精霊の癒し亭 | Scenario #141 |
精霊の泉 |
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ブラード 精霊の癒し亭 |
御者から聞いた道順を辿ると、一軒の宿屋が見えた。
木の温もりを感じる造りをしている。
■店主 To:ALL |
おう。いらっしゃい。 |
こちらの店主。髭で半分顔が見えない。
■リュント To:店主 |
部屋は空いているかい? 今日、世話になりたいんだが。 |
■店主 To:リュント |
おう。何名だい? |
■リエラ To:店主 |
えっと、男性3人に女性が3人の計6人です。 |
■店主 To:リエラ |
なら…中部屋2部屋でいいな。 各部屋60ガメルだがいいか? |
■リュント To:店主 |
その部屋しか無ければ仕方が無いな。 |
■オルフェ To:店主 |
部屋はそれでいいよ。 それから、一杯エールをもらえるかな。 |
■店主 To:オルフェ |
エールは1杯3ガメルだ。何杯いるんだ? |
■オルフェ To:店主 |
とりあえずは一杯でいいよ。 他のみんなの分は、それぞれ聞いてみて。 |
■店主 To:オルフェ |
ほいよ。 |
オルフェの目の前に、飲み頃温度のエールがだされました。
■店主 To:ALL |
他の連中はどうするんだ? |
■キルリック To:店主 |
私は、薬茶をお願いします。 体の中に残っている疲れを落とせるやつが良いですね。 |
■店主 To:キルリック |
薬茶ぁ?? ……疲労回復…のやつ……だと、コップ1杯なら2ガメル。ポット1杯なら6ガメルってところか? |
ポット1杯にコップ4杯分はいっているらしい。
■キルリック To:店主 |
コップで良いですよ、多分私しか飲みませんから。 |
物珍しげに店内を見回すことに夢中になっていたミリスレスカだったが、やっと店主と仲間たちの会話に気づいた。
■ミリスレスカ To:ALL |
あ、決まったんですか〜? そういえば、ここってお食事ってどうなってるんですか? お夕食とか朝食とかって、宿代に入ってます? |
■店主 To:ミリスレスカ |
晩飯と朝食は宿代に入っているが、昼食は別だ。 |
■ミリスレスカ To:店主 |
なるほど。 |
■リュント To:店主 |
俺もリーダーと同じくエールにしてくれ。 あと、飯も適当に出して |
■店主 To:リュント |
ならエールと…ちょっとまってな。 |
奥に調理しにいった店主は、暖かな皿を持って出てきました。
■店主 To:リュント |
今日の俺様オススメ定食。しめて7ガメルかな。 |
そう言い、リュントの前にはエールと美味しそうな貝のパスタが出てきました。
■リュント To:店主 |
7ガメルか・・・ もっと倹約しないと生活が危ういな・・・ |
■ミァ To:店主 |
うにゃー、うまそう(>▽、<) ミーもそのパスタを所望するでスヨー♪ 大盛で!(びしっ) |
■リュント To:ミァ |
ただでさえ、量は大目だぞ? 後で腹を壊しても知らねえぞ〜? |
■店主 To:ミァ |
大盛り… |
ちらっとミァを見る店主。
グラスランナーであると気が付くと、
■店主 To:ミァ |
大盛りは1ガメル増しだ。エール付きで8ガメル。エール無しなら5ガメル。 |
■ミァ To:リュント&店主 |
むっむむー。リューちゃんも其処の店主も! ミーの胃袋を舐めてまスネー!(メラメラ) 大盛くらいどんとこいっ。ぱわーあっぷ大盛パスタでも平らげてみせまスヨー!(>x<)ノ あ、ミーはお子様なのでエールよりもオレンジジュースで。 |
ころっと態度を変えて注文した後、料理が運ばれるのをじっと待つ。
■店主 To:ミァ |
ふむ。オレンジジュースなら大盛りパスタとあわせて7ガメルだな。 |
どうやら、絞りたてオレンジを使用しているらしい。
■ミァ To:店主 |
絞りたて!(>▽、<) んに、それでお願いするでスヨー♪ |
■キルリック To:店主 |
あと、お伺いしたい事がありまして。 ベクレル村って、ご存知ですか? |
■店主 To:キルリック |
あ〜〜?ベクレル村ぁ? 知ってるっちゃぁ知ってるがよ。それがどうかしたかね? |
■リュント To:店主 |
今度、ベクレルって村に行く予定なんだが、情報がさっぱり無くてな。 知っている事を教えて欲しかっただけだよ。 |
■店主 To:リュント |
んー。あそこは特に特産があるわけじゃないからなぁ。 徒歩5日、ぐらいしかしらねぇなぁ… |
■キルリック To:店主 |
村の規模とか、名産、辺りの事、それから、事件とかもあった様なら知っておきたいですね。 |
■店主 To:キルリック |
さー。もうちょい近い村とか、もうちょいでかい村、ならばまだしも。 ちぃせぇ村だっつー事ぐらいしか知らねぇなぁ… |
■オルフェ To:店主 |
ここ数日の間に、村からこっちに来た人はいるかい? |
■店主 To:オルフェ |
さぁなぁ。 「私はベクレル村出身ですよ〜」なーんて幟しょって歩くヤツもいないだろうしなぁ。 |
■ミリスレスカ To:店主 |
あと、ボクたちの前にベクレル村のコトを聞きまわってた人がいたとかって噂とか、ありませんでしたか? |
■店主 To:ミリスレスカ |
そういうのはねぇな。 |
■ミリスレスカ To:店主 |
そうですかぁ……。 |
■キルリック To:店主 |
店主の知人で、ベクレル村出身の方はいらっしゃらないんですか? |
■店主 To:キルリック |
ん〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 |
店主は腕を組み、深く考えているようだ。
■店主 To:キルリック |
いねぇな。わりぃが。 |
■リエラ To:店主 |
そういえば、この街には冒険者の店ってあるんですか? あと、この辺の村を管理している場所ってあるんでしょうか? |
■店主 To:リエラ |
この辺の村を管理ぃ? 村なんざ。それぞれ村長が管理するもんじゃないのか? |
微妙に意味が違うと思う。だがここは王国。多分所轄の貴族様かお役所様が管理しているのであろう。
■リュント To:リエラ&店主 |
探せばごろごろ出てくるんじゃない? な〜おやじさん?ここ以外にも冒険者の店は吐いて捨てる程あんだろう? |
ちょっと聞き方が失礼?
■店主 To:リュント |
お前等の言う「冒険者の店」ってのが仕事を斡旋する云々ってのなら…まぁ、いろいろあるだろうなぁ。 2〜3件ぐらいなら、知らないわけでもないが…… …… お前ら。宿かえるのか? |
■ミァ To:店主 |
いにゃ。さっきのパスタが美味しかったから宿変えはしないのでスヨー。 夕飯も朝食も期待してますシー(真顔) |
■キルリック To:店主 |
ベクレル村の情報がほしいだけなんですけどね。 細かい事が分からないなら、村までの行程とかでも良いんですけどね・・・ 評判も良かったですし、食事も美味しい、あと冒険者にも親切だったら宿を変える理由は、今のところありませんよ。 |
暗に大まかな情報でも良いから、具体的な事を教えてほしいなぁ、と思っての事のようだが…どうやら、この店主はあまり情報を持ってないようだ。
■リュント To:店主 |
そうそう。 今更変えるつもりはないよ。 細かい情報を持っていそうな、顔の広い店のおやじって知り合いに居ないかい? |
■店主 To:リュント |
ん〜…。 ある程度冒険者連中に顔が利くトコったら…この通りの奥にある「跳ねる仔猫亭」かねぇ。 |
えらい名前の店である。
■ミァ |
なんとゆーか、賑やかそうな店っぽいでスネー(’’ |
■リュント To:店主 |
「跳ねる仔猫亭」だな。 そので相談。普通冒険者の店なら誰が行ってもいいんだろうけど、情報を求めるのは利用者だけだろう? そこをなんとか顔繋ぎしてくれない? |
■店主 To:リュント |
まぁ、あっちのおやじも向こうで食事をすれば何も文句は言わねぇと思うが…… |
一応、顔つなぎ用の書き付けらしきものを準備してくれたようだ。
■リュント To:店主 |
サンキューおやじさん。 俺はここで飯を食っちまったからな〜 後の食っていない連中にお預けとしとくか? |
飯を食っていない人チェ〜ック!
■ミリスレスカ To:リュント&ALL |
あ。じゃあボク、行ってきましょうか? お昼を食べるつもりはなかったんですけど、今なら、ちょっと軽くならなんと……。 お湯も浴びたいですけど、情報収集のほうが大事ですもんね。 |
実は2人しかいないうえに、どっちもシーフの心得は無かったりする。
■リエラ To:リュント&ミリィ&ALL |
では、私も一緒に行きますね。 まだ、注文していませんでしたし。 |
にこにこと応じる。
■ミァ To:ALL |
・・・・・まあ、ミーの胃袋を持ってすれば、もちっと食べれなくもないですケドー(=〜=) |
しかし大盛パスタがなかなかの量だったのは確かだ。
■リエラ To:ミリィ |
じゃあ、とりあえず部屋に荷物置いてから行こうか。 |
■キルリック To:リエラ&ミリィ |
後から私も追いかけます。 |
■ミァ To:行く面々 |
皆、勤勉でスネー(・x・) ういじゃ、いっぱい行ってもナンでしょうし、ミーはお留守番してまスー。 いってらららー!(フォーク振り) |
■オルフェ To:ALL |
私はひさしぶりに一曲弾きたくなったな。 「跳ねる仔猫亭」には行きたい人で行ってくるといい。 私はここで待っているとするよ。 |
エールを半分ほど飲み干し、荷物から愛用のリラを取り出す。
■オルフェ To:店主 |
おやじさん、一曲弾かせてもらってもいいかい? リクエストがあれば受け付けるけど。 |
■店主 To:オルフェ |
曲?ああ、すまねぇな。 ウチには専属の楽師がいるんでねぇ。 |
くぃっと親指で指し示す方向には一人の楽師の姿が。
どうやら、弦の調整をしているようです。
■店主 To:オルフェ |
どうしても弾きてぇってんなら、ヤツに許可貰ってくれ。 |
■オルフェ To:店主 |
ああ、それなら仕方がない。 仕事を取ってしまっては申し訳無いし、私は引き下がるとするよ。 しかし専属の楽師まで居るとはね。 |
いいつつ、楽師の姿を確認する。
その視線の先にいた楽師。どうやら若く美しいお嬢さんのようだ。
■リュント To:オルフェ |
リーダー目付きが変わってやしないかい? |
■ミァ To:リュント&ALL |
アレは確実に危険でスネー。(うんうん) こう、獲物を見つけた目なのでスーーゥ。(・△・) |
■リュント To:ミァ |
うんうん。 俺もだんだん、リーダーの好みが分って来たような気がしてきたよ。 |
■キルリック To:リュント&ALL |
リーダーの病気・・・と言うか、生き甲斐・・・ちょっと違いますかねぇ(苦笑) こっそりサポートならともかく、邪魔しちゃ駄目ですよ。 |
■リュント To:キルリック |
ま〜、あれだ。趣味だな。たぶん。 でも、みんなでサポートする気なんて、さらさらないだろう? 面白いおもちゃ程度でしか・・・ |
ぼそぼそと会話するパーティーメンバーをよそに、オルフェは楽師に声をかけた。
■オルフェ To:楽師 |
こんにちは、美しいお嬢さん。 私はオルフェ。見ての通り、旅の吟遊詩人さ。 その若さで専属の楽師を務めているなんて、よほど腕がいいんだね。 どうだろう、今日は私に君の演奏の補佐をさせてもらえないかな? きっと素晴らしい音を作り出す事が出来ると思うんだ。 |
歯をキラーンと光らせつつ真顔で。楽器を少し鳴らして腕をアピールする事も忘れない。
■ミァ To:ALL |
でたでたでたっ、歯キランな必殺技ー(>▽<) 今回の相手はどーゆー反応するですかネー♪(わくわく) |
■リュント To:ALL |
普通の子ならこれでいちころか(死語?)?? |
■楽師 To:オルフェ |
…… |
少しため息つきつつ楽器の弦を整える楽師。
■楽師 To:オルフェ |
旅の吟遊詩人さん。若さだけで評価されるのは趣味じゃないわ。 演奏の補佐とおっしゃるけど……貴方の腕はいかほどかしら? |
■リュント To:ALL |
リーダーのペースに嵌って来ているんじゃないか?? この子? |
■オルフェ To:楽師 |
若さだけで評価してるわけじゃ、勿論ないけどね。 私の腕は……まあ、少しだけ聞いてもらうとしようか。 |
リラを持ち直すと、ゆっくりした曲を焦らすように静かに爪弾き始める。
……
しかし、普段の調子が出ないのか……なんとか音を出している状況だ。
■楽師 To:オルフェ |
……それで? |
■オルフェ To:楽師 |
ははは。ずっと馬車に揺られてきたせいで、少し感覚が狂ってたかな。 でも、さすがに今のを実力と思われるのも情けない。 もう少しだけ、ご静聴あれ。 |
少なからずショックを受けながらも残ったエールを飲み干して喉を湿らし、リラで簡単に旋律をつけて短い曲を歌い始める。
先程よりはまだマシなのだが…依然楽師の視線は冷たい。
■楽師 To:オルフェ |
………だから? |
■リュント To:ALL |
今日のリーダー全然ダメじゃん!! 完全に女の子が不振そうな目つきになっちゃっているよ〜〜 |
■ミァ To:リュント&ALL |
んに、いい所見せようとし過ぎましたネー(¬ ▽¬) |
■オルフェ To:楽師 |
ははは……今日は、日が悪いみたいだ。 残念だけれど、今日はもうおとなしくしているよ……。 |
ナンパがどうこう以前に演奏、歌唱と連続であまり上手くいかなかった事で、大きなショックを受けたらしい。
少し背中が寂しそうだ。
■楽師 To:オルフェ |
もう少し、腕を磨いてきてね。 |
そう言うと、楽師は静かにつま弾き始めた。
会話の邪魔をせず、かつ心地よい旋律。
なかなかの腕前のようだ。
■リュント To:オルフェ |
どんまいどんまい! 次は依頼の村で良い出会いを探そうよ! |
何気に朗らか〜
■ミァ To:オルフェ |
そおそお。世の中は美人さんに味方するよーに出来てるんですスヨー。 だから失敗のひとつやふたつやみっつやよっつ、当たり前なのでスー!(・▽・) |
同じく朗らか〜
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