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SW-PBM Scenario#130
コマンド・メロディー

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銀の網亭で情報交換


 銀の網亭・カウンター

一行はシャオの保護と情報交換のため、いったん銀の網亭に戻ることにした。
外はもうすっかり夜だ。
銀の網亭の1階では一般客の姿がまばらに見える。
カウンターではおやじがのんびりと皿洗いをしている。
■おやじ To:ALL
おう、お帰り。
依頼人には無事会え…なんだ、連れてきたのか??

■シャイアン To:おやじ、ALL
ただいまでござる〜♪
さようでござる、向こうの宿より、こちらの方が勝手を知っているでござるからな〜。
あ、今夜はここに泊まるでござるから、大部屋を1つ用意してもらってよいでござるかな?

パーティに女子がいる事などお構いなし(笑)
■おやじ To:シャイアン
お、おう。大部屋ひとつ……でいいのか?
…ああ、依頼内容は護衛だもんな。

ユウルとメイプルの顔を見て(笑)
■ユウル To:おやじ
別に気にしないよ(苦笑)
ゆっくり眠るってわけでもないしね。

■メイプル To:ユウル
・・・こーゆー場面で、少しは恥じらってみようとかって思わない?(苦笑)

■ユウル To:メイプル
う〜ん……めったに女の子扱いされないからそーゆー感覚なくなっちゃってるってゆーか(^^ゞ

■おやじ To:ALL
じゃ、これが鍵だ。

■タナトス To:おやじ
おやじさん、そんな鍵よりミルクと残飯ある?

■おやじ To:タナトス
はぁ? そんなもん一体どうす……

タナトスの襟元から顔を出している野良猫と目が合う(笑)
■おやじ To:タナトス
……またちまいのを拾ってきたもんだな(^^;)
じゃあ特別にシチューの残りでもやるか。

小さなお皿にシチューの残りをよそって、ミルクと一緒に出してあげる。
■タナトス To:おやじ
ありがと、いつかノラから恩返しかあるかもしれないよ

と、そこへレジー達学院組みが丁度帰ってきて合流した。
■レジー To:ALL
やれやれ、すっかり遅くなったな。
待たせてしまったか・・。

一行は2階の個室へと移動した。

 銀の網亭・個室

おやじが用意してくれた大部屋は、板窓がふたつ、灯りもきちんと灯されていて、明るい。
■シャイアン To:ALL
とりあえずここまでは無事に済んだようでござるな。
できれば今夜にでもオランを発ちたかったでござるが・・・
まあ、情報収集を全くしないというわけにもいかないでござるからな。

■ユウル To:シャイアン、ALL
うん。
いくら大人数で護衛するといっても、相手の情報が全然なしじゃ、どんな奇襲を受けるかわからないしね。
宿にまで突っ込んでくるって事はよっぽどないと思うけど。

■シャイアン To:ALL>学院組
とりあえず現場を見る限りは凶暴そうな相手ではなさそうでござるが・・・。
学院の方はどうだったでござるか?

■ハティノス To:シャイアン
あ、うん、僕の方ではゴーレムを操るリュートに関する情報が得られました
一応メモしてきたんですが、こんな感じ・・・

そういって、メモしてきた羊皮紙を広げてみんなに見せた。
内容は……

・はるか昔に特定のゴーレムに命令を与えうるリュートが存在した
・上位古代語をメロディーに変換して命令する(変換の法則は不明)
・一度命令を与えられたゴーレムは、達成するまで実行し続ける
・演奏に失敗すればゴーレムには何の影響も与えない
■シャオ To:ハティノス&ALL
……こんなことが……。

シャオは当惑した表情で羊皮紙のメモを見つめている。
■シャイアン To:ハティノス&ALL
この「達成するまで実行し続ける」というのはやっかいでござるな。
命令を取り消せないという意味ならば、
止めるにはゴーレムを破壊するしかないでござるよ。

■メイプル To:シャオ
話は大げさなのかもしれないけれど・・・まぁ騒動の一因かもね。賊は、このリュートを狙っているようには見えた?

■シャオ To:メイプル
…いえ、前も言ったとおり暗かったので良くは分かりません……
少なくともリュートに傷をつけられたことはありませんでしたが……。

■レジー To:ALL
あー、あと司書の話ではここ最近にハティノスが見つけた本の原本を借りたまま返していない奴がいるらしい。
これがまた妙な奴で、その本が貸し出し中のときから何度も足繁く通ってたようだな。

ちなみにこれはハティノスが聞き出した情報である。
■シャオ To:レジー&ハティノス
……その人が僕のリュートを狙っているんでしょうか……。

■シャイアン To:ALL
ひとつ、拙者から提案があるのでござるが、よいでござるかな?
これまでの話から察して、襲撃者はシャオ殿のリュートを狙っている可能性が高いでござる。
そこで、シャオ殿のリュートがいつも袋に入っていることを利用して、いくつか「おとり」を作っておくのはどうでござるかな?
同じような袋を用意して、中にリュートの型が出るような物を入れておくでござるよ。
こうしておけば、一撃離脱で奪われたり、不意を突いて盗まれたりするのを防ぐことができるでござる。
まあ、正面から大人数で襲われれば、あまり意味はないでござるが(^^;

■ユウル To:シャイアン
良いんじゃないかな?
とっさの時にいろいろ使えそうだしね。
全員が持つ、と返って怪しいかな…3人ぐらい持ってみる?

■シャイアン To:ユウル
ふむ。もうシャオ殿に目星をつけているのであれば、どう見繕っても目立つのは仕方ないでござるろう。
いっそのこと、全員で同じ物を何個も持つ方が効果的かもしれないでござるが・・・
まあそれはやりすぎでござるかな(^^;
とにかく、おとりは多いほどよいでござるよ。
魔力を感知する魔法でも、袋の中身まではわからぬでござるからな。

■メイプル To:シャイアン
囮だったら立候補するわよ。
リュートをぶら下げた美少女詩人。・・どう?

左手で髪をかきあげてなんかみたりする。
■シャイアン To:メイプル
お!この危険な役目を引き受けてくれるのでござるかあ!
うむ!メイプル殿の勇気を賞して一句。
「戦乙女(ヴァルキリ〜)♪右に戦槍♪左にリュ〜ト♪」(じゃら〜んとリュートをかき鳴らし)
凛々しい姿が目に浮かぶでござるよ〜!

なぜか「美少女詩人」でなく「戦乙女」を持ち出すシャイアン(^^;
グラランには人間の「髪かきあげ」は効かないようだ(笑)
■シャオ To:シャイアン
素敵な詩ですね。

にっこり微笑んで素直に感心(笑)
■シャイアン To:シャオ
あや、いやいや、拙者なぞまだまだでござるよ(^^;
本場の「ハイ〜ク」には「キゴ」なる詩を付けねばならぬルールでござるが、拙者には難しくてわからぬでござるからな〜

恥ずかしそうに鼻の頭を掻くシャイアン
■シャオ To:シャイアン
「ギコ」…ですか?
奥が深いんですね。

微妙に勘違い。
■シャイアン To:シャオ
あ、ところで・・・シャオ殿のリュート囮作戦でござるが、シャオ殿はどう思うでござるかな?
この作戦が最も効果を発揮するのは、本物のリュートを誰が持っているか判らなくさせる所にあるのでござるが・・・。
シャオ殿が持っている事がバレると、意味がないのでござるよ。

■シャオ To:シャイアン
そう…ですね…。大切なリュートなので、できれば側に置いておきたいのですが…。
みなさんがそうおっしゃるなら、お任せします。

■シャイアン To:シャオ>ALL
シャオ殿のお気持ち、わかるでござるよ。
拙者も自分のリュートを囮に使うのは、少々気が引けるでござるからな・・・
皆はどうでござるか?
本物をシャオ殿の持ってもらってもいいものでござろうか?

■ハティノス To:シャイアン
うん、僕としてはシャオさんが持っている方がいいと思うな
リュートが狙いなんじゃないかっていうのはまだ推測の域を出ていないわけだから護衛対象が二つに分かれちゃうよりは一つにまとまっている方が守りやすいんじゃないかと思うんだけど、どうかな?

■シャイアン To:ハティノス、ALL
ふむ、さようでござるな。
シャオ殿をリュートの秘密を知っている者として、口封じとして狙われる可能性もあるでござるからな・・・。
襲撃者が囮の方を狙ってくれることに期待するでござるかな。

■ユウル To:ALL
そのリュートが名のある物だって気がついた奴の犯行なら、気がついたのはシャオさんが歌ってた酒場でって可能性が高いよね。
そっちのほうにも、今晩中に聞き込みに行ってみようか?

■シャイアン To:ユウル
さようでござるな〜、
シャオ殿について情報を集めていた人物がいなかったかを調べるのは良いでござる。
・・・ただ、あまり「伝説のリュート」の名を出すのは良くないでござるな。
いらぬ興味を引いてしまうかもしれないでござるよ。

■メイプル To:シャイアン、仲間
腕のいい吟遊詩人がいるって聞いたんだけど・・・って感じかな。
護衛の役には立ちそうもないから、私が聞き込んできてもいーよ?

■シャイアン To:メイプル、ALL
ふむ、さようでござるな。
まあシャオ殿の名前までなら出してもかまわないとは思うでござるが・・・
何れにしろ、聞き込みで特定の人物や組織が浮かび上がっても、
あまり根掘り葉掘り聞かない方がよいでござるな。深入りは禁物でござるよ〜

■シャオ To:ALL
「湖竜亭」のおかみさんにはお世話になっていますので、
僕の名前を出せば協力してくれると思います。
村に帰ることも伝えてありますので。

■ユウル To:メイプル、シャイアン、ALL
これだけ人数がいるし、場所も安全だから私が行っても平気かな。
私も酒場のほうに行くよ。
危ない展開にはならないように、気をつけるね。

■レジー To:ALL
聞き込みか・・。
まぁ二人いれば問題はないだろう。
男より女に対しての方が口が軽くなるのは世の常だからな。
酒のいっぱいでもおごってついでやれば、何でも聞き出せるさ。

■ハティノス To:ALL
僕もシャオさんの護衛に残りますよ
酒場組みの方で揉め事が起きて神聖魔法が必要になるとも思えませんしね
からまれたとしても、どうせ酔っ払いでしょうし、ユウルさんの相手じゃないでしょうからね

■シャオ To:メイプル&ユウル
よろしくお願いします。
……気をつけて行ってきてくださいね。

■タナトス To:猫(ノラ)
ご飯美味しい?誰も取らないから、ゆっくりよく噛んで食べようねぇ〜

背中をボリボリボリボリ……
■猫(ノラ) To:
(はむはむはむはむはむ)

一心不乱に食べている。腹が減っていたらしいw
■タナトス To:猫(ノラ)
上手いか? 上手いよな、おやじさんのシチューは天下一品だから味わって食えよ

腰をカキカキ……
マイペースなタナトスであった(笑)

こうして、ユウルとメイプルは「湖竜亭」で聞き込みをするべく、夜のオランの街へ出かけていった。

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