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SW-PBM Scenario#133 純恋花 |
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モンターナ山・山頂付近 |
一行は、白い霧の中を再び山頂目指して歩き始めた。
白い花が咲いていたのはおばばの洞窟付近だけだったようで、再び元来た道へと戻ると、ごつごつした岩肌だけが続いていた。
一歩進むごとに霧は濃く、冷たくなっていく。
■リエラ To:ALL |
なんだかイヤ〜な感じですね。 足元も見づらいから、気をつけないと。 そろそろ明かり、用意したほうがいいでしょうか? |
■ミァ To:リエラ&ALL |
んにんに、確かに誰かが転びそうな雰囲気でスネー。 念のために明かりはつけた方がいいかもしれまセーーン。 |
■リエラ To:ミァ&ALL |
じゃあ、たいまつ、つけますね。 |
■キルリック To:ALL |
ただの思いつきで申し訳ないんですが、エルフ達の怒りの思念を何とか沈められれた時に、その思念によって、この精霊が不安定な土地をある程度落ち着かせてもらう事とか出来ないんでしょうか? 調停者が入る事で激流を、緩やかな流れに変える事は不可能では無いと思うのですが。 |
■アリエ To:キルリック&リエラ |
うん、うん。大切〜。 エルフの亡霊とお話ができたら説得するんだけど。亡霊じゃないなら、銀の花や白い花にむかって「みんなで仲良く幸せに」ってお祈りをしてみるとか。 ところでリエラさん。精霊のバランスがどうして不安定になるのか、精霊そのものに質問ってできるもの? |
■リエラ To:アリエ |
う〜ん、今ここにいる精霊さんは、地、水、風、植物、光、闇、不死の精霊さんなんですが、なんか不安定な感じですね。 まともに話できそうにはないみたいです、ごめんなさい。 |
センスオーラで感じたままを伝える。
■アリエ To:リエラ |
あう、それは残念。でもリエラさんのせいじゃないんだし〜^^ |
1時間以上は歩いただろうか。
次第に起伏がゆるくなり、やがて地面は平らに。
どうやら山頂付近までたどり着いたようだ。
狭い山頂には、再び白い花畑が広がっていた。
わずかな風にゆらゆらと揺れて、冒険者たちの足元をくすぐっている。
■エスターテ(幽霊) To:ALL |
あっ……この香り…… |
エスターテが思わず呟く。
ふわりと身を包むような甘い香り。──まるで苺のような──が、あたり一面に漂っていた。
■リエラ To:エスターテ&ALL |
あ、なんかおいしそうな香り…、って、エェ! ま、まずいんですよね、コレ。 |
あわてて口元に布を当てる。
■オルフェ To:ALL |
これが、純恋花の香りか……みんな大丈夫かい? |
■アリエ To:オルフェ |
うん! ・・・はぁ・・・。 あたしって愛が無いのかな。今なんてもはや、美味しい香りだなとまで思う(´・ω・`) |
■オルフェ To:アリエ |
そんなことも無いんじゃないかな。 私たちはこの匂いの危険性を知っていて、心構えが出来ているから平気なだけかも知れない。 それに、危険なものほど甘い匂いがするものさ。 |
■ミァ To:ALL |
うみゅ、いー香りがするのでスー(=▽、=) |
大きく深呼吸をして、甘い香りを胸いっぱいに吸うミァ(…)
■ミァ To:ALL |
いっちごいちごー、イチゴるらー♪ ――さっきアリエっちが云った通りでスネー。 ミーにはなんとも無いみたいなのでスー。(けろり) |
■オルフェ To:ミァ |
ミァ、よだれよだれ。 なんとも無いのはいいけど、確信も無いのに深呼吸なんて危ないじゃないか。 |
■ミァ To:オルフェ |
Σ( ̄□、 ̄; ――はッ!! (ごしごしごし)・・・・ふぅ。 ついうっかり危険を忘れて、匂いを求めてしまいまシター。 くくぅぅ! 恐ろしー魅力満載の香りを持った花ですネー(=▽=;) |
うんうん…と、さも深刻そうに頷く。
■キルリック To:ALL |
あれだけの啖呵をきっておいて、もって行かれそうになりました。 まだまだ、修行が足りません(苦笑) |
■ミリスレスカ To:ALL |
えっと……ボクも大丈夫だったみたいです♪ すてきな香りなんで、ちょっと油断しちゃいそうでした……。 |
■エスターテ(幽霊) |
きゃぁっ!! わ……私……!? |
突然、エスターテが花畑の中央を指差して叫んだ。
霧の中に霞んで浮かび上がる人影──それはエスターテそのものだった。
しかし、首はだらりと地面の方へと垂れ、夢見るような表情のまま固まっている。
細い小さな身体には無数の「根」が絡まり、かわいらしいエプロンドレスはあちこち引き裂かれ血まみれになっている。
そしてその命を失った身体を支えているのは、背中から生えた巨大な茎と根だった。
空へと伸びるその茎の先に、白い霧をしゅうしゅうと吹き出して艶っぽく揺れる、銀の花が咲いていた。
■ミァ To:ALL |
Σ なんかめっさ、禍々しいオーラ満載、てゆー感じでスネー…。 銀の花ってば、もっとロマンティーックに咲いて欲しかったのでスー(=△=) |
■アリエ To: ALL |
うきゃぁあああああああああああ?! セバスチャンより百倍怖い〜。・゜・(ノД`)・゜・。 どうしよう、どうしよう、はがせるのーーーー?! |
■ミリスレスカ To:アリエ |
えっ?! で、でも、下手にはがしたらマズい気もしますよー?! (><) |
■リエラ To:ALL |
う、うわあぁぁん。 こ、こわっ。 どんな精霊が働くとこうなっちゃうのーー!? |
すかさず、センスオーラを試みる。
■リエラ To:ALL |
………、あの、純恋花から生命の精霊さんと、そしてさまざまな感情の精霊を強く感じるんですけど…。特に「怒り」と「愛情」が強く働いていてカオスのようになっているみたいです…… |
とまどいを隠せない。
■ミァ To:リエラ&ALL |
まァ、愛情と怒りは紙一重とも云いますしネー。たぶん。 色々ごっちゃになって、花オバケも訳判らなくなっちゃったんでショー(−x−) |
■キルリック To: ALL |
愛の奇跡を起こす銀の花・・・と言うよりも、血に飢えた古代魔法生物と言った感じでしょうか?(苦笑) |
■ミリスレスカ To:ALL |
そ、そうですね、いくらなんでも通常の植物とは思えないんですケド……。 |
■リエラ To:ミリィ&ALL |
う〜ん、少なくとも通常の植物ではないと、私も思います。 なにせ、ドライアドさんの力よりも、知られざる生命の精霊の力を感じるぐらいですから…。 |
■オルフェ To:ALL |
これが銀の花……。 なんとかエスターテの身体を回収したいところだけど、あれじゃ引き剥がそうにも簡単にはいかなさそうだね。 |
■ミァ To:オルフェ |
んにんに。ほとんど同化してますシネー。 やっぱりココは………実力こーし?(=▽=) |
可愛らしく(?)小首を傾げてみせる。
■キルリック To: ミア&ALL |
実力行使しか無いんですかね・・・ 確かに、説得して返してくれそうな感じじゃないですね。 |
■キルリック To: ALL |
やっぱり、この近くに居るんですよね? 同じようにエルフ達の『怒り』で育った銀の花が・・・ |
■ミリスレスカ To:ALL |
たぶん、エルフたちの遺志でバランスを崩された精霊力の影響かなにかで、あんなふうな突然変異が……あ……あれ……? なんだか、めまい……が…… |
その時、ミリィの視界がふっとぼやけて、急に現実感のない気分に襲われた。
■ミリスレスカ To:??? |
あ、あれ……? お義兄さま、どうしてここに…? ボクを、迎えに来てくださったのですか…? ミリィ、さみしかったです…♪ |
両手を広げて、甘えたような声で、不確かな口調で囁くようにつぶやく。
白い頬はほんのりと上気して、淡い桜色に染まっていた。
■アリエ To:ALL |
ん、え?誰かいる?? |
眉をひそめてミリィの見ている方向に目を凝らすが、何も見えない。
■リエラ To:ALL |
霧の向こうに好きな人でも見えているんでしょうか? え……、でもお義兄さんって……。 |
■ミァ To:ミリスレスカ |
Σ( ̄□ ̄; ミリィっち家って、義兄と弟(多分←?)が不思議仲っ!!? |
疑問に思うべき点が違う。
■キルリック To:ミリスレスカ |
ミリィ?、何を見ているんですか? |
■ミリスレスカ To:??? |
ああ、おかあさまたちも、おねえさまも…荘園のみんなも…みんなみんな、来てくださったんですね…♪ |
純恋花の後方に──そこに懐かしい人々がいるかのように、ミリィは潤んだ視線を泳がせる。
幸福感とはうらはらに、ミリィの精神は徐々に弱まっていく(MP13/15)。
しかし本人にはわからない。
ミリィはふらふらと、純恋花のもとへ歩き出してしまう。
それを待ちかねていたかのように、純恋花の無数の「根」が、花畑の中で静かに──まるで蛇のように──うごめき始めた。
■オルフェ To:ミリスレスカ |
待つんだ、不用意に近づくとなにがあるか分からない。 ……な、虜にされてるのか!? ミリィ、しっかりしろ! |
■ミリスレスカ To:??? |
ええっ、そんなぁ……こまりますぅ…… ミリィ、どっちか一人なんて選べないですぅ……(///▽///) |
背後から肩を掴んで乱暴に揺さぶり、目を覚まさせようとする。
しかし幻覚の虜になったミリィには、その声は届かない。
オルフェの方に顔を向けながらも、彼ではない誰かの姿を見ているかのように、その瞳は虚ろなままだった。
■アリエ To:オルフェ |
ノ(挙手) まって、私がやってみる。 |
アリエは二人の前に回り込み、ミリィの頬に手を当て早口で祈りを述べた。
■アリエ To:ミリィ |
偽りの幸せも、不幸による混乱も、チャ・ザ様どうか元に戻して!サニティ〜! ミリィちゃん、そいつは偽者だよ! |
アリエの祈りがミリィの身体を包んだ。
彼の視界からふっと幻覚が消え、そしてすぐに意識が現実へと戻る。
■エスターテ To:ALL |
あ、あぶないですぅ!! |
ミリィと、彼を助けようとしたオルフェとアリエに、うなりを上げて純恋花の「根」が襲いかかった!
■ミリスレスカ To:ALL |
ええっ?! なっ、なんですかいきなりっ!? ど、どうしてこんな所にモンスターがっ!? |
■ミァ To:オルフェ、アリエ |
のわ!? 本気出してきたでスネー、花おばけ!! リィダァもアリエっちも、頑張って持ち堪えてくだサーーーイ!(>x<) |
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SW-PBM Scenario#133 純恋花 |
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GM:ともまり |