#136 訪れたものは

2-3a ローシーズ村・村長宅

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ローシーズ村・村長宅
冒険者達はマーファ礼拝所を出て、村の中央近くの村長宅を訪れた。
初老にさしかかった位に見える村長は、快く一行を家に招き入れた。
■村長 To:ALL
これはこれは……。
今回は村の為にご足労頂いてありがとうございます。
私は村長のレヴナンと申します。
さあ、とりあえず暖炉の前へ起こしください。

■シャッケル To:尊重
ちと邪魔するぞい♪

■ライル To:村長
お邪魔します、村長さん。

■ギャルム To:村長
大勢で押しかけて悪いな。
ありがとう。

真っ先に暖炉のそばへ行く。
■リュント To:村長
俺はリュント。
今回の依頼の件で、何件か聞きたい事が有ったんで寄らせてもらったよ。
今回の事件でコカトリスの出現と、石皮病以外に変わった事は起きていないかい?

■村長 To:リュント&ALL
確かに、今のところ怪物が出た事と謎の病気が流行ったくらいですね。
あとは……これは嬉しい事になりますが、今年は畑の作物が豊作ですね。

そう言えば皆様、夕食は取られましたか?
まだであれば、うちでご一緒にいかがですか。

■シャッケル To:村長
おぅ!それを待っとったぞぃ?
是非ご相伴に預かろう。ひひひ。

■アビィ To:村長
アビィと申す。依頼が解決する前に、あまり派手にやっかいになるのもと思っていたが、豊作という良い話題もあったのか、それは幸いだ。
もしよろしければ、おじゃまさせてもらおう。
食事の席で、いろいろ質問させてもらってもかまわないかな。

■村長 To:アビィ
ええ、私でお答え出来ることなら何なりと。

■ジン To:村長
俺はジンという。世話になるよ。
レヴナンさん、お若く見えるがおいくつかな?

■村長 To:ジン&ALL
私はようやく40を越えた所です。
先代……といっても私の父ですがが、昨年亡くなってしまったので村長を引き継いだばかりです。
ああ、立ち話も何です。食事の用意をしますので、どうぞこちらへ座られてください。

村長はそう言うと冒険者達を食卓へと案内した。
冒険者達が席に着くと、奥から出てきた妻らしき女性に料理を運ぶ様に言った。
それからしばらくして、暖かいスープと鶏肉料理がそれぞれの前に運ばれてきた。
■村長 To:ALL
さあ、冷めないうちにどうぞお食べ下さい。
お酒はエールとワインしかありませんが、お好きな方を言ってくださいね。

■ギャルム To:村長
ありがとう。オレはスープで十分だよ。

ところで、ニアリースさんはいつからこの村にいるんだっけ?
仕事への情熱もあるようだし、真面目だから、村の人たちからの評判もいいんだろうな。

■村長 To:ギャルム
司祭様は二ヶ月位前に赴任されてきましたね。
貴方がおっしゃるとおり真面目な方で、村人達の評判も悪くありません。
村の子供達に読み書きも教えてくれていますし。
あとは……好奇心が強いのか、よく村の近辺を見て歩いていましたね。
一月ほど前には村はずれの遺跡に行かれていたようです。

■アビィ To:村長
遺跡に……それは大胆な。
ひとりで行かれたのか、それとも誰か一緒にいった人がいるのだろうか。

■村長 To:アビィ
その時は、村の若い猟師を道案内に連れて行っていましたね。
猟師達はたまに遺跡の近くまで行くこともありますから、案内には最適だったでしょう。

■ライル To:村長
なるほど。

■ギャルム To:村長
遺跡の内部へは誰か一緒に入ったのかい?
あと、遺跡に関して彼女は何て言ってた?

■村長 To:ギャルム
おそらく案内の猟師も中まで同行しているでしょうね。
あと、特に司祭様は遺跡については何も言っていませんでした。
……もし皆様が必要であれば、その時の猟師に道案内させましょうか?

■リュント To:村長
そうだね。出来ればお願いできるかな?
あと、その遺跡についてだけど、昔からの言い伝えとかはないかな?
それとこの村・この土地についての伝承とか?

■村長 To:リュント
遺跡のことですか……。古代王国期のものとしか分からないです。
特に言い伝えは残ってないですね。
あと、この村にも特に伝承とが残っているようなことはありません。
遺跡は村からも離れているので、昔からあまり近付かないよう暗黙の了解になっていましたが……。

■アビィ To:村長
村から遠いとするなら無理もないだろうな。
ニアリース殿以外に、最近遺跡に行った者はいないか。
村人でも、そうでなくても、だが。
それから、かつてその遺跡を、冒険者とか学者とかが徹底的に調べたという話はないのかな。

■村長 To:アビィ
最近言った村の人間はいませんね。
余所から来た人間でも遺跡に行った人は居ないと思います。
……村に立ち寄らずにこっそりと行った場合は分かりませんけれど。

あと、父から聞いた話によれば、父が若い頃……30年くらい前でしょうか。
オランから冒険者の一行が訪れて、遺跡を探索したことがあると聞きました。
もっとも、その時には金目の物は見つからずに残念そうに引き上げていったということでしたね。

■ギャルム To:村長
ふ〜ん…。
ところで石皮病についてだけど、以前にも突然発生したりしたことはないのか?
おやじさんの代も、その前も含めてさ。

■村長 To:アビィ
いえ、それは無かったようです。
この村が出来てからだいたい150年くらい経っておりますが、その間に今回のような病気が発生したという事は間違いなくありません。

■リュント To:村長
村が出来てからこれほど大きな問題はゴブリンの襲撃くらいかい?ちなみに、ここの領主には懇願しなかったのかい?
まさかオラン近郊で自治を認められているわけでもないし、
相手はコカトリスだ。
並みの怪物でもないだろう?掛け合ってくれないのかい?

■村長 To:リュント
領主様には掛け合ってみましたよ。
しかし、領主様の兵では怪物の相手は出来ないと言われ、冒険者を雇うように言われました。
兵を出さない代わりに、冒険者への依頼料の半分を負担して貰っています。

……ここだけの話、領主様の兵達もそんなに腕が立つ方では無いみたいですので。
むしろ、皆さんの様なオランの腕の立つ冒険者の方々の方が、よほど怪物とは戦い慣れておられると思いますから、我々としても安心ではありますね。

■ギャルム To:村長
(…ま、オレたちが死んでも、代わりはいくらでもいるしな)
じゃぁ期待に応えられるように努力するよ。
うまくいったら、また銀の網亭をひいきにしてくれな(笑)。

にこやかな笑みを浮かべながら。
■村長 To:ギャルム
ええ、宜しくお願いします。
皆様だけが頼りですから、どうかご無事で戻ってきてください。
皆さんが戻られましたら、ささやかですが宴を用意させて頂きますので。
あと、道案内は手配しておきますので、明日の朝何処に行かせれば良いですか?

■シャッケル To:村長
わしらはマーファ神殿にやっかいになっとるでな、そこへ寄越してくれればありがたいのぅ。

■ジン To:村長、ALL
例の遺跡の所まで案内願いたいな。できれば怪物に見つからないような場所から遺跡の様子を窺いたいんだ。

そういって、ニアリースの手書き地図の森の辺りを指差す
■リュント To:ALL
そうだな。遺跡の中まで来てくれとは言わないけど、周り辺りまでガイドがあると仕事がはかどるな。

■村長 To:ALL
分かりました。
明日の朝に、マーファ礼拝所に向かうよう伝えておきます。
森には詳しいので、きっと皆さんのお役にたつでしょう。

■ライル To:村長
宜しくお願い致します。


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GM:teshima