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SW-PBM Scenario#142 6ガメルのルーシア |
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試練の部屋 |
セイルディアとマヨカカはスピリットウォール・ウンディーネに飲み込まれた。
セイルディアには、自らにまとわりつくウンディーネの姿が見える。
マヨカカが持っていたランタンも水没し、部屋の明かりはウォルフのレイピアとたいまつだけになった。わずかに暗くなる。
■セイルディア |
…ん…っ!! |
■カルロ To:セイルディア、マヨカカ |
お姉ちゃん!! |
■カーガッド To:ALL |
しまった、これでも止まらなかったか……。 |
動かなくなったイミテーターの肉体はボロボロだ。粘土状の肉片のすき間から、先ほどまで目の前にあったウンディーネのレリーフが覗いて見えた。
そこにはウォルフが見つけた青い宝石が光っていた。
■カーガッド To:ALL |
その宝石を、元の場所に戻してみたらこれは戻るのでしょうか? とりあえず、宝石を確保しましょう。 |
■マーキュリー To:カーガット、ウォルフ、シジリカ |
宝石外すのはお願いします |
心配そうに水の中を見つめるマーキュリー。
■ウォルフ To:ALL |
このままでは状況に変化もなさそうですし‥‥ 取り外してみましょう。 |
そう言うなり、宝石を取り外すウォルフ。
■シジリカ To:ALL |
ど、どう? |
宝石を手にしたウォルフとセイル達に交互に目をやる
青い宝石を取り外したとたん、水の壁が表面から徐々に霧状に変化してゆき、ゆっくりと宝石へと吸い込まれていく。
精霊使いには、ウンディーネが精霊界へ帰ってゆくのが見えた。
やがてすべての水の壁が霧になり、吸い込まれて消えた。
ウォルフの手の中の宝石は、ただの石ころになってしまった。
■マヨカカ To:ALL |
…げほげほっ、はぁはぁ、あぁ、もぉ、死ぬかと思ったー!! |
黒髪からぽたぽたしずくを落としながら、ずぶ濡れで座り込んでいる。
■セイルディア To:ALL |
…ゴホッゴホッ……!! ………はあ……はあ……ゴホッ!……ふうっ…… ……本当に……危なかった、ですわ、ね……。 |
同じくずぶ濡れで床にへたり込み、咳と荒い息を繰り返している。
■マヨカカ To:セイル |
びしょ濡れだよ〜。最低! あ、ランタンももうダメだ…。ごめんね。弁償したいけど、あたし今極貧状態で…ううっ。 |
もちろん情報収集に全財産をつぎ込んだせいである。
■ウォルフ To:マヨカカ,セイル |
お二方ともご無事で何よりです。 |
言葉は務めて冷静だが、表情は心底ホッとした様子のウォルフ。
■マーキュリー To:マヨカカ、セイル |
それだけ元気があれば大丈夫そうですね(^^) セイルも大丈夫?とにかく大事に到らなくて良かった♪ |
ずぶ濡れの二人に歩み寄り手を差し伸べるマーキュリー。
■セイルディア To:マーキュリー、ALL |
……はあっ……はあっ………ええ、なん…とか。お世話をおかけしましたわ、助かりました。 |
ゆっくりと顔を上げ、張りついた髪をはらいつつ力なく微笑んだ。
■マヨカカ To:マーキュリー |
元気って! …けほっ…もうちょっと心配してよ。 か弱い乙女が死にかけたんだから〜! …あ、さっき助けようとしてくれて、……ありがとね。 |
マーキュリーの手を取って立ち上がる。
■マーキュリー To:マヨカカ |
もちろん冗談ですよ♪(^^) さっきのは・・同じ仲間ですから当然のことですよ♪ ・・上手く助けられなくてすみませんでした。 |
■マヨカカ To:マーキュリー |
やだなー、謝んないでよっ。 |
背中をぽんぽんと叩いて笑顔。
■マーキュリー To:マヨカカ |
イテテッ☆ほんと、元気そうでなによりです♪(^^) |
■カーガッド To:セイルディア&マヨカカ |
とりあえず、濡れた体を拭いてくださいね。 こんなものしかありませんが……。 |
そう言って、荷物から一枚の毛布を取り出して二人に渡した。
■マヨカカ To:カーガッド |
ありがと♪ |
毛布の端を肩に掛けて、もう一端をセイルに。
■セイルディア To:カーガッド |
すみません、お借りしますわ。 |
■マーキュリー To:ALL |
さて、どうしましょう? まだルーシアが見つかってないから先に進みたいところだけど、 少し休みながらこの部屋の探索しますか? |
■カーガッド To:ALL>セイルディア&マヨカカ |
先は気になりますが、まずは二人の回復が先ですね。 その間にもう一度この部屋の調査をしておきましょう。 セイルさんにマヨカカさん、落ち着いたら言ってください。 |
■マヨカカ To:カーガッド |
ま、あたしは修羅場くぐってるから〜。 このくらいの仕打ちは平気だよ。…っくしゅん! |
片手で鼻を押さえて、豪快にくしゃみ(笑)。
■リールォン To:ALL |
そうですね、ここで一度休憩を入れてから改めてほかの部屋を探索しましょう。 できれば火をおこして、セイルさんやマヨカカさんの服を乾かせればいいんでしょうケド……。 |
■セイルディア To:カーガッド、ALL |
ずぶ濡れになったのは初めてですけど… 私も、特に外傷があるわけではありませんし、平気ですわ。 |
■マーキュリー To:セイルディア |
セイルは魔法も使ったから、リールに少し回復してもらった方が良さそうですね。 |
■マヨカカ To:マーキュリー&ALL |
魔晶石とか、気前よく落ちてたらいいのにね。 |
足下をきょろきょろ。自分たちから落ちる水滴が、石床を黒く染めている。
■セイルディア To:マヨカカ、マーキュリー、リールォン |
ふふ、そんなラッキーが転がっているといいですけどね。 けれど、さすがにその偶然にすがるわけにも参りませんし… お言葉に甘えて、お願いしてもかまいませんか? |
服の端をしぼりつつ、リールウォンに向かって問いかける。
■リールォン To:セイルディア |
おやすいご用です。 じゃ、ちょっとじっとしていてくださいね。 |
静かに目を閉じ、首にかけられている聖印を握りしめ、幸運神に祈りを捧げる。神の奇跡がリールォンの手のひらに宿り、その奇跡の輝きが吸い込まれるようにセイルディアの胸に入ってゆく。
■リールォン To:セイルディア |
これで、すこしは気力が回復したと思います。 |
■ウォルフ To:リールォン |
このぬりかべって燃えませんかね? |
そう言ってベリベリベリとぬりかべの一部を剥がし、火をつけてみたりするウォルフ。
■マーキュリー To:ウォルフ、カルロ |
上手く燃えれば手っ取り早いですね・・。 カルロ、ウォルフのところに行ってこのたいまつに火を点けてきてもらえる? |
袋からたいまつを取り出しカルロに差し出す。
■カルロ To:マーキュリー |
あ、うん。 |
■マーキュリー To:ALL |
とりあえず明かりを確保しないとね。 壁が上手く燃えなかったら僕の持ってるたいまつを全部燃やせば少しは渇くと思うんだけど、どうですかね? |
ぬりかべの肉片は、ぢりぢりと嫌な音をたて、そのうち火がついた。
あまりいい臭いはしないが(笑)、ちゃんと燃えている。
■カルロ To:ALL |
い…生き返ったりしないよね? |
おそるおそるたいまつを近づけ、火を移す。
■カーガッド To:ALL>セイルディア&マヨカカ |
これで、明かりは大丈夫……と。二つつあれば足りるでしょうし。 あと、お二人には済みませんが、完全に服を乾かすのは諦めて貰ください。 ある程度乾いたら先に進みましょう。 |
■セイルディア To:カーガッド。マヨカカ |
ええ、動くのに支障がない程度になったら、すぐにでも。 ……我慢いたしましょう。贅沢は言っていられませんわ。 |
煙をぱたぱたと仰ぎつつ、ローブの先をつまんで乾かす努力をする。
■マヨカカ To:カーガッド>ウォルフ |
そーね、もちろん。そんなのんびりするつもりもないし。 ジィジだって…姿を消したままなんだし。 … …… …って、ウォルフ、臭いよコレ〜! |
鼻をつまんでぬりかべのたき火(?)から数歩、距離を置く。
■ウォルフ To:マヨカカ |
まぁ、確かに臭いは強いかもしれませんが。 暖をとるためには仕方ない、と思って我慢してくださいな☆。 ‥‥それとも、その冷えた体を温めるために、私と裸で抱き合いますか?(含笑) |
そう悪戯小僧のような笑みを浮かべながらイジワルを言うウォルフ(爆)
■マヨカカ To:ウォルフ |
なっ… こ、この… バカ!! |
ウォルフの荷物から“マダムな扇”をサッと取り出し(スリ!?)ハリセンよろしく「すぱーん」と軽快な音を立ててウォルフをどつく(笑)
彼女の表情はといえば…ウォルフを睨みつつも耳まで真っ赤である(笑)
■ウォルフ To:マヨカカ |
イタッ、イタタタタッ(笑)‥‥これが夫婦ど突き漫才ってやつですか〜(笑) |
とかなんとか言いつつ全く痛そうな素振りを見せないウォルフ(笑)
それからしばらくウォルフをベシベシとどつき続ける音が部屋に響いていたのであった(笑)
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GM:ともまり |