「黒い跳馬」亭 |
この酒場も、他の店の例にもれず大勢の人間で賑わっていた。
こちらはカウンターは満席で、隅のテーブルが1つ2つ空いている。
店の中は活気に満ちて、エールのジョッキを幾つも抱えたウェイトレスが2,3人、店の中を忙しいそうに飛び回っている。
■ウェイトレス To:スカンピン&レヴィン |
いらっしゃい! あっちの空いた席に座ってくださいな。 あと、注文は何にします? |
■スカンピン To:ウェイトレス |
まずは・・・そうじゃのエールをもらおう。 |
■ウェイトレス To:スカンピン |
わかりました! |
二人はウェイトレスに案内されて、隅のテーブル席に座った。
程なくして、ウェイトレスがエールをテーブルに運んできた。
■ウェイトレス To:スカンピン&レヴィン |
ほかにご注文があれば言ってくださいな。 それでは、ごゆっくり〜。 |
■スカンピン To:ウェイトレス |
ちょっと聞きたいのじゃが、長い髪を後ろで一つに束ねた20歳前後の娘が働いてなかったかのぉ?どこの店だか酔っ払っていて忘れてしもうて・・。 渡したいものがあるんじゃが。ココの店にはおらんか? |
こんな風であんな風でと説明しながら1ガメル掴ませる。
■ウェイトレス To:スカンピン |
うーん。ちょっとこの店では見かけないですね。 たぶん別のお店と間違えられているのではありません? |
■スカンピン To:ウェイトレス |
そうかそうか、ありがとう。今日はここでのませもらうよ。ウェイトレスさんも美人じゃしのぉ〜、ガハハハ。 |
完全にオヤジモード全快でエールをグビグビ煽る。
■ウェイトレス To:スカンピン |
まぁ、お客さんたら。 わたしを褒めても何も出ませんよ〜。 |
そう言いながらも、褒められてまんざらでは無いようだ。
ウェイトレスは一旦カウンターの奥へと戻っていくと、注文もしていないのに、
魚のフライの盛り合わせをテーブルに持ってきた。
どうやら、サービスのつもりみたいである。
店内はますます混雑が激しくなってきている。
「希望無き未来」亭を出て、「黒い跳馬」亭に入ったジンとリフィルは、
店の隅のテーブルにスカンピンやレヴィンを発見。
二人はそのテーブルに合流するために移動した。
■リフィル To:スカンピン&レヴィン |
此処にいましたか、何かめぼしいモノは見つかりましたか? |
■スカンピン To:リフィル |
よくココがわかったの。こっちのほうは、「ここではカトリーは働いてなかった」といったところぐらいか。 |
■ジン To:スカンピン&レヴィン |
一応、こっちは麻薬を入手できたぜ。 店のマスターに頼んで売人の方も呼んでもらえることになった。 少々簡単すぎて気味がわるいくらいだよ。 |
■スカンピン To:ジン |
ピンゴじゃな。それだけ簡単に手に入るってことじゃろうけど、この先は防御も硬かろうて。 |
■リフィル To:スカンピン&レヴィン&ジン |
とりあえず、此処で聞き込みを済ましたら、一度、ギャルムさん達と合流した方がよさげですね。 |
■リフィル To:ウェイトレス |
すいません、自分にもエールを、お願いします 此処は、余所と違ってなんか、虚ろな客は居ないんですね、賑やかで良い事です。 |
そのリフィルの声を聞きつけたウェイトレスは、すぐにエールのジョッキを持ってきた。
■ウェイトレス To:リフィル |
はい、エールお待ちどうさま〜。 食事は何になさいます? |
■リフィル To:ウェイトレス |
お勧めはありますか? 出来れば高くないヤツで… |
ウェイトレスは、にこりと微笑むと奥に引っ込んで幾つかお勧め料理を持ってきた。
■リフィル To:ウェイトレス |
有り難う御座います。 代金はコレ位で足りますか?(数ガメルを直接払う) 多ければチップとして取っておいて下さい、足りなければまだ支払いますから |
■ウェイトレス To:リフィル |
(お金を受け取って) ありがとうございます〜。 それではごゆっくりどうぞ〜。 |
ウェイトレスはにこにこ微笑みながら去っていった。
■リフィル To:スカンピン&レヴィン |
あと、此方が判った情報では… 彼女は「希望無き未来亭」によってその後何処かに行ったと客の一人が話してくれました。 ただ、其処のマスターは知らないと言ってましたから…どちらかが嘘を言っている可能性が高いです 自分の意見としては、ジンさん同様、マスターは胡散臭い感じがしますね。 |
■ジン To:リフィル>ALL |
その辺りはギャルム達プロの意見を聞いてみたいとこだな。 よし、まずは合流が先決だ。 適当に時間をつぶしたら、通りでみんなと合流しよう。 |
■スカンピン To:ALL |
そうじゃなぁ。全員分の情報を持ち寄って今後の動き方を決めたほうがいいかもしれんの。 |
しばらく酒と食事を堪能したころ、店に少し柄の悪そうな客達が多く入ってきた。
口々に「ちぇ、マスターの奴め今日は早く締めるだとよ」とか、
「仕方ねぇ、こっちで飲み直すか」と言った声が聞こえる。
■ジン To:ALL>店に少し柄の悪そうな客達 |
あの客・・・気のせいかな・・・? なあ君達、さっき「希望無き未来亭」で飲んでなかったかい? マスターに用があったんだが、もう店じまいしちまったのかな |
■少し柄の悪そうな客 To:ジン |
おう、そうだよ。 マスターの奴、なんか急に「今日は店じまいだ」とか言い出してなあ。 店にいた連中は、みんな追い出されちまったんだよ。 で、俺らはこっちの店で飲み直しってわけさ。 |
それじゃあな、と言って空いた席に座って注文を始めた。
■リフィル To:ジン&スカンピン |
居ましたっけ?スイマセン良く覚えてないです(笑) うーん、店じまいと言うより、客払いの線が強そうですね… そうなれば…急いだ方が良いかも知れません ギャルムさん達と合流しましょう |
残りの料理を急いで食べ終え、移動の準備を始める。