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SW-PBM Scenario#150 Three? materials |
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トールクーベ図書館 |
革紐のペンダント、トップには小さな石。
よく見るとその石には、円の中に「S」に似た線が刻まれているような?
■アリエラ To:冒険者風の男性 |
こちらこそ、助けていただいてありがとうございます。 私はアリエラと申します。 本業は仰るとおり精霊使いで、最近護身の業を習い始めたばかりなんです。 |
にっこりと笑って、丁寧に頭をさげる。
その後ろで腕組みをして、二人の様子をじ〜っと睨みつけているミリィがいたりする。
■キュラス To:アリエラ>ミリィ |
俺はキュラスだよ。よろしく。 えっと、そっちの子もお仲間かい? よろしくね。 |
ミリィの方へ視線を落として、笑顔。
笑顔を向けられた当のミリィは、というと。その腕には、2冊の本をしっかりと抱きとめるように持っていた。
1冊は、もちろん『トールクーベ 古き町並みの記録』。そしてもう一冊は、リエラが探そうとしていたコーナーから選び出した、トールクーベの遺跡に関する本だった。
実は、アリエラと青年が熱いひととき(?)を満喫している間に、チャイロンと本を回収してからてくてくとFの棚まで移動し、持続時間が残っていた『レビテーション』で再び浮かび上がって選び出して来ていたのだ。
その間も「二人の世界」モードに入りつづけていた彼らに対して、ミリィの反応は……。
■ミリスレスカ To:キュラス>アリエラ |
……なんぱ屋さん、ですか? ……リエラさん、そーゆーひとが好みだったの? |
素敵な出会いを逸したやるせなさ&置いていかれた感が嫉妬の炎となり、本日2回目の暗黒面が発動する予感が…!
■キュラス To:ミリィ |
……なんぱや?(汗) いや別に、そう言うんじゃ。 |
何か怖いオーラを感じたのか、慌てて否定。
■ミリスレスカ To:キュラス |
……ふ〜〜〜ん? |
■アリエラ To:ミリィ |
み、ミリィちゃん、なんぱーって…。 私のことを助けてくれて、怪我までしちゃったのに、そんなこと言っちゃ失礼だよ。 それに・・・こんな素敵な人が私なんかを相手にしてくれるなんて… |
耳まで真っ赤になりながらブツブツとつぶやいていたアリエラはここでようやくミリィの暗黒オーラに気が付いた。
■アリエラ To:ミリィ |
って、み、ミリィちゃん? なんかいつもと感じが違うような… あ、私の探してた本もとってくれたんだね、ありがとう。 |
ミリィの迫力にびびりながら、必死で話題を変える。
■アリエラ To:冒険者風の男性 |
ところで、珍しいペンダントをつけているのですね。 私、田舎で生まれ育ったもので詳しくないのですが、何かいわれのあるものなのですか? |
■キュラス To:アリエラ |
あ、これ? いや、井戸で拾ったものだけど? |
指でつまんで持ち上げてみせる。
■ミリスレスカ To:キュラス |
え〜、井戸〜? どこのですか〜? ちょっと見せてください……。 |
むくれながらも、持ち上げられたペンダントに顔を寄せるミリィ。
キュラスとの距離がかなり近づいているのだが、今は気付いていないようだ。
一方キュラスは、ミリィが見やすいようにさりげなく腰をかがめていた。
■キュラス To:ミリィ |
トールクーベの下町にある共同井戸だよ。 その井戸にペットの猫が落ちたとかで、探して欲しいっていう依頼を受けてさ。 もう全身ずぶぬれになりながら、やっとの思いで助け出したんだけど…。 そのとき井戸の底で拾ったんだ。 変わった模様だったから、気まぐれでペンダントに加工してもらったんだけど。 |
見れば見るほど、レシピに書かれていた図形とそっくりだった。
■キュラス To:ミリィ |
もしかして、気に入った? |
■ミリスレスカ To:キュラス |
気に入ったというか、気になるというか……これ、手にとって、もっと良く観察させてもらってもいいでしょうか? |
■キュラス To:ミリィ |
? ああ、構わないけど。 |
首を傾げつつもペンダントを外し、ミリィに手渡した。
■ミリスレスカ To:キュラス |
あ、ありがとうございます……う〜ん……? |
ミリィは頭の中の知識の引き出しを探る。しかしどこにも引っかからない。
見てわかるのは、完璧なほど丸くカットされた形と、記号にそっくりな美しい刻印。
かなりの加工技術を感じさせた。
見たところ、他に変わったところはないようだ。
■ミリスレスカ To:ひとりごと |
でも、ちょっと気になるし…。 |
続いてセンス・マジックで石をチェック。
ミリィには、石が発する魔法のオーラがはっきりとわかった。
間違いなく魔力を帯びた代物だ。
■ミリスレスカ To:キュラス |
…………。 |
ついでにキュラスの装備品にも視線を走らせる。目に見える武器は腰にダガー2本、バトルアックス。鎧はチェインメイル。
荷物はベルトポーチのみのようだ。
目に見える範囲では装備品から魔力のオーラは感じられなかった。
■キュラス To:ミリィ |
今の、魔力探知の魔法だよね? 昔の仲間にもよく使ってもらったよ。 ……って、俺ってそんなに不審者かなぁ……。 |
ミリィの視線の動きに困ったような笑みを浮かべる。
■ミリスレスカ To:キュラス |
え? ああ、ごめんなさい……。呪われてないかと思って……。 古いもので、しかも水中にあったのに、ずいぶん綺麗な形で保存されてたなって思って。 でも、どんなものなのか、ちょっとわからなかったんです。 それで、魔力探知をかけてみたんですけど……良かったですね? とりあえず、そのペンダントからしか魔法の反応はしないみたいですよ? だいじょうぶなんじゃないでしょうか、たぶん♪ |
とんでもない懸念をはらんだ一言を、いともあっさり、にこやかに告げたりする。
■キュラス To:ミリィ |
呪いって……それは勘弁して欲しいけど(苦笑) 魔力を持った石だったんだ……。 |
驚いた様子で、ミリィの手の中の石を見ている。
■ミリスレスカ To:キュラス |
知らないで身につけてたんですか? ダメですそんなの、ちょっと無謀ですよ? |
■キュラス To:ミリィ |
う〜ん…どうも、そっち方面の感覚に疎くってね(苦笑) ちゃんと鑑定するべきだったかなぁ。 |
困ったように頭を掻く。
先ほどから困ってばかりのキュラス。
■ミリスレスカ To:キュラス |
そういえば、そのペンダント……なにか故事来歴とか、ご存知じゃないでしょうですか? たとえば、一緒に探索されたときのパーティの仲間の方からなにか聞いた、とか……。 |
■キュラス To:ミリィ |
いや、何も。なにしろ偶然拾ったものだし。 子猫探しは、俺ひとりで受けた依頼だしね。 あ、もういいかい? |
手を差し出す。
■ミリスレスカ To:キュラス |
え、子猫探し? あ……ごめんなさい、ありがとうございました。 |
「子猫」という言葉に反応はしてみたものの、差し出されていた手に気付いて、あわててペンダントを返す。
■キュラス To:ミリィ&アリエラ |
ありがと。 そういえば、君たちはまだ用事があるの? 良かったら、さっきのお詫びと魔力探知のお礼に、お昼でも奢らせてよ。 市で旨い店見つけたんだ。 |
そういえば、そろそろふたりのお腹もすいてきた頃。
■ミリスレスカ To:キュラス |
え〜でも〜、ボクたち、まだ調べものしないと……。 それに、調べものが終わらないうちは、お昼なんて購買部のサンドイッチかじりながらに決まってるじゃないですか? のんびりご飯食べてたら、ランチが終わったひとたちで図書館、込んじゃうもん。 |
学院にいたころの感覚が、まだ抜け切っていないようだ。
■キュラス To:ミリィ |
購買部?(汗) ……まぁ、そんなに急がなくても、この図書館はあんまり混むってことはないみたいだよ。司書さんもいつも暇そうだしね。 まだ探す本があるなら、さっきみたいなことが起こらないように、手伝おうか? |
■ミリスレスカ To:キュラス>アリエラ |
え〜? でもそんなぁ…お願いしちゃったみたいで悪いし…どうしよう、リエラさん? |
■アリエラ To:キュラス |
え? でも……。 キュラスさんも何か調べ物があって図書館にきたんじゃ…。 |
申し出はうれしそうに頬を染めるものの、少し戸惑っている。
■キュラス To:アリエラ&ミリィ |
ま、遠慮しなくて良いからさ。 飯は多人数で食った方が旨いしね。 |
屈託のない笑顔を浮かべると、てきぱきと壊れた木の台を片づけ始めた。
■アリエラ To:キュラス |
あ、ありがとうございます。 |
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GM:ともまり |