応容姿も聞いてたけど、姿は“それ”とは全然違うものだったし…
それより、アリスが「お姉ちゃん」って言ったのには驚いたけどな。

■アリス To:ALL
とりあえず、さっきリナリアって呼ばれてた人は……見た目と声は、確かにお姉ちゃんだった。
でも名前が違うし、こんな所に居るはずが無いんだよね〜。

■ミァ To:アール
ハンナは妹…って言ってたですけど、あんたさんがその名前も口にしたってことは、依頼人はそのハンナたんだったりするんでスー?

■アール To:ミァ
そうだよ。でも、アリスとは全然似てなかったから姉妹とは気付かなかったなぁ。
俺はリナリア…(仮名)としておくか…本人と面識があるわけじゃないから、それ以上のことはアリスにでも聴いてくれ。
俺が聞いてたのは、もうちょっとおとなしい顔立ちだったハズなんでね。
ああも普通じゃない状態だと、余計に真偽のほどは判らないよ。

■アリス To:アール
ん〜(a_a)??
ハンナって子は、ボクの妹じゃないよ?
うちは家族が多いけど、村から出てるのはボクとお姉ちゃんだけだし。

■アール To:アリス
そうか。
じゃあアリスの妹ってセンは無しなんだな。
あと、リナリア(仮名)は姿カタチってことではアリスの姉さんなんだな?

■アリス To:アール
うん。それから、魔術師で神官っていうのも同じだったみたい。

■アール To:アリス
まあ、名前なんてのはなんとでも言えるしね。
ハンナがアリスの妹じゃないってのは聞いて納得したから…
今の謎はリナリアの名前か姿がホンモノか、あるいは全部ニセモノか…っってことだな。
アバランもニセモノだったりして(汗)

■アリス To:アール
そうかもしれないよ?
この今の状況自体、色々おかしい事があるし……。

■ヒノキ To:ALL
さて、と。
……問題はこれからだよな。

向こうの目的が分からねぇ以上、こっちの出来る事は限られてる。
奴らを追ってその目的を突き止め、場合によってはそれを阻止するか。
でなければ、何も見なかった事にして尻尾を巻いて逃げるかだ。

相手は私らを殺そうと思えば簡単に出来るだろう奴らだ。
ここで命を大事にして逃げたって誰も笑ったりはしねぇだろ。

どうする? と全員の顔を順に眺め、その視線で無言のうちに問い掛ける。
■リュント To:ヒノキ
もちろん、俺の意見は追い駆けて捕まえて、「ごめんなさい」って言わせる事だな。
魔剣も取られっ放しじゃ気分が悪いし。
もちろん、それなりを対策を練ってからだけどな。

■ジン To:ALL
・・・一応、ばーさんからは伝言を受け取ってるぜ。
奴らを追うなら魔剣を追うことだ、ってな。

■アール To:ジン
(エルフ語)てことは、ジンさん“アレ”も魔法で探せたんじゃ?
“アレ”が先に見つかるなら戦術的に相当幅が広がるしね。

他にもエルフ語が聞こえるかもしれないので、隠語表示で。
■ジン To:アール、ALL
うむ。探知の術はかなり疲労するが、寒仙桃があるなら・・・やってみるか。まずは魔剣の方だ。

ジンは背中からメイジスタッフを引き抜き、奪われた魔剣を求めて「探知」の魔法を唱えた。
■ジン To:ALL
方角は西。距離は・・・近いな。徒歩1〜2時間ほどだ。

■リュント To:ジン
歩いていける距離か。
案外近いんだな〜
俺は何日も歩く距離を想像していたけど(笑)

■ジン To:リュント>コラレット
そいつはどうかな?あくまで方角と距離がわかっただけだ。
地続きになってるかどうかもわからん。
(精霊語)
現在地からドラゴンの巣へはどうやって行けばいいかわかるか?
できれば、この周辺の地形を絵にしてもらえるとありがたいんだが。

■コラレット To:ジン
(精霊語)
さっきクリネットとシーレットが言ってたけど、正確なお住まいは知らないわ。
いつも北の方から飛んでくるから、山頂付近かなって思ってるだけよ。
雪山の山頂までは、この森をずっと、ずーっと北の方へ歩いて行って、山登りをするしかないと思うけど……。
あたしたちもそんなに遠くまで行ったことないから、この村の周辺の森くらいしか知らないわ。

■ミァ To:ジン
あっさり位置とか分かるんでスネー(びっくり)
その魔剣の位置が動いてるとか動いてないとかっていうのは分かるんでスカー?

■ジン To:ミァ、ALL
まあ、距離があるから正確な動きまではわからんがな。
近づけばある程度は感知できる。
探知の効果は丸1日。
それまでは、大きな動きがあれば感知できるだろう。

■ミァ To:ぴくしーず
んじゃあんたさんたち以上に地理とか詳しい誰かさんって心当たりあるでスー?
他のどっかの種族と交流したりはしてないでスカー?

■茶髪チャネット To:ミァ
(フェアリー語)
ごめんなさい〜、わたしたち、森の動物たちくらいしか知らないんです〜。

■ジン To:
さて、もう一つの探し物の方はどうかな。

ジンはタークスを呼び寄せ、奪われた鎧像を求めて「探知」の魔法を唱えた。
■ジン To:
ふむ。魔剣の位置とほとんど変わらんな。やはり奴らが持っていたか。まあ、これで両方を探す手間ははぶけるな。

■リュント To:ジン
もう一つのってなんのだ?

■ジン To:リュント
鉄の鎧像さ。
何が気に入ったかわからんが、やつらはリュントの魔剣に目もくれずに俺が持っていた鉄の鎧像を奪っていったようだ。
奴らにとっては重要ではないはずだが、俺にとっては大事なものなんでね。

■アール To:リュント
そうそう。
ジンさんにとってはそこらの女性なんかより、よっぽど大切なモノなんだよ〜。(笑)
リュントや俺と違ってね。

■リュント To:アール
俺はアールと一緒か(笑)
俺は口で言うほど女好きじゃないぞ(笑)
ま〜嫌いじゃないけど。

■アール To:リュント
どっちだよ(笑)

■リュント To:アール&ジン
女好きって事で(笑)
ただの鎧なのに、確実に奪われたよな〜?
もしかして、ジンだけじゃなくて奴らにとっても意味がある代物なのかな〜?

■ジン To:アール、リュント
俺だって嫌いなわけじゃないぞ?
鎧像については、まだわからないことが多い。
アバランを挑発してみたが、奴は俺の弱みである鎧像のことは言ってこなかったしな。

■アール To:ヒノキ>ALL
アバランは確かに強敵だが、今度も正面から当たる必要はないさ。
ただ、問題はどうやって、ここから戻るかってのもあるんだが。
ヒノキの言う「逃げる」ってことは「ここで一生過ごす」ってことか?
考えるに頼れそうなのは「ばーちゃんの失われた記憶」か、「スノードラゴン様」ってところじゃないかな?
どちらにしても危険が伴うのは確かだが、後ろという選択肢がない以上、どちらか前に進むしかないだろう。

■リュント To:アール
逃げたからと言って、この世界にずっと留まる決め付けるのは早くないか?
奴らがこの世界から脱出出来る鍵か何かを持っているとは限らねえし。
頼れそうなのは全て一つのところに集まっていそうだから、行くのは簡単だな(笑)

■ヒノキ To:アール>ALL
この世界……と言っていいのか分かんねぇけど。
元の場所に戻るのは、アバランを追うのとはまた別の問題だろ?
奴を追えば、その謎が解けるかもしれない。解けないかもしれない。
逆に、逃げた先で元の場所に戻るための方法が偶然見つかるかもしれない。

ま、何も答えのない手探りの今の状況じゃ、一番多くの手がかりを握っていそうなのがあのアバラン。
……かもしれない、って事だ。
これだって、私らがそう期待してるだけで奴が有力な情報を握ってるとは限らねぇからな。

■ジン To:ALL
アバランは、ここがどこで、いつなのかという問いに「自分だけが知っている」と答えていたな。
目的に関してもそう。まあ、しゃべりすぎたと思ったのか、それ以上ははぐらかされたがな。
それと、最後の言葉「俺様の望み通りに、ゆっくりと」だ。日数にして1日、2日といっていたから、それが過ぎたら目的が達成できるということかな?
つまり、それがタイムリミットってことだろ。

■ミァ To:ALL
あとミーが気になるのは、この毛玉っちとスノードラゴーンの関係ですカネー。
ミーたちがいきなりへんちくりんな世界にご招待されちゃったには、何か理由があるんでしょうシー。
もしかするとその一端がこの毛玉っちにあるのかもしれないなーと。
だからミーはドラゴーンに会いに行ってみたいでスネー。
桃の葉好きらしいから、葉っぱをお土産に持っていきつつ。

■アール To:ALL
ジンさんの魔法で、奴らかそのねじろが徒歩1〜2時間ってのは分かったワケで。
正面きって行かないまでも、取られたモノは取り返さないとね。
どうする?ドラゴン様に先に会いにいくか、アバランのところへ行くか。
ピクシー達が「ドラゴン様を最近見てない」って言うのを受けるなら、必然的にアバランの方になりそうだが。

■リュント To:ALL
俺としては、アバランに再会したとこで勝つ為の対策をしていかなきゃ意味がないと思う。
その辺は誰か思いつく奴はいるか?
思いつかなきゃ、まずはスノードラゴンに会いに行ってみてもいいかと思っているけど。

■ヒノキ To:ALL
【アバランをどーにかする】のは全員の共通見解ってことで良いのか?
ただ、私らにはそのために出来る手立てが今はない。
真っ正面から挑んだって返り討ちがオチだからな。

スノードラゴンの所へ行くのは……そのための何らかのヒントが得られるかもしれないって期待と。
あとはアバランもそこへ向かうと言っていたから、先んじて何か出来るかもってとこか?

■アール To:ヒノキ
ドラゴン様が俺たちにも優しいといいけどな。

■ジン To:ALL
状況的には「寒仙桃」が武器になるような気がするが、これだけじゃわからんな。
スノードラゴンがそれを知っている可能性はあるがね

■ミァ To:ヒノキ&ALL
取られたもん取り返したいヒトもいるし、美味しい桃をくれたぴくしーずも大変だし、ミーは【どーにかする】方向でいいでスヨー。
方法とかはめいっぱい考えなきゃでしょうケドー。



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