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SW-PBM Scenario#130 コマンド・メロディー |
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月夜の森亭 |
宴会もそこそこに切り上げ、依頼人が待つという「月夜の森亭」へと向かった一行。
おやじから教えてもらった道順どおりに、夕陽が差すオランの街を歩く。
しばらくして森と三日月の形をあしらった看板が見えた。
2階建てのこぢんまりした、見るからに安宿という感じの店構えだ。
狭くて人通りの少ない道に面しているせいか、少し寂しげな感じもする。
■メイプル To:仲間 |
(看板を指さして)・・あれ? 銀の網とくらべちゃうと、ちょっと寂れて・・・とゆーか、単純に小さいだけなのかな。 |
理論上、無限の増改築スペースを保有する銀の網と比べないように(笑)
■ユウル To:ALL |
隠れてるからこーゆー宿なのか、単に貧乏だからか判断に迷うとこだね。 |
中に入ると、1階は酒場にもなっておらず、小さなカウンターと店番をしている店員らしき女の子だけが目に留まった。
■店員 To:お客様? |
あっ……いらっしゃいませ。 え、ええと……いち……にい……6名さまでいらっしゃいますか? あ、あの、あいにく今日は1部屋しか空いていないのですが…… |
申し訳なさそうな顔で一行を見ている。
■メイプル To:店員 |
いいわよ相部屋で・・・じゃなくて、 ここに吟遊詩人のシャオってひとがいるって聞いてきたんだけど。 なにやら依頼事があるみたいで、私たちが紹介をうけたのよ。 |
■店員 To:長い槍持ってる人&ALL |
あっ、シャオさんの…… 銀の網亭からいらした方ですよね? |
■シャイアン To:店員 |
さようでござるよ。何か言伝を承っていないでござるかな? |
■店員 To:シャイアン&ALL |
はい、シャオさんから、冒険者の方が来られたらお部屋まで案内するように言われてますので、ご案内いたしますね。 |
一行を階段まで促す。
■シャイアン To:ALL |
ふむ。冒険者・・・いや、人間に対してはあまり用心はしていないようでござるな。 それともこの場所ならば安全なのか・・・勘繰り過ぎでござるかな(^^; |
■ユウル To:シャイアン、ALL |
まだ居場所がばれてない、と思ってるのかもね。 |
店員の後について行くと、2階の一番奥の部屋まで案内された。
店員は軽く扉をノック。
■店員 To:シャオ |
シャオさ〜ん。冒険者の方々が見えられましたよ〜。 |
ややあって扉がそっと開いた。
金髪が肩まで長い青年が顔だけ出して、パーティの方を見る。
おやじから聞いていた印象どおり、やつれて憔悴しきった顔をしているが、冒険者一同を認めるとやや安堵の色が目に浮かんだようだ。
■シャオ To:ALL |
ああ、良かった……。来て下さってありがとうございます。…どうぞ、入ってください。 |
シャオは小さく頭を下げると、扉を大きく開けて中へと促した。
月夜の森亭・個室 |
部屋の中は狭く質素で、7人が部屋の中に入るとかなり窮屈な感じだ。
板窓が半分まで閉められているので、西日がわずかに差し込む以外は明かりはなく、薄暗い。
壁には布袋に包まれた荷物が立てかけられている。
■シャイアン To:シャオ |
やあ、無事でよかったでござるよ(^^ 銀の網亭での依頼書を見て来たでござる。 貴殿が依頼者のシャオ殿で良いでござるかな? 拙者はシャイアン・ウェンリィと申す。宜しくでござる〜♪ |
■ユウル To:シャオ |
こんばんは、シャオさん。 同じく銀の網亭からきました、ユウルです。よろしく。 |
■レジー To:シャオ |
同じく、レジーだ。 よろしく頼む。 |
■タナトス To:シャオ |
僕はタナトスだよ |
それだけ言うとタナトスは扉に寄りかかりってしまう。
そのまま廊下に怪しい気配がないか注意を払ってみたが、先ほどの店員がスリッパの音をぱたぱたと立てながら階段を降りていく気配が感じられたのみだった。
■シャオ To:ALL |
申し遅れました、僕が依頼主のシャオです。 オランで吟遊詩人をやっています。 |
丁寧に頭を下げたその首には、ヴェーナーの印が彫られた小さなペンダントが揺れていた。
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GM:ともまり |