ヒトと妖魔と正義と悪と

いつか辿りつく日まで

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【オラン 銀の網亭】
ケムセラウト村を襲ったゴブリン達は、その姿を消した。
この後、村の安全を証明するため、5人は村に逗留することとなる。

一週間。

ゴブリン達が再び襲撃してくることはなかった。
被害は大きかったものの、人的被害は軽微だったため、すでに村には活気が戻っていた。
一行は感謝の念と共に手を振る村人達に見送られながら、ケムセラウト村を後にした。
オランに戻った一行は、早速各方面に注意を呼びかけた。
だが銀の網に帰り着いたとき、それは既に遅かったと知った。

銀の網の掲示板には、新たな依頼書が張り出されていた。



 
                             
依頼書

     

依頼内容:ゴブリン退治
報酬:3000ガメル(前金2割)
依頼主:リレルラエル村村長
代筆:おやじ
     

     
 



5人の脳裏に、妖魔の王が残した一節が蘇る。



同胞が生きていられるならば、我は妖魔としての自分に戻ろう。
部族を率い、略奪を行ってでも、旅を続けてみせる。
いつか我々が安心して暮らせる地が見つかる、その日まで。



■ジン To:ALL
遅かったか・・・。こうなったら仕方ない。
この依頼、我々で受けないか?
今度こそちゃんと話して決着を付けたいな。

■リフィル To:ジン & ALL
前回より厳しいのは承知の上ですか?
行き着く所は、互いの誇りと生死を賭けたやり取りですよ?
今の自分達では、前回みたいに村を救うが精一杯ですよ?、それでも行きますか?

■ジン To:ALL
とはいえ、もっとも奴らのことをよく知っているのも我々だ。
これ以上の適任者はいないと思うぜ。
奴らは世界が見えていないんだ。
自分達を特別視してるだけの甘えた根性を叩き直してやらんとな。


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