銀の網亭・個室 |
■ノーブ To:ファラハ |
ところで衛視隊はその事件をどんな方法で検討するのじゃ? ちゃんと学院と識者に相談と調査はしたのかのぅ? |
■アール To:ノーブ>ファラハ>ALL |
冒険者の手で、内密に…ということじゃないのか? 衛視隊がおおっぴらに動くと、街に噂が広がるだろう。 ん、そこのところは、どうなんだ?ファラハさん。あまり公にしていけないとか制限はあるのかい? もう町中の噂だっていうなら、かまわないが。 |
■ファラハ To:ALL |
事件が発生した近所ではある程度噂になっているようです。 まだ街全体には広がっていないですね。 皆さんが仰るように、衛視隊が多数公然と動けば市民へ与える不安は大きなものとなります。 従って、まだ被害者が少ないうちに怪物への対処能力が高い冒険者の皆さんにお願いすることになったのです。 そして、なるべくなら市民に噂が広まるのは避けたいところです。 何せ、基本的に衛視隊は対人間用に用意されています。 今回の様なケースは正直なところ手に余る自体ですから。 これでご理解頂けましたでしょうか? |
■カロン To:ALL |
たしかに衛視隊が多数で動けば噂が広まって不安にしてしまうしね。 俺達が動く分なら大丈夫か。 |
■ウリディケ To:カロン>ファラハ |
そうね、怪物が街にいたら騒動が起きるわね。 でも、ライカンスロープの可能性があるとすれば、銀の武器が欲しいわ。 … ファラハさん、ダガーくらい何とかなりますか? このパーティには、魔法の大剣と手斧ぐらいしか銀製品はありませんよ? |
■ファラハ To:ウリディケ |
残念ながら、衛視隊の予算も限られていますので、装備の貸し出しは無理です。 ただ……個人的に「エンチャント・ウェポン」のコモンルーンを一つ持っていますので、それをお貸しすることは可能です。 これで武器に魔法を掛ければ銀の武器と同じになるのではありませんか? これが私のできる最大限の援助です。 |
■ウリディケ To:ファラハ |
ごっ…ご謙遜を、 かような高価な品が貸与されるとは、想像もいたしておりませんでした。 大きな助力感謝いたします、衛視隊の…いえ、ファラハさんの本気の度合いが判るというものです。 |
■カロン To:ウリディケ>ALL |
そういえば、魔剣をもってたねウリディケさんは。 あと他の手としては、アールさんの魔法を使うって手しかなかったけど、コモンルーン貸してもらえるならメイシアスさんに使ってもらえばいいね。 |
■マイクロフト To:メイシアス>アール |
メイちゃん、借りたら、なくさないようにね。 アルちゃん、借りたら、なくなっちゃうね、立場・・・ |
■ウリディケ To:マイクロフト>アール>カロン |
それを言ったらマイクロフトさんの立場なんて始めから無いわね私とノーブさんがいるから、期待してますわアールさん。 でもカロンさん、コモンルーンは場合によっては、ファラハさんが使った方が良いかもよ。 |
■アール To:カロン>ウリディケ>ALL |
もしライカンスロープの類なら武器以外では、カロンさんが精霊の力を借りて使うくらいか?。 まあコモンルーンがあるなら、誰でもダメージを与えられるから、出番もないかな。 しかし、本当にワーウルフ…と断定していいのか? 時間が許すなら、早く証拠を調べてみたいが。衛視隊の詰所にはどの程度の文献がそろっているのかな。 必要なら賢者の学院の図書まで漁らないといけないだろう? |
■ウリディケ To:アール |
だから言ってるでしょ、期待してますわアールさんって。 賢者の学院の図書館は、貴方とカロンさんに任せますから。 そうしてる間にも、ノーブさんとマイクロフトさんは現場や酒場めぐりしてもらわないといけないし、私はメイシアスさんと行くところがありますから。 まあ、決まった訳でもありませんが。 |
■メイシアス To:ウリディケ |
ほえ?ウリディケさん何処かに行かれるんですか。 美味しいお菓子のお店とか、町を見下ろせそうな素敵な丘とか…いえ、冗談です。 衛視隊の詰め所に証拠品、地図を確認しにでしょうか? 証拠品とされている体毛が、ライカンスロープだとすれば事実ワーウルフの物なのか直接見てみたい気もしますし…ただの獣だったら気が……被害がある以上、どちらにせよ危険ですね。 単独行動は避けたいですし、喜んでご一緒しますよ! |
■カロン To:ウリディケ>メイシアス>ファラハ |
了解、行く所が複数あるから手分けするってことか。 ウリディケさんとメイシアスさんはマーファ神殿辺りかな。 そういえば、賢者の学院に言って調べるのはいいけど証拠品を貸してもらうとかできるんですかね?あと詰め所までの案内と俺たちの紹介してもらわないと門前払いされそうだし。 |
■マイクロフト To:ALL |
カロンさん、多分、盗賊ギルドじゃないかとおもいます。 ・・・ん? おおっ!これは、メイシアスさんの初めてのお使いって、やつですね。 楽しみです、くっくっく。 ふむ、ノーブ殿と私は、聞き込み担当ですね。 |
■メイシアス To:マイクロフト |
んんん? お使いは初めてじゃないですよ? お肉や果物を取りに行ったり…ちゃんとお手伝いしてましたよ? あ、でもこの街では確かにないです。迷子にはなりませんよ〜(ぐっ |
■アール To:カロン>ALL |
そうだな、カロンさんは悪いが、私といっしょに衛視隊の詰所に証拠を確かめにいこう。あと、ファラハさんが同行してくれれば、詰所には紹介はいらないよ。 あと、ウリディケさんとメイシアスさんは盗賊ギルド…ですね? できたらマーファ神殿も寄ってもらえますか。 被害者から状況を聞いてからギルドの方が良いのかな。 まあ、そのへんはお任せします。 |
■カロン To:マイクロフト>ウリディケ |
む、たしかに盗賊ギルドなのかな?ウリディケさんならキュアー・ディジーズできそうだから神殿かと思ったんだけど。 あ、ウリディケさん水割りもう一杯もらえますか? |
と言いつつ空になったコップをウリディケに渡した。
■ウリディケ To:カロン&アール |
要請があれば行く事になるけど、そうなったら依頼は果たせなかったってことになるわね。 後……今更ですが、口が軽すぎますわ。 |
呆れながらも、手はオレンジジュースの水割りを作っている。
喉は潤ってきているので、果汁7割でカロンに渡す。
■アール To:ウリディケ>ALL |
おっと、確かに。自分で内密に…って言っておきながら、声が大きかったようだな。 注意するよ。 |
■ノーブ To:ファラハ殿 |
ところでこの事件が始まったのは何時頃の事なんじゃ? 仮に事件の襲撃犯がライカンスロープだとしてもオランにいる誰かが化けているのは明白なのじゃが街にライカンスロープが出てくるのは儂も初めて聞いた事なんじゃがオランの人の出入りは衛視隊は把握できるかのぅ? |
■ウリディケ To:ノーブ |
把握できるかの前に、街で感染したかも知れないわよ ついでに、まだ相手は「未知」ですし。 詰所に行ったら、確かめましょう。 |
■カロン To:ウリディケ>ノーブ |
他にも感染者がいるとしたら大変だよね。 まあ、相手が完全に判明したわけじゃないし。見つけてみるまではわからないからね。 |
■アール To:カロン |
感染者っていうのはどういう状況になってるんだ? 精霊ってのは何にでも宿っているというが…病気ってのは、その、以上な状態なんだろう?カロンさんの精霊を見る力で、人間を見るっていうのは有効なのか? もし、できるのなら「生命の精霊」がおかしい人を見分けられないか。 まぁ、安直な意見だが… |
■カロン To:アール |
多分無理じゃないかな、聞いた話だと精霊力の異常によって起こる病気じゃないと聞いた事があるし。 |
■ウリディケ To:カロン&アール |
ラーダ様によれば、できないみたいね。 |
■アール To:ウリディケ |
そう都合よくはいかないか。 |
■メイシアス To:ALL>ファラハ |
被害者の方の傷口の位置、大きさを見れば他にも何か分かるかも知れません。分かってほしいです! うぅ…個人的にライカンスロープでない事を願いたいです。 …被害者本人に直接話を聞くのが、一番早くて確実でしょうか? 被害となられた方の、今の状態はご存知ですか? ライカンスロープに感染してしまった方は、傷口が腫れ上がり、高熱が続くと言いますし…話、聞けますか? 後、町の人達を疑うのは申し訳ないのですが…行動が不自然な、怪しい人って特定するのは難しいですよね? 被害が出始めた前後から、不自然な行動が目立つとか… 一先ず、昔から個性豊かだとゆう方を除いて考えた方が対象をしぼれますか? |
■ウリディケ To:メイシアス |
人を襲うのが「計画的」でなければ、事件現場周辺に住んでるかもね。 |
ウリディケは、やっと自分用のオレンジジュースに口をつけ、一息入れた。
■ノーブ To:ALL>ファラハ |
ふ〜むライカンスロープを見分けられる方法はあるかのぅ? 例えばセンス・イービルで探したりする方法は駄目かのぅ? 学院に教えを請うも秘密厳守の壁が難しいかのぅ? さて儂は聞き込みをしたいんじゃがこの事件が最初に起こった正確な日時を詳しく知りたいのじゃが? 儂は捜査の基本はまず「現場100辺」と言う格言にもあるじゃし、まずは現場に行こうと思うのじゃが皆様方もどう動きますのじゃ? ところで現場と被害者のいるところに案内と地図を渡してくれんかのぅ? |
皆に同行したそうな表情をして、メンバー全員の顔を見る。(同行者が欲しそうな感じで)
■マイクロフト To:ノーブ |
あ、出かけるときには私に、ご一緒させてください。 こういうの私の苦手分野ですから、そのときには、ノーブ殿、頼りにしてます。 |
■カロン To:メイシアス>ノーブ>ALL |
被害者なら犯人の姿を見てそうだしね、正体を知ってるかどうかは判らないけど。 見分け方か〜難しそうだよね。センスイービルはいいんだけど、ファリス神官を連れて来るかこちらから連れて行かないといけないので大変なんじゃ、寄進もいりそうだしね。 ひとまず先程ウリディケさんの意見通りで手分けするのはどうかな?みんなで回ると時間が掛かりそうだしさ。 |
突然良い考えがひらめいたような表情をしてノーブは皆を見て話しかける
■ノーブTo:カロン>ファラハ>ALL |
一つ提案があるのじゃが、仮に精霊を見る力を利用してライカンスロープを見つける有効な手立てと間違いは無いと思うのじゃ。 精霊力の異常なら逆に被害者3人の精霊の異常を3人とも見比べて、ライカンスロープの精霊力の異常をパターン化し覚えてから街の人も片っ端から見て、その覚えたパターンを持ち潜んでいたライカンスロープを発見する方法は如何じゃかな? |
■カロン To:ノーブ |
先程も言ったけど精霊力の異常で起こる病気じゃないから多分無理だよ。 なんだったら一度被害者の精霊力を確認しに行って見てもいいけどどうする? |
■アール To:カロン>ノーブ>ALL |
ムダなことはやらなくてもいいけど、被害者の状況は早く掴んでおきたいな。 |
■ノーブTo:カロン&マイクロフト>ファラハ殿 |
ふむでは現場と被害者3人が居るところへ行こうかのぅ? |
■カロン To:ノーブ |
ちょっと待って、手分けしないといけないんだからさ。 誰がどこに行くか決めないと、あと集合場所と時間もちゃんと決めてからにしようよ。 |
■ノーブ To:カロン>ALL>ファラハ |
儂としたうっかりしてたわい。 ふ〜むそうじゃのぅ、儂は取り敢えず被害者3人に会おうと思うのじゃ。 待ち合わせの場所は依頼の内容もあるのじゃが、衛視隊の詰め所にするのかのぅ? |
■カロン To:ノーブ>ALL |
手分けの仕方はさっき話してたとおりでいいんじゃないかな。 俺とアールさんは詰め所に寄ってから学院で調べ物、ノーブさんとマイクロフトさんは現場と酒場で聞きこみ、ウリディケさんとメイシアスさんは行く所があるらしいからそこを任せるってことで。 あと集合場所なんだけど俺はマーファ神殿前の方がいいと思うんだがどっちがいいかな? |
■ノーブ To:カロン>ALL |
異議なしじゃ! |
■ウリディケ To:ノーブ&カロン>ALL |
まだうっかりしてるわよ。 このまま、図書館なり情報屋を訪ねても、何聞いたら良いか分からないでしょ? 手分けするのは事件のあらましを収集してからよ。 ところでノーブさん、今何時ですか? |
■アール To:ウリディケ |
そうだ、急がないと、今日いきなり犯人(?)が現われて被害が増えましたじゃハナシにならない。 とりあえず、衛視隊の詰所にはみんなで行って、まず被害地域や地図の手配を先にしないと。 |
席を立ち上がってせっかちのノーブは現場で外に向かう仕草を見せ、ファラハに案内を頼むような表情をして
■ノーブ To:ウリディケ |
いきなり何時と言われても困るのじゃ。そういうのはおやじ殿に聞いてくれんかのぅ? では儂は事件の状況を聞き込みして早速、詰め所と現場に行こうかのぅ? |
ウリディケは、落ち着きのないノーブの首に「がしっ」と腕を絡めると、強引にソファーに引き戻した。
絡めた右腕に左腕を十字に引っ掛け、「ぎゅ〜う」と締めながら説明を続けた。
■ウリディケ To:ALL |
まず、全員で詰所に行きましょう。 二時間で片付けて、図書館の閉館時間に間に合わせるわよ♪ もっとも…予定通りにいったらですけどね。 … ……ところでノーブさん、どう言う事? 学者にして狩人のノーブさんが、「時間がわからない」訳ないでしょう。 知ってる情報を「わざと流さない」のでしたら、次は『処分』するわよ…裏切りは許さないから♪ |
ウリディケは微笑みを浮べ、優しく諭すようにノーブに語り掛けていた。
しかし、そんな意図のなかったノーブは、ウリディケに反論した。
■ノーブ To:ウリディケ |
いきなり時を計れと言われても別に裏切っているわけじゃないし、ただ時を計るも結構時間と手間は掛かるワケじゃよ。 時刻は今は14時じゃ。ついでに明後日は「満月」じゃ。儂が急ぐ理由もわかってくれんかのぅ? お主も知識の神を祭る神官だと言うのも時間を読み取る知識も蓄えるのもラーダ神官の務めじゃぞ。(苦笑) |
■ウリディケ To:ノーブ |
時を計るも結構時間と手間は掛かる? それは事実かしら、ここにいる全員が「明後日は満月」で「昼食食べて一刻(2時間)くらい」ってことは分かってたわよ。 貴方の対応は、あまりにも適当過ぎませんか? 時間は、現状を把握してない貴方の為に「わざわざ」聞いてあげたのよ? 私が知りたい訳じゃないの。 |
ウリディケのノーブを締める腕が、更に力が入りそうになったところで、
カロンは急に口論を始めた二人の間に入り、小さな声で仲裁する。
■カロン To:ノーブ&ウリディケ |
まあまあ、二人とも落ち着いて依頼人の前なんだしさ。 |
■カロン To:ALL |
ノーブさん、一人で飛び出して行きそうな感じだったからウリディケさんが止めようとしただけだよ。 急がないといけないのは判るけどさ、ウリディケさんの言うとおり事件のあらましがわからないと動きようがないしさ少し落ち着いて行こうよ。 |
■アール To:ALL |
たしかにノーブさんはあわてすぎだが…ああ止めるか。(苦笑) さて、マイクロフトさんの次は、ノーブさんか…次は誰が犠牲になるか… |
■マイクロフト To:ウリディケ |
なんて血の気の多い娘さんでしょう。 ウリちゃん、おとなしくしなさい。 |
■ウリディケ To:マイクロフト |
そうね、暴走した挙句、依頼失敗ってのも良い経験よね♪ 口が過ぎましたわ。 |
■マイクロフト To:ALL |
明後日が満月ですか、やばいです。 これは思っていたよりも切羽詰ってきましたね。 みんなに任せて、裏でこっそりお昼寝でもしていようと思っていたのですが・・・。 ちょっと参加してみましょう。 まず、先ほどのみんなの説明では分からなかったことを1つ質問させてください。 ワーウルフが自分の意思で狼に変身できることは分かりました。 では、狼の状態から、人の姿に戻る場合はどうなのでしょう。 |
■ウリディケ To:マイクロフト |
どうなるか、分からないのよね。 |
■アール To:ウリディケ |
まあまあ、最後までやらせてみよう。 |
■カロン To:マイクロフト |
でも、依頼人の前でその話し方はやめてもらいたいな。 商人だったら商談とかしてそうなんだけどな。 |
■マイクロフト To:カロン |
私の商売は、人情第一、誠実で裏表無し、それにちょっぴりのユーモアが売りなんですよ。 |
■マイクロフト To:ALL |
みんな、ワーウルフの存在に懐疑的のようですね。 確かに、街中に突然、ワーウルフが現れるというのも不自然ですから。 |
■ウリディケ To:マイクロフト |
だから、ワーウルフを疑ってない人なんていないわよ。 |
■カロン To:ALL |
そうだね、ワーウルフと想定はしてるけど犯人を見つけるまでは確定しないしね。 |
■マイクロフト To:ウリディケ |
それは分かりませんよ、逆のパターンがありますからね。 ワーウルフとしての力を手に入れたからこそ、 例えば、復讐を果たすチャンスと考えて町に戻ってきた・・・、 ということもありえるわけですからね。 |
■カロン To:マイクロフト |
ワーウルフになったら知性的な行動が取れないと思うから無理じゃないかな? |
■マイクロフト To:ALL |
確かに、ワーウルフは狼の姿では知性的な行動を取ることができません。 でも、人間の姿の時には、普通の思考ができます。 ただ、変身後には知性はなくなってしまうのですし、思い通りに変身をとけるとも思えません。 だとすると、もし現場に、知性的な行動の痕跡を見つけることができれば、推理の裏づけになるかもしれません。 そのために、念のため、人の姿に戻れるのかどうかを知っておきたく思います。 もし人の姿に戻れるとしたら、厄介なことになりそうですけどね。 |
■ウリディケ To:マイクロフト |
……どうなるか分からないから、もう厄介なんです。 |
■カロン To:マイクロフト |
痕跡っていまのとこ被害者が3人とも殺されてない所みると知性的な行動を取ってるとは感じないけどね。 普通姿見られたら口を塞いでおくと思うけど。 |
■マイクロフト To:カロン |
確かにそれもなんだかにおいますね。 |
■マイクロフト To:ALL |
では、こまごまと。 |
■マイクロフト To:ファラハ |
ファラハさん、最初に、ノーブ殿が気にしてましたが、衛視隊では、確たる証拠をもとにワーウルフと断定したのでしょうか? |
■マイクロフト To:ウリディケ |
ウリディケさん、先ほど「計画的」という言葉を使っていましたね。 いいところを突いているように私には思えます。もう少し頑張ってください。 |
■ウリディケ To:マイクロフト |
何をどうしてほしいのかしら……。 それより、貴方のパーティに対する理解の方が心配だわ。 |
■カロン To:ALL |
計画的も何もまだ情報がないから考えられないよ。 ひとまず、詰め所に行ってからかな。 |
計画的…か。なにかひっかかるようにアールがつぶやく。
■アール To:カロン |
まぁ、考えすぎるならワーウルフを放した別の犯人っていう説も無いことはない…か。 ワーウルフが知性的な行動ができないなら、ほかに知能犯がいるって説ができあがるわけだ。 ただ「計画的」ってところに、こだわりすぎだよな。 |
■カロン To:ALL |
そりゃあ可能性としてなら色々出てくるだろうけどね。 被害者の証言や関連性とか調べてから考えない? |
■マイクロフト To:ウリディケ、カロン |
先ほど、このまま情報を集めにいっても何を聞いていいのかわから無いでしょう、とウリディケさんもおっしゃっていました。 ちゃんと話し合っておきましょう。 |
■マイクロフト To:メイシアス |
メイシアスさんは、人工的に動物の爪あとのような傷を残したのではないかということを、調べてみたいわけですね。いいと思いますよ。 |
■マイクロフト To:アール、カロン、ファラハ |
それとノーブ殿は、ワーウルフを見破る方法はないかと思案されておられました。 一発でそれと見破る方法は無いかもしれませんが、街中で暮らしていればそれなりに、不自然な行動が現れることをメイシアスさんも気にしていました。 聞き込みで調査をするわけですが、過去にそうした実例があったかもしれません。 文献調査隊は、そういう習慣から見破る方法の具体例みたいなものにも、気を配ってきてくださると助かります。 |
■マイクロフト To:ALL |
もう一つノーブ殿が言われていた、センスイービルですが、グッドアイディアです。 この呪文、のちのちとても役に立ちそうです。 幸い、ワーウルフとか、だいっ嫌いな人たちですから、血気盛んな人を見つけて、仲間に引きずり込むことができるかもしれません。 戦力も増えて一石二鳥、是非ナンパしに行きたいですね。 あと、私なりにいくつかの仮説を持っていますので、煮詰まっちゃったら、また声をかけてくださいね。 |
それだけ言うと、一見、何かを考え込むかのように、また静かに目を閉じたかと思うと・・・
■マイクロフト To:ALL |
ZZZ・・・。 |
■ウリディケ To:マイクロフト |
……眠りのマイクロフト。 証拠も押さえず推理は6人前、ちゃんと働いてくれるのかしら? |
■カロン To:ALL |
センス・イービルって善悪が判るだけで犯人とか見つけられないはずだけど。 それに血気盛んな人じゃ回りに噂が広がるような気がするがね。 |
■アール To:ノーブ&マイクロフト |
なにか、マイクロフトさんもノーブさんも、自分たちでできない方法ばかり選んで考えてないか? このパーティ以外の他人にばかり頼るなら、悪いが賛成できないな。 冒険者…やめたほうがいいんじゃない。 |
強い口調でまくしたてるが、そこで思いとどまって
■アール To:ウリディケ>ALL(マイクロフト以外) |
でも、ハナシの整理には良かったよ。途中、気になることも気付かせてくれたしね。 ファラハさん、悪いけど質問に答えてもらえるかな。 |
■ファラハ To:ALL |
私達がワーウルフだと断定した理由は、まず現場に残っていた体毛、それに、被害者達の証言によります。 彼らは例外なく、人間ほどの大きさの狼を目撃していますから。 いくら錯乱していたとはいえ、直接の被害者の言を信用しない訳にはいきませんから。 それらの証言と証拠を元に衛視隊では断定しました。 |
■ウリディケ To:ファラハ |
本来なら詰所で証拠を交えて説明するつもりだったかも知れないところ、血の気の多い私達の為に教えていただきありがとうございます。では、そろそろ詰所に参りましょう。 |
■アール To:ALL |
ここで話しても、これ以上はまとまらないしね。 あっ、ウリディケさん、さっきの手分けの仕方だけど証拠次第では図書漁りよりも聞き込みを優先しようと思うんだ。ここまで聞いたら、調べる対象が違うだろう? ということで、あとは詰所に行ってから考えよう。 |
■カロン To:ALL>ファラハ |
了解、詰め所の話によって臨機応変ってことだね。 それじゃあファラハさん詰め所までの案内よろしくお願いします。 |
ノーブはしばし皆の話を聞き何かを考えてるような表情をしておもむろに口を開いた。
■ノーブ To:ALL |
一つ思った事なんじゃがオランは街。 街でライカンスロープが現れる事は稀有といっても過言ではないと思うのじゃ。 ライカンスロープに感染する最も高い可能性のある街の人(行商人、旅人、冒険者、最近引越してきた人)を探して見張りをつけて今後の予防策としても有効的な策だと思うのじゃが皆は如何思うのじゃ? |
■カロン To:ノーブ |
う〜ん、対象者が多すぎないかな。 それに衛視隊は動けないんだから俺達が分かれて見張るのはいいけど単独だとワーウルフに変身した時に逆にやられないか。(汗 |
■アール To:ノーブ |
人の出入りうんぬんも、詰め所に行ってからにしよう! ノーブさんは、この街のことをそんなに詳しく知っているのかい? ファラハさんが同行すると言っているんだから、知ったかぶって案を出すのはやめよう。 必要なら、詰め所で街の地図とにらめっこすればいいからさ |
■ノーブ To:ファラハ>ALL |
う〜むそうじゃのう。要らん横槍を入れてかたじけないじゃ。 では早速、詰め所と現場で聞き込みに行くかのぅ? |
やっと落ち着いたノーブが、みんなを促して酒場を出る準備をしはじめる。
ただひとりを除いて…
■マイクロフト To:ALL |
だぁ、もう君達!! スルーするにしたって、疲れてるんだから寝かせておいてあげましょう、くらい言えないものですか、全く。 ・・・起こしてくださいよ、折角「ネタフリ」してるんですから、ちょっと切なくなってしまったでは無いですか。 段取り守ってもらわないと困りますよ。 おらーねてんじゃねー、おきろー!!、っていうの期待してたんですから。 そうしたら・・・、 だって、この依頼が片付くまで、私達、もう夜には眠れないんですよ、と言うつもりだったのに・・・。 この意味が分かりますか? |
■ウリディケ To:マイクロフト |
いえ、全然。 このパーティは、過去に編成されてきたパーティとは全く異なる革命的編成理論に基づいてます。 今まで不可能とされてきた「編成要員の半数が休む」ことを可能にした『24時間全状況対応型パーティ』なのです。 これまでの常識ではこのパーティは計れない……歴史書には「新式編成」と記録されるでしょうね。 これで寝れないなら、どこ行っても寝れないわよ? |
■マイクロフト To:ウリディケ>ALL |
交代制で夜警する気なんですか・・・。 若い人にはかないません、しくしく さて、詰め所に行くのは、反対です。 ファラハさんがいらっしゃるというのに、行く必要はありません。 というかおいてかないで・・・。 まずは、私の話しを聞いてください。 |
■ノーブ To:マイクロフト |
何故必要があるのじゃ? 儂等の丁寧な調査聞き込みよって本人の目の前で失礼ながらファラハ殿の見落としている新たな事実も分かるやもしれんじゃぞ? |
■メイシアス To:マイクロフト |
えと…詰め所には加害者の遺物である獣毛が、マーファ神殿では被害者の方々が治療中なんですよね… |
■マイクロフト To:ALL |
最大の問題は、時間制限なんです。 今日は、月齢が13です。 ワーウルフにならずに正気を保っていられる確率は8%くらいしかありません。 これは、偽者だった場合でも同じことです。 月齢との関係のことを知っていれば、今晩、動く可能性は非常に高いです。 本物らしくしなければいけませんからね。 つまり、日中のうちに、我々の手が犯人にまで届かなければ、今晩、また事件がおき、巻き込まれて命を落としてしまう人が出てしまうかもしれません。 私はちゃらんぽらんな人間です。しかし、人の幸福を祈るチャ・ザの神官でもあります。 誰になんと言われようとも、みすみすそんなことにはさせません。 あてずっぽうに動いている時間など無いのです。 |
■メイシアス To:マイクロフト |
時間が限られている上で情報をより多く集める為には別行動が望ましいってことでしょうか? |
■マイクロフト To:メイシアス |
はい、手分けできるところは手分けしましょう。 |
■アール To:メイシアス |
考えているようで、そうでないかも…。あまり真面目に返事しないほうがいいよ。 |
■マイクロフト To:アール>ALL |
アルちゃんひどい・・・。 では、眠りのマイクロフト参ります。今回の事件のポイントは、無差別に人が襲われているのかどうかにあります。 仮に、無差別に襲われていた場合、すぐに思いつく作戦がありますね。 そう、我々が囮となり、狼さんをおびき出すことです。 しかし、無差別ではなかった場合は、囮作戦は功を奏さないかもしれませんよね。 では、無差別ではなかった時に、我々がしなくてはいけないこととは、さてなんでしょう? |
■ノーブ To:マイクロフト |
無差別がどうかはまずは被害者三人に直接会って三人のこの事件の関連性を事細かく見極めるが先じゃよ? |
■マイクロフト To:ノーブ |
はい、まさにその通りですね。 ノーブ殿の意見を支持します。 神殿での調査が取っ掛かりになると思います。 |
■カロン To:ALL |
はっきり言うけど無差別か狙われてるか調べるためにまず詰め所に行こうって言ってるんだからさノーブさんの言うとおりだと思うよ。 あと、あてずっぽうに動いてる時間ないって言うなら質問してないで意見があったら言って欲しいんだけど。 |
■マイクロフト To:カロン |
あら、カロさん、今、トリガーを引いちゃいましたねぇ。 ふっふっふ、あとでたっぷりとお話があります。 私は、説教がしたくて、神官してる口なんですよ。 |
■カロン To:ALL |
あとでって言うか言いたいことあるなら言って欲しいんだけど、時間無駄にしたくないんだけどな。 |
■メイシアス To:ALL |
無差別で無かった場合、被害者の3人には何らかの共通点がみられるはず。現段階でそれが分からないなら被害者3名に話を聞くほか無いってことでしょうか? 囮以外というと…護衛ですか? もし囮作戦なら、呼び笛とかあると楽しそうですね〜 |
■マイクロフト To:メイシアス |
メイちゃん大正解!!かしこいです。 被害者の身辺調査によって、この場合、真相に近づくことができるでしょう。 ですから、神殿での情報収集から始めるのがいいと思います。 犬笛はすごく楽しそうですね。 メイちゃんを狙ってる悪い狼さんが飛んできそうです。 ねー、アルちゃん? 男は狼なのよー、気をつけなさい♪ |
■アール To:マイクロフト |
発想が下品だな。 |
■メイシアス To:マイクロフト |
えと、確か犬笛だと人には音が聞こえませんよ? 借りるなら警笛です。 ん〜、でも狼さんなら犬笛も聞こえそうですね♪…って狼は群れで行動ですよ!反って危ないじゃないですか?! |
■ウリディケ To:マイクロフト |
……なるほど、そういう訳でしたか。 貴方ほどの知性があれば、その結論も頷けます。 そして、同時に貴方の事を何時の間にか「同業者」と勘違いしてしまってました。 光の世界の法に従えば、全権代理がいるのに本拠地に行く必要がないのは当然です。 しかし、残念な事に世の中には「影や闇」があるのです。 『無差別ではなかった時に、我々がしなくてはいけないこと』とは、黒幕を見つけ倒すことです。 その黒幕がもし「光の世界の法」に背いていたとき、マイクロフトさんは深い不信感を味わうことでしょう。 ……全権代理の前では、本来……話なのですが。 |
■マイクロフト To:ウリディケ |
ウリちゃん結論はやっ!!っていうか、心の翼が強すぎっ!! いやっ、そんな、いくらなんでも、それは無いですよ・・・。 ねぇ、ウリちゃん、うそですよ、私は信じません、そんなはずがあるわけないですよ。 あなたが黒幕だったなんて・・・。 |
■ウリディケ To:マイクロフト |
くっ、よもやこんなに早く見破るとは、……さすが名探偵「眠りのマイクロフト」。 正体がバレた以上、貴方を生かしてく訳にはいきませんわ。 覚悟〜、マイクロ○フト〜♪。 |
などと台詞当てをしながらウリディケは左手でジュースを飲み、右手に持った魔剣の柄でマイクロフトを小突きまくった。
ついにがまんできなくなったアールが、マイクロフトの腕を掴みあげる。
■アール To:マイクロフト |
酒場でじゃれ合うのは、ここまでにしよう。 ここでこれ以上やるのは、ファラハさんの立場がないよ。 まだ判ってもらえないなら、マイクロフトさんに違う言い方をしようか? 知らない街で迷子になりたくないなら、地図くらいもらった方がいいだろう。 ついでに、被害者の出た地域にも印を打ってもらおうよ。 最低限そこから始めようか。 マイクロフトさんの考え方には感心するが、それ以上があるなら、移動したあとで聞くから。 それこそ、囮だろうが、あてずっぽうで聞き込もうがかまわないさ。 新しい被害者さえでなければね。 |
■ノーブ To:ALL |
黒幕がどうこう話し合っても真相には一歩も進まんじゃよ? 真相に進みたいのならばとにかく一刻も早く現場と詰め所に行くのじゃ! |
■マイクロフト To:アール&ノーブ>ALL |
そうですね、ちょっと気勢がそがれてしまいました。 私達、これから捕り物をしようというのに・・・、まぁ、なんくるないさ。 おかげで、PTでの話し合いのコツも少しつかめましたよ。 スタンドプレーにならない様に、発言を控えていると、ハラハラしながら見守ることになるので、 会話が沈静化してきた頃に、これはまずいのではと、心配事訴えようとして、水をさしたようになっちゃうんですね。 OK!つまみ食いしちゃおっと、パクパクおいしいなぁ。 |
■ウリディケ To:マイクロフト |
マイクロフト、いっそリーダーやる? |
■アール To:ウリディケ |
スタンドプレーってのは、ふつう先走って人に迷惑かけるものだが…。 後から割り込んで、自分理論をこれだけ押し付けるのも、十分スタンドプレーな気がするんだがなぁ。 |
感心したようにも、あきれたのようにもとれる表情で、2人は顔を見合わせる。
さらにマイクロフトの話は続く…
■マイクロフト To:カロン |
さて、ちょっとお話しましょうか。 もし何か分からないことがあったとしても、そこで考えるのをやめないでください。 分からなければ、分からないなりの考え方をしてみてください。 大切なことは、正解にたどり着くことではなく、とにかく考えることをあきらめないことなんです。 例えば、狼さんが本物かどうか分からなければ、本物だった場合と、偽者だった場合の、二通りを考えてみるとかです。 あるいは、仮に無差別に襲われているわけではなかった場合、被害者の身辺を調査することで真相に近づくことが分かりますが、 これは、狼さんが本物でも偽者でも、同じ結論にたどり着きます。 このように、不確定要素があったとしても、結論にたどり着くことは、ままあります。 逆に、答えが分からなくても、問題はありません。ようは、考え続ける訓練になればいいのです。 私も若いころ、冒険者をしていたときに、いつの間にか身についていたスキルなんです。 しいてとは言いませんが、この機会に是非試してみることをおすすめします。 |
■ウリディケ To:マイクロフト |
もうみんなやってるわよ、見下してるならカロンのかわりに、この断頭剣で「処刑」するけど? 大体、マーファ神殿の被害者が高熱にうなされてる最中だったらどうするのよ? |
■カロン To:マイクロフト |
いやさ、別に考えないんじゃなくて先に詰め所に行ってもらえる情報もらってから考えた方がいいと思ってるだけなんだよ、無駄な推理しなくてすむしさ。 |
■ノーブ To:ファラハ |
さてと月齢を読んでいてちょっと疑問に思ったのじゃが、この事件の被害者三人はもしかして一日で一気に三人も被害に遭うたのですかのぅ? |
■ウリディケ To:ノーブ |
だから、詰所で資料集めなのよ♪ |
■ノーブ To:ウリディケ |
それは理解できるのじゃが、詰め所に行こうとしても誰かさんの横槍が多くて先に一歩も進まんじゃし(はぁ〜っ) |
ノーブは(ため息を吐いてマイクロフトをじ〜っと見て現場と詰め所に行きたそうな表情をしていて足をカタカタと踏み鳴らす。
■カロン To:ALL |
そうだね、そろそろ行こうか。 |
カロンが見渡したとき、アールは個室から出て、すでに酒場の外で待っていた。
どうやら、先ほどのマイクロフトの演説の途中で抜け出していたようだ。