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SW-PBM Scenario#144 白夜の島 |
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賢者の学院・図書館 |
カーガッド達は、吹き抜けのホールを進み、西日が差し込む荘厳な廊下を抜けて、図書館へとやってきた。授業を終えた学生たちや、ローブをまとった冒険者がちらほらと見える。
少し遅れて、マーキュリーも扉を開けて入ってきた。
■ヒュレス To:マーキュリー |
あっ、マーキュリーさん。 |
■マーキュリー To:カーガット、セイルディア、レヴィン、ヒュレス |
あれ♪みんなも今来たところなの?(^^) |
■カーガット To:マーキュリー |
ええ、ちょっと色々ありましてね。 これから、パイオン導師……マケリさんの父親なのですが、彼の研究の元になった資料が図書館に無いかを調べてみるところです。 |
■マーキュリー To:カーガット |
そうですか♪それじゃぁそのことはカーガット達にお任せしてもいいですか? 僕は夢のお告げに出てきたモノを調べたいと思ってるんです。 |
■カーガッド To:マーキュリー |
わかりました。じゃあ、そちらはお願いしますね。 |
■マーキュリー To:ヒュレス |
ヒュレスさんお疲れ様♪ 出発までの時間はまだ大丈夫ですよね? |
■ヒュレス To:マーキュリー |
あっ、はい、あと2時間くらいはここにいても大丈夫だと思います。 |
ヒュレスは図書館の荘厳な雰囲気に圧倒されてか、落ち着かない様子だ。
■マーキュリー To:ヒュレス |
大丈夫ですか?なんだか緊張してるみたいですけど? |
■ヒュレス To:マーキュリー |
あ、はい(^^; 僕、こんなすごい建物に入るの、始めてで…はは…。 |
ヒュレスは苦笑を浮かべると、帽子に手をやって形を整え、ふうっとため息をついた。
■マーキュリー To:ヒュレス |
僕もこういうところに来ると眠くなるんですよ♪(^^) |
ヒュレスはマーキュリーの言葉に思わずニコッと笑った。
ちょっとだけ緊張がほぐれたようだ。
カウンターには司書らしき人がふたり、座っている。
ひとりはかっぷくのいい、いかにも書庫に閉じこもっているのが好きそうなおじさん。
もうひとりは利発そうな少女で、三角帽子から覗いている尖った耳をみると、エルフのようだ。
■コキリア To:セイルディア |
あっ! セイル? |
彼女は扉の開く音に反応して顔を上げると、セイルを見て驚いて声を上げた。
そのあと、静かな図書館に自分の声が響いたのにびっくりして、口に手を当てる。
■セイルディア To:コキリア |
その声…コキリア? ふふ、久しぶりですね。 |
■司書のおじさん(フォルリー) To:コキリア |
…知り合いかね? あまり大きな声を出さんようにな、コキリア君。 |
■コキリア To:フォルリー |
あ、す、すいません、フォルリー先生。 |
■マーキュリー To:セイルディア |
おや♪お友達ですか?(^^) |
■セイルディア To:マーキュリー、ALL |
ええ。こんなところで会うとは思いませんでしたわ。 …ごめんなさい、皆さん。少し失礼しますね。 |
セイルディアは、コキリアとふたりでカウンターの隅へ移った。
図書館・カウンター |
一方、残された仲間は図書館で調査開始である。
■フォルリー To:カーガッド、マーキュリー、レヴィン、ヒュレス |
どうも。司書のフォルリーです。うぉっほん。 何かお探しですかな? |
■マーキュリー To:フォルリー |
こんにちは(^^) 僕は怪物について調べたいんですけど・・・ ちょっと手がかりが少ないんですよね(^^; |
■フォルリー To:マーキュリー |
ほほぅ。怪物かね。 その手がかりとやらを言っていただければ、こちらで適当に文献を見繕って差し上げますが? おほん。 |
胸を張って威厳を示そうとしているようだが、ころころした体格のせいかそれもイマイチ決まっていない。
■マーキュリー To:フォルリー |
はい、人間の女性の姿をした悪魔です。 または人間の姿に化けられるのかも…こんなところなんですがいかがでしょう? |
■フォルリー To:マーキュリー |
ふぅむ。「胴体から胸」が女の姿をとっておるものであれば、かなりの例がありますが… もうちょっと特徴はないのかね? 翼が生えているとか、角があるとか。 …姿を変えられる悪魔も含めると、これはもう絞りきれませんな。うぉっっほん。 |
大げさに咳払い。
■フォルリー To:マーキュリー |
とりあえず悪魔に関する本を集めた書棚をご案内いたしましょう。 あとはご自分で探してもらえますかな? あそこに見える階段を上がった中2階の、端から4番目の列ですな。 |
フォルリーが指さした見上げると、その列は…マーキュリーの身長をゆうに超えた本棚がびっしり、奥まで続いていた。
背表紙を確認するだけでも骨が折れそうだ。
■マーキュリー To:独り言、ヒュレス |
ぉぉぉぉ…荘厳で……壮絶な眺め(´д`)(笑 そだ、調べる前に一応… ヒュレスさ〜ん♪ザリィ村で島に巣くう悪魔の噂とか聞いたことないですか?(^^; |
■ヒュレス To:マーキュリー |
えっ、あくま、ですか?? ん〜、聞いたことないですが… |
■マーキュリー To:ヒュレス |
そうですか…ありがとうございました、とにかく探してきます♪(^^) |
■カーガッド To:フォルリー |
私たちは、以前パイオン導師が調べておられたザリィ島に関する資料を調べたいと思ってます。 そのあたりの資料のありそうな場所を教えていただけませんでしょうか? |
■フォルリー To:カーガッド |
ザリィ島ですか。ふむ。それはまた。 あいにくとザリィ島だけを語った本というのはありませんでな。 パイオン導師は主に古代王国時代の伝承について記された文献を調べ、その中に、ザリィ島の記述を探していたようですなぁ。 そういった本でよければ、中2階の…ああ、ちょうど、こちらの神官戦士の方が調べなさる列の、向かい側の列になりますな。 |
■カーガッド To:フォルリー |
わかりました、ありがとうございます。 |
図書館・中2階 |
カーガッドとマーキュリーは、司書に言われたとおりの書棚の前へやってきた。自分の身長より高いそれらは、かなりの圧迫感がある。
カーガッドは『古代王国時代──忘れられた伝承』という名の文献を手に取った。
しばらく読み進めると、以下のことがわかった。
・古代王国時代、現在のオランの南の海域に、異界との“扉”が開きやすい島があった。
・島の民は異界の生物との戦いを長年にわたって繰り広げた。
・島の民は、星を捨てて「護り」を選んだ。
・島は「護りの光」に包まれ、永遠の平和を手に入れた。
■カーガッド To: |
ふむ……。 とりあえず、これが関係ありそうだな。 書き写しておくか。 |
そう言って、荷物から取り出した羊皮紙にメモを取った。
一方、マーキュリーのほうは、例の夢の内容をたよりに悪魔についての文献を引っ張り出し、次々に山積みにしていったが…
山ができるだけで終わったようだ…
■マーキュリー |
ふぅ、これを戻すのも一苦労だなぁ(´д`; |
■カーガッド To:マーキュリー |
こちらは収穫がありましたよ。 そちらは……その様子だと見つからなかったみたいですね。 私も手伝いますから、この本の山を片付けてしまいましょう。 |
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SW-PBM Scenario#144 白夜の島 |
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GM:ともまり |